戸倉三山:今熊山登山口バス停から登って、入山峠を越え臼杵山をへて五日市駅まで!
今熊山(標高:505b)刈寄山(標高:687b)市道山(標高:795b)臼杵山(標高:842b)
盆堀林道が戸倉三山縦走路の入山峠で出合っている

日程:2011429日 (金)晴れ


臼杵山山頂、ミツバツツジ

コース

R八王子駅北口バス停7:57=(西東京バス)=>8:30今熊山登山口バス停8:30―(0:20)―>今熊神社8:50―(0:15)―>展望台9:05―(0:05)―>今熊山・刈寄山分岐9:10―(0:05)―>今熊山山頂(標高505b)9:15―(0:15)―>眼下に石切場9:30―(0:40)―>一個目陣馬山/市道山・刈寄山分岐10:10―(0:05)―>二個目陣馬山/市道山・刈寄山分岐10:15―(0:10)―>刈寄山山頂(標高687b)10:25―(0:10)―>道標に無い分岐10:35―(0:00)―>林道10:35―(0:05)―>入山峠10:40―(0:05)―>鉄塔10:45―(0:10)―>鳥切(トッキリ)場分岐10:55―(0:45)―>11:40市道山1.6`地点11:55―(0:15)―>伐採地12:10―(0:20)―>人馬山・市道山分岐(標高775b)12:30―(0:05)―>市道山山頂(標高795b)12:35―(0:00)―>笹平分岐12:35―(0:55)―>大木の松ピーク13:30―(0:15)―>13:45臼杵山山頂(標高842b)13:55―(1:05)―>荷田子峠14:50―(0:30)―>盆堀山15:20―(0:10)―>十里木分岐15:30―(0:05)―>15:35城山15:40―(0:20)―>光厳寺16:00―(0:10)―>沢戸橋1610―(0:05)―>青少年旅行村16:15―(1:05)―>17:20武蔵五日市駅15:21=(特別快速ホリデー快速あきがわ )=>自宅へ向かう

 

JR常磐線牛久駅始発は5:34、八王子駅北口7時台に12,32,57分発の武蔵五日市駅行きのバスがある。新宿に6:52着で7:00発のスーパーあずさ1号に乗ると7:2932分に乗れそうだ。スーパーあずさ1号の席に着くと指定席は満席、自由席の車両も混んでいる、29分に八王子駅に着いたが、ホームからバス停までは意外と遠く、32分発には間に合わない!

平日なら駅周辺が混み、定刻発車は難しいが休日はガラガラで定刻、57分発も定刻、西東京バスは国道20号にでて、人馬街道に入り、途中から山入川に沿って走り、今熊バス停から直ぐの今熊山登山口バス停で下車、新緑が美しい、同時に降りられた人に道を聞く、バス進行方向に進み次の信号が今熊神社入口と教えてくれる。直ぐにY字路、ここは左、再びY字路、庭先の奥様に声を掛け道を聞く、「良く皆さん間違うのよ、、」と快く教えてくれる、ここは右です。

真っ直ぐ進むと今熊神社です、大きな石造りの鳥居をくぐり、社務所の前を横切って、いきなり階段です、そして時期は過ぎてしまったミツバツツジ園の横に着く。


ミツバツツジはおしまい 一本だけ咲き誇ってはいるが!

今熊神社奥ノ院の参道らしく、石段が立派だが、拝観する人が少ないらしく、荒れている、ジグザグに進み、大木に囲まれ、大木のモミが現れると、だんだん登山道らしくなり、とても拝観気分では登れないキツイところで。


荒れてきた石段

展望の良い場所に飛び出る、武蔵五日市駅方向が見えている、広い岩の露岩した道を登ると、新緑が美しい、再び石段、トイレがある展望台に着く。今熊山・刈寄山の分岐、右に登ると稲荷神社、ここから城のように石垣が積まれた上に建つ今熊神社が見える。


今熊神社奥ノ院

登り切ると広い今熊山山頂に着く、ここの展望も武蔵五日市方向の展望です、春霞で都心までは良く見えませんが、新緑の山々は素晴らしい展望です。ここから武蔵五日市に下る道もある。

刈寄山分岐まで戻り、戸倉三山縦走に取付く刈寄(かりよせ)山・市道(いちみち)山・臼杵(うすき)山」の戸倉三山である、現在はあきる野市、以前ここは戸倉村でこう呼ばれている、高水三山、御岳山同様に奥多摩の入り口に位置し入門コースで人気が高いが長い縦走路を歩くので初心者はちょっとキツイ!

