大阪府と奈良県の境、金剛山の展望も素晴らしい 
信貴山(しぎさん 標高:437b)

 

 

信貴山から金剛山を望む  金剛山

 

 

 信貴山から大和葛城山、金剛山、中葛城山が一望できる。

 

信貴山口駅から信貴山ケーブルで高安山駅に登りました。車なら信貴生駒スカイラインでケーブル高安山駅辺りに車を止めて、信貴山に向かうのだろうか?生駒山にも寄れますね!

 

信貴山朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ):今から1400年程前、聖徳太子が物部守屋の討伐の際にこの山を訪れて戦勝の祈願をすると、天空に毘沙門天王が現れ、必勝の秘法を授かりました。

その後、見事勝利した太子は、自ら天王のお姿を彫刻し伽藍を建て、信ずべき貴ぶべき山として『信貴山』と名付けました。

ちょうど毘沙門天が現れたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったため、寅が信仰されるようになったのです。

さらに醍醐天皇の時代(910)、天皇の病気回復を命蓮上人が毘沙門天王に祈願すると、たちまち全快されたことから、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として『朝護孫子寺』と呼ばれるようになりました。庶民信仰の寺として人々からは『信貴山寺』と親しまれています。

 

2011年8月7(日)晴れ 信仰の山、今も参拝者が絶えない、ハイカーとして一度は登りたい 信貴山

コース

JR京橋駅13:00=(JR大阪環状線)⇒鶴橋駅13:28=(近鉄大阪線)⇒河内山本駅13:47=(近鉄信貴線)⇒13:55信貴山口駅14:00=(信貴山ケーブル)⇒14:06高安山駅14:10―(0:15)→高安山・信貴山分岐14:25―(0:00)→信貴生駒スカイライン14:25―(0:10)→壊れたベンチ14:35―(0:05)→信貴山門前分岐14:40―(0:05)→広い登山道出合14:45―(0:05)→14:50信貴山山頂(標高437b)15:00―(0:20)→朝護孫子寺15:20―(0:15)→仁王門15:35―(0:10)→信貴山バス停15:45―(0:25)→西和青陵高校16:10―(0:10)→16:20信貴山下駅=(近鉄生駒線)⇒生駒駅=(近鉄奈良線)⇒鶴橋駅=(JR大阪環状線)⇒JR京橋駅

歩数 25,121

 


昼過ぎなのに乗客は多い! 
信貴山は寅です 

 

信貴山口駅で乗ってびっくり、信貴山ケーブルは傾斜があり、昼過ぎなのに乗客が多い、歩くと駅から高安山まで一時間半ほど、ケーブルは56分で運んでくれる。時間が有れば近鉄信貴線服部川駅から登山コースがあり、観音寺を経由し園地、信貴生駒スカイラインの脇に出て、ケーブル高安山駅に着く。

ケーブル高安山駅から信貴山行きのバスがある、ケーブルに乗ると高安山駅からバスに乗るよう放送が何度か流れる、乗れば楽々?

 


地元のおじさんの自慢の散歩道

 

登山道はバス停とは反対のケーブル高安山駅の裏にある、素敵な自然林に囲まれた登山道、直ぐ後ろから地元のおじさん、オートバイで途中まで登って時々散歩で上がって来るとのこと、聞くと「生駒まで縦走路があり、、、」と分岐まで信貴山のお話を聞き案内してもらう。

 


やっと読み取れる信貴山

分岐で、おじさんは左に大きく下って行く、右の信貴山方向に向かう、すぐに信貴生駒スカイラインに出合う、一台の車が不思議そうに登山者を見て通り過ぎる、ここを横切ると信貴山からのご夫婦に出合う、うっそうと自然林が茂り涼しい、しばらく下りが続く、緩い下りなので心配はしないが、行き先は標高が高いのに?

壊れたベンチ、休憩にはちょうど良い位置と思うが、きっと新品に取り換えられるだろう、それにはもっとここを歩く人が増えないと!

信貴山門前分岐を左にコースを取り、丸太の階段の短い登りになる、この辺り、一人で歩くにはちょっと寂しい暗さ、長い杉林で寂しい所です、今度は左から登ってきて右に上がる広い登山道に出合う、コンクリートの道だが、ほとんど跡形も無く、崩れは禿げている、ここは右折し、数回曲がって登ると、大木のブナの横に出る。

 


信貴山山頂手前の広場

 

右折すると広場に出て、左の鳥居を潜ると、空鉢護法堂(くうはちごほうどう)が建っている。

ここが信貴山の山頂になる。

お盆の準備に忙しい社務所の人に、あの山は?と尋ねると「金剛山、手前が葛城山、、」と教えてくれる、大阪府の最高峰の峰々である。

ここは水が無く、心のある登山者は下から水をくみあげてくれるのだそうです。

 


鳥居の参道を下る

 

参道を下る、登って来る人の手には、アルミ製の水入れ1gほど、長い長い参道を下るが、登ってくる人も多い、朝護孫子寺の境内に到着、水屋、ここの水が上に運ばれる、ポットが多数置かれている。


寺からの展望も良い

 

観光客が大勢きておりました、道を聞くと「仁王門へ向かい、後は真っ直ぐ、、」とのこと。

聖徳太子が物部氏討伐を祈願、寅の年、寅の日、寅の刻に太子が戦勝の祈願をするや、天空遥かに毘沙門天王が出現され、勝利、信ずべし貴ぶべき山『信貴山と名付けました。以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されています。

登山道に大きな寅の像(世界一福寅)が置かれ子供連れの家族が並んで記念撮影中。

 


この橋の方に下ると仁王門には行けない 海運橋

 

右下に赤い美しい橋を見て、そのまま進むと仁王門に着く。

 


仁王門

仁王門を潜り、直進すると十字路、信貴山下バス停の道標を見て直進する、しばらく民家の間を歩き通過すると、大きな建物で信貴山下バス停、仁王門から早いスピードで降りて行ったおばさんがバスを待っている「40分後のバスを待つ」とのこと、バスは一本逃すとすぐにやってこないものです。

聞くと「ここから近鉄信貴山下駅まで登山道はあるが、女性が一人で歩くのは不安な道」とのこと、40分後バスとのこと、教えてもらってその道を下る、旧ケーブルカーの道で真っ直ぐな道、入ってびっくり彼女が言っていた通り、薄暗く女性のためらいを理解する

 

 
左:旧ケーブルカーの専用道                     右:西和青陵高校を横を左折しても坂はキツイ ここもケーブル跡である

 

途中で振り返っても入口が何時までも見える長い距離、千本桜が続きハイキングコースである、やがて雑木林とスギに囲まれる。

窪地のような所に着き、杉林に登り、抜けるとバス停がある、道の向かい側が西和青陵高校、バスを待っていた彼女とは逆回りの信貴山下駅行のバスが5分後だが、乗ったら彼女に不思議がられるので、ここは駅まで歩きます。

西和青陵高校の横を曲がる、傾斜が大きく、バスもあえぎながら登って来る、その坂を駅から歩いて来た女性に「ここを真っ直ぐ」と聞くと「そうよ!ここを真っ直ぐ下った所が信貴山下駅」と平気な笑顔で即答、勾配30%です

電車の姿を見てホットする、上の信貴山下バス停で待っていたバスが今到着したようだ、待っていた人が乗っていたかどうか?

信貴山山頂の気温と信貴山下駅は比較にならないほど暑い気温です。

HP:わたしの天気予報