紅葉2013年 筑波山の晩秋&雲海 筑波山 標高:876b
つつじヶ丘から女体山・男体山・自然研究路を周遊 |
日程:2013年11月26日 (土)秋晴れ
数日続いた秋晴れ、25日は急変し大荒れ、筑波山に南風の激しい雨が
未明まで続くという、こんな日は筑波山、雲海の先に富士山が見える確率アップ。
4時50分つくば市城山を出る、星空、道路には落葉が一面、
国道408で筑波山へ、筑波山梅林辺り霧で上手く走れない、それでも梅林の東屋へ立ち寄る。
筑波山梅林から 5:46
東屋から富士山方面は雲で見えない、一瞬東の空が、でもガスが激しく流れて隠れえしまう、
道路に戻って、つつじヶ丘駐車場に向かう。筑波山神社入口辺りで登山者を見かけるのだが
今日は無人、車も通らない、風返峠からロタリーを走り上に、1台お車、カメラを構えている。
つつじヶ丘手前から女体山
コース つくば市城山4:50=(国道408)⇒筑波山入口=(R42)⇒5:45筑波山梅林5:50=(R42)⇒つつじヶ丘手前駐車場6:10―(0:02)→つつじヶ丘駐車場6:13―(0:08)→つつじヶ丘高原6:20―(0:19)→最後の松6:39―(0:16)→弁慶小屋跡6:55―(0:28)→屏風岩・大仏岩7:23―(0:12)→7:35女体山7:40―(0:13)→御幸ヶ原7:53―(0:11)→8:05男体山8:11―(0:08)→展望岩8:19―(0:01)→8:20東屋8:41―(0:09)→8:50立身岩8:53―(0:12)→御幸ヶ原9:05―(0:10)→女体山9:15―(0:35)→出船入船9:50―(0:03)→弁慶七戻り9:53―(0:37)→つつじヶ丘高原10:30―(0:13)→10:43つつじヶ丘手前駐車場⇒筑波実験植物園⇒自宅へ 徒歩:17,737歩 筑波山の登山道は筑波山神社から御幸ケ原に直接登るコース、神社からつつじヶ丘方向へ進み白大蛇弁天・弁慶茶屋跡経由のコース、つつじヶ丘駐車場から直接登るコースで神社からのコースと弁慶茶屋跡で合流。 都心から交通機関・車で来られる人は、この3コースを組合せる、バスで来る人はつつじヶ丘から登って筑波山神社の下山が良い、車の人は神社から登って下山はつつじヶ丘まで降り、ここから神社まで周遊コースをノンビリ歩く、途中東屋もある、また弁慶茶屋跡から白蛇弁天を下るコースもお勧めです。 筑波山を何度か登った人、地元に友人が居れば裏筑波を歩くと面白い。薬王院コース、筑波高原キャンプ場からのコース、、、と裏筑波の古道を歩くコースは表のコースには無い魅力が多く、私はこの裏筑波が大好きです。また、JR水戸線岩瀬駅から筑波連峰縦走路で筑波山への道は筑波高原キャンプ場を通過します。詳細は‘ここ’で探してください、筑波山は面白い! つつじヶ丘駐車場、まだ駐車場は空っぽ、一番奥に公衆トイレがあるが防犯・防獣の為かシャッターが降りているから自分で上げる。 日ノ出は近い、早速、急な階段に挑戦、関東平野、霞ヶ浦方面がすっぽり雲海の下だ。 日ノ出は近い、2014年度の日ノ出も同じ方向、2013年は女体山山頂だった‘ここ’、今年も筑波山なら、つつじヶ丘高原、立身岩、女体山直下の岩場も候補です。 最初の急な階段を登れば、つつじヶ丘高原、東屋・ベンチ置かれ休憩に良い、富士山方向もよく見えたが、最近木々が伸び難しい。ここまで登てくる観光客も多く、特にツツジの季節は素晴らし。標高:600bの道標、苦しい急坂、一歩一歩。 どんどん、展望が開け、雄大な雲海! そして、急坂が3回続き、ここから眺める景色が最高、霞ヶ浦方面とつつじヶ丘駐車場&宝篋山(ほうきょうさん)方向がスッポリ雲海に囲まれる。 3回階段を登り切ると大きな一本松の下を通り、樹林帯に入り込む、朝日が差込む。今朝まで強風で荒れ、登山道一面落葉ですが、ぬかって歩けない箇所は無い。 左下の林床は一面アオキが生えるスギ・ヒノキ林、ちょっと薄暗い、小さなピークを越え、下った所が弁慶茶屋跡との鞍部、春はニリンソウの群落、今日は紅葉の見頃場所、大木のモミジがある、鞍部から茶屋後への登りはキツイが赤・黄色の紅葉狩り、足元は深いモミジの落葉です。 標高:700bの道標、弁慶茶屋跡に飛出る、左から白雲橋コースが筑波山神社から白蛇弁天を経て合流、何時もなら大勢の登山者が休憩、条件が良いと白雲橋コース方向に富士山が見える、大木のモミジが奥にあって、女体山が望める。
