連休明けの休日は人気の筑波山へ花を見に行こう

筑波山 女体山(標高:877b)男体山(標高:871b)

日程:2013512日(日)晴れ

雲がかかった山

自動的に生成された説明

つくば市国道125号から筑波山

 

 

コース

男の川駐車場下の交差点駐車場10:00―(0:10)→男の川標識10:09―(0:41)→延命水10:50(0:15)薬王院コース分岐11:05(0:07)自然研究路・薬王院コース合流点11:12(0:19)展望台11:31(0:19)男体山山頂11:50(0:14)立身石12:04(0:14)御幸ヶ原12:18(0:20)12:38女体山山頂12:52(002)筑波高原キャンプ場下山口12:54―(0:01)→女の川入口12:55―(0:05)→巨岩13:00―(0:20)→沢徒渉13:20―(0:15)→水取口13:35―(0:15)→女の川標識13:50―(0:06)→御幸ヶ原・筑波高原キャンプ場三差路13:56―(0:04)→男の川標識13:59―(0:06)→14:05羽鳥道男の川駐車場下の交差点駐車場⇒自宅

 

男の川コースを登り女の川コースを下ります

 

5月の連休中は、筑波山は大いに賑わった、特に36日快晴、毎年こどもの日は家族登山、今年は二日間子供の日だ!

 

国道408号と125号の交差からR14のつくし湖まで美しい双耳峰の筑波山が見える、過ぎると重なってその山容を変える。

 

コンビニがポツンと建っている、その手前で右折、筑波高原キャンプ場・ユースホテル跡を目指す、どんどん高度を上げると、筑波山梅林から山麓を一周する林道が左から合流(手前に侵入禁止の道があるから注意)、合流点に数台の駐車場、満杯、右折し数十b入ると2台の駐車場は空きが一台!ここに停める。

 

 

左:サンショウ(山椒)ミカン科       右:コゴメウツギ(小米空木)バラ科

 

 

左:コバノガマズミ(小葉の鎌酸実)スイカズラ科                   右:男の川コース登山口

 

 合流点に戻って、数分で男の川の橋、ここには10台程の駐車場、ここも満杯、このまま先に行くと左:筑波高原キャンプ場、直進:ユースホテル跡の深峰遊歩道登山口に分れる

この分岐で筑波高原キャンプ場に向かうと直ぐに女の川で細いが確かな踏み跡、更に筑波高原キャンプ場まで行くと、カタクリの群生を通り女体山に通じている。今日歩く男の川コースと組み合わせ周遊することができる。ユースホテル跡の深峰遊歩道登山口は簡単に御幸ヶ原の登れるコースで、時々小屋に荷物を運ぶ車が通る。

 

 

左:ハナイカダ(花筏)ミズキ科         右:ツクバネソウ(衝羽根草 ユリ科)

 

 

       

左:これが花です、筑波山には木のツクバネも有る   右:ホウチャクソウ 宝鐸草 ユリ科

 

男の川の橋が男の川コースの登山口、男の川に沿って登る、「羽鳥道」の文字、桜川市が建てたものではないようです、桜川市商工観光課が発行する筑波山コース別ガイドには案内されていない、桜川市側からのコースでは筑波高原キャンプ場と男の川からのコースが人気、表筑波のコースに比べ草花の多いので植物観察がこの時期多い所です。

 

 フタバアオイの群落が現れ変化の多い登山道です、沢底を歩くので滑らないように、大きな岩もゴロゴロ、、、歩き難い!だが、一度も転んだ人はいないようです、注意して歩くからでしょう!

 

    

フタバアオイ(双葉葵)ウマノスズクサ科
茎の先端に葉を 2 枚対生するのでこの名前になっています。卵針形の葉が特徴的で,
徳川家の紋所の「葵の御紋」はこの葉を表したものです

 


ミヤマシキミ(深山樒)ミカン科

 

男の川の源頭が延命水と呼ばれる所、この周囲にユキザサが可愛く咲いている、細かい植物の一部を見るには100円ショップで買ったルーペで十分間に合うもだ。

 


ユキザサ(雪笹)ユリ科

 

南高尾梅ノ木平のカタクリの後にヤマブキソウが綺麗に咲くという、行って見たいと思うが、4月の終わり頃が見頃らしい。ここ男の川コースはニリンソウの終わりごろ、ヤマブキソウは今が見頃で綺麗です。

 

 
:ヤマブキソウ(山吹草)ケシ科    右:ウワバミソウ(蟒蛇草)イラクサ科

 

ウワバミソウの別名:ミズナ、男の川沿いに葉がコゴメウツギにそっくり、茎は無毛で多汁、葉腋に短い柄をだし緑白色の花をかたまってつける。山菜として食べられるそうだが、試して診る気にはならない。

