梅雨明けの筑波山 筑波山口から往復 おたつコースと迎場コースを歩く つくバスで筑波山口-沼田から筑波山シャトルでつつじヶ丘-ロープウェイで山頂 |
左:女体山からロープウェイ 右:イワタバコ(岩煙草)イワタバコ科
夏の花:イワタバコ、ヤマユリ、ヤマジノホトトギスに出合える
コ―ス
つくバス 高崎中央7:31=(南部シャトル)⇒8:10つくばセンター8:20=(北部シャトル)⇒9:20筑波山口―(徒歩 数分)→沼田9:29=(筑波山シャトル)⇒9:50つつじヶ丘
つつじヶ丘から女体山、筑波山口、つくばセンター経由で自宅まで
つつじヶ丘10:00=(ロープウェイ)⇒10:06山頂駅10:08―(0:08)→10:16女体山山頂10:43―(0:10)→10:53大仏岩 安産常神社 屏風岩10:59―(0:11)→北斗岩11:10―(0:22)→弁慶七戻り11:32―(0:04)→11:36弁慶茶屋跡11:40―(0:06)→鞍部 イワタバコ11:46―(0:17)→12:03つつじヶ丘高原12:36―(0:10)→12:46つつじヶ丘13:00―(迎場コ―ス 0:43)→迎場・白雲橋コース分岐(酒迎場)13:43―(0:09)→鳥居13:52―(0:04)→13:56筑波山神社 ご神橋14:22―(0:04)→つくば道入口(旧筑波山郵便局)14:24―(0:05)→三叉路手前14:29―(0:06 薄暗い道)→筑波六井 清水(雲の井)14:36―(0:04)→道標 駐車場(男女川・沼田/筑波山神社・筑波山口分岐)14:40―(0:35)→15:15筑波山口16:00=(北部シャトル)⇒17:00つくばセンター17:00=(南部シャトル)⇒17:32高崎中央
徒歩:18,883歩
つつじヶ丘駐車場に着く、ロープウェイの発車が10時(毎時00分、20分、40分の20分間隔で運行)、3組のお客様が乗っている。
左:駅から女体山へ 右:山頂駅から女体山へ
梅雨明けの風景、関東平野は曇り、富士山は見え無い、見えれば徒歩でつつじヶ丘高原を登れば雄大な姿を・・・・女体山の標高:877bでつつじヶ丘高原は標高:628bです。ロープウェイは6分で山頂えきまで運んでくれる。
左:オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)ユリ科右:ダイコンソウ(大根草)バラ科
白い花びら、寂しそうに咲くダイコンソウ、、、女体山の登る登山道にオオバギボウシも多く見付かるがまだまだ蕾。
この向こうに富士山が見える、足元でロープウェイが登り降り
雲のわく暑い夏、富士山は朝から見え無かったようです。女体山山頂から見下ろすロープウェイ!
若い2人の男性・・・・コロナ、オリンピック・・・・今年もまだまだ不安は生まれ、人々を苦しめる。だが、次に向かっている!
左:ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科 右:オオバギボウシ(大葉偽宝珠)ユリ科
山頂だが思ったより暑い、でもチョット下界より涼しいが、そう長くはいられない所だ。
女体山山頂から弁慶茶屋跡経由で筑波山神社までのコースが白雲橋コースで、女体山山頂から弁慶茶屋跡は急な岩場が続き、下りは特に危ない岩場が多いから注意したい。
左:イワタバコ 右:大仏岩 一部しか見えません
この急な坂の一枚岩にイワタバコの群落がある、ここで登って来る奥さんに「イワタバコが・・・終わり」・・・「まだ蕾が沢山ある・・・」と言われる、立ち止まって撮影の一枚を見てビックリ、既に彼女は上に登ってしまい「失礼しました・・・・」とお礼の言葉を言えないで別れてしまった!