大きく右折、雑木林を上から見るので若葉が美しく、ヤマツツジもポツポツ咲いている、しばらく下って、緩い登りが続く。


立派なカンアオイ

右の斜面にカタクリ?でも違う、カンアオイでした。チゴユリが群生、展望のない長いだらだら登り、下りになって石切場が眼下に広がる、「刈寄山への巻道」に入る、この辺り巻き道が多い、次も巻いて一個目の陣馬山/市道山・刈寄山分岐、時々刈寄山に登っているといご夫婦に出逢う、ここは巻かずにピークへ。


山火事跡

焦げ臭い、なんと広い範囲で山火事の跡、2011/4/9の明け方に山火事(今日は2011/4/29)があったそうです、まだまだ登山中に「たばこをプカプカ」という人を見掛ます、乾燥し杉林と条件はそろっており気を付けたいですね!入山峠側は木炭の木々の斜面です回復は何年かかるのだろうか!

大きく下るとまた、また、陣馬山/市道山・刈寄山分岐に出る、ここが刈寄山東のコルだろう、ここから急登、上から先行の登山者が下ってくる、この後臼杵山まで抜かれ追いつきが続く。

ヤマザクラの刈寄山山頂に到着、東屋も建っている、まもなく手前で出逢ったご夫婦も到着。


刈寄山山頂は明るい!

往路を戻り、最初の右への登山道に入ると、直ぐに林道に降り、左折して、今度は火事の跡を左に見上げ、左に道標が建っているので登山道へと移り、従うと直ぐに入山峠に出る、この林道を右に行くと武蔵五日市手前の沢戸橋へと続いている。

 

*林道は盆堀林道で五日市の本郷辺りから盆堀をへて、ここ入山峠を越えて八王子市の関場辺りへ下っている。この関場は陣馬街道にあって、人馬高原下行のバスが停まり市道山の登山口である。さらに醐醍(だいごりんどう)林道が関場から市道山に向かって、陣馬山手前の醍醐峠(醍醐丸)・和田峠に登っている。これらの林道はサイクルツーリングレポートに記されている、登山同様サイクルツーリングも自己責任!

 

林道を横切って市道山への道標に導かれ尾根道へ、素晴らしい展望を眺め、左に鉄塔があるので立ち寄るが残念ながら展望は無い。さらに進むとて、鳥切(トッキリ)場・市道への道標に従う、鉄塔に下を通過、鳥切場を経て市道山への分岐、ここから凄い急坂を登る、登り切ったピークで陣馬山に向かう4人の男性らに出逢う、ここを下ると再び鳥切(トッキリ)場・市道山の分岐、この辺り杉林にスッポリ、薄暗く、面白いものはなに1つ無い、ここは峰見通し尾根?きっと杉や桧が大きくなる前は名前通りかな?

頭上に鉄塔が見え、炭焼跡だろうか、幾つかピークを越え、下りの繰り返し、左が雑木林、右が杉林になって、ゆるい尾根道になる、長くは続かないがミツバツツジが咲きホットする所です、武蔵五日市から登って来た人に聞くと富士山が見えるところだが、春霞みでまったく見えません。

市道山1.6`地点道端に丸太が倒れており、これに腰を降ろしちょっと早いが昼食、後から到着した4人の男性もお弁当を広げる、彼らはこの後の分岐で市道山から陣馬山へ向かうのだそうです。

今度は目の前が大きく開く伐採地に出る、急坂を下って、それ以上に登り返す。


大規模な伐採地

ため息が出る! 本当に上下の多いコースです、ようやく市道山と陣馬山分岐、手前で会った4人の男性は市道山に寄ってから、陣馬山へ行くそうで、この分岐に戻って、吊尾根を歩き醍醐丸(だいごまる)を登り、和田峠に寄って行くことになる。

