栃木の自慢を訪問  イワウチワ・カタクリ・ミヤマキシミの群落を訪ねる
益子町の雨巻山「ミヤマシキミ」・那珂川町のカタクリ山公園&富山のイワウチワ

 

日程:201043日 (土)晴れ

 

 

 


可憐なイワウチワ

つくば市の自宅周辺でコブシが満開になり、サクラが見頃になると出かけたいのが那珂川町のカタクリ山公園ですね、先週327日は佐野市の三毳山:三毳山のカタクリ園も素晴らしいがここ那珂川町のカタクリ山公園はショウジョウバカマ群生地も有って面白い。

今日は雨巻山に登り、那珂川町のカタクリ山公園富山岩うちわを訪問

「簡単なコースを紹介しておきます」

雨巻山:つくば市=R41)⇒長堤=(R257)⇒原「高館山」入口=(R297 日光連山の展望地点が有る)⇒大戸川入口=(農道)⇒大戸川登山口・駐車場→三登谷山(みつとやさん)→雨巻山→御嶽山→大戸川登山口・駐車場


ミヤマシキミ

那珂川町のカタクリ山公園:益子町=(国道294号)⇒国道293号との交差点=(国道293号)⇒カタクリ山公園


カタクリ

富山岩うちわ:那珂川町のカタクリ山公園=(国道293号)⇒国道294号との交差点=(国道293号那珂川を渡る)⇒JAなす南の先を左折⇒T字路(R27)を右折(ここからイワウチワの案内有る)⇒武茂郵便局の先を左折⇒富山・イワウチワ入口=(農道)⇒イワウチワ駐車場の直ぐ先を左折=(林道)⇒イワウチワ群生地200b→登山道でイワウチワ群生地

*つくば市から茂木をへて国道294号で行く場合は烏山の中央で右折しR29、那珂川を渡って直ぐにR21に左折すれば良い。


イワウチワ

「今日はコースの説明を!」

▲雨巻山▲

5:55 登山口の大川戸に到着、車はゼロ、6:00準備しスタート、三登谷山経由のルートへ、右に沢を見て林道に入るとミラーの直ぐ先で右折し頑固な橋を渡る、桧や杉林に入り、大きく右折し、進むと階段があり、登れば直進の登山道になる、雑木林の道で、低木の枝先に新芽が出て、春うらら気分になる、登山口から五個目のピークが三登谷山山頂ですが、6:15 一個目もピークに立つ、左折し気持の良い尾根道。


新緑に飾られる日は近い

登るにつれ、松が多くなり、6:25 二個目のピーク、 そして三個目を経て四個目のピークで右に折れ岩場を登れば 6:45 三登谷山(標高433b)山頂です、晴れていれば、眼下に関東平野が広がって、富士山、浅間山、日光男体山と大展望である、昨日大荒れで雲が吹き飛び快晴を期待したが関東平野は雲に覆われている、そんな中で見えるのは近くの芳賀冨士。

ベンチで朝食後 6:55 細い尾根道に入る、むき出しの岩の背骨、ツツジが多く花期は美しいだろう。


開花直前の山ツツジ 数日で咲き出すよ!

ここから雨巻山まで幾つかのピークを越えて行くが、時々展望もあって、とても快適なコースです、最初のピークは展望が良く栗生(くりゅう)に下る岩尾根の展望コースが分岐している、山頂を雲に覆われた筑波山は立派です。続いて一本松のピーク、とても静かで気分の良い所です、のんびり歩きです、7:10 大戸川からの登山道が合流、この道はメインコースとのことで杉林から抜け、良く整備された道です、緩やかな登りでピークを越えると、越えたピークの迂回路が合流、この先で歩いている尾根道で一番の展望所を通過する、今日はお見せするような展望は得られません、少し下ると、栗生からの沢コースが合流 7:20、そして分岐から登り道、坂の途中で大戸川からの登山道を左に見送り、岩コースと迂回路の分岐、イワウチワを期待して岩コースをよじ登るが雨巻山の肩だが、可憐で可愛らしい花は無い。


最大の岩場? いいえ問題有りません、岩場が有るから人気が高い!

岩場からブナ林の美しい広い登山道です、標高533bの雨巻山は茨城県側が広く開け展望は素晴らしいがここからは筑波山や富士山は見えません 7:30 3分先の展望台へ向かう、足元に落ちた枝で囲まれたエンレイソウの小さな群生、頑丈な足場の矢倉の上に立つと、正面には加波山を手前にする筑波山の雄姿が見える、富士山は右の奥だが今日は見えません。

雨巻山山頂に戻って 8:00 まだ誰にも出遭わない山頂を後に御嶽山へと向かう。


雨巻山山頂を下って振り返る

「初心者は上りに使うように」と注意書きの沢コースを見送るが、面白そうなコースかと気になるところです、気持の良い下り坂の尾根道、登り返して振向くと雨巻山はずいぶん上に見える、登山道を挟む木々の間が狭く肩が触れそうな稜線を通過、猪ころげ坂を下る、手持ちのイラストマップには厳しい表示だが、ジグザグに整備され、ころげずに下ることができる、ただ、雨上がりには滑るので注意が!

鞍部から登り返す、三登谷山のコースに比べこちらのコースは登り降りがキツイし展望が無い、登山口から探すのだがコブシが一本も無い、サクラの木は時々見ますが、ピークを過ぎ、再び下る、峠 8:35 で大戸川分岐、この分岐を過ぎると、ミヤマシキミの群生地、地味な花ですが実に見事で、白とピンクの混ざった花は見れば見るほど味がある花です。


ミヤマシキミの群生地が広がる 花は地味だか可愛い!