 

 
:ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科   右: マムシグサ(蝮草)サトイモ科

 

延命水からニリンソウやユキザサの群生地を見つつ、登り切るとヤマツツジのトンネル、本数は少ないが、とても綺麗。

 

右から薬王院コースが合流。右に見える低い坊主山は真壁の方から見ると、筑波山の女体山・男体山+坊主山が眺められ、この三つピークを筑波三山と地元の人は読んでいる。

 

直ぐに自然研究路に合流、時計と逆に回ると大石重ね、東屋と続き、ニリンソウの群落、、、傾いた石段、地震で傾いたのではなく、単なる崩れ、五箇村からやって来たおじさんと、展望岩へ。

 

 

:コアジサイ(小紫陽花)ユキノシタ科              右: 暗い沢、女の川の縁にコアジサイ

 

展望台は大きな岩の展望台になっており、自然研究路で一番の人気場所。ここの岩の元に生えているコアジサイを出会えるのが楽しみです。

 

この後、女の川で見付けるコアジサイは、暗い沢なのか小さい株でした。

 

自然研究路の展望岩から、霞ヶ浦、手前は宝篋山

 

展望岩から富士山、浅間山が晴れていれば大きく見えるが、今日は春霞でダメ、、、ここの岩底のコアジサイ、ミズナラ等多くの植物が生え嬉し展望台です。昼時立ち寄ると地元の登山者の昼飯場所になっている。

 


トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)ツツジ科

 

再び自然研究路に戻り、右に東屋をみつつ、NHK鉄塔に向かってトウゴクミツバツツジの尾根道を登って行く、NHK鉄塔の周辺が筑波山で一番綺麗な場所です、時期をちょっと変えヤマツツジも見逃せません。

 

シキミ(樒)シキミ科 男体山でみるシキミは美しい!

 

こちらはシキミですミヤマシキミに比べ背が高い、庭にも良く植えられる。

 

NHK鉄塔の横を過ぎると、細い道が続き、まもなく男体山山頂です。

 

 
:ウツギ(空木)ユキノシタ科         右:ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科

 

 

:ウリハダカエデ(瓜楓)カエデ科 男体山山頂から、つくば市の田んぼ

:ホシザキユキノシタ(星咲雪の下)ユキノシタ科

 

 

男体山からの展望台も良いが、男体山御本殿が山頂に祭れ、360°のパノラマにはならない。

 

この山頂の回りはトウゴクミツバツツジが本命だが、ホシザキユキノシタは筑波山固有種で男体山に多く見られます。女体山の直下にはダイモンジソウが大きな岩壁に生えでいる。

 

男体山直下の岩下り

 

男体山から手摺の有る階段、ベンチのある広場、続きて岩場を急降下する、ここは御幸ヶ原から大勢登ってくる。

 

立身石から太平洋を望むが、霞ヶ浦がやっと!春霞ですね。

 

この岩場で都心からやってきた、三人の美女に出合う、山ガールのスタイルでは無い、御幸ヶ原から男体山に登り、このまま同じ道で御幸ヶ原に降りるらしい、「思い出になるから付いておいで・・・・」と告げ、岩場を降りた小さな広場から右の細い道を下る。

 

男体山から立身岩に向かう登山道で、チョット急で細くなっている、直ぐに自然研究路に出る。(現在は自然研究路がここで崩れ現場が見える)。この研究路を左折し、急な階段を降りると、大きな岩の横に着く、この岩が立身石である。

 

研究路の入口から立身石へ急な階段を上る、目の前に広がる展望と、足元は絶壁である。良い想い出になって笑顔。彼女らは、再び筑波山を訪れる時は、自然研究路を歩いて欲しいものです。

 

 

:チゴユリ(稚児百合)ユリ科   右: トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)ツツジ科

 

 

立身岩から彼女らと御幸ヶ原へ、そして筑波山神社へと下って行く、見知らぬおじさんと出会った彼女らはきっと小さな思い出になったかも知れない。

 

御幸ヶ原の広場、多くのお土産店の前を通過、カタクリの里、美林のブナ林、セキレイ石、ガマ石を見て、女体山へ。

 

 

:ヒイラギソウ(柊草)シソ科        右: スズタケ(篶竹)イネ科

 

登山道の右斜面にヒイラギソウの群落、名前のとおり葉がヒイラギに似る。登山道の横のササに花が咲いている、立身石の周辺も咲いた後枯れている。

 

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)ツツジ科

ここは見所ですよ!

 

トウゴクミツバツツジが美しい、何年も前から添え木されている、今年も立派に咲いて、登山者を楽しませる!

