記録的大雪から4日後 冬の植物を観察 筑波山(標高:876b)
アイゼンが欲しい |
日程:2014年2月18日 (火)晴れ
2014/2/14(金)関東は記録的な大雪、筑波山も大雪でした、2/22から第41回筑波山梅まつりが始まり、3/23(日)まで、標高:250b、紅梅は見頃を過ぎた木も有るが、今年は大雪で開花が中断し、白梅と同時に楽しめそうです、朝日新聞朝刊(23日)だと白梅は1,2分咲き、見頃は3/10頃、土日祝日はつくば市の観光ボランティアがガイドしてくれるそうです。 梅まつりが始まると、筑波山登山者の心配は駐車場、梅林の市営第一梅まつり中は有料(市営第二・三・つつじヶ丘は有料、筑波山口は無料)、地元の人は無料駐車場を知っており上手く利用している、毎日筑波山に登っている人もいる。
コース 筑波山梅林近くの駐車場10:28―(0:12)−>10:40筑波山梅林11:07―(0:18)−>市営第三駐車場11:25―(0:18)−>筑波山神社11:53―(0:04)−>筑波山ケーブルカー宮脇駅11:57―(0:33)−>筑波山の植物説明版12:30―(0:05)−>1本モミジのベンチ12:35―(0:13)−>ケーブルカー中間点ベンチ12:48―(0:11)−>ケーブルカートンネル(長峰トンネル)12:59―(0:06)−>男女川源流ベンチ13:05―(0:36)−>御幸ヶ原13:41―(0:15)−>ガマ石13:56―(0:21)−>女体山山頂(標高:877b)14:17―(0:03)−>大仏岩14:20―(0:29)−>弁慶七戻り・弁慶茶屋跡14:49―(0:11)−>つつじヶ丘高原15:10―(0:18)−>15:28つつじヶ丘駐車場16:00=(0:10)=>16:10筑波山神社入口バス停16:10―(0:02)−>筑波山梅林16:12―(0:10)−>16:22筑波山梅林近くの駐車場
車を筑波山口と筑波山梅林中間に停める、ダメな場合は有料駐車場を避け、戻って、筑波山口を利用する、筑波山に時々来るので無料は有難い、尚、筑波山口から筑波山ケーブルカー宮脇駅まで約徒歩30分です。 駐車場から筑波山梅林には、「つつじヶ丘行のバス」が走る県道笠間つくば線を5,6分歩くことになる、約50b間歩道の無い区間がある。尚、筑波山ケーブルカー宮脇駅や筑波山神社へは右で道標があって、民家の間を通ることになるから安全。
県道に歩道が現れると、筑波山梅林の梅まつりの旗がたち、つくば北警察署筑波山駐在所(何の建物か判りにくい)が道路の左上に見えてくる。
筑波山梅林入口、筑波山梅林の駐車場(市営第一駐車場、梅まつり期間有料)、入ると22日から始まる梅まつりの最終準備中、梅林を通過し裏筑波に通じる林道があり、富士山のお中道の様に筑波山を一周(日帰りで可能)、梅まつり期間中のみ車両の乗り入れは禁止。
筑波山梅林入口から林道を歩き、トイレのある梅林休憩所がある、登山者は林道をそのまま進み、観梅者は梅林休憩所に入り、梅林内を登る人も多い。数十b進むと梅林の中央を登り東屋に向かう丸太の階段がある、上の写真。
途中、枝道が有るが、観梅時は梅の咲き具合で、あちこち!
