茨城県利根町・取手市 利根川&牛久沼周辺・小貝川&利根川合流付近の植物 |
2014年8月30日(土)曇り 茨城県利根町・牛久沼周辺 2014年9月2日(火)晴れ 小貝川&利根川合流付近
セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)とヒメモロコシ (姫蜀黍)はイネ科で、同じ場所に良く生え、区別が難しいが、「芒のないヒメモロコシと芒の有るセイバンモロコシ」とのこと、芒の有るのでセイバンモロコシ」とのこと、芒の有るのでセイバンモロコシですね。 シナガワハギはアジア原産で海岸近くに生育する帰化植物、ここは利根川でも太平洋から約60`。一見キンミズヒキかなと、近づくとミソハギ、メドハギに似るが、花の色は黄色!茎は高さ30〜100cm、多数分岐、葉は3小葉の複葉で、小葉は青緑色、縁に浅い鋸歯がある。枝の先や葉腋から総状花序をだし、黄色で長さ4〜6mmの蝶形花を多数つける。果実は豆果、表面に凸凹したしわが多い。中に1〜2個の種子が入る。花期は5〜10月。和名の由来は、江戸時代後期に品川付近で発見されたことからきている。 飼料、牧草に用いられる。
カントウヨメナ、ここは車道+土手+砂利道+川岸の藪と分かれていますが、土手側にポツンポツンと群生しないで、独立して生えている。
オオフタバムグラは北アメリカ原産の帰化植物。海岸や河川の砂浜に生育する。ここ利根町は環境が合っているようです。茎は斜めに立ち上がり、葉は無柄で、両面に硬くて短い毛があり、葉の縁は棘状の微毛があってざらつく。花は葉腋に付き、花期は7〜9月、色は白から淡紅色である。メリケンムグラ(米利堅葎)が似ているが、メリケンムグラは毛が無く、葉が広い点などで区別。他にクルマムグラ、ハナヤエムグラ、ヤエムグラ、ヨツバムグラなどが良く似る。 アカネ科は葉が対生、基部に托葉、この托葉がアカネ属やヤエムグラ属は大きく、葉と同形になって輪生しているように見える。オオフタバムグラはオオフタバムグラ属。
ツルマメのマメ果は長さが3aほどで褐色毛が密生していて、「枝豆」の果実によく似ていているのが特徴です。栽培される大豆の原種であると言われる。ノササゲのマメ果が濃紫色に熟すのが特徴です。ヤブマメの花は筒状で薄い紫色で、花冠は口紅をさしたように淡赤紫色から淡紫色になるのが特徴です。ヤブツルアズキでは小豆の原種とされ、花冠が黄色で径1.5aほどあり、マメ果が細長い筒状なのが特徴です。タンキリマメは花もマメ果もトキリマメにそっくりですが、トキリマメでは葉の基部の方で幅が広くなっているのに対して、タンキリマメでは、葉先の方で幅が広くなっていることで区別します。 ナガエツルノゲイトウは高さ0.5-1.0b以上で、太さ4_ほどの茎は中空となる。葉は対生で、わずかに細かい毛のような鋸歯が確認できる。花期は4-10月、白色の花を咲かせる。在来種の植物と競争するほか、水面上にマット状に繁茂する、利根川の淵に群生している、世界中で侵略的な雑草、日本では外来生物法により特定外来生物に指定されている。似たものに同じく外来種のツルノゲイトウとホソバツルノゲイトウがるが、花序には柄がなく、葉腋に直につく。ツルノゲイトウは1年生草本で、盛んに分枝して匍匐し、上部の節間に2列の毛が生える。花は葉腋に球形に束生する。ホソバツルノゲイトウは1年生草本で、花は葉腋に球状に直につく。ミズヒマワリ(水向日葵)も同じ白い花だが、特定外来生物に指定されている。