市道山は0.1`、やっとの思いで市道山山頂に到着、この山の意味は「五日市への道」で「市の立つ日にこの山を越えて五日市へ」と言う歴史の道が有る。


市道山のミツバツツジ 大きな木が見頃でした

尾根道を進むと笹平分岐、単独で登って来た女性が休憩中、ここはヨメトリ坂(嫁取坂)が笹平へ下る分岐、ここは見送り、急降下、こんなに下って?と思うくらい下ります、そして登り返す、背の低い笹のピーク、下って、次の登り返しはキツイ、越えても・越えても次のピークまた続き、背の高い笹道、岩の多い尾根道が続く。ガイドブックに「エスケープルートもなく、かなりハードな行程、無理は禁物、低山だが谷筋は深く、安易な行動は慎んでほしい」を思い出す。

ここから臼杵山へのコースは刈寄山と市道山間で蓄積した疲労もあり、大変でした!地図にも急坂・急坂と複数記されている。


岩場の尾根が続く

再び背の低い笹の原に出る、市道山から薄暗い登山道が続いただけに、嬉しい所です。そして岩場を登り、吊尾根、巨大な松のピーク、前方に大きな山を見る、岩の尾根が続き、再び背の低い斜面に着く、そろそろ臼杵山だろうか?


美しい笹尾根道

笹を見て、登るようやく、臼杵山山頂です、後から到着した、陣馬山を越え醍醐丸から縦走してきた男性に出逢う、ここから彼と武蔵五日市駅まで同行させて頂くことになる。

山頂から下山を開始するとY字路に、このまま右を行ってしまうと、臼杵神社に立寄れない、ここが臼杵山の北峰でこちらの方も展望は良い、小さな小社だが可愛い狛犬(オオカミとのこと)が二体並んでいる。

元郷への道を見送り、急降下し、上り下りが続くグミ尾根道になって、まもなく薄暗い林の中でグミ御前の小社を通過する、尾根は緩くなり展望もなかなか良い、大岳山、御前山が見え、ヤマツツジが多い、大岳山が見えなくなると荷田子峠に着く、城山1.9`・荷田0.6`地点多くの人は荷田子へ下る分岐だが、私達は本数の少ないバスを待つより楽しい山歩きを続ける。


展望台

荷田子峠からちょっと進むと、展望台、三頭山が大きく見える、大岳山は見えないが馬頭刈尾根の山々が雄大です。

薄暗い盆掘山を通過、十里木・城山の分岐、城山への登りは今日の最後の登りだ、疲労が蓄積し、ツライが彼は一気に登って行く。城山・戸倉城跡は素晴らしいらしい展望である、敵の動きを的確に見通せたのだろう。


戸倉城跡から 筑波山、東京スカイツリーも見えるという、今日は春霞!

光厳寺に向かって急坂の岩場を下る、今倉三山のコースで最大の急坂!

光厳寺に着くと、民家、ニリンソウ、イチリンソウ、ラショウモンカズラ、、、と道端に咲き散歩気分で歩けます。


ラショウモンカズラ

続いて巨木のナシ、満開で見頃、奥様に聞くと「ほったらかして、おいたら大きくなった、、、」と言うが立派です。


庭先に、巨木のナシ

沢戸橋を渡る、彼の案内はまだ続き、細い道を秋川に下る、橋を渡って青少年旅行村へ、初めて釣り竿を持つ人、連休である!


秋川渓谷

この道はまだ続くようですが、桂月橋を渡って、しばらく民家の間を通り、最後はバス通りにでる、登山者を乗せた満員のバスが通過する、五日市をのんびり歩き、武蔵五日市駅、とりあえず駅ホームへ急ぐ、「特別快速ホリデー快速あきがわ 」の最終便が待っており、座席に着くと発車です、周囲は登山者!

国分寺駅で彼は降り、ちょっと仮眠すると新宿、神田駅で降り、上野から常磐線、例年に比べお客さんはちょっと少ないようです。

HP:わたしの天気予報