今日は晴れの天気、晴れでも富士山まで見えません、カメラマンは早朝、白梅は日が当らないと綺麗に写らない、、、。
18日、見頃は3月10日頃でガラガラ、東屋で展望を楽しむ二人に若き女性も寂しそう、 先週14日記録的大雪、今日は解けてしまったが、2011/2/12が雪の翌日、ここから富士山+紅梅+雪が見えたと話すと、目をクリクリ、二人はつくば市に住んでおり、見頃になったら何時でもリベンジ、つくば市に住まいの人も筑波山梅林の良さを知らない人が多いようで驚きます。 撮影:2011/2/13 富士山見えますか? 筑波山梅林の東屋からほぼ水平に市営第三駐車場に行け、逆に市営第三駐車場(有料)に車を停めて簡単に梅林の東屋に入れます、梅林の駐車場から登るのは大変です。 市営第三駐車場から男体山が望める、石垣にツツジが植えられ、その床にシダ類を見る。
小さなトラノオシダは栄養不足?ノキシノブ、ホラシノブ、ヤブソテツなどを見つけ、駐車場から出て公衆トイレの脇を下る。
筑波山神社入口の大鳥居の先の「つくばグランドホテル」の前に出る、しばらく、参道を歩くと「筑波山ホテル青木屋」の前にロータリが新設され、「筑波山江戸屋」を右に見て筑波山神社の神橋の有るメイン参道迄行かず、ここから、筑波山大御堂へ登り、筑波山神社に向かうと、直進するとケーブルの宮脇駅・右の広い道を下ると筑波山神社へ、途中の石垣に多くのシダ類を見ることができる。
筑波山神社平日で、しかも大雪の後の為かガラガラ、「第6回福寿草まつり」が2/1〜2/28間、今が見頃と言うので筑波ケーブルカー宮脇駅へ。
福寿草を鑑賞していると、下山の二人の女性登山者「第一休憩所辺りからアイゼンが必要ネ」と教えてくれる。
筑波山神社からつつじヶ丘に向かう迎場コースがあり、酒迎場から別れ弁慶茶屋跡に向かう白雲橋コースがある、筑波ケーブルカー宮脇駅まで来ると、筑波山神社は右下に見え、御幸ヶ原へ向かう御幸ヶ原コースがある、今日は御幸ヶ原コースを登り、女体山からつつじヶ丘へ、おたつ石コースで下山する予定。 12時近くなると良く踏まれている、これから登る人は少ない。
二人の若い女性が元気に下ってくる「もー下り?」と聞くと「この靴で、アイゼンが無いとダメと言われ、途中で下ってアキラメタ!」と言う「つつじヶ丘から登れば?」(つつじヶ丘から女体山が弁慶茶屋跡から上は雪が多いが、御幸ヶ原コースに比べると早く解け、安全!)と言うが「地元なので、何時でも!」と言う。 教えてもらった第一休憩所、確かにアイゼンが有った方が安全、軽アイゼンをしっかり着ける、やはり、効果は抜群、昼過ぎで凍結した雪が解けだしたので、今なら着け無くても登れる! 続いて、一本ツツジの休憩所、下山の人が数人。 標高:400bの桜塚、ケーブルカーの中間点、休憩広場でベンチがある、時々筑波山登山で見かける「おじさん」がアイゼン無しで下山してくる「やっとここまで下ってきた」と言う、流石に【御幸ヶ原からここまでの下山はアイゼンが無いと危険】な事を良く知っている!でも知っていて着けない行為は疑問ですね?
ケーブルカーの中間点を通過すると、短い距離だが平坦になる、一番薄暗い、右に沢へ入る細道、いきなり激しい急坂、石がゴロゴロ、時々崩れ、東日本大震災後しばらく通行禁止になった岩場、この岩場を熟知しハシゴが付けられ、大木の木材が大岩を支えている、私の最低限できる小事はスムーズにここを通過することしかない。ここを長峰トンネルが抜けている、登り切ると「ようこそ筑波へ」の道標が置かれる小ピーク。 ここまで登って来ると、もー引き返せない、御幸ヶ原コースでは最初の下り、大木のスギが見られます、大きな岩場を登れば男女川源流、ベンチがあって登山者の中間点、年中清水が湧き出る、暑い日は耐え切らず山男は飲んでいるが、都会生活の免疫の無い人は飲んではいけません。 ここからちょっと下る。
御幸ヶ原コースの2回目の下りは短い、ここも太いスギ、傾斜が増し、小さなベンチ、ここで休憩すると弱気になる、ベンチを無視し、背の高い美林の急坂登ってしまった方が得策。アイゼンを着けない人が下山してくる、慣れない人ほどアイゼンを用意していない様です。 右にガレ場がありモミジが美しいところ、左に曲がると、スギ林が切れちょっと明るい、ところが足元に長い長い&ピッチの短い丸太の階段が現れ、雪に埋まっている、まだ今日は凍結しアイスバーンにはなっていないが、今夜から明日にかけ解けかけた雪が凍結しアイスバーンになる、アイゼン無しの場合は四足で登ることになる。
丸太の階段を登り切ると、人の声が聞こえる、御幸ケ原は近い、ところが一番深い雪、ただ、ここは解けておらず登り易い、解けると最後まで凍結が続く。
御幸ケ原に飛出る「雪を楽しみたいなら、自然研究路へ、深いですよ!」と男の川コースを登った若者、「カンベンして、いやっと言うほど雪と遊んできたよ!」と言い返す。 筑波山の裏に男の川、ここ川の近くに若者は車を停め、二人の若い女性(靴はスニーカ、私も!)と登ってきた、彼女「腰まで埋まった!」と、確かに登りだからその分深くなる、彼らはニコニコしながら女体山へ。
御幸ヶ原のお店・ケーブル駅周辺は雪かきが行われ、観光客も遊べる、美林のブナ、この下にカタクリが春を待っている、セキレイ石・ガマ石をへて筑波山ロープウェイ分岐までは解けない雪、ゴロゴロ岩が埋まって歩き易いが、今日解けだして凍結、アイスバーンになって明日からは大変だ!