キンガヤツリは葉は根本に集まる。茎の先に葉と同形の長い苞が数個有りその間から5〜10個の枝を出し多数の小穂がブラシのように開出してつく、豪華なカヤツリグサ科。 カヤツリグサは本州から九州、朝鮮・中国に分布する一年草。空き地、路傍、畑、水田などに生育する。よく似た種にコゴメガヤツリがあるが、カヤツリグサはより乾燥した場所に生育する傾向があり、水田では乾田直播きの水田で見られる程度である。7〜8月にかけ、緑色の花序を形成し、根本の方から稔って8月の終わり頃から種子はこぼれ落ちる。コゴメガヤツリに比べ、花序が散開し、稔っても垂れない点、鱗片の先が尖っていること、花序が緑色から赤褐色に変化することなどの点で区別できる。 コゴメガヤツリは小穂がカヤツリグサよりやや小さく、やや湿った所に生え、花序の枝に翼がない、小穂がやや黄色、鱗片の先がまるみを帯びる。 チャガヤツリは小穂が茶褐色を帯びる、カヤツリグサに似るが、花序の枝は分枝せず、小穂が1つにまとまっている。 カヤツリグサ科は茎が中実で3稜形であり、葉鞘(ようしょう)が完全な筒形になっている。葉の基部が茎に巻き付いてを形成するが、カヤツリグサ科のように、葉鞘の両端が融合して筒形になるがイネ科は筒形なることは少ない。アブラガヤ、カンガレイ、コウボウムギ、サギスゲ、サンカクイ、タヌキラン、テンツキ、 ヒメカンスゲ、フトイ、メリケンガヤツリ、ワタスゲ等が一般的。 ヒナタイノコヅチは日当たりのよい道端、荒地に生え、全体に毛が多く、葉は厚く、先端が短く尖る、花序は花が密につき、ヒカゲイノコズチより太い。ヒカゲイノコズチは日陰に生え、茶褐色のふくれた節をイノシシのかかとにたとえたと言う、茎は四角形で、筋がふくらみ、葉は対生、葉は薄く先は尖る、茎や枝先に細い花穂をだし、緑色の小さな花をまばらに付ける。
ガガイモ科の果実は袋実で熟すと片側が裂け、種子の先に種髪と呼ぶ長い毛が、風に乗って散布する。ガガイモは茎を切ると白い液を出す。葉は対生、葉腋から花序をだし、花の内側に長い毛が密生。袋実は表面にイボ状の突起、種子は翼がある、ゴーヤの実に似ている感じがする。
オオブタクサはブタクサと同じ北アメリカ原産の帰化植物。ブタクサより大形で背丈が3〜3bにもなる。この花粉もアレルギー源であり、近づきたくない。ブタクサの葉は細かく切れているが、オオブタクサは葉が大きく、3列に切れ込む。別名のクワモドキは葉がクワの葉に似ていることから。群落を作っていました。 オオホウキギクは細かく枝分かれ、ヒロハホウキギク(広葉箒菊)の葉は長さ6〜10aの広線形で、先端が尖り基部は茎を抱かないが、ホウキギクは葉の長さ5〜8aで、基部から先端までほぼ均一の線形で、先端は鋭く尖り基部は少し茎を抱くというが良くわからない。オオホウキギクは枝が横に張り出し、細い線形の葉が茎を抱く、花が咲く頃には花茎に葉がついていないことが多い、花は小さく1aほど近づかないと解らない。
ヘクソカズラは臭いが凄いが、もんだり、つぶしたりしない限り大丈夫、とても可愛い花で愛らしい。 アカバナユウゲショウは夕方開く、散歩道、湖岸、川岸に良く咲いています。
アレチハナガサは薄い紫からピンクの星をちりばめたような花、アレチの名前は港や海の近く、河川敷などの環境の悪い場所に育つからついている。南アメリカから帰化したので、まだ内陸までは繁殖していなとのこと。茎は四角形。 「アレチ」・・にはアレチウリ、アレチギシギシ、アレチヌスビトハギ、アレチノギク、アレチマツヨイグサ、、、とあるが荒地に生えるか疑問!
