花冷え 筑波山の春の花を観察 筑波高原キャンプ場辺り 日本付近に強い寒気 |
日程:2014年4月5日 (水)晴れ 花冷え アケビも見てね⇒庭の花
春分の日を過ぎると、霜の被害が激減、と言う事で、ジャガイモの芽がこの頃出るように種芋を植えます。今年は3月8日に植え、芽が4月2日に確認、サクラは4月1日に開花したと思ったら4月3日には見頃、農林研究団地桜並木、茎崎運動公園、福岡堰が自宅の近くですが、4月5,6日は満開みたい。
日本各地で桜の便り,2週間足らずという短い期間で咲いて散る桜は、人生の儚さにもなぞらえられ、「花といえば桜」というほど、見事に散るから皆さんそろって「花見」、我が家も春休みで遊びに来た孫と4月2日福岡堰へ、強風で砂煙、でも暖かく子供達は元気!元気! そして、3,4日は花冷え始まり、特に4日は夕方、雷がなって大荒れ、今日5日は晴れるが底冷え、花冷え本番である。桜の開花で暖かな陽気を期待したが、その予想に反し急に寒くなる「寒の戻り」を「花冷え」と言い。 【花冷えの筑波山の春の花を観察】*2012/4/10もご覧ください 孫は来週から小学校が始まる、また明日は寒さが続き不安定な天気という事で、筑波山へ遊びに!ところが昨日の雨で、涸れ沢が流、男の川コースを登って途中で沢遊びし、帰りは女体山から筑波高原キャンプ場に下る計画、小学4年生の孫は計画通り行きたいようだが、幼稚園の年中さんには無理。 涸れ沢を見て、筑波高原キャンプ場へ入り、女の川の手前で駐車、周辺を歩いたが、水は冷たくサワガニ探しは無理。
車に戻り、筑波高原キャンプ場へ、数台の車が停まり、山野草を楽しむ人達は多いが、カタクリが咲き出したのでちょっと見て行こうと、でも登山が目的の人が多いようです、4人の植物観察を楽しむ人達は入念な準備体操をこなす、私達は冷えた体を温め朝ごはん。
筑波高原キャンプ場のカタクリ園は年々立派な花に成長し規模を大きくしている、雑木林の下に群生するカタクリの姿は万葉の昔から人々に愛され、向き合った葉の間から一輪の花を咲かせ、元気の良い花は昨日の雨からつぼんだまま、今日は花冷えで日が当たってもなかなか開かない。種が落ち花を咲かせるには7〜8年の歳月、幼稚園に入って小学6年生になって咲く話は、孫を喜ばす。花弁の付け根のW字の模様は腹ばいになって見ないと、、、。
センブリ(千振 リンドウ科)は10月5枚花弁(6,4枚のある)が最も多い、ツメクサ(爪草 ナデシコ科)は6月5枚花弁、アケボノソウ(曙草 リンドウ科)は10月5枚花弁など花が良く似ている。ナデシコ科を探すとノミノフスマ、ミミナグサ、ハコベ、ウシハコベ、ワダソウ、ヒゲネワチガイソウとある、「草花を愛でる方々のためのお尋ねBBS」(契約期間2014/5/25)を開くと、「葉が細いのでワチガイソウの仲間のヒナワチガイソウに見えますが、ヒナワチガイソウであれば茨城県は絶滅危惧T類で絶滅寸前の植物です。山で採取すると、いつか絶滅してしまいますよ」が運よく見つかる、また「ワチガイソウ・ヒゲネワチガイソウ・ヒナワチガイソウ」の比較を行っているサイトも有る。 サイトによると、雛輪違草は「間違い草」ではありません(笑)、ワチガイソウは全体に柔らかい感じがしますが、写真は名に似ず、毛も多く堅い感じがします、一番の特徴は葉が細い線形をしています。葯が赤く目立ち、オシベが長く花弁から突き出ているのが見えます。花柄も毛が多い。ヒナワチガイソウとヒゲネワチガイソウの違いが?ヒナワチガイソウとワチガイソウは間違い(草)が良く判ります。 2013/4/13は六所登山口から、この頃が筑波山で春の花が一番多く、美しいと思います。 結論はノミノフスマ、ミミナグサ、ハコベ等もしっかり植物観察しませんと、、、。