振り返ると、筑波山ロープウェイの向こうの光景は素晴らしい、弁慶茶屋に立ち寄って眺めた風景です、足元には赤・黄色に染まった木々が美しい。 ここから奇妙な巨岩が続く、弁慶七戻り、高天原・稲村神社、母の胎内くぐり、陰陽石、国割石、出船入船、裏面大黒、北斗岩、屏風岩、大仏岩と続き大変だが幼稚園園児・小学生低学年もスイスイ登ってしまう、お父さん・お母さん・先生の方が心配な所です、ただ、私もそうですが下りは危険です、歩いて下るなら御幸ヶ原から筑波山神社へのコースをお勧めする、低学年の登山では下山はケーブル・ロープウェイを使っている、孫と登る時はつつじヶ丘から女体山間は登りだけと決めています。 弁慶茶屋跡の次は弁慶七戻りですが、二年前の紀伊半島から上陸した台風(2011/9/21台風15号)に倒された巨大杉の切り株、今年の台風で再び株の回りが崩れ、大きな話題・ニュースになっている。 崩れ地を過ぎると、東日本大震災や大荒れに少しの狂いのない弁慶七戻りを通過する、運良く朝日が七光り!抜けると広い場に出る、振り返ると微妙なバランスで大きな石が支えられ自然の凄さに驚かされる、これは子供達にも大人気です。 大きな岩壁に沿って登れば高天原の寄り道。 岩と岩の間を登る、登ると筑波山の生まれた当時が読めるそうです、岩の上に稲村神社が祀られ、登山道には階段(写真の様に壊れ通行不可)を使って戻ります。 垂直の鉄の階段を登ると、このコース唯一の雨やどりが出来る、母の胎内めぐり、胎内に侵入すると国割石の方から特殊技術を持った人だけが滑り降りてくる穴がある、信仰修行で今でも実施されている、一度見たいものです。 木々の間からつくば市上空を覆う雲海が望める。 続いて巨岩の陰陽石、巨大で豪快で、とても可愛いと言えるお尻ではない。この辺り石段が続き、簡単な鎖場が置かれている、登り切ると八郷方面の雲海が見えて、国割石、ここにはベンチが有ってのんびりと休憩する人が何時も多い所。 ここにも大きな岩がゴロゴロ、すぐ先に出船入船が有って面白い、ここは何時もぬかっており足を取られないように。船の反対側には年を越えても赤い実を残す、アオハダの木。 このアオハダ、太い幹の皮を向くと青色だそうです。出船入船に目が行き気付かないかも知れない、マユミも赤い実を見せているのに気づきましたか?。 続いて裏面大黒、ここからちょっと登りで、小さなピークに神社が祭れ、正面丸太の椅子が置かれている、ちょっと下って、平坦な尾根道になる、ブナが美しく、ここが筑波山で一番好きです。木々から葉が落ちる今から新緑の時期まで女体山が良くみえ、木々の間から加波山方面は見えてくる。 右に下り道、古道を経由し筑波高原キャンプ場に下山ができるが、侵入禁止の紐!ノンビリと美林のブナを見て、正面に北斗岩が見えてくる。ちょっと腰を下ろすと潜ます、面倒なら横を通過する。 直ぐさきから急な岩場登りになる、石の上がツルツルしており、不安なら両手を使うといい。自然の石段、歴史を感じる、大きな一枚岩、登ると加波山方面と裏筑波を見る。 再び急登、上空にロープウェイが走り、屏風岩、大仏岩に着く。 屏風岩の手前に侵入禁止の看板、この看板はロープウェイの下の道の禁止で、屏風岩の前に立てば女体山山頂が女体山山頂駅の上に見える。 屏風岩の手前にはベンチが有って、これから一気に岩場登りの事前休憩に良い。 立派な大仏岩を見上げ、ここを通過する度に撮影しているが、他の奇妙な岩同様東日本大震災にも一寸の狂いも無い。 大仏岩から急坂、土日・休日なら大渋滞、渋滞でイライラせず、前の人を抜かないで景色が良いので、ここは景色を楽しもう、花期なら岩場にお花が咲き、早秋にはダイモンジソウの群落! 最後は短い鎖、正面に加波山始め筑波連峰縦走路の山々が見え、ここも雲海が美しい。 筑波山は双耳峰、標高:877bの女体山に到着、雲海は関東平野を埋め尽くし、その奥に富士山が見える(デジカメに写るが掲載は控える)、360℃雲海に囲まれる。 冷たい風が吹き付け寒い、山頂は一人独占、ケーブルやロープウェイの運行開始時刻は9:20、後2時間後になる、従って、ケーブルやロープウェイを使っては雲海を見る事は出来ない。 男体山へ、ロープウェイの分岐広場に降り、人気のガマ岩、小石を一発でガマの口に乗せると、「願いの幸せ」を得られるそうです。続いて最高のお店がセキレイ石に有る、このお店の庭先は展望が良い、また、花期にはツツジ、ギボウシが立派に咲く! どんどん下るが、日が当たらず一度凍結すると溶けにくい所、真冬は観光の足では通行出来ないかも知れません。