イヌゴマは茎がシソ科特有の四角形、実がゴマの実にそっくりなのに、食べられないので、役に立たないと言う意味から犬胡麻と名付けられたそうです。春先に目立つヒメオドリコソウ、ホトケノザ、オドリコソウ、カキドウシ等が消え、イヌゴマ、ハッカが主役、畑ではシソが花を付け始めてきた。 オオイヌタデの背丈は1〜2bになる。茎はよく枝をわけ、節はふくれて赤味を帯び、濃い紫色の細かな斑点がある。葉は先端が長くとがる。側脈は20〜30対で目立つ。托葉鞘は筒状で、普通ふちに毛はない。花序は長く、先端は垂れる。淡紅色又は白色。花弁はない。果期には先が2分岐した脈が目立つ。花期は6〜10月。仲間にイヌタデ、ハナタデ、サクラタデ、シロバナサクラタデ、ヤナギタデ等。
クコは川岸に多く生え、山野にも自生する、ナス科の落葉低木で、秋に楕円形の赤い果実をつけます。葉、果実、根皮ともに生薬として用いられます。
センニンソウは葉が羽状複葉で、ボタンヅルは葉が3出複葉。道端や林縁の日当たりのよいところに生える。茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄でほかの木や草にからみつく。葉は3〜7枚の小葉からなる羽状複葉で、対生する。小葉は厚くてやや光沢があり、先端は小さく突出する。ふつう鋸歯はない。葉腋から円錐花序をだし、白い花を多数つける。花は上向きに咲く。十字形に開く、ふちに白い毛が多い。花糸は長さ7〜9mmで萼片より短く、無毛。果実はそう果、伏毛がある、花のあと3aほどにのびた白くて長い毛のある羽毛状の花柱が残る。花期は8〜9月。
ワルナスビは刺が多い。根茎を長くのばし増える、茎や葉に星状毛、茎は直立し、節ごとにくに字形に曲がる。茎の途中に太い枝をだし、先端に紫色・白色の花を6〜10個集散状につける。球形で黄色に熟す。イヌホウズキはホウズキやナスに似るが役にたたない、茎の途中に枝をだし、白色の花を6〜8個やや総状につけ、球形で黒色に熟す、光沢はない、アメリカイヌホウズキは茎が細く、多くの枝に分かれ横に広がる、葉も幅が狭く、花は淡紫色・白色、球形で黒色に熟す、光沢がある。 タカサブロウはよく似たアメリカタカサブロウは、葉が細く果実に翼がない。
シマスズメノヒエは南米原産の帰化植物で、路傍やあぜ道など、あまり乾燥しない場所に良く生育している。葉舌は長さ1.5〜3_、葉鞘は口部に長い毛がある。花序の枝は茎に5〜10個つき、葉や葉鞘、花茎などには毛がない。よく似た種に在来種のスズメノヒエがあるが、全体に軟毛があるが、小穂に毛がない点で異なる。似たものにタチスズメノヒエ、キシュウスズメノヒエ、アメリカスズメノヒエなど。 利根町から帰宅、途中の牛久観光アヤメ園に立ち寄る。
利根町ではツルマメが見つけたが、牛久沼に流れ込む稲荷川の藪で黄色の豆、トキリマメを見つける、全体に黄褐色の毛が生える。葉は互生し、長い葉柄を持った3出複葉。小葉は卵形で裏面にややまばらに伏毛がある。葉の脇から葉より短い総状花序を出し、黄色の蝶形の花をつける。果実は豆果、細毛があり扁平な長楕円形で、中に黒色の種子が2個入る。熟すと赤くなって裂開する。花期は6〜9月。
ツルボは葉の間から20〜40aの花茎を立て、総状花序をつける、花は密につき、薄い紅紫色をしている。 葉の特徴葉は線形で、2枚が根際から生える。 開花時期には葉はないこともある。同じ土手にネジバナも生えますが、見当たらない。
サクラタデ(花蓼)タデ科 サクラタデには似た花が多い、イヌタデ、シロバナサクラタデ、ハナタデ、ヤナギタデ、オオイヌタデ、ハルタデ等、ハナタデは山野の林内や林縁の湿っぽい所に生え、水辺や湿地に生えるのが、サクタデ。桜の花の色に似て可愛い、9月の始め利根川、霞ヶ浦、牛久沼周辺の植物観察の目玉です。
