桜の時期は観光客で混むところ、この吉野山の桜をオフシーズンに訪れ、奥千本に足を運びます |
吉野の奥 鳳閣寺からの展望 |
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百貝岳は近鉄南大阪線吉野駅から歩き出す、桜の名所:吉野山を楽しみ、金峯神社は工事中、大峰山への分岐もある、この先に西行庵がある。この辺りが奥千本です。鳳閣寺と百貝岳は周遊コースになっている。まず鳳閣寺を訪れ百貝岳山を最後に登ります。 |
吉野山・高城山から 百貝岳 青根ヶ峰(大峰山に続く路)
コース JR京橋駅4:54=(JR大阪環状線)⇒大阪阿部野橋駅5:27=(近鉄南大阪線)⇒5:59古市駅6:00=(近鉄南大阪線)⇒7:20吉野駅―(0:25)→吉野温泉湯元7:45―(0:15)→如意輪寺8:00―(0:30)→稚児松地蔵堂8:30―(0:15)→さくら咲競プロジェクト看板・墓地8:45―(0:05)→水分(みくまり)神社8:50―(0:25)→高城山休憩所展望台9:15―(0:20)→金峯神社9:35―(0:15)→西行庵分岐9:50―(0:10)→青根ヶ峰10:00―(0:10)→西行庵分岐10:10―(0:05)→奥千本苔清水10:15―(0:05)→西行庵10:20―(0:10)→鳳風寺・西行庵分岐10:30―(0:15)→百貝岳0.9`鳳閣寺1.3`地点10:45―(0:15)→11:00鳳閣寺11:10―(0:35)→百貝岳山頂(標高861b)11:45―(0:40)→金峯神社12:25―(0:15)→高城山トイレ12:40―(0:25)→上千本13:05―(0:10)→猿引坂の碑13:15―(0:15)→13:30蔵王堂黒門13:35―(0:05)→仁王門13:40―(0:10)→黒門13:50―(0:05)→大橋13:55―(0:10)→14:05吉野駅14:06=(近鉄南大阪線)⇒大阪阿部野橋駅=(JR大阪環状線)⇒16:10JR京橋駅 |
大和上市からバスで大台ケ原に行った帰りから気になっていた百貝岳、3万本の桜が咲く吉野山から西行庵へさらに、奥の鳳閣寺まで入ります。
吉野駅7時半前、お土産店が1店舗だけ灯りが光っている、メニューにはうどん、、、、聞くとまだまだ準備中、名物の柿の葉寿司なら売ってくれるとのこと、塩鯖がのって、柿の葉で包んだものだそうです!初めての寿司、1個100円、3個頂く、この後金峯神社もあり、食堂を期待、ところがここに戻って来るまで食堂は有りませんでした、、、美味しかったので10個程もらっておくべきでした。
右にロープウェイを見て、左の車道(吉野山観光道路)に出る、しばらく行くと、吉野温泉湯元の道標があり、ここを右折して、長い車道を歩く、吉野温泉湯元は一件宿のようです、とても静かな雰囲気です、中千本・妙意輪寺の道標に従う、小さな沢を見て、車道は切れ妙意輪寺方向に登る、石畳です、水場、冷たい水が流れ顔を洗う。下千本はこの辺り。
妙意輪寺
長い石段を登れば妙意輪寺の境内、右側を通過し、門を潜り広場に出る「世界遺産吉野山」の標識を見る。
右の車道を登ると、道路に出合い、横断し、吉野水分神社方向に向かう。
遊歩道が続き、桜の花見道だろう
遠望だが、蔵王堂が見える、しばらく水平道で展望もなかなかのもの、桜の木が無数に茂っている!桜の時期はお花見客の穴場的場所のようです。
蔵王堂を望む
再び分岐、ここは稚児松地蔵堂へと進む、急登を経て、稚児松地蔵堂は意外と近い、ベンチもある、一般的には左側の道を行くらしいが、道標の上千本・水分神社への案内は右方向を指している。
ここは上千本・水分神社へと右の石段を登る、草が茂り?でも迷わず上に、十字路に着き、小さな祠を見て、さらに吉野水分神社へ、さらい深い草道、足元は石段でしっかりしているので上に登り切ると、展望の良い墓地に飛び出る。
ここを登るの?
ここの墓地から金剛山が良く見える、展望は素晴らしいのに静かな所です。この辺りが中千本で五郎兵衛茶屋、桜展示園があるようです。
展望台の墓地
続いて広い道路(蔵王堂から登ってくる道です)に出る、若い夫婦が登って来る、金峯神社方向(お花見撮影ポイントの花矢倉展望台はこの辺りにあるようです)へ登って行くと、大きな神社の前に着く、吉野水分神社です。
吉野水分神社
神社は工事中、一段登った所に水が有り、分けて頂く、水分は「みくまり」と読む!
神社の右に降りて傾斜の大きい道路を登る、見晴の良い、水分神社・金峯神社の分岐の三差路、牛頭天王社跡を右に見て、トイレがあり、高城山取付き点、ここは立寄る、休憩所の屋根が展望台になっており、金剛山から二上山の稜線が見事です、高城山(標高:701b)。
高城山から下る、ツツジが綺麗に咲くという
再び道路に戻って、金峯神社へ、バス停があり、大きな鳥居、ここから金峯神社まで直登の登り、大木の杉が伐採されている、おかげで日陰は無くカンカン照り、良く見ると切株の横に桜が植えられ、10bほどの背丈で、見事に咲くにはかなり先ですが、ここの花見は楽しみです、きっと奥千本の名所になるでしょう。
金峯(きんぷ)神社、大工事中
大峯奥駈道の案内、トイレ、休憩小屋と続く、この辺りが吉野山(標高877b)、ここからは山上ヶ岳への道が始まる。
大峯奥駈道:吉野山を起終点とし、熊野まで約170`、山上ヶ岳・弥山・八経ヶ岳・釈迦ヶ岳の標高:2000b近い山々の尾根を歩く修験道、この起終点をちょっと味わうために展望の良い青根ヶ峰まで行きます。
この道を真っ直ぐ登れば大峰へと続く
右の石畳に道を登ると大峰山と西行庵分岐、ここは大峰山方向に向かいます、再び西行庵分岐であり、さらに山上ヶ岳へ、青根ヶ峰(標高858b)まで登る。
青根ヶ峰から大展望
山上ヶ岳は標高:1719b、ここから山上ヶ岳山頂まで片道7時間、手持ちの地図を広げると、吉野山・百貝岳から吉野大峯林道が大天井戸ヶ岳(標高:1439b)へ、その先に山上ヶ岳・弥山・八経ヶ岳(別名:八剣山)の大峰山が記されている。
行って見たい大峰山方向をしばらく眺め、今日はここから引き換えし西行庵分岐に戻り、先に進む、杉の伐採地を通過し。奥千本苔清水へ下る。
奥千本苔清水
「とくとくと落つる岩間の苔清水
汲みほすまでもなき すみかかな (西行)」
奥千本苔清水の流れは少ないが、冷たい水、歴史を刻んだ湧水です、ここから西行庵はトラバース道でたどり着く。
西行庵 西行法師が俗界を離れ住んだところ
西行はここで3年間住んだそうです
ここまで入る、観光客(女性1人男性4人のグループ)には驚く、そんな人気の西行の生き方を知る!
西行庵から石畳の急坂を登って、鳳風寺分岐を左に曲がり、百貝岳0.9`・鳳閣寺1.3`地点、百貝岳の登り口まで下り、さらに先へ、美林の杉林を通過、本当に美しい所です。
美林の杉林 吉野杉
良く手入れされた杉林、ほぼ平坦ですが下り傾向、帰りを少し心配しながら、再び百貝岳取付き点、さらに下り、ようやく鳳閣寺に着く。
鳳閣寺 静かで、明るい境内
金剛山の展望、ここで買ってきた、柿の葉寿司を頂く、塩鯖の美味しい味が口の中に広がる、一休みし。
見送った百貝岳の登り口に戻る、踏み跡は薄く、リボンが頼り、実は鳳閣寺の左を抜け、理源大師廟を経て、尾根を登るコースが有ったようです。
百貝岳(標高861b)山頂は木々に覆われ展望は期待できない、下りは明瞭な道が有り、自然林の気持ちの良い道を下ると通過した鳳閣寺との分岐に戻る、西行庵分岐まで緩い登りで戻る。
金峯神社に戻って、水分神社、そして、ひたすら蔵王堂へと下る、上千本、猿引坂辺りは桜の木が多く花見の中心地で、お花見撮影ポイントや休憩所がある。
世界遺産の吉野山、近鉄吉野駅から下千本、中千本と歩き、吉野水分神社から大峯奥駆道から金峯神社を経て奥千本、下山は上千本をてくてく下ってきた、例年桜まつりは4月1日から、下千本と奥千本の開花時期は、約10日ほどの差があるとのこと。
左:ブナ林では無く桜林です! 右:蔵王堂、、観光客で大いに賑わっています
観光客で賑わう、お土産店やお食事店の並ぶ参道を進むと、金峯山寺蔵王堂前に着く。
蔵王堂で一休みし、広場では今夜行われる盆踊りの準備中で大きな矢倉の組み立て中、近鉄吉野駅の道標に従って下る。
左:仁王門 右:黒門
仁王門は‘でかい’、銅の鳥居、さらに黒門と通過する。
ロープウェイ吉野山駅を右に見送り、展望の良い大橋の手前に近鉄吉野駅への近道がある。
左:大橋 右:近鉄吉野駅
大橋の上からの展望も良い、この辺りは下千本、大橋を渡って、一人の美人ハイカーはこの先の吉野山観光駐車場に向かうようです、今日の吉野山で見かけた女性登山姿はこの方だけでした。
ここは近鉄吉野駅に向かうので橋の手前から近道を選択するのは私だけ、この近道も桜が多いところです、数回、七曲がりの道路を横切って下ればロープウェイ千本口駅はすぐで、近鉄吉野駅は目の前です。
駅に着くと、疲れた登山者を待っている、大阪阿部野橋行きの急行に腰を直ぐに発車する。
HP:わたしの天気予報