上の写真だがまだ咲きだしで蕾の多い姿でした、立ち止まってジックリと名花は観察しなければならない。
更に急な岩場が続き、ようやく平らになる、ここで大仏岩が雄大に出会える所だが木々の隙間から青空が覗き、よくよく見ても大仏岩の頭しか見えない。きっと多くの登山者は大仏岩を見る事なくここを通過してしまう!
左:安産常神社 屏風岩入口 右:アサギマダラ
大仏岩を見上げ、直ぐ広場でベンチが置かれ休憩場になっている。安産常神社・屏風岩の入口を入ると頭上がロープウェイの通過、大きな一枚岩が屏風岩、奥の神社が安産常神社です。ロープウェイの方向に眼を向けると女体山山頂が見え登山者の姿も見える。
このベンチの前に一匹のアサギマダラ、筑波山にアサギマダラが多く有名です、女体山山頂にはチョウやトンボが飛び、観察すると面白いかも!
左:北斗岩 右:筑波山のブナ林は有名 ここの並木は美しい
大仏岩や休憩広場を過ぎると再び急な岩場、平らになると大岩の北斗岩、お孫さんならこの穴を通過、反対に出ると広い岩場が広がり、続いてブナの林になる、筑波山で一番美しい林で紅葉が楽しみです。
左:裏面大黒 右:出船入船
裏面大黒を通過し、出船入船と続き、国割り石の上に立つ、続いてまた岩場、奇妙な陰陽石を見て薄暗い道を下る。
左:ヤマユリ 右:母の胎内くぐり
この薄暗い登山道の岩の上に美しいヤマユリが咲き誇る、女体山山頂辺りはまだまだ蕾でした。筑波山でヤマユリが激減だがこの岩の上なら守られ咲き続けるだろう。
続いて母の胎内くぐりの前に着く、筑波山の登山道に唯一ある雨宿りの岩場だが、「岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれています」。
左:高天原 右:弁慶七戻り
母の胎内くぐりから岩場の道を来ると高天原の道標、寄り道になるが一度は登りたい所です。
続いて弁慶七戻り、大声で笑うと落ちそうな岩、初めて通過するお嬢さん真剣な表情でパパの後に続いている。
筑波山には弁慶七戻り、高天原、母の胎内くぐり、陰陽石、国割り岩、出船入船、裏面大黒、北斗岩、屏風岩、大仏岩、ガマ石、セキレイ石、立身石、御海(みうみ)、白蛇弁天が良く知られている、興味のある人は裏筑波に入り込むと表では見られない奇妙な岩を見付けることができる。
2011(平成23)年9月21日 台風15号で倒される
左:無傷の大木 中央:倒木の株 右:2012/7/23の撮影
弁慶七戻りの先に太い杉、その手前に強風に倒された更に太かった切り株が残っている。
弁慶茶屋跡
左:弁慶茶屋が建っていた所 右:白雲橋コース 筑波山神社方面
下って来た白雲橋コース(筑波山神社)とつつじヶ丘に向かうおたつ石コースの分岐点にある弁慶茶屋跡に着く、ここは三差路で通過する度にトコロテン(甘酒ところ天)を頂いた所です、茶屋と向かいの休憩所の間を通過したものです。
白雲橋コース 筑波山神社方面の木の間から富士山も見え、右の木々の間からは女体山が美しく見えたが、今は木々が伸び見る事は出来ません。
建物は無く、丸太のベンチ、古くなった椅子が置かれ、つつじヶ丘や筑波山神社、女体山に行く人が休憩する場になっており、茶屋に立ち寄る楽しみは有りません。
左:イワタバコ 右:ヤマジノホトトギス(山地の杜鵑)ユリ科
弁慶茶屋跡から薄暗い登山道を下る、ニリンソウに時期にはその群生、今はニリンソウは無くイワタバコが古株に一輪元気で咲き、先ほど急な岩場で出合った奥さんもこれをご確認した事だろう。美しい花が咲き、これから咲く蕾が沢山付いて登山者を楽しませる。
ここが鞍部でおたつ石コースの最後の登りとなる。この登りにヤマジノホトトギスが数本集まって咲いている、背は高いが小さな花で足元を気にして登る人は目にしないかも?