イシミカワもサクラタデ同様にタデ科です、北海道〜九州の河原や道端などに生える。茎が伸び、下向きの鋭い刺で他の草や木にからみつく。葉は互生し、三角形で、葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。托葉鞘は鞘状の部分は短く、上部は葉状に広がって円形になる。茎の先や葉腋に短い総状花序をだし、淡緑色の小さな花が10〜20個かたまってつく。花序の基部に丸い葉状の苞があってよく目立つ。花のあと花被は多肉質になってそう果を包み、球形になる。花被の色は緑白色から紅紫色、青紫色へと変化する。そう果は黒色で光沢がある、ノブドウの実に似た感じ!花期は7〜10月。牛久沼から稲荷川に沿って藪を覆うように繁栄、ノブドウの実に似た感じの色を見つけたが少し早かったようです。 コナラは日当たりの良い山野に、普通に見られる。カブトムシを探すのにはコナラを探す、茎崎自然の近くの田んぼの稲荷川沿いに三本コナラ、カブトムシは見つからなかったが、オニムシは見つかった。また薪炭材として、クヌギ同様に里山の代表樹種だった。薪炭材を使わない今、関東地方では、放置された里山がシラカシなどの照葉樹林に代わりつつとのことです。
メヒシバは雑草中の雑草といっていいほど、駐車場に縁に群落を成している、そこいら中に生え、除草に苦労させられる。繁殖力が強く、場所さえあればたちまち群生してしまうようです、よく似た仲間には小形の コメヒシバ 、また全体ががっしりしたオヒシバがあり、メヒシバは手で簡単にむしりとることができるが、こちらはそうはいかない、根から抜くか、草刈鎌で刈るしかない。オヒシバはシマスズメノヒエに良く似るが、こちらは雌シベの色が濃い紫であり、花穂が互生。シマスズメノヒエは花穂が垂れ下がる。 キンエノコロはエノコログサに似るが、種子が遥かに大きくさらに剛毛が和名のとおり金色になるので容易に区別できる。畑の脇や放棄水田などで見かけるが、アキノエノコログサに比べると日当たりの良い場所を好む。写真の手前はアキノエノコログサでエノコログサに似ていますが、穂が垂れるが、エノコログサ(狗尾草)は大きく垂れない。
カヤツリグサは道端や田畑にも出現する雑草、自宅の近くの畑の縁にも生え、全体に緑色で、つやがあり、他の雑草の中でも良く目立つ。雑草をかき分けると、根元には少数の細長い葉がある、その真ん中から直立する茎を伸ばし、茎は節がなく、枝分かれせず、真っすぐに伸び、先端に花序をつける。茎の断面は、三角形になっている。花序の基部には葉の形の苞が数枚あり、何枚かは花序よりかなり長い。根元の葉が少ないので、全体としては頭でっかちな姿である。小穂は平らで細長く、多少褐色を帯びる。小穂が小軸からやや大きい角度で突き出し、それがずらりと並んでブラシのようになったものが茎の先端から伸びた柄の先に、いくつかついて、柄が茎の先端から数本伸びたものが花序を形成している。茎の先端に直についた穂もある(柄が無い)。花は小穂の鱗片の中に収まり、雌しべを雄しべが取り囲むだけの簡単なもの。雌しべは成熟して果実になると、鱗片とともに脱落する。果実は褐色でつやがあり、断面は三角形をしている。 セイバンモロコシは「芒の有るのでセイバンモロコシ」、小貝川に架かる橋を渡り、佐貫側の土手に出ると、セイバンモロコシの群落、以後、不思議なことに高須橋で「芒のないヒメモロコシ」が現れるまで、両モロコシは目に付きませんでした。
ヒメムカシヨモギはオオアレチノギクとよく似ている、ヒメムカシヨモギの頭花の舌状花がはっきり見えるのに対し、オオアレチノギクの頭花の舌状花は目立たない。
