早春の花を求め筑波山周辺へ!(宝篋山、湯袋峠辺り) コブシ ハナネコノメソウ

筑波山 宝篋山、湯袋峠辺り

日程:201142日(土)晴 藪コギはまだまだ簡単の時期

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左:キクザキイチゲ          右:ハナネコノメソウ

筑波山近辺で、春一番で楽しめる花

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コブシ

コース

宝篋山

宝篋山登山口駐車場5:10―(0:20)→沢の小道入口5:30―(0:15)→天狗岩5:45―(0:25)→6:10尖浅間山6:20―(0:05)→野鳥の森6:25―(0:20)→山桜の森6:45―(0:15)→篋山山頂7:00―(0:10)→7:10こぶしの道(元禄コブシ7:20―(0:15)→純平歩道分岐7:35―(0:05)→太郎コブシ7:40―(0:15)→五条の滝7:55―(0:20)→宝篋山登山口駐車場8:15

湯袋峠沢コース

湯袋峠沢コース入口9:40―(1:25)→林道出合(A11:05―(0:05)→キャンプ場11:10―(0:15)→ヤブ道入口11:25―(0:15)→ニリンソウ群生の谷11:40―(0:05)→十字路に戻る11:45―(0:20)→林道出合12:05―(0:05)→林道出合(A12:10―(0:30)→湯袋峠沢コース入口12:40

 

宝篋山

 

自宅のあるつくば市はコブシが多く、人気の宝篋山は登山道がコブシの白い花で、つくば りんりんロードの小田辺りから眺める景色は素晴らしい!

自宅つくば市はコブシが満開見頃、宝篋山の太郎コブシに会いに行ってきました。

登山口駐車場に「地震で入山はご注意ください」の看板、尖浅間山へ向かう、のどかな田んぼ道を行く、登山道に入る手前左の藪の中に一本のコブシがある、入って見ると花期は過ぎ花弁の淵が茶色になってきた、登山道に入ると直ぐに沢の小道入口、沢の小道は従来の道に変わってメインコースになってきた、そんな素敵な沢コースです。

展望岩の下を過ぎるとスミレが足元に現れる、今日の花言葉「エンザンスミレ」ではないようです!宝命泉を通過、従来の常願寺コースに合流、ツバキが現れ、天狗岩、この辺りから傾斜が大きくなる。

 

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ツバキ 宝篋山のツバキは素晴らしい!

 

くずしろの滝純平歩道分岐、ここからジグザグの急坂が続く、ツバキの花弁が足元の散らばり、ツバキを鑑賞しながら登り続ける、花数はもっと寒い時期から咲きだすので少ない!

山頂が近くなって、杉が切れ急な斜面は明るくなっている、道は更に直登になりキツイ、尖浅間山山頂と巻道分岐、なおも直登すると大木の桜・小さいクロモジが巨岩の回りに生え、尖浅間山山頂にやっと到着。

晴れていれば富士山が見え、関東平野が広がるのだが、宝篋山はまだまだ高い位置に見えている、まずは朝食。

尖浅間山から緩く下って登り返すと野鳥の森、ヤマザクラをはじめ木々の種類の多いこと、イヌザクラ、シラカシ、シロダモ、エノキ、コバノカマズミ、コナラ、ケヤキ、ゴンズイ、ヤマウルシ、エゴノキ、ミズキ、ホウノキ、スダジイ、ハリキリ、イズシデ、ムラサキシキブ、、芽の出ていない木々を見て全部当てられると凄いぞ!と言いながら進む。

大きく下って、鞍部からチョット登れば野鳥の森である。

 

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右:ギッシリ足元に咲く、小粒で可愛い 左:林道に咲く スミレ

 

野鳥の森から再び鞍部におり、足元のスミレを見ながらゆっくり登ると、左に霞ヶ浦が見え、気持ちの良い細道を登れば山桜の森に到着。大木の桜だがつぼみは固い、大きなコブシが一本、ここがこぶしの道」入口だが、このコブシが花芽はいっぱい付けているが一輪も咲いていない、こぶしの道の元禄さんもまだかなと思いながら山頂へ向かう。

ここは林道で道幅は広い、アカメガシワ、ヒサカキ、キブシ、オオバヤシャブン、そして何時も感心する巨木のモミを見ながら行くと、山頂手前100bの道標、簡易トイレが建っている、ここから山頂までは雑木林の細道でヤマツツジが咲く頃はとっても雰囲気のある気分の良い所ですが、ビックリ、木々が大幅に伐採されている!何時もと雰囲気が違う。

宝篋山山頂に立つと、何時もと変わらない、雄大な筑波山、北に目を移すと加波山が良く見えます、時間が早いのか、登山者の姿はありません。

 

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筑波山と加波山

 

霞が関方面は霞、春のポカポカ陽気ですね!

山桜の森に戻って、こぶしの道入口は通過、さらに戻ってくる入口があり、覗いて見ると、元禄コブシは真っ白な花を誇っている!このコブシを見たら、近くに行きたいものです、細道に入り、見えるコブシの根元に降りて見る。

 

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元禄コブシ! 見事!

 

元禄コブシへの「こぶしの道」に入る、元禄コブシの根元まで大きく下ることになる、根元に立って、見上げると背の高さに驚く、良く見える位置まで、コースを登る、ちょうど見頃です!こぶしの道をそのまま登れば、通過したこぶしの道入口に出る、再び下の「こぶしの道」入口でここにもコブシがあり、見頃になって見事。こぶしの道に入って良かった。

 

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花がいっぱい!

 

また背の高い笹道を抜け、再びビックリ、木々に頼って下る巨岩の道の木々がバッサリ、なにもここまで切らなくても、この辺りからツツジの群生地が始まる、環境をここまで壊すのか?まー何か目的があって伐採したのだろうが?