筑波山ロープウェイ分岐から女体山山頂間はアイスバーンになってきて観光気分の人々は登れずロープウェイ駅へ引き返す、旅は道連れで数人の観光客を女体山山頂まで案内「わーすてき!」と感激!
昼過ぎ、関東平野は霞、富士山は見えません、微かに広大な霞ヶ浦が見え、一緒に登った観光客は360°のパノラマに大満足、集合時間は迫り急いでロープウェイ女体山駅へ。 男の川コースを登った若者たち、下山は筑波高原キャンプ場へ下って行く「足跡があるよ!」と若者、案内した観光客も彼らがロープウェイ入口まで案内し無事!
つつじヶ丘へ下る、短い鎖の有る大きな岩場を下る、両手を付いて、尻を降ろし、ここはシーズンには渋滞する、大仏岩まで数分降りればつつじヶ丘まで危険な所は無い。
大仏岩、屏風岩から下って北斗岩から尾根道、ブナの大木が美しい、数人の登山者に出合う、裏面大黒、出船入船と続き、国割石にて昼食。
大きな岩壁の陰陽石、母の胎内くぐり(唯一雨宿り可能、弁慶茶屋が無くなって、つつじヶ丘と女体山間はここのみ)を抜け、大きな岩を見て下ると高天原・稲村神社を横に降りる、ここに上がれば筑波山の生い立ちが読める亀裂の岩群が有る、稲村神社から以前は富士山が見えたが周囲の木々が伸びちょっと無理、一旦広場に出てホット一息、小指で触っても・大声で笑っても・花粉症でクシャミをしても、崩れそうな大きな岩、弁慶七戻りです、大きな災害を乗り越えビクともしない。 弁慶七戻りを抜けた所が数年前の台風に倒された巨木のスギの切り株、横の一本は無事!次ぎの広場が弁慶茶屋跡、ベンチが幾つも置かれて、女体山山頂が覗ける。 筑波山神社から白蛇弁天をへて白雲橋コースが合流、ご夫婦が暗い樹林に覆われた白雲橋コースを登って来たと言う、彼らは千葉県の柏から、既に15時になる、遅くなると今日一気に解けた雪が凍結し下山が危ない、日光男体山等、二人は登っており良く判っていり、この後、つつじヶ丘まで人の姿は無い!
弁慶茶屋跡から神社方面を見送り、一気に下る、鞍部は春にニリンソウの群落地、ここから小ピークまで最後の登り、この辺り木々の種類が多く楽しいところ。アオキが樹木林の床に群生、雪はこの樹林を抜けると解けて歩きやすく、アイゼンが邪魔になる。ここからつつじヶ丘高原まで三本の一本松が続くがヒノキ林を抜けた一本松(巻頭2目の写真)が枯れている!
右に富士山、正面に霞ヶ浦が広がる、急な荒れ登山道をどんどん下るとつつじヶ丘駐車場に着く。15:30で次ぎのバスは最終の16時、土日祝日は1:00から16:30まで30分毎、平日は1:00から16:00まで60分毎、30分待つが、お店や日当たりの良い駐車場をブラブラ。
尚、ロープウェイ駅から迎場コース約2.1`を歩けば筑波山神社へ、何時もなら、この道を使うが、樹林帯に覆われ雪道、料金310円で筑波山神社入口バス停、筑波山梅林入口へは数分。定刻発車、運転者さん筑波山神社入口バス停に止まらず発車するほどガラガラ、乗客は3人。 |