禅頂行者の道
薬師岳(標高1420b)・夕日岳(標高1526b)・地蔵岳(標高1483b)
尾根はアカヤシオツツジの群落

200558 (日)晴れ

 

奥日光は車が便利です、つくば市から奥日光に電車とバスゆく場合は
車で新鹿沼まで行き、新鹿沼駅5:35発(新栃木5:13始発)⇒6:10東武日光駅、
駅前から始発6:13湯元温泉行がある、
明智平、中禅寺湖、二荒山神社、竜頭ノ滝、赤沼茶屋、光徳牧場を経由する、
残念ながら金精峠まで運んでくれるバスは無い。

今回は明智平までバス、アカヤシオツツジの咲く尾根を縦走し、
古峯神社かバスで新鹿沼駅に戻ります。

*同じ新鹿沼駅5:35発に乗って5:56下今市着、乗り換えて
6:00
発、会津高原尾瀬口に7:07着。

 

コース

東武新鹿沼駅5:35=(電車)⇒6:10東武日光駅613=(バス)⇒645明智平6:50―(0:05)―>6:55展望台7:00―(050)―>茶ノ木平分岐7:50―(055)―>細尾峠8:45―(035)―>920薬師岳9:35―(105)―>三ッ目10:40―(025)―>1105夕日岳11:40―(020)―>三ッ目12:00―(0:10)―>地蔵岳12:10―(030)―>ハガタテ平12:40―(1:25)―>林道出合14:05―(015)―>14:20古峯神社バス停(古峰ヶ原バス停)1430=(バス)⇒1515東武新鹿沼駅
交通情報 200558日現在
バス運行表一部のみ、古峯神社発―JR鹿沼駅行き東武新鹿沼駅にも寄ります。
13
時以降のみ記します「13:00,14:30,15:50,17:15
2014/2/8現在 鹿沼市リーバスで「13:00,14:35,15:45,17:15

 

標高1500b前後の山が並び、尾根にアカヤシオツツジが見頃と予想し、新鹿沼駅(新栃木駅始発)5:35発の電車に乗ると東武日光駅から接続するバスは湯元温泉行きの始発6:13が有って、明智平には6:40頃着くことができる、下山予定の古峯神社からバスで新鹿沼駅に戻れます、新鹿沼駅近くの有料駐車場が以前より広くなって、料金は1000円/日は変わらない。

新鹿沼から新栃木駅行き始発が5:15、東武日光行き始発は5:355,6人の乗客を乗せ出発する、沿線にはツツジが咲き誇り見事である、鹿沼はツツジで有名であることはよく知られている。東武日光駅バス停にはシロヤシオが綺麗に咲き嬉しい、定刻に発車、神橋をバスの中から見る為には左の席を確保する、乗客は大型バスに2人乗っただけ。

世界遺産の神橋は美しい、橋の下を流れる大谷川は清流、バスはいろは坂をスムーズに登って行く、男体山がデッカイ!新緑が美しく、左右の山肌にピンクのツツジ、アカヤシオが咲いている。男体山の奥に大真名子山、女峰山が並んで見え、春夏秋冬通して、何時でも日光連山は美景であると思う、自然は美しい。

東武日光駅を始発、明智平に到着、車で見えた観光客やアマチヤカメラマンが大勢集まっている、ロープウェイの始発は7時半頃、とても待てない、ロープウェイの下にある登山道(保線道)を上る、アカヤシオが咲き、木々の間から男体山、大真名子山、女峰山が美しい姿を見せてくれる。

山頂駅に着くと、華厳ノ滝+中禅寺湖+男体山+白根山が一枚の写真に収まる、見事な光景は印象的。更に登れば狭いピーク、カメラマンが数人、今日は意外と少ない。アカヤシオの幹を頼りに笹の原に下り、笹(背の低い)に囲まれた登山道をゆるやかに登り切ると送電線鉄塔の台地に飛出る、大きなアカヤシオの根本に数人のカメラマン、中禅寺湖、白根山の良く見える所だ、男体山は大きすぎるだろう、その右奥に明智平からの眺め以上に大真名子山と女峰山が大きくなって見えている。

台地から中禅寺湖方向にゆるやかに下る道、茶ノ木平へゆるやかに登って行く道、左に向かう道と有るが、ここは茶ノ木平へ向かう、直ぐにアカヤシオの大群落に直面する、凄いに尽きる、トンネルである。

大群落を過ぎると5bほど下った所に展望台がある、周りの木々が延び邪魔にはなるが、展望台のやぐらの下に降りれば見事なものである、金精峠から白根山連山がとても美しい、中禅寺湖、男体山も素晴らしい、ただここからは華厳ノ滝は見えません。

登山道に戻って登り切ると、細尾峠と茶ノ木平の分岐、と言ってもこの辺りはすでに茶ノ木平の領域である。

細尾峠に向かう、この道は「禅項行者みち」と呼ばれ修験者が行き交った古道と言う。最近「熊野古道」とか「大峰奥駆け」よく聞くところだ。

分岐から入って直ぐ、登山道は高速から村道のへ移った感じで、登山道は一変する、笹に覆われて足元が見えない程である、10bほど進むと展望が開ける、篭石で巨岩に囲まれて石仏が置かれている。

どんどん下って登り返すと大岩、アカヤシオの群落、下って次のピークも大群落、今度は急な斜面を下り続けると送電線の下に飛出る、左方向に大きく見える山が鳴虫山だろう、鳴虫山はそろそろシロヤシオの見頃を迎える頃だろうか。

細尾雨量観測所の横に出て、美しい若芽のカラマツ林に沿って行く、送電線施設の為か道は良く保守され歩き易い、次いで二番目の送電線の下に出る、なお美しいカラマツ林が続き、50台程の車が停まっている細尾峠に下り切る。

細尾峠の下を国道122号の日足トンネルが抜け、足尾・日光側から登山者は長い林道を車で登って来るが、ヤシオツツジが咲く時期以外は静かな峠だと言う。朝一便だけ日足トンネルを抜けるバスが有りハガタテ平で会った男性が利用している、東武日光駅7時頃発らしい。

 

細尾峠からは吊尾根を登って行く、登山者もここからは多くなり賑やかになる。後方左には大真名子山、女峰山が見え、左右の谷は新緑の樹林で上から眺めるので葉の並びがとても美しい、所々岩場も有って緊張するが特に危険は無い、薬師岳の斜面を巻くようになって斜面にはアカヤシオが多くなって、傾斜もキツイ、丁字路(右に下る道?)から左に90度曲がって直登して行く、夕日岳との丁字路(薬師岳の肩)をまた90度左に曲がる。

スギなどの背の高い木々は無くなってツツジが主役になる。数分で薬師岳山頂、行田市から来られた山の会の人々が花と日光連山に魅せられ楽しんでいる、狭い山頂は20人程で満員。
 ここからの男体山、大真名子山、女峰山の眺めは最高。よく見ると小真名子山のピークが大真名子山の後ろにちょっと見えている、女峰山に霧降高原、赤薙山から登ると一里ガ曽根を通ります、6月に入ると一里のシャクナゲ群生が続きます、その一里ガ曽根の長い稜線が良く見えている。薬師岳山頂から日足トンネルの方に下るのか、登山道が有る、そちらに数10b下るとアカヤシオと日光連山が一枚の写真に入るビューポイントが有る。

夕日岳に向かう、一旦、標高1420bの薬師岳から下って標高1381b、1365bと小ピークを越え、段々標高を上げ標高1406bのピーク辺りはヤシオツツジの楽園である、前方左に山肌がヤシオツツジでピンクに染る夕日岳が見えてくる、さらに登り切ると三ッ目(標高149b)に到着。地蔵岳・夕日岳・薬師岳の分岐だ。

この「禅頂行者みち」を歩く場合、二等三角点の有る夕日岳を訪れないと意味がありません、今日のコースで、「アカヤシオと日光連山展望」の一番良い所です、わずか往復40分。

夕日岳は左に折れ急降下、長くは続かず直ぐ鞍部でなだらかに登って行く、今回のコースで一番アカヤシオの美しい所だ。誰しも笑顔、「今年はスギ花粉も多かった、ツツジの花もここ数年、最高!」と思う。

最後は傾斜も大きいが、難なく夕日岳山頂に到着。既に10人程が陣取ってお弁当、日光連山、特に日光白根山が見事だ、金精峠も見えている。

アカヤシオの林、その床に腰を降ろし大の字になって上を見上げると「ピンクの幕の下」と言った感じです。

三ッ目に戻る途中の巨岩に登る、大展望、凄いのはアカヤシオの群落を上から見下ろすから綺麗だ、女性の人達も、ここばかりは大和ナデシコを捨てて換気の声を上げる!中岩と言いう露岩地帯。

三ッ目に戻って、地蔵岳へ、ほとんど平坦、ゆるやかに下る感じ、行田山の会の人々は地蔵岳でお弁当を広げている、ここは花も無く寂しいが、若い女性も加入しておりとても明るい雰囲気である。

頂上と言った雰囲気は無い。地蔵尊が安置。

地蔵岳からは下る一方、地蔵岳から細尾峠に戻る人がほとんどで、急に静かになる。カラマツは新芽を膨らませ綺麗だ。アカヤシオがミツバツツジに段々変わり、山ザクラも咲く急坂を約200b下るとハガタテ平1人の男性にお会いし、古峰ヶ原峠と古峯神社の分岐、古峯神社まで同行する。

禅項行者みち」は古峰ヶ原峠へ向かっており、唐梨子山(標高1351b)、大岩岳、行者岳(標高1328b)を経て行く事になる、彼の話では足尾町へ下る道もあるが藪でこの時間では無理とのこと。

杉林を下ると直ぐに沢沿いになって、バイケイソウの群生5月下旬に開花するクリンソウも群生。沢に近づき小沢を何度も横切る。ニリンソウの大群落。再び杉林に入り、杉林の床に綺麗なスミレ、昨年の台風の被害だろうか杉の木が何本も倒れ道をふさぐ。

広い林道に出て、のんびり下ると、古峰園の柵、巻くように右に曲がると橋を渡って、車ゲートを越える、直ぐに古峰ヶ原高原ハイキングコースの道路(古峰ヶ原峠から下ってくる)に飛出る、数台の車が停まっている。

車道を下って行くと、山ツツジの見事な公園、広い駐車場、古峯神社

お土産店の前を通過すればバス停。14:20到着、14:30のバス、2002429日も同じ時刻。

ただ到着時間は一時間ほど遅い、今日の方が花の数が多く時間が掛かったのだろう。

*アカヤシオツツジの花期は毎年異なり、まだ蕾、もー散って、、とにかく行ってみないと解らない!
幻のような花、とても可憐で美しい!

2008/4/19の様子はここ’。 

 

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