カタクリの里、美林ブナを見て、御幸ヶ原へ、7:53と言うのに無人! 御幸ヶ原を横切る、回転展望台の裏から筑波山神社からの登山道が上がってくる、筑波山自然研究路は男体山の左右に入口、男体山をグルリ一周する、約1.4`。広い階段を上がって、登山道が二分、と言っても直ぐ上で合流、アオダモ、イヌシデ、クマシデ、、などが迎えてくれる。ノンビリと木段を登る。 木段を登り切ると、自然研究路からの登山道が左から上がってくる、小さな広場、男体山の道標を見て、ゴツゴツ岩の階段に挑戦する、両手を使って上手く登る。 美林のブナ、ベンチの有る展望広場、続いて最後の手スリの有る石段、ここは狭く、一方通行になり混むときは譲り合いになる、この石段を登ると左右の岩壁にホシザキユキノシタ(星咲雪の下、ユキノシタ科)が生えている、今が極小さい、5月下中頃見頃になる、女体山直下にダイモンジソウ(大文字草、ユキノシタ科)が生えるが、こちらの花期は9月中旬頃、自宅近くに生えるユキノシタはホシザキユキノシタと同じ頃見頃になりますね。 男体山山頂(標高:871b)は女体山山頂が360°のパノラマ台だが、高い位置に神社が祀られ北側の展望は神社の北側となる、しかし、関東平野から富士山まで見事な展望です、右奥に日光連山、日光男体山は直ぐに確認、条件が良いと浅間山の見える、同時に雄大な山々を見ることが出来る。上の写真方向に富士山が見えているが、写っていませんね! 神社の裏にテレビ塔、ここから自然研究路に下る、雑木林の中に東屋、自然研究路を横切って展望台に巨岩の岩場、180°の大パノラマ。雲海の一番奥に富士山が大きい。自然研究路に戻って男体山を一回りするには左方向に下る、春・秋の花が咲く時期は回りたい所です。 今日は右の石段を上がる、東屋があってベンチに腰を降ろし休憩、8:25 ケーブルの運行前で人の気配は無い、周囲は雑木林、林床は笹に覆われる。 自然研究路を一回りしなくても、東屋から御幸ヶ原まで筑波山の自然を楽しめます。東屋からノンビリと樹木の観察、春ならカタクリが咲き、秋にはイワタバコ等。左から男体山から下る道を合わせ、笹が枯れてしまった階段をドーンと下ると立身岩、立身岩に登るルートがあり、登ると素晴らしい展望、朝に比べると雲海はだいぶ引いてきたがまだまだ楽しめる。 先端から、筑波山神社、つくば市の一部が雲海から抜ける、雲海の先には富士山が高い、東京スカイツリーは雲海の下になる。 自然研究路を出ると筑波山神社からの登山道が合流、登って来る人は見えない。 静かな御幸ヶ原を横切って、カタクリの里、美林のブナ、セキレイ石、ガマ石、、、 右、ロープウェイの分岐、直進すると女体山、直ぐに弁慶茶屋・つつじヶ丘への標識に従う。 女体山から大仏岩まで慎重に! 国割石で今朝都心の家を4時に発し、常盤高速で来られ、筑波山神社から展望無い白雲橋コースを登った御夫婦に出逢う。 上の写真は弁慶七戻り、ここを過ぎると一安心である。 弁慶茶屋跡は白雲橋コースが神社から合流、大木のモミジが綺麗です。 朝以上に日が当たり弁慶茶屋跡と急降下の坂は今見頃の紅葉である、弁慶茶屋は2コースの合流点、富士山展望、紅葉狩りと好条件に建っていた、‘跡’になって残念! 千葉県からやって来た小学生「この先登れますか?大丈夫ですか?、、出発時は悩んだけど!」と、先生も子供達も秋晴れにニコニコ、元気です。 写真はつつじヶ丘高原のサルトリイバラ、美味しくないのか、小鳥も食べない? つつじヶ丘、ツツジより今は紅葉、老ご夫婦が息も切らさずニコニコ、紅葉狩りを楽しんで登ってゆく。 口に入れると美味い、ガマズミ、霜が降りると甘味が増してくる、低い実は手が届くが、、。 登山者がドンドン増えてくる、同時の雲海は消え、スッキリ晴れてくる。。。 筑波山登山を早めに切り上げ筑波実験植物園に立ち寄る。 筑波実験植物園は紅葉狩りは一番、イロハモミジが池の東屋に、一番奥の自然も森は赤・黄色。。。と素晴らしい。 筑波山に車で来られた人は、ここでゆっくり休憩を兼ねたら安全運転!60歳以上の場合は無料です。 以下の写真をお楽しみ下さい、 メタセコイア ツワブキ 一番奥の自然の森、紅葉狩り コクサギ ハウチワカエデ 中央池の東屋 イロハモミジ 紅葉: カマツカ、メグスリノキ、ミズナラ、アブラチャン、マユミ、カマツカ、ヒュウガミズキ、ゴンズイ、ゴマキ、ハチジョウキブシ、ウリハダカエデ、、、、 実が綺麗: ノイバラ、ゴンズイ、カマツカ、クロウメモドキ、ズミ、、、 11月末まで楽しめそう! |