ここ筑波高原キャンプ場の林道沿いにキブシが多く生え、今がとても綺麗ですが、多すぎて人々は足を止めてくれないようです、花が実になればさらに人目にふれません、ただ、キブシの紅葉は綺麗ですが、車で通過してしまう林道のキブシは無視されがち、男の川登山口から歩きだし筑波山に登り、筑波高原キャンプ場に下って林道を歩くと、キブシやアブラチャンを楽しめます。
スミレ、、、種類が多すぎて、タチツボスミレ、スミレ、エイザンスミレ、フイリフモトスミレ、フモトスミ、、でもない、マルバスミレだと思います。葉がとても可愛い。
つつじヶ丘から筑波山を目指すと、登山道の笹薮の下に多く生えています、筑波高原キャンプ場のカタクリ群落のブナ林の下に小さな群落を孫が見付ける、「春の野草」図鑑ではギシギシ、スイバとハルトラノオくらい、イブキトラノオ、サクラタテ、アキノウナギツカミなど多くは秋の花ですね!
筑波高原キャンプ場に多く生え、先ほど遊んだ沢出合にも多く、ユリワサビは可愛い花です、トウゴクサバノオ(東国鯖の尾 キンポウゲ科)は5枚花弁、こちらは4枚花弁。
ニリンソウを小さくしたような、キンポウゲ科の仲間。この変わった名前はカエデのように2枚のプロペラ状の種子が、鯖の尾に似ているということから、トウゴクとは地域の意味。「2枚のプロペラ状の種子」を見たいと思うがついつい見逃している!
こちらはニリンソウ、まだ、足元には蕾が多く、やっと、一株見つけ「どっちがお母さんかな?」と聞くと「仲良しだネ」と一枚上手、深く裂けた根生葉、茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。1本の茎から2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来。
筑波高原キャンプ場の駐車場の横を流れる沢に群落を作っている、ヤマネコノメソウ、ミヤマネコノメソウ、ハナネコノメ、ツルネコノメソウ、ヨゴレネコノメと種類が多いが、ニッコウネコノメソウのようです。
ツクバネソウは筑波山の‘ツクバ‘?4枚の葉の中心部に黒い果実が付く様子を羽根つきの羽に例えたもので筑波山には関係ないが、筑波山に自生する。図鑑をもって植物観察を楽しむ女性が「4枚の葉はツクバネソウ!」と言いながらページを開いて見せてくれる、群生している、この辺のユリ科はエンレイソウ、カタクリ、チゴユリ、ユキザサなど見られます。 ツクバネソウは茎の頂端に4枚の葉を輪生させ、その上に伸びる花茎に1つの花を咲かせる、ユリ科植物の花は3の倍数からなるものが多いが、ツクバネソウは4の倍数となって、この点と葉脈が網状であるのでユリ科植物と違ったように見えるそうです。
エンレイソウも並べてみると、ツクバネソウに似ている面もある。登山道に沿って多く見られます、この坂は、改めてユリ科が多いですね。ツクバネソウは4枚、こちらは3枚の大きな葉は丸味を帯びた菱形をしており茎に直接付き、その付け根から短い花柄が伸びて3枚の赤紫色/緑色の萼片と、6本の雄蕊、先が3裂した1本の雌蕊を持つ小花を横向きに咲かせます。ツクバネソウの写真をモー一度見たいですね!