テンツキは、やや湿り気のある草地などに生え、土手の右下の広い運動場の縁に大群落を形成、茎の先に葉状の苞が数個あり、その間から枝を数個だし、黄褐色の小穂をややまばらにつける。果期は7〜10月。
シマスズメノヒエは南米原産の帰化植物、土手やあぜ道など、あまり乾燥しない場所に良く生育している。花序の枝は茎に数本付き、葉や葉鞘、花茎などには毛がない。花期は6〜10、緑色であるが黒紫色の雌しべの柱頭がめだつ。小穂には開出した絹毛状の長毛が目立つ。よく似た種に在来種のスズメノヒエがあるが、スズメノヒエは全体に軟毛がある点で異なる。
キシュウスズメノヒエ(紀州雀の稗)イネ科 キシュウスズメノヒエは熱帯アジア・アメリカ大陸原産の帰化植物で関東以西の湿地に生える。高さ20〜40cm。葉鞘口部に毛がある。穂の枝は通常2本で稈の先端に対生状につく。小穂はやや細長く先がとがり、まばらに短毛がある。葯と柱頭は濃紫色。第1苞穎は退化し、無いか3角形で小さい。花期は8〜9月。 霞ヶ浦や利根川岸を歩いていると、帰化植物が多く、これもまたかと思うほどですネ! スズメノヒエはイネ科の多年生草本で、日本在来種、道ばたや空き地、芝生などに生える、葉は線形で柔らかく軟毛が密生する。葉鞘にも長い毛がある。長い葉が根元では向き合い、やや扁平な株を作る。茎の先に花序の枝を3〜5個だし、枝の片側に小穂を2列に密生する。柱頭は黒紫色、葯は黄色。花期は8〜9月。外来種のシマスズメノヒエは小穂のふちに毛がある。キシュウスズメノヒエは通常、枝が2本、水辺に生える。アメリカスズメノヒエは通常、枝を2〜3本、乾燥地に生える
キツネノマゴは身近で茎崎自然の森にも生え、近くの野原や道端に生える。茎はまばらに枝分かれし、葉と茎に短い毛が生えている、狐の孫と呼ばれるのかも!葉は対生し、枝の先に穂状の花序をつけ、淡紅紫色の唇形の花を密集してつける。萼片や苞の縁には白い毛がある。雄しべ2個は上唇につく。葯は2室で上下につき、下の葯のほうが大きくて基部に突起がある。果実はさく果、種子はふつう4個で、熟すと弾糸の力ではじけ飛ぶ。花期は8〜10月。シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)は今回の歩いた道には有りません、白い花をつける変種だそうです。 ノブドウの葉はブドウやヤマブドウに似ることもあるが、別属であり、特に果実は葉と交互につくなどブドウ類とは異なる。果実は、熟すと光沢のある青色や紫色などに色づくが、虫えいができ異常にふくらんでいるものが多い、食べられない。花期は7〜8月。
オオニシキソウは小貝川の土手、利根川の散歩道にギッシリ生え、その繁殖は凄い。コニシキソウと同じ仲間でよく似ていますが、コニシキソウよりも大きいので、オオニシキソウ、コニシキソウは家庭菜園の畑でよく生え、地面を這って広がるが、オオニシキソウは縦にも広がっている。オオニシキソウと言っても花はとても小さく、2_くらいの大きさでが、コニシキソウよりは大きく、肉眼でも花が咲いている事がわかります。よく見れば、白い可愛らしい花です。コニシキソウとの見分け方で、「コニシキソウの葉には赤紫の斑紋が有るが、オオニシキソウには無い」と言うが、斑紋の有るオオニシキソウを見つけましたと言う、記事も有りますが、私の畑のコニシキソウには赤紫の斑紋あり、小貝川の土手、利根川の散歩道に生えるオオニシキソウには有りませんでした。尚、オオニシキソウとコニシキソウは一度見ると間違うことは有りません。
土手の一面が金色に染まる、利根川が数日前まで上流で雨、水位は高いが、川岸の平らな所までは上がっていない、キンエノコロの生える位置まで、年に数回水が上がるかと思うが、この凄い数に圧倒され、あっと驚く!