登山道脇に茂るミヤマシキミを見ながら登ると、やや緩くなって、御嶽山手前の大川戸分岐、最後の急登で御嶽山(標高433b)に到着 8:58、足尾山方面が切り開かれている、群馬県の前橋から来られた男性二人は私と逆周り、足尾山には、ここから長い鎖場を降り、鞍部から急登、足尾山からの下りは薄暗い沢を下るのだが、イラストマップに「展望よし」とある尾根コースを選択、手前の大川戸分岐に戻ってその尾根を下る 9:10

その分岐から急降下、緩やかになると雨巻山が大きく見える、「展望よし」とはここを言うらしいが、木々の間で特記するほどではない、尾根も長くはなく、90度右に曲がり、雑木林を下るとまもなく足尾山分岐 9:30。前回足尾山経由の時この分岐を通っている、足尾山経由の方が変化に富んでお勧めです。

どんどん下ると沢に出合う、まもなく大戸川駐車場に着く、10台程の車が停まっている 9:35

那珂川町のカタクリ山公園

▲那珂川町のカタクリ山公園▲

つくば市から益子まで約1時間、さらに1時間半で、那珂川町のカタクリ山公園に行ける、関東最大規模のカタクリ群生地を見て帰ることにする、国道294号をひたすら走る、益子から那須烏山へ抜ける里山風景はのどかで楽しいドライブになる、那珂川町に入ると「カタクリ山公園」の案内が続き、追って行けばカタクリ山公園に吸い込まれる、最初の駐車場は満杯、奥の広大な駐車場に入る、今日は見頃で観光客も最高とのこと。


キクザキイチゲ

歩き出すと池、その手前の土手にキクザキイチゲが咲誇る、池の淵にはミズバショウ、木道に入ると人々の列!


カタクリ

あちこちでカタクリ博士の話し声、種をまいて8年目に咲く、カタクリのてんぷらを食べた、、、などなど、カタクリを見ながら上に上に、展望台に着く、ここの高い矢倉は立ち入り禁止!


翌日:2010/4/4(家内と再訪)撮影

展望台から裏山を下る、カタクリの群生が続く。


キクザキイチゲ 遊歩道からズームにて撮影

「真っ白い花?」と水戸から来られた人、「遊歩道から遠くて!」とカタクリ群生地の中に咲く花を見つける。


ミズバショウ

カタクリ群生が終わり最下部まで下ると、ミズバショウが美しい流れに咲いている。

広い道に出て、少し下ると「ザゼンソウ群生地」の標識、10分程でザゼンソウ群生地に着く、すでに遅くあの可愛いザゼンソウの姿は無く、撮影写真も無し。

分岐に引返し、売店の広場に出る、ここだ「富山岩うちわ」のパンフレット」「咲いていないですよね?」と聞くと「今が見頃だそうです」と道案内をしてくれる。


ショウジョウバカマ

駐車場へ、ショウジョウバカマ群生が現われる、凄い数で圧倒される!

富山岩うちわ

▲富山岩うちわ▲

教えて頂いた「富山岩うちわ」へ、国道294号に戻って那須烏山方向へ、JAなす南の先で馬頭へ左折、T字路に「イワウチワ」の標識、右折し武茂郵便局を探し、次の信号(石塚商店有り)を左折、最初のイワウチワ群生地は見送りどんどん先へ、「イワウチワ」は右の標識を右折、菜の花が咲誇る農道、イワウチワ駐車場が右にあり、さらに30b先の「イワウチワ」標識を左折、30b先にイワウチワ群生地入口がある。

ここに5台程停めるスペースがある。


イワウチワ群生地

足元にカタクリが咲く登山道を登ると、急斜面が現れる、ここを登ると、斜面一面にイワウチワが咲誇る。


凄いでしょう! 大規模のイワウチワ群生地

訪れる人々は驚きのため息!


可愛いイワウチワ 葉も可愛いですね!

帰宅後家内に富山のイワウチワを伝える、彼女もイワウチワの群生地は幾度となく出かけており、あまりピント来ないらしい。

翌朝 2010/4/4、「今日の団地の定期総会後、イワウチワを見に行こう」と告げると「イイねー!」と一言である、おにぎりを持って、12:00に家を出る、まずは富山岩うちわへ、筑波山の麓を走るR41で益子へ、益子からは国道294号に入る、約2時間半で富山岩うちわ入口の駐車場に着く。


翌日:2010/4/4 家内も驚く群生地


翌日:2010/4/4 まだまだつぼみも沢山

イワウチワ群生地をジックリ楽しんでから、せっかくここまで来たのでカタクリ山公園へ、家内は二度目の訪問である。


カタクリ山公園はすっかり日が暮れた

入口のアルバイトの女子高校生の話だと今日もカタクリ山公園に多くの人が訪れたそうです、私達と同じ時刻に大型の観光バス3台、「埼玉の方へ、お花見に出かけた」と言う団体が薄暗い公園を楽しんでいました! カタクリ山公園を一周し終わったのがが 16:30

17:00 益子で陶器の大型店に立寄る、 ここを17:30に出る、岩瀬で国道50号を横切ってR41で南下、筑波山はこの辺りから眺めると雄大です、手前の山々(雨引山や加波山)が影響し筑波山をより高峰に見せてくれる、この風景は好きですね!さらに日が沈む頃の筑波山は誠に奇麗です、筑波山のカタクリやアズマイチゲがそろそろ見頃になる、ミツバツツジの見頃は五月の連休頃ですネ!

春が本番になってきた、今日は18:10頃まで日が伸び明るい、登山者にとