1999年7月19日(月)晴れ 牧場をのんびり歩きお花畑を楽しむ 美ヶ原

王ヶ頭(標高:2034b)王ヶ鼻(標高:2008b)

 

 

今回は長野県の長野自動車道麻績ICから青木村を通り沓掛温泉、鹿教温泉を通過し、国道254号で丸子に向かい国道152号に入り美ヶ原・霧ヶ峰の標識を右折し、美ヶ原の美ヶ原牧場・山本小屋に向かう。

 

ナビに指示する場合は:

行き先を「美ケ原高原美術館 〒386-0507 長野県上田市武石上本入2085-70」

山本小屋は指示出来ない場合があるので注意してください。

*1999年には便利なナビは有りませんでした。この時代は山道を走り・・・・その分面白かったですね!

 

 

白樺平の白樺林を通過し、料金所で100円を払い、美ヶ原高原美術館を右下に眺め右折すると駐車場に着く。

 

 

山の頂上を何らかの自然の力で、平らに切り取られたような高原台地、昔から牛が話されており放牧の山でもある。抜けるような青空の中を散策し、ニッコウキスゲやマツムシソウが群落し迎えてくれる、7月上旬から8月の週末は多くの観光客やハイカーで賑わい、歓声の声があちこちで上がっている。特に、王ガ頭や茶臼山周辺は見逃がせない。

 

コース

 

美ヶ原牧場・山本小屋−(0:15)→塩くれ場−(0:40)→王ヶ頭−(0:40)→王ヶ鼻−(0:10)→二人の小道(約3.3`)−(1:00)→ 王ヶ頭−(0:50)→山本小屋

 

 美ヶ原の地図を開き、どもコースを歩くか?

三城から百曲りで王ヶ頭(おうげとう)へ、石切場から王ヶ鼻(おうがはな)へ、今回紹介の山本小屋から王ヶ頭(おうがとう)へ、焼山沢コースで、

と幾つかあるが、今回紹介の山本小屋から王ヶ頭・王ヶ鼻・二人の小道を歩き、戻って牛伏山に登るコースがお薦めです。美ケ原・美しノ塔・塩くれ場・王ヶ頭・王ヶ鼻・二人の道・王ヶ頭と歩く。最後に山本小屋から牛伏山で北アルプスの連なる姿を見れば、美ケ原の良さを感じると思います。

 

 

 山本小屋から歩き出す、ここは平均標高2,000bでとても涼しい、直ぐに美ヶ原高原ホテルに着く、車のゲイトがある、これ以上は許可車のみ入れるらしい。

 

まもなく美しの搭は鐘が吊るされ尾崎喜八の「美ヶ原溶岩台地」のパネルがはめられている搭の前に着く、回りにはニッコウキスゲが咲いている。

塩くれ場は牧場の牛たちに塩分を与えるところだ、牛が多く集まりごろりと休憩している、右前方に美ヶ原の最高峰の王ガ頭が見えている、両脇にはレンゲツツジが多く、満開を過ぎて目立たないがきっと花期に訪れたなら感動的だろう、今はニッコウキスゲとハクサンフウロ、マツムシソウ、テガタチドリが咲き誇っている。

 

王ヶ頭の山頂には美ヶ原高原荘とテレビ中継塔が幾つも建っている。山頂にはヤマオダマキが多く印象的。

王ヶ頭から王ヶ鼻に向かう、山道の両側はお花畑、のんびりと高山植物を鑑賞したい、ヤマオダマキ、ニッコウキスゲ、アザミ、ハクサンフウロが咲き誇り、レンゲツツジは満開期を過ぎている。

 

王ヶ鼻には幾つかの石像が立ち、松本市から北アルプスを眺めている。

ここから今までと異なり観光気分では通れない急な坂を下る、お花畑の坂で楽しい。100bほど下ると、「王ヶ頭2.5`、三城4.7`」の標識は草むらに死骸のように横たわり発見しなければ石切場に向かってしまう。

 

「二人ノ小道」に入る、標高1,880bの遊歩道で、道は良いが、草が覆い被さり足元が見えない、アザミのトゲが痛い、半袖・半ズボンでは通過できない、しかい、お花が多くアザミ、ヤマオダマキ、ハクサンフウロ、オノエラン、ヤナギラン、アヤメ、クルマユリ、見晴らしも良く、冒険心も高まり面白い。

石切場から道と合流する標識(倒れ掛かる)を過ぎた所で急に道が不明になる、大きな岩場「大文字岩?」に出て道が消える、あわてず、少し右下の方を見ると山道が続いている。

やがて三城の登山道に合流、三城から登る人は多いとみえ山道はしっかりしやっと安堵。だが、ここから王ヶ頭までは今回のコースで一番キツイ登りになる。

相変わらず回りは花の楽園、やっとの思い出上り切ると王ヶ頭の山頂に着く、後は山本小屋の立つ美ヶ原牧場に進む。多くの観光客と登山者で賑わっている。

多くの登山者も「二人の小道」までは入り込まないらしいが味わって欲しいコース。きっとハイカーが大勢は入り込めば山道も整備される事だろう。

 

HP:わたしの登山話