チョウジタデは水田に生育する水田雑草。根は海綿状であり、酸素の少ない沼地でもよく根を張ることができる形態となっている。茎はやや太く、稜があって角張る。上部の茎ほど稜が目立つ。8月の終わり頃から葉腋に黄色い花を咲かせる。花弁は4枚であるが、時折5枚のものもある。秋には全体が紅色に紅葉する。チョウジタデは花の形が丁字形であるためであるとのこと。別名をタゴボウといい、よく似てより稜が顕著であり、花の大きいものをヒレタゴボウという。
カワラケツメイは日当たりのよい河原や道端など乾き気味の所に生える。葉は偶数羽状複葉、小葉は15〜35対、基部は左右不相称で先は尖る。葉柄の上部に蜜腺がある。葉の脇に黄色の小さな花をつける。5枚の花弁は倒卵形でほぼ同じ大きさ。豆果は長さ3〜4a、扁平で短毛があり、四角形の種子が7〜12個あり、黒褐色に熟す。花期は8〜10月。 ゴキズルの葉は三角状披針形で、先端は尖り、ときに3〜5浅裂する。葉腋から総状円錐花序をだし、小さな黄緑色の花をつける。花は5全裂し、裂片は細長く尖り、萼も同じ形なので花びらが10個あるように見える。雌雄同株。花序の上部に雄花が総状につき、基部に雌花が1個つく。果実は蓋果(がいか)、卵形で下半部には突起が散生し、上半部は突起がなく熟すと離れる。中に黒褐色の種子が縦に2個並ぶ。花期は8〜11月。良く見ると雌雄同株で花序の上部に雄花が総状につき、基部に雌花が1個つく、花の根元が膨らみキュウリやゴーヤ見たいですね!果実は下垂し、卵形で刺状突起があり、熟すと中央部が横裂して上部は蓋のように落ち、2個の種子 が散らばる。名は、この果実のようすが蓋付きのわんに似ていることによる。水辺に生えるので山では見れませんネ。
小貝川の土手から川岸の降りると、カヤツリグサが美しい、数もずっと多くなる。茎の断面は三角形、この茎の端っこを裂いて線上に延ばしていくと「蚊帳(かや)」のような形にすることができることからこの名前になったそうです。
サクラタデは大群落を形成、小貝川の土手には生えず、川岸に降りないと合えません。この群落数ヵ所に広がって綺麗です。
アメリカタカサブロウの群落は無く、単独で生えている、タカサブロウとの区別はそう果のまわりの翼が無い、写真が小さく済みません!
