初日の出 筑波高原キャンプ場から女体山・男体山・女体山、下山は筑波高原キャンプ場 |
日程:2013年1月1日
快晴
日程:2017年1月1日 霞ケ浦 土浦駅から
初日の出 7:08 太平洋から昇れば6:45、雲の上からなので遅れてしまった。
コース
筑波高原キャンプ場4:00―(0:45)→4:45女体山(紫峰杉)7:30―(0:15)→7:45御幸ヶ原7:55―(0:15)→8:10男体山8:25―(0:20)→立身岩8:45―(0:30)→女体山9:15―(0:35)→9:50筑波高原キャンプ場
思わす「おめでとう」の声があがる! 謹賀新年 明けましておめでとうございます。
来年こそは筑波山の裏コースを登って初日の出を楽に見たい人の為にアクセス方法を説明します。
朝、目覚まし時計は2:30、3時に家を出る、つくば市城山からR143で谷田部IC方向に走る、谷田部ICからのサイエンス大通りに交差し、サイエンス大通りを走り、科学万博記念公園手前で大きなY字路を右に曲がる。R19で次の交差点が大境、ここは迷わず直進、左につくばエクスプレス(TX)の研究学園駅、正面に綺麗な筑波山が見(早朝は暗く)えてくる。
左に大きなイーアスつくばが見え、早朝はガラガラの大きな駐車場、道なりに走れば正面に国土交通省・国土地理院国で国道408号(成田、牛久から)に合流。国道408号は学園東大通りと交差し、筑波山の道標に従う、快適なドライブ、やがて国道125号(土浦から車で)と田中交差点で交わる、ここは直進(2012年つくばバイパスが通る)、右に雄大な筑波山が見え、美しい双耳峰(右:女体山、左:男体山)です。
T字路は右折、桜川を渡ると交差点、直進はR42で筑波山梅林・筑波山神社・つつじヶ丘へ、筑波山行のバス通り、左折しR14に入り、次の大きなY字路で直進してR41に入る、つくばりんりん道路入口を見送り、上り下り、下りた所は、つくし湖入口で薬王院コース登山口がある。
ここは見送り、セイコーマートの交差点で筑波高原キャンプ場へ右折、この後綺麗なトイレが無いのでセイコーマートのお世話になると良い。
道標は無い、上へ・上へ、侵入禁止の三差路、続いての三差路で右折(現在通行止め、通行OKが多いのだが?)すると薬王院コースに合流する、ここは直進し男の川コース登山口で5,6台の駐車場が有るが、今日は0台、さらに上に、大きく右に曲がる、ここの曲がりが筑波高原キャンプ場入口、上に走れば御幸ヶ原(深峰遊歩道)登山口駐車場、標識に従って筑波高原キャンプ場へ、入口が狭く、時々タイヤを道から外す車を見かけるから、特に夜中は注意が必要。
いきなり土道になる、キャンプ場は休業の時期は今、荒れ放題である、下った所に女の川、ここにも登山口が有るが男の川コースはお勧めするがここは登らない事です!
狭い道は国民宿舎つくばねに通じ、多くの人が入ってくる、4:00筑波高原キャンプ場に到着、満杯になったことは無い、今日は1台先客。
早速、山頂へ、満月では無いが明るく照らしてくれる、筑波山の裏側、つまり関東平野の反対の夜景が美しくちょっと驚き!昼間には何度も登る慣れた道、足元を照らすランプが揺れ、時々道を踏み外しそうになる。
イノシシも時々現れるようですが動物の声、人の声も全くない、熊笹が風に揺れ音を出すくらいだ。林を抜けると逆Y字路、カタクリ群生地の下部、もちろん今は花期ではない、直登が続く、カタクリ群生地の上部に着くと、道はジグザグに変わり、後0.5`の道標、5、6回ジグザグを繰り返すとベンチの無いコースに有難い石が転がり腰掛けに嬉しい、昼間なら通過する人々の多くはここで休憩する、ただ、見晴らしは無い。
上の方から人々の声、聞き入ると「ちょー寒い。。」「帰りも自力で下るの。。。」の声、4:45だ、初日の出の日は、ケーブルは4:30、ロープウェイは5:00から運行、しばらく、女体山山頂に上がらず、熊笹に囲まれて風に当たらない藪の縁に身を隠す。
二人の登山者が通過して行く、隠した私の上方向にロープウェイからと御幸ヶ原からの道が合流する広場が有る。この広場から階段を上がると女体山山頂は直ぐ。
女体山山頂で聞くと寒くて帰った人もいますよとのこと、直ぐ隣で帰ろうという人がいるから、「今日は例年になく快晴、、、」と引き止める!
