比良山系を歩き、豪快な滝を見て下る リトル比良(岩阿沙利山)
岳山(標高:565b)岩阿沙利山(いわじゃりやま 標高:686b)

 

 

庭園のような美しい渓谷

 

 

  リトル比良「岩阿沙利山」で武奈ヶ岳や釈迦岳と並んでいる、関西の山を歩きましたが、琵琶湖を眺める山々で、この三山はとても印象的でした。

  蓬莱山・権現山は武奈ヶ岳と同じく、堅田駅からバスで登山口まで入り、楽しみましたが、地元の人も大勢このコース。

  リトル比良「岩阿沙利山」や釈迦岳は湖西線の近江高島駅、北小松駅、比良駅を利用、琵琶湖と一日お友達になります。

  琵琶湖の北部の三国山・赤坂山は湖西線のマキ駅から、眺望が良く、面白い山でした。

  

2011年6月11(土)雨時々晴れ 琵琶湖の展望、名瀑を見て下山
岳山、リトル比良(岩阿沙利山)

コース

JR京橋駅4:51=(大阪環状線)⇒JR大阪駅5:22=(京都線・湖西線)⇒JR近江高島駅7:30―(0:25:迷う)→ガソリンスタンド7:55―(0:05)→音羽バス停8:00―(0:00)→長谷寺8:00―(0:10)→Y字路8:10―(0:10)→賽ノ河原8:20―(0:15)→石灯篭8:35―(0:05)→白坂8:40―(0:10)→不動尊・弁慶の切石8:50―(0:20)→最初の斜面広場9:10―(0:05)→二つ目の広い斜面広場9:15―(0:10)→石造観音三尊・岳山山頂(標高565b)9:25―(0:45)→鳥越峠(標高702b)10:10―(0:10)→オーム岩10:20―(0:15)→鞍部10:35―(0:20)→岩阿沙利山(標高686b)10:55―(0:15)→林道出合11:10―(045)→寒風峠11:55―(010)→沢渡渉点1205―(0:15)→最後の沢渡渉点12:20―(0:05)→涼峠12:25―(0:15)→楊梅滝・滝入口1240雄滝→滝入口12:55―(0:05)→雌滝入口13:00雌滝→登山口駐車場13:05―(0:20)→13:25北小松駅13:26=(湖西線)⇒JR京都駅=(観光)⇒JR京都駅=(京都線)⇒大阪へ

 

午後から晴れの天気予報、今日は近江高島駅から直接歩けるリトル比良。無人の駅を出ると、進行方向に向かってすぐにガードを左折し高島小学校へ向かう、次のT字路を右に曲がると小学校が見えてくる。

ここまでリトル比良の案内が有ったが、小学校の隣が中学校、その前で案内を見失う、庭先の人に道を訪ねると、真っ直ぐ車道を進み、最初のガソリンスタンドを左折すると長谷寺が有るとのこと。

 


音羽バス停

 

ガソリンスタンドに着く頃、京都駅では晴れてきたのに、ここで雨が降りだし笠を広げる、この後雨はオーム岩手前まで続く。

教えて頂いた通り左折、直ぐに音羽バス停、長谷寺方向に進む、長谷寺の先で獣よけのゲートを開け・閉めし通過、次のY字路まで広い道が続くが、Y字路で左へ入ると本格的な登山道になり、濱ノ河原に着き、ここは右に進む、道はだんだん荒れるが、岩が道を固くし、雨が降っていても特に問題なく進める、高度があがって、大きく立派な古い石灯篭の広場に飛び出る。

 


石灯篭と私だけ

 

振向くと琵琶湖が雄大に雨雲の下に広がる、休憩ポイントです。

短い周期でドーンと不気味な雷が鳴り響く。雨が止まないが午後から晴れの予報に期待し登り続ける、引返す思いが起こらない魅力のコースです、右に大きな岩壁、白坂が現れる、初めて見る奇景観です。

 

 
左:白坂(しろさか)        右:シダ群は見事!

 

足元には美しいシダ群が広がる、このシダは雨にぬれているから美しいのかも知れない。ズボンがびしょびしょ!続いて石灯篭が現れる、こちらは小さく人の背たけほど、歴史の参道が続く。

 


登山道は古道で贅沢な気分になる

 

古道に入ると広くなり歩き易い、不動尊がひっそり、登り続けると弁慶の切石、確かのそんな感じの岩が割れている、岩阿沙利山2.7`地点、広場に飛び出ると湿地帯、ここが岳観音堂跡地だろう、小沢を横切り細い登山道に入る。

直ぐに尾根道に出て、急に展望が広がる、目の前に巨岩がデーンと現れる、よじ上るが雨でぬれ滑るので展望は覗くだけに止める。

続いて巨岩の壁、ここは右を巻き、上に出る、斜面の砂場にでて休憩、さらに先でもっと広い斜面が有る、平坦な尾根道になり、今度はキツイ登り、着いた所に石造観音三尊が祭られている、この裏が岳山山頂ですが展望は無い。

 


岳山山頂(標高:565b)は薄暗い

岳山から下るが短い下り、高い位置にオーム岩が見える、ジグザグに登って行く、九十九折りの急坂と言われるが、道は良く整備されどんどん登る、石灯篭からずっと降り続いた雨が止み、雷の音も聞こえなくなり、周りが一気に明るくなる。

オームの卵の様な岩が転がって、T字路に出て、鳥越峠に立寄る、戻ると平坦な道が続き、巨岩が現れるとオーム岩

 


オーム岩群

 

大きな岩が続き、オーム岩はどれかな?さらに登ってピークの岩を越え、裏側から打下山・尾ヶ瀬山の道標を見て下る、下り切ると近江高島駅と寒風峠の分岐の鞍部、オーム岩の手前まで有った岩阿沙利山の文字が無い!

鞍部から急登を登り返すと、ピークに着く、なんとここが岩阿沙利山山頂(標高:686b)である、この先の岩の上が展望台(仏岩)になっている。

寒風峠に行くには5,6b戻ったところが、寒風峠2.3`地点。ここからどんどん下る、やがて林道に出合(車道出合)で左折し、反対側で寒風峠へと登り返す。

北小松駅まで1時間半、近江高島駅までは5時間とある、近江高島駅スタートし北小松駅が下山予定駅、ここから幾つかのピークを越え巨岩のあるピークを下って、尾根道から離れ、また登り返すと、細木の密林が続きアセビが多くなると、

 

 
 左:細木の密林に囲まれた小道                   右:神秘的な湿原

 

よやく寒風峠に着く、ここは釈迦岳への縦走路が続くが、ここは北小松駅に下る、直ぐに神秘的な湿原が現れる。ここが沢の源水、昨日から降り続いた雨が残した水量が、美しさに激しさが加わり見事です。

 

 
庭園のような景観が続く

 

沢を横切って、飛び石を飛び越え、再び渡渉、涼峠(すずみとうげ)に着く。

 

 
左:雄大な琵琶湖           右:美しいX字が50bほど続く

 

ここ涼峠は北小松駅から登る釈迦岳への道の分岐点になっている、涼しい風を受け休憩、雄大な琵琶湖が広がる。

雨にえぐられたX字の道を過ぎると一変し、荒れた岩のゴロゴロ道の急坂になる。

 


ゴロゴロ岩の急坂下り

 

しばらく下り続けると休憩ベンチ、さらに下りと楊梅滝(雄滝)の入口で雄滝を見に立寄る。

 

 
左:雄滝                  右:滝見台から雄滝

 

水量が多くて反対岸に渡れず、覗くようにしか見ないのが残念だが、水量の多い滝の姿は美しい。

登山道に戻って、滝見台から雄滝を遠望する。

されに下ると雌滝へ、直ぐ下まで近づけるが、反対側に渡るのは勇気が必要、今日のように水量が多く無い時は簡単だろう。岩に両手をついて飛び越える!

 


雌滝

 

雌滝を眺め階段を下ると5,6台の駐車場があり、楊梅滝の説明版が建っている、そのまま車道を下ると、比良げんき村等施設が続き、まもなく右に北小松駅が見えてくる。

北小松駅に着くと一分後に急行電車がある、前回は比良駅から京橋駅までの切符一枚、今日は京都まで買って、従って途中下車可能、京都駅前で観光客になる。


東本願寺のお堀!

 

大変な人出の京都駅周辺だが、駅を離れると不思議と空いている、お陰で一歩離れると静かな散策ができました。

観光を終え、京橋にまで戻りました。一度ゆっくりと京都を歩いて見たいものです。

HP:わたしの天気予報