アメリカフヨウは園芸種?場違いに生え、雑草に混じって懸命に咲き、シャッターをおしました。 コマツヨイグサは北アメリカ原産の帰化植物。関東地方以西の海岸や河原などに多い。全体に粗毛があり、茎は地面を這うか斜めに立ち、基部からよく分岐し、しばしば地表にマット状に広がる。葉は無柄で互生し、縁は不規則な鋸歯からなるか、または波状に浅〜深裂するが、変異が大きい。花は日中でも咲き、淡黄色の4弁花を葉腋につける。しぼむと赤味を帯びる。果実はさく果、円柱形、先端に4溝がある。花期は7〜8月。小さな群落を形成していました。
オオイヌタデはサクラタデに比べ、小貝川岸には少ないようです。道端や荒れ地に生える。高さは1〜2mになる。茎はよく枝をわけ、節はふくれて赤味を帯び、濃い紫色の細かな斑点がある。葉は大きな披針形で、先端は長くとがる。側脈は20〜30対で目立つ。托葉鞘は筒状で、普通ふちに毛はない。花序は長く、先端は垂れる。淡紅色又は白色。花弁はない。花期は6〜10月。
クグガヤツリは関東以西〜九州の平地の路傍や草地などに生える。茎は叢生し硬く、基部は紅褐色を帯びる。小穂は淡い黄色〜黄褐色で強い光沢がある。葉は少数で茎より短い。数本の花序枝をだす。苞葉は2〜3個つき、花序より長い。小穂は扁平な線形で、鱗片にはやや外曲する芒がある。柱頭は3岐。果実は褐色、長さ1〜1.2_の倒卵形、明瞭な3稜があり、表面は濃淡が目立つ。果期は8〜10月。 ブタナは茎の先に花径3〜4aの舌状花だけからなる頭花をつける。 舌状花は黄色で、遠くから見るとタンポポのように見える。 ただし、タンポポ属は1つの花茎に1つの頭花をつけるが、ブタナは花茎が枝分かれして複数の頭花をつける。葉は根際から生える葉だけである。不揃いの波形の鋸歯がありタンポポに似ているが、葉の両面や縁には剛毛が生える、ブタナと直ぐに判る。
高須橋を過ぎると、ツユクサの群落に出会う。
マメアサガオは北アメリカ原産の帰化植物で道端などに見られる。茎はつるとなり、よく分岐して他物に巻きつき、長さ数mになる。茎には白い開出毛が目立つ。葉は先きの尖った長卵形から心臓形で、全縁または3裂し、長い葉柄があって互生する。葉腋に1〜2本の花茎を出し、直径1.5cmほどの淡紫色から白色の花を1〜2個つける。葯は赤紫。花柄にはイボ状の突起が密生し、稜がある。花期は7〜10月。似たもので、ホシアサガオ、ベニバナマメアサガオ。マルバルコウはオレンジ色でよく目立ちます。
マルバヤナギ(丸葉柳)の別名がアカメヤナギ(赤芽柳)、新芽が赤くなる。 ハッカはミントの和名がハッカ。日本全土に昔から自生。ハッカ油を採るために栽培されていたが、今はハーブとしての栽培がほとんど。群落が形成。 コウゾリナは黄色いタンポポ状の花をつけるものが多いが、全体に剛毛があることで容易に区別できる、花が似たブタナでは、茎がひょろっと長いこと、花茎が枝分かれすること、茎葉がないことで容易に区別できます。小貝川でコウゾリナが姿を現すとブタナが姿を消します!
「芒のないヒメモロコシと芒の有るセイバンモロコシ」と言うことでヒメモロコシ。
ヤブガラシは林や藪や庭のまわり、道ばたなどに普通に生育します。茎は急速に伸び、長いつるになり他の木やフェンスなどにおおいかぶさります。葉は鳥の足のように3〜5枚程度の小葉に分かれ。花期は7〜9月、淡緑色の小さな花をたくさん咲かせ、その後、紫黒色のブドウ形の小さな果実をつけます。私の畑にも生え、草取りの大半はヤブガラシと言えます、、、。 イタドリは日当たりの良い荒れ地や斜面に生える、ここ小貝川土手に群落をみせている、雌雄異株。根茎を横に長く伸ばし、新しい苗をだす。茎は太く、中空で、はじめは紅紫色の斑点がある。葉は互生し、卵形〜広卵形で先は急にとがる。葉腋から枝をだし、その先に小さな花を多数つける。花被は白色〜紅色で5裂する。雄花には雄しべが8個あり、雌しべはごく小さい。雌花には3個の花柱があり柱頭は細裂し、雄しべはごく小さい。花のあと雌花の外側の花被片3個は翼状にはりだし、そう果を包む。そう果は3稜形で光沢のある黒褐色。花期は7〜10月。
戸田井橋を渡らないと利根町!
オオブタクサは利根川領域に入り、舗装の道が続き、両側に目立つのがこのオオブタクサ、ここはブタクサより多く、別名がクワモドキ、本命のクワも数多く生えている。
メハジキは道ばたや荒れ地にはえ、高さ50〜150aと周囲の雑草に比べ背が高く見える。全体に白毛が密生、茎は4稜がある。茎葉は3深裂し、裂片は羽状に切れ込む。花は1〜1.3aで、茎の上部の葉の脇に淡紅紫色の唇形花をつける、外面には軟毛が生え、上唇は斜開、円頭。下唇は3裂して前方に突き出し、内側に濃色の条線がある。萼は筒状で長さ6〜7a、先は等しく5浅裂して裂片の先は刺状にとがる。萼の基部には萼筒よりも短い小苞がつく。果実は4分果。別名をヤクモソウ。花期は7〜9月。佐貫駅から取手駅まで長時間歩いたが、ここだけに数本生え、道端の縁で刈払が進んでいる。 エノキグサはトウダイグサ科、仲間にオオニシキソウ、ノウルシが、この道端に群生、4月頃にはノウルシが見事です。畑や路傍などに普通に生育する。葉がエノキに似ているので、エノキグサというが、この名前よりも異名のアミガサソウの方が、この植物の特徴をよく表している。茎は立ち上がり、有毛。葉の表面には立った毛が散生するが、秋の葉では目立ちにくい。葉の形にはこれといった特徴がないので、花が咲かないとわかりにくい植物の1つである。不思議な雌花序には編み笠状の苞葉があるのが特徴で、これをおぼえれば他種と間違うことはない。トウダイグサなどの苞葉と同じ、雄花序は苞葉の上部に穂状につき、雌花は編み笠状の苞葉の中心部に着く。実に面白い。
ヌスビトハギを見つけた場所は東京芸大取手キャンパスと茨城県取手松陽高方向の入口付近で薄暗く、やや湿ったところ、この1株以外見つからない。和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う。 クサフジにはノハラクサフジ、ツルフジバカマ、ナヨクサフジ、ヒロハクサフジ、オオバクサフジ、エビラフジ、ナンテンハギ、エゾノレンリソウ、ハマエンドウと似たものが多い、フジに似るが、木の仲間ではなくカラスノエンドウなどの草類に属するのでクサフジと名がつく。ヤマフジやフジとは異なり、上に向かって花穂が伸びる。
センニンソウは多く無いが、良く目立つ、オオニシキソウは道端にギッシリ生えるが、目立たない花を付けます。
めどはぎ(筮萩) マメ科(筮萩) マメ科 ヒルガオはアサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。つる性の多年草で、地上部は毎年枯れる。春から蔓が伸び始め、夏にかけて道ばたなどに繁茂する。私の畑にもつるをのばし、ヤブガラシ同様に抜いている、花の形は漏斗形。苞葉が萼を包み込むので、帰化植物のセイヨウヒルガオ(西洋昼顔)と区別できる。畑のヒルガオはセイヨウヒルガオか調べないと! メドハギ、オオニシキソウと多いこと多いこと、飽きるくらいに、道端に生えています、ミチヤナギ(道柳)はタデ科です。
左:クワと右:オオブタクサ(大豚草) キク科 右:オオブタナの花穂
アレチウリはウリ科の大型のツル植物で1年生草本。トゲのあるキュウリの意北米原産で日本では本州以南で帰化植物として知られ、特定外来生物に指定されている。また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている、取手市に生え、驚きです。
チャガヤツリ(茶蚊帳吊)かなと、でも小さいだけで、カヤツリグサのようです。植物観察に出かける時は、ある程度個々の特徴をおさえて出かけたいものです。 緑地公園に入る、ここは樹林が深く、今日の様に熱中症寸前の時には嬉しい散歩道、蚊が待ち受け!(代々木公園問題!デング熱)、急いで抜ける。
緑地公園を出ると、
JR取手駅はまだまだ遠い! |
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