女体山山頂は毛布に身を包む人もおり、超満員である。カメラを持った女性は12月5日にも来たというので、何とか日の出も見せてやりたいので、人の間を強引にかき分け山頂の岩壁を経て、5bほどの一枚岩を滑り降りる、怖いけど彼女も後に続く。ここは初日の出を見る筑波山のベストポジションです。
6:22 ようやくカメラも反応
涸沼は所在不明!
寒い、日の出まで1時間半、彼女から暖かい飲みものが差し出される「焼け石に水?」と言うがそんなことは無い、会話が続き「つつじヶ丘から徒歩で夢中で登って来た」という。つつじヶ丘からだと、弁慶茶屋跡まで約50分、弁慶茶屋跡から女体山山頂まで約50分で1時間40分です、筑波高原キャンプ場からだと約60分です。
初日の出が昇る位置は「明けの明星(金星)」が見える方向、太陽はこの星を追いかけるように登ってくる、明けの明星がピカピカとても美しい、関東平野の全域で見えただろう。
隣に座っていた石岡から見えた男性「あの星は金星で明けの明星、夕方は西の空に浮かぶ宵の明星、、、」と言う、「宵の明星」とも「一番星」とも呼ばれる金星です。そして水星は人の目には見えない。彼のお陰で、久しぶりに聞く「宵の明星・明けの明星」の二つの名前を持っている金星、明星は明るい星の意、宵(よい)は夕方、明けは早朝です。太陽系惑星は習い「水金地火木土天冥海(スイキンチカモクドテンメイカイ)」を思い出す。
6:28 涸沼が赤く染まる
涸沼の存在が確認できますね!
左:6:38 八王子からやって来たカップル
右: 6:43 太平洋から昇れば日の出の時間直前 皆さん、今年は幸せになってください。
八王子のカップルさん、早く1人目を連れて、ここ筑波山に来てください、まずは暖かい日に登って、お子さんに「山を好き!」と言わせてください!
6:50 ちょっと暖かく?日の出前が一番キツイ寒さ、風は弱く有難い!
7:07 雲から初日の出 あけましておめでとうございます。
初日の出直前の寒さに耐え、全員満足、そして若い人が多いのに驚く(私以外)。予想通りだが、聞くと圧倒的に徒歩の人は少ない!車で来てケーブルかロープで上り・下りとも乗り物と言う人がほとんどだが、山頂駅から女体山山頂に登って、この寒さに負けず、目的の初日の出を目に焼き付けた若者に両手を上げてバンザイ\(^o^)/。
山頂の一角で暖かい朝食を作った隣の3人の男性は上り・下りとも徒歩、登山口から歩いて登り、今年の初食事を作って山頂で食べる、筑波山の時々登る者として嬉しく思える行動ですね、筑波山でコンロを温める若者が少なくなっている。
女体山で初日の出、これから御幸ヶ原経由で男体山、再び女体山に戻って筑波高原キャンプ場へ下る予定です。
左:女体山直下の登山道
右:女体山直下の鎖場、ここを下る人は少ない、日の出を山麓で迎えた人々登ってくる、
聞くと旧弁天小屋辺りも良かったようです。
頂から御幸ヶ原へ下る人はケーブルを使って下る人が多い、ケーブルで下る人はケーブルに方へ下って行く。
女体山から大仏岩へ下る途中に初日の出のスポットが有るというので来年以降の為にちょっと下ってみる、女体山山頂からの光景とは違った初日の出が楽しめる。
再び女体山へ戻る、初詣の人々は次々とロープウェイかカーブルに向かう、千葉から来たという三人姉妹を希望する紫峰杉(しほうすぎ)へご案内、歓声を上げ喜んでくれた、彼女らのご両親は前もって長蛇の列に並んでおられ賢い!