 

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目立たず、ひっそりと咲くツバキを魅了する

ここのツバキ群生地は宝篋山の名所である

 

大きな一枚岩を下ると、ツバキの群生地、楽しみの地点は伐採されず従来のままで見事なツバキ林を楽しむ。

続いて純平歩道が合流、太郎コブシとその周辺のコブシの白い花が見えてくる、純平歩道分岐で数b純平歩道に入ると沢、ニリンソウが咲くところだが、まだ開花一輪も見当たらない!

引返し、分岐から右折し下ると太郎コブシの根元に到着、あまりにも背が高く、太郎コブシの花はチラット見えるだけだが、立派に咲いている。

小さな滝を見ながらどんどん下る、田んぼに出る、オタマジャクシはまだ見つからない、ちょっと遅れているようです。

宝篋山登山口駐車場に着くと、10台ほど停まっている、今日歩いたコースでは宝篋山には大地震での影響は無かった。

 

湯袋峠沢コース

 

湯袋峠沢コースは湯袋峠から1,2`真壁方向に下った所に湯袋峠沢コース入口がある、このコースで心配なのは小さな駐車場、時間が9時半を過ぎたのか、近い所の空き地が空いていた、今日は筑波山山頂までは行かず、沢の滝をひとつひとつジックリ見ながら筑波高原キャンプ場当たりまで登る予定で歩き出す。

 

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ミニ奥入瀬渓谷と言っても言い過ぎではない!

 

全部の滝をお見せしたいが、容量の制限で、一枚だけですが、沢に沿った散策道は梅雨になる前が良い季節ですからお出かけください、のんびり歩くのが一番です!サワガニの説明版のあるお花畑ではニリンソウ、ユリワサビが咲きだしている、エンレイソウも花芽を膨らませています。

 

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ユリワサビが主役 ニリンソウが主役になるのは一週間後?

 

筑波高原キャンプ場に着く、カタクリはまだまだ、数輪のキクザキイチゲが咲きだしている、キャンプ場の事務所前の広場に地震の跡(亀裂)が見られ、キャンプ場入口に侵入禁止の看板が立っている。

筑波高原キャンプ場を登り、背の高い笹を過ぎニリンソウ群生の谷入口に入る、入口は踏まれた跡が明確ではないが、入るとハッキリしてくる、山頂方向から下った道が交差する四差路を真っ直ぐ進む。

ニリンソウ群生の谷は花らしい姿は無い、これ以上先には進まず、四差路に戻って、今度はここを右折して下る、良く踏まれた道が続き、左に古くなった丸太の階段、この階段に入ると、ここから丸太の階段が続く、登山道にはカタクリの芽が沢山出て、一・二週間後には見頃になりそう。

 

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のんびりコース、丸太が置かれている

 

登山道沿いキクキザキイチゲが可憐に咲いている、この花に出遭うと、本格的な春がそこまでやってきている、嬉しくなりますね。

 

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ブルーのキクキザキイチゲ

 

ブルー色のキクキザキイチゲが筑波山山頂近くに咲きだすのは、例年なら5月連休直前からです。

 

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キクザキイチゲ 落葉に囲まれ暖かそう!

 

このまま下ると林道に飛び出て、左折すれば湯袋峠沢コースの分岐に着く。この先が筑波高原キャンプ場です。

湯袋峠沢コースをどんどん引返す、途中、お花おばさんらに出合う、今日撮影した写真を自慢げに見せてくれる、ハナネコノメについて聞くと、沢に入り込み撮影した立派なものを見せてくれる。

湯袋峠沢コースには無いが、ハナネコノメが近くの沢に咲いているという、湯袋峠沢コース入口に戻って、近くの沢を一本ずつ探してみるがなかなか見つからない。

 

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これは、ネコノメソウ

 

まず見つけたのはネコノメソウです。

 

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ミヤマカタバミ 裏筑波の可愛い花を代表する

 

続いてミヤマカタバミを次に見つける、ハナネコノメは何処か?

湯袋峠沢コースは筑波山の北側、ひょっとしたら沢の渓流に咲く、そして日の当るところかも知れない、ならば、山の南側だろう、そして5個目の沢に入りとうとう見つけました!

お花おばさん達も群生地をハッキリ教えてくれなかった、意地悪では無く!きっと説明には困難な場所だったからですし、場所がバレルから?

ハナネコノメは高尾山の日影沢コース、西丹沢の西丹沢自然教室から畦ヶ丸に登る登山道等で見かけています。

 

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ハナネコノメ 小形の多年草、数oの花である
可愛く、綺麗ですネ

 

見付けた位置から直ぐ上にある滝はなかなか見事でした、沢を抜け出すには蜘蛛の巣を払って悪戦苦闘でした、毎年ここに咲き続けることを祈りたい!

 

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見事な滝!

 

そして、日当たりの良い沢岸にニリンソウが沢山咲いていました。

 

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ニリンソウの群落

 

東日本大震災発生時、筑波山の登山道で約20b上の斜面から落下した岩に当って死亡された人がいたらしい、市内の病院で330日に亡くなられたそうです。

 

今日は筑波山の山頂までは行っておらず、状況は不明ですが、筑波山には地震の爪痕が残ったようです、心配なのは男体山を一周する研究路、女体山直下の岩場から弁慶七戻間、ケーブカーのトンネル近くの急坂、、、、、、。

車で風返し峠は問題無く通過可能、風返し峠から朝日峠間はしばらく無理(生活道路ではない!)登山は全て個人責任、自分の足で自分の判断で実施ですね、近い内に、筑波山口からジックリ登って、地震後の筑波山神社からのコース、つつじヶ丘に下るコースを報告します

HP:わたしの天気予報