 

筑波高原キャプ場/ロープウェイ女体山駅の広場、岩場を登り、女体山御本殿の石段を登れば、女体山山頂である。

 

 

:女体山山頂は素晴らしい展望        右:女体山山頂は人で満席

 

やはり、女体山山頂が筑波山で一番の人気である。筑波山神社に!筑波山梅林に観光で来ても、筑波山の女体山山頂の岩場の天下を取ったような気分の展望を経験しないと、筑波山に行ったとは言えない!初めて来た人も、毎日登って来る人も女体山山頂は目標です。

 

人、人、人の女体山山頂、富士山を見に来た人も見えなくとも「オー・・・」と感動。今日は見ないが東京スカイツリーは関東平野の中に見える。上空を見上げるとハングライダーが幾つも飛び交う。目を霞ヶ浦方向へ、雄大である、残念だが太平洋は雲に隠される。

 

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)ツツジ科 つつじヶ丘へ

 

山頂で展望を楽しんだら下山です、観光客はロープウェイ女体山駅へ、御幸ヶ原へ行く人のいる、つつじヶ丘へ向かう人は登山者です。筑波高原キャンプ場(女の川を下る)ので、つつじヶ丘へのコースは、覗くだけ、筑波山で一番混む岩場、鎖場です。皆さんオシャレで美しい帽子は可愛い、カラフル!トウゴクミツバツツジが咲き乱れるが、多くの人は岩場に気を取られ、ツツジどころでは無いようです。

 

 

:ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科        右:マムシグサ(蝮草)サトイモ科

 

 つつじヶ丘へのコースは女体山山頂からおたつ石コース、途中で筑波山神社に降りる人は弁慶茶屋跡で白雲橋コースに降りる事になる。以外の人は女体山から石段を下って、女体山ロープウェイ駅/御幸ヶ原/筑波高原キャンプ場の分岐の広場へ、ここはベンチが置かれ休憩に人達が多い。

 

 多くの人と別れ、筑波高原キャンプ場へ下る、細い坂道で滑りやすい、一度平坦になり、右下がスギ林の所に腰を下ろしやすい岩が数個、この前に女の川コースの入口が有る。

 

 

女の川コース 巨岩から岩場を急降下

 

 ここに入ると細道がトラバース状、良く踏まれ、女の川コースへの下山路はトラバース道の一番低い辺りに見付かる、トラバース道はまだ先に進んでいる。ヤブ道ですが、探すと踏み跡が明確、広く石が崩れた箇所の上部に着き、足元に注意して慎重に降りて行く、道を見失っても慎重に降りて行けば大丈夫、小鳥の声も人の声も聞こえない!

 

 

:ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科           右:キクザキイチゲ(菊咲一華)キンポウゲ科

 

岩の間の空地には、ニリンソウがギッシリ、その合間にキクザキイチゲが美しい花を見せてくれる。

 

岩場を抜けると、踏み跡が明瞭になって、迷う必要はない。

 

 

:樹林帯を下る、この時間だけ太陽が入り込む!       右:エンレイソウ 延齢草 ユリ科

 

岩の隙間に木々が生え、大きな崩れた後広がっている。女の川に沿って下るようになる、多くの花々が迎えてくれる。

 

 

:岩に寄り添って咲く花たち!右: 水取口を見る

 

一面にニリンソウが咲き広がる、花期は過ぎているが綺麗です。登山道の向かい岸に水取口、道の良く踏まれてきた。

 

 

:樹林から木漏れ日が、若葉が綺麗な時期!                   右:カンスゲ(寒萓)カヤツリグサ科

 

 登山道は女の川から離れ、歩き良き安くなると、下の方に林道が見えてくる。

 

 

 

:やっと、女の川道標                    右: ここまで来れば、男の川は近い

 

この女の川コースは登るより下った方が体力的に楽だが、コースを探すのは下からの方が楽でしょう!

 

 林道に出たら、左折。右折をすると筑波高原キャンプ場が近い。

 

 まなく、酒寄/山頂(御幸ヶ原)の道標があり、広い舗装の林道にでる。ここは右折。

 

 
:アオダモ(青ダモ)モクセイ科        右:青空に輝くホウノキ

 

林道の縁に綺麗な花、奇数羽状複葉、小葉は23対、円錐花序の白い小さな花をいっぱいつける、アオダモ。青空に輝くのはホウノキ。

 

ホウノキを見ると男の川橋、この時間ここの駐車場はガラガラ。数十b下ると愛車を停めた分岐。今朝の車は一台残すだけ。

 

花の咲く:ジシバリ、ブタナ、オニタビラコ、ウマノアシガタなど車窓から見ながら山麓の林道を走って、筑波山梅林へ、この林道は時々歩いて見るが、今日はご夫婦に単独の男性が歩いており、薬王院コースでは4人の家族を見かけました。古い登山道で今は植物観察等にと、とても人気です。

 

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