葉は2回3出の複葉で、小葉は3つに分裂し、青白色を帯びて柔らかい、花茎は3枚の葉が輪生し、毛がある。花は3〜5月に茎の上に1つ咲く。昨日の雨か花冷えのせいか、開花は期待できない、筑波高原キャンプ場から大分上まで来て、体は温まったが、動かないアズマイチゲは温まるには気温が上がらないと!年長の孫「面白かった!」と笑顔(途中の急坂で戻りたいと言ったけど!)、都心に住んでいては野草が自生するような環境を思い切り歩けない、雑木林・木の根っこ・小鳥のさえずり・枯葉・沢の音・自分より背の高いササ・無数の草花・・・。
葉がシキミに似ていて、山に生えることからミヤマ、筑波山や加波山、宝篋山にも多く生える。葉は枝の先に集まり互生する、革質、縁は全縁で、表面には光沢があり、腺点が散在する。3〜5月に枝先に円錐花序を出し小さな白い花を開く。雌雄異株。なぜか?カタクリはこの木の床に生えていない!
白い花を雪にたとえ,葉が笹のようであるからという命名です、枯葉の中から顔をだす、栄養たっぷり。花序、茎、葉に白い毛が多く、花はよく見ると6弁花、果実は液果で赤く熟す。可愛いユリ科で秋まで楽しめる。
野草観察、今日な寒い花冷え、筑波高原キャンプ場の辺を一回り、来週から暖かさが戻るので、4月10日頃には山頂の花も開花! 加波山方面はクッキリ、日光連山・高原山や那須方面はぼんやり!
ニリンソウ、アズマイチゲが仲間、アズマイチゲとはアズマイチゲでは葉に細かい裂れ込みがなく茎葉が下方に垂れ気味になることで区別できます。庭のシュウメイギクもこの仲間です。筑波山の野草でキクザキイチゲが一番、4月中旬から男体山直下に咲き誇る! 以下は2014/4/6 午前中庭で撮影、午後2時頃空は暗く、あっという間に雷、激しい雨に!
葉は5つの楕円形の小葉が掌状につく複葉で、互生する。花は4 - 5月に咲き、木は雌雄同株であるが雌雄異花で淡紫色。花被は3枚で、雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、写真の大きな袋状が雌花、他の小粒状が雄花、雌花の中央部にはバナナの果実のような6 – 9本の雌しべが放射状につく。雌花の先端部には、甘みを持った粘着性の液体が付いており、花粉がここに付着することで受粉が成立する。 アケビの仲間には、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類があり、葉で見分けられます。アケビは小葉5枚からなる掌状複葉で、小葉は楕円形で縁に鋸歯がありません。ミツバアケビは小葉が3枚で、縁に波状の大きな鋸歯があります。ゴヨウアケビは小葉5枚ですが縁に鋸歯があり、アケビとミツバアケビの雑種と考えられています。散歩道に植えているミツバアケビは、暗紫色の傘を広げたようなのが雌花で、フジの花のように垂れ下がっているのが雄花です、家の裏のアケビと比べ比べるとかなり雄花・雌花ともちょっと小さい。
リキュウバイは花を短い枝の先に伸ばせて咲きます、昨年花をつけた長く伸びた枝を何節が切り戻すことで短い枝を出させれば、毎年花がよく咲きます。花芽は花が咲く直前に出来るので気にせず剪定します。品があって美しい花ですね! 別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラ。 中国原産の落葉低木。日本では庭木、公園木としてよく栽培されている。花期は4〜5月頃で、白い花を咲かせる。
ニワウメは、かなり古い時代に中国から渡来した落葉低木とのこと。春に葉が出る前に花を咲かせ,夏に赤く熟す果実は,直径が 1 センチほどで小さいですが,食べられます、毎年美味しく頂きます。 セントウソウは、他の花より一番早く咲くことから、「先頭」という意味らしい、ただ和名が意味不明らしい。 それにしても4月の10日過ぎ、あちこちで花の観察会が始まり、春本番になってくる、一時目を話すと植物の成長は早い! |