ケーブルを待つ、蛇の長さは駅から御幸ヶ原を横断する長さ、年に一度の恒例風景、女体山のロープウェイの方も同じ込だろう。
御幸ヶ原から日光連山 高原山、那須連峰がよく見える
男性4人、紫峰杉を紹介、喜んで下ってゆく、冒険心豊かな彼らは帰りも勿論徒歩で下山。
日の出時間から1時間ほど快晴、登山日和で朝のシモバシラも解けてしまう。
男体山を見て右方向の自然研究路に入る、この研究路に入る人はいない、入口から数十b地点に男体山へ登る道があり、急登し男体山へ、急登しないで直進すると大石重ね、大石重ねから薬王院コース・男の川コースに入ることもできる。
左:巨岩&ブナ林
右:イワガラミ ユキノシタ科
入口に入ると巨岩、この岩の上でお弁当を開く、女体山で同行の女性はお店で朝食だが、この岩のレストランはポカポカ、日の出時刻前の寒さは痛いほどでしたが!ここで手袋をようやく外し、シャッターも押しやすくなる。
ウリカエデ 瓜楓 カエデ
樹皮の色と模様がウリに似ている、男体山の周辺に多い。
巨岩から下り、急登してNHKの鉄塔へ、保線道の木段はシモバシラ、男体山山頂5,6人の人々、女体山に比べ日の出スポットの人気は低い。
展望は女体山に負けてはいない、富士山、浅間山、赤城山、日光連山、富士山の右前は大山・丹沢連峰、浅間山と赤城山間の奥が四阿山や草津の白峰、赤城山の奥に谷川か苗場の山々が見え、もちろん東京スカイツリーも東京タワーも見える。
ウリハダカエデ 瓜膚楓 カエデ科
男体山山頂、立身石にウリハダカエデが生える、
男体山山頂の鉄格子(富士山が見える)に綺麗な冬芽、写真は立身石
男体山の岩にぴったり張り付いて冬を越すホシザキユキノシタの群落、初日の出のお客様、大きな葉のユキノシタを見つけシャッターを押す。
御幸ヶ原へ岩場を下って、御幸ヶ原と自然研究路の分岐、ここは自然研究路に入り、左に下って立身石に向かう。
立身石から富士山 千葉から大きなカメラを持った男性、自然研究路を回るという
入口から階段を上る、人の多い御幸ヶ原だが立身岩は静かです、ここの展望は二つの山頂とは違い落ち着いた気分で快適の景観です。
千葉の男性以外出会わないのが不思議なくらい、筑波山コースガイドを得て登って欲しいところです、ガイドブックは筑波山神社にて配布されている。
シラヤマギク 白山菊 キク科
ロゼット状葉で真冬を越す
御幸ヶ原を見下ろし、奥が男体山
立身岩から自然研究路に戻って、御幸ヶ原に戻ってくる、ケーブルの長蛇の列も後数回乗れば終わりそう、でもまた一般の観光客が登ってくる。
再び登った女体山山頂は初日の出の人混みは無い、静かな普段の山頂、御幸ヶ原&男体山を望み下ることにする。
左:ミヤマシコミ 深山樒 ミカン科
右:筑波高原キャンプ場から加波山方向 筑波山連峰縦走路
ケーブル入口と御幸ヶ原への道から離れ筑波高原キャンプ場へ下る、ジグザグな登山道、カタクリの群生地を下って、樹林帯に入ると、ミヤマシキミは真っ赤な実を付けている、隣の株には次の蕾が膨らんでいる。
筑波高原キャンプ場に着くと、これから登る人が上がってくる、朝止まっていた車が消え、新たに2台、私を含め5台かな、表筑波の駐車場は有料だが、ここは無料。裏筑波の登山道には岩場もなくラクラクです。
HP:わたしの天気予報