2016/8/10筑波実験植物園散歩 今週のベスト3!:レンゲショウマ、夏野菜(ヒマワリ、ズッキーニ、トマト、ヒョウタン)、ハマゴウ

絶滅危惧I(Aランク)ニッポンハナダカバチ

職場体験の中学生がおすすめの植物も見られます!

2016-010

日程:2016810日 (水)晴れ

 今週のベスト3

 
左:ハマゴウ(蔓荊)クマツヅラ科               右:レンゲショウマ(蓮華升麻) キンポウゲ科


ハマゴウの近くにゴンズイの赤い実が存在感を増している!
ゴンズイ(権萃)ミツバウツギ科
筑波実験植物園に
ミツバウツギが植えられ、
1
対の仮頂芽または対生する側芽から無花枝もしくは有花枝を伸ばす。
無花枝は2-3対、有花枝は下部に2対の、3枚の小葉からなる葉をつける。
有花枝は先に長さ5-8cmの円錐花序をつけ、5個の花弁からなる白色の花をつける。
種子は淡黄色で強い光沢がある。
花はウツギそのもの!

夏野菜(ヒマワリ、ズッキーニ、トマト、ヒョウタン等!)は畑や庭先で見るので撮影を忘れました、同時に近くにブルーベリーが沢山生っており、スイカも美味そうに転がっている。

ベスト3!の報告を終え、筑波実験植物園に入ります:

台風5号も消え、ここつくば市は真夏日、筑波実験植物園の駐車場は夏休みだから、多数の車、中に入ると子供たちが沢山集まっている。受付のお嬢さんに聞くとニッポンハナダカバチを観に来る人がいるそうです。

朝日朝刊(8/10に筑波実験植物園のニッポンハナダカバチが砂地に巣穴を掘って子育てをする絶滅危惧種の蜂の記事、ニッポンハナダカバチは毒針でハエなどの虫に麻酔をかけ、これを巣に運び込んで幼虫のエサにする習性がある。メスが単独で子育てをし、深さ30aほどの細長い穴を掘る。筑波実験植物園ではスカシユリやハマゴウ等を植えている海岸の砂地を再現した一角に姿が見られ、2年ほど前から住み着いたらしい。成虫が寿命を迎えるまでしばらく観察できる、とういので8/10に出かけてみた。

 
左:ニッポンハナダカバチの営巣地へ               右:まず中央の池を渡る

ニッポンハナダカバチへの案内版を見て、現場に向かう。

 
海岸植物の生える砂地

スカシユリは開花が過ぎ、ベスト3!のハマゴウが咲き誇る、この砂地の前にニッポンハナダカバチの説明版が立っている!

砂地の周りに立つと、5,6分もすると、ニッポンハナダカバチが歩道の砂場に止まる、カメラを向けると同時に飛び去ってしまう、待つこと10分後、目の前5,6b周辺で飛び交う、ニッポンハナダカバチの巣と思う穴の縁に止まるが、カメラを構える時間内に離れてしまう。午後一番の気温暑い、しかもここは砂地である。

再度砂地の周りをジックリ歩いて、ニッポンハナダカバチを探す、一匹も飛んでこない、立ち止まっても汗が出る、目眩のする暑さである、観察に来る人が多いと言うが人影は無い。

 
やっと見つける、ここは巣穴である

ニッポンハナダカバチが現われる、巣穴が見える、美しい姿です。

 
20,30秒巣穴に入り、再び穴の外へ

出るときは、頭が先である、お尻からは出てきません!

 
巣穴の様子は見ません

巣穴の中は?

 
この巣穴を入たり・出たり

初めて見るニッポンハナダカバチなどで、雄か雌か不明?

 
一度飛び去り、戻って来る、巣穴を確認し、今度は尻から入り込む

虫に麻酔をかけ、その虫を運んで巣穴の奥に住む幼虫に食べさせるとのこと、時間をかけ撮り続けると虫を運ぶ姿が見えるかも!

茨城県ひたちなか市から東海村にかけての太平洋岸に東海・阿字ヶ浦砂丘があり、この砂浜にニッポンハナダカバチが見るそうです、鼻がとがって見えることからこの名が付いている、次回は鼻を中心に撮影したいものです。東海・阿字ヶ浦砂丘は今海水浴が行われている、こんな時カメラを持ってウロウロするのも変かな?

 
レンゲショウマ(蓮華升麻) キンポウゲ科

 
左:カツラ(桂)カツラ科                    右:サワグルミ(沢胡桃)クルミ科

カツラの紅葉は黄色、葉に甘い香りがあることから別名コウノキ(香の木) 。丸い葉のカツラの新緑・紅葉が美しい!

サワグルミは、クルミ科の落葉広葉樹です、サワグルミの実は、クルミの仲間ですが、食べられません。高原の湿原の周辺などに多く自生し、実が食用になるクルミは、オニグルミといいます。区別もポイントですが、花の時期にふさふさした雄の花序が垂れ下がるのは両種とも同じですが、雌の花序が下向きに垂れ下がるのがサワグルミ上向きに付くのがオニグルミです

*職場体験の中学生がおすすめの植物*

 スイートジョーバイ:葉をもむとバニラの匂いがするらしい?スイートジョーパイの別名はムラサキヒヨドリバナ、葉をもむとバニラのような匂いがする。種子はピンク色の染料となる。植物全体に解熱、利尿の効果があるといわれる。乾燥させた根茎には解熱、利尿、強壮などの薬効がある。

 ヘクソカズラ:屁糞葛 アカネ科、多い雑草。葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。筑波実験植物園や散歩道に多い。

 シカクヒマワリ:毎年、筑波実験植物園に咲き誇る。

 キイセンニンソウ:紀伊仙人草 キンポウゲ科、実の先端につく白い羽毛状のものが仙人のひげに似ている。

 トラノオスズカケ:虎の尾鈴懸 ゴマノハグサ科、クズ(葛 マメ科)と似た花です。

 ヤブラン:薮蘭 ユリ科、紫の花が涼しげ。

 マルバノキ:丸葉の木 マンサク科、ハート形の葉が可愛い。

 ヒメシャジン:姫沙参 キキョウ科、可愛い花、夏向きですね。

 ミクリ:実栗 ミクリ科、池に生え、トゲトゲの実が面白い。

 デンジソウ:田字草 デンジソウ科、四つ葉のクローバーみたい、田んぼの字の形で可愛い。

 ミズヒキ:水引 タデ科、おめでたい名前、名前の由来は面白い。

など、筑波実験植物園で探すとまだまだ、、、、とらない、たべない、はいらない、、、、園内の植物はすべて研究対象です!

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