明るい尾根に出る
登り切って雑木林、アオキが多いスギ林を降りて行くと、明るい尾根道に変わる。この辺り昔は舗装の道だったようで面影が残っている。
まだ大分先だがつつじヶ丘駐車場が見える、バスは一台、普通車も少なく・・・・平日で人出は少ないようです。
つつじヶ丘高原
多くのチョウ、オニヤンマの世界、小鳥の姿も多い
標高:628bのつつじヶ丘高原に着く、多くのベンチが並ぶが無人で時々これから登る人が通過、暑い日差しで屋根付きのベンチに入ると涼しい風、昼食です。
つつじヶ丘高原からつつじヶ丘駐車場は岩場と荒れた登山道で歩き難いが多くのお花畑でノンビリ下りたいが、登る人は楽ではない。この時間になると人影は無い。
つつじヶ丘駐車場の奥に公衆トイレ、その奥に国民宿舎つくばねに向かいう広根場林道が有って、これを利用すると筑波高原キャンプ場を経て林道歩きで筑波山梅林や筑波山神社へと筑波山を一周する事が出来ます。
トイレをお借りし、筑波山万葉古路の碑をみて迎場コースに入ります、女体山からつつじヶ丘に下って筑波山神社を目指すコース。途中の酒迎場で白雲橋コーストと合流します、緩やかなコースで大きな登りの無くヒノキ・スギ・モミの樹林で難点は展望が無く日陰のコースです、暑い夏にお勧め。
左:迎場コース 右:コースに2ヶ所 屋根付きベンチ
コースは階段、チョット急な所が有りますが、つつじヶ丘から酒迎場まで小さな登り坂は数回で大きな上下は有りません。
屋根付きのベンチは、今回は良く掃除されており休憩可能、登山者に一人出合っただけで静かです。長く座っているとブーンと耳元に・・食われないうちに立ちあがる。
左:小さな沢 右:筑波山の植物
飲める水場は有りませんが、2ヶ所小さな沢が流れ。植物観察の案内もあいます。
左:酒迎場の分岐 右:登山口 鳥居 女体山山頂が見えたが木に隠れる
つつじヶ丘から酒迎場まで約50分、白雲橋コースに合流。ここから登山道がチョット下りの傾斜がキツイ、薄暗い樹林を下ると登山口入口の鳥居、振り返ると女体山山頂が見えたが今日は木々で見え無い。
爪先が痛い様な急坂、筑波山神社まで100b、民家の前を通過、筑波山千寺川砂防堰堤群(施工年度:昭和14(1939)年から昭和18年)の説明版を見て橋を渡り今日最後の急な階段を登る。
左:楠木正勝の墓 右:日枝神社・春日神社・拝殿(県指定文化財)
登り切ると筑波山神社、歴史が凝縮される。何処かで見たお猿さん・・・・。
境内が暑い上湿度も高い。参拝者が意外と多く流石に人気の高さに驚く!
左:筑波山神社 巨大な錫 右:マルバクス(丸葉楠)標本木(市指定天然記念物)
大きな錫、手水の作法も知らないが柄杓のコロナ対策で置かれていない、優しく冷たい水が流れ、タオルを浸し、近くの日陰を見付け休憩!
左:大杉 右:随神門(市指定文化財)
随神門の大杉側に日陰のベンチに腰を下ろす、眼の前に見る大杉は真夏の青空に大きく背を伸ばせている・・・・・。
左:御神橋(県指定文化財) 右:つくば道はここから始まる
この御神橋は春秋の御座替祭(4月1日・11月1日)・年越祭2月10日11日)に参拝者の渡橋が許される、今日は渡れない。
近くの幼稚園児は長い列で神社へ、先生以上に子供達は元気だ、暑さに勝っている!筑波山口までバスか迷ったが子供達の力をもらってつくば道に入る!
左:筑波山郵便局 右:筑波六井 清水(雲の井)
筑波郵便局(旧)で石階段を下る、以後長いアスファルトの道、暑くて人の気配無し、六丁目の石鳥居まで下って飯名神社経由にはチョット遠いので、三又路の手前で清水へ向かう。
男女川の橋を渡る、ここに2台程の駐車場が有り筑波山梅林に近い、直ぐ先が沼田と筑波山神社のバス通りで、手前で筑波山口の道標に従う。やがて男女川から離れ月水石神社の北側を行く、時々バス通りに接近する。
左:静かな散策路 右:稲葉酒造場の入口
車も人の歩きも無く、寂しい道路だが散策路で木々がおおい、涼しい散策路。民家が見えてくると急坂、ここで爪先が痛くなる、民家の石垣に何度か腰を下ろし、足を休める、降り切ると稲葉酒造場への入口があり、新しい橋が作られている。この橋を渡ると稲葉酒造場経由で六丁目の石鳥居に着き、つくば道である。
筑波山口の道標に従い進むと広い道路にでる、左に行けば燧ケ池や飯名神社の道標が出てくる。
筑波山 左:男体山 右:女体山
右に進み、ため池、美しい筑波山が双耳峰の姿、つくば霞ケ浦りんりんロードに入り、進むと駐車場と公衆トイレがあり、筑波山口のホームに立つとベンチから筑波山を目の前にして休憩。筑波山口バス停でつくばセンター行きのバス15:20に乗れるが凄い汗、次が16:00発、、、、。
ここから自宅までバスのみ、運転する能力は不要です(笑)。
<筑波山口> 筑波鉄道の筑波宿舎が改修され筑波山口バス停。1918(大正7)年筑波鉄道が開通。1987(昭和62)年に廃線。つくば霞ケ浦りんりんロードとして線路は利用され人気が高い。筑波シャトルはつくばセンターから沼田(筑波山口から徒歩3分ほど)、筑波山神社入口、つつじヶ丘に結ばれている。今回利用のつくバス(南部シャトル)はつくばセンターから筑波実験植物園(天久保)、大穂窓口センター、つくばウェルネスパーク、筑波交流センター等を経てここ筑波山口まで運行されている。 <燧ケ池> 筑波山口からつくば霞ケ浦りんりんロードを歩くと道標(550b)があって、道標から約450b。縁に大木のエノキ。男女川が流れている。飯名神社の近い。 <清水> 大木の根元から水が湧き出る。雲の井、筑波六井の1つ。北に向かうと清水稲荷があり筑波山神社に結ばれる。 <六丁目の石鳥居> 六本松の一の鳥居。つくば道の四差路で稲葉酒造場・筑波山口/筑波山神社/筑波ふれあいの里/北条。「雪は申さず先ず紫の筑波山」(松尾芭蕉の弟子の服部嵐雪の句碑)。 <飯名神社> 稲野の弁天様。本堂の後ろの高さ4bの巨石がご神体。2月上旬だるま市。 <月水石神社> 巨石がご神体で真ん中に穴があり1ヶ月に一回赤い水がでた、不妊や婦人病のご利益。2下旬卵の奉納する祭礼。 <筑波山大御堂> 1960(昭和35)年に復興。千手観音を安置。坂東三十三観音零場二十五番札所。裏に大木のスタジイは一見の価値。 <白雲橋> 白雲橋コースの原点。筑波山神社の東側の奥で千手沢にかかる橋。山津波で流された。筑波山千寺川砂防堰堤群(施工年度:昭和14(1939)年から昭和18年)の説明版。 <ご神橋> 1663(寛永10)年の造立。春(4月1日)秋(11月1日)のご座替際のみ参拝者が渡れる。ご神橋は参道に立ちここから筑波山が美しい。 <隋神門> 江戸時代は仁王門、二度の火事で1811(文化11)年に再建。同じ敷地内に大杉が青空に向かっている。 <日枝神社・春日神社と両社排殿、厳島神社> 1633(寛永10)年の造立。神の使いの猿・鹿・蛇が彫られ、日枝神社の「見猿・言猿・聞猿」は見ものですが場所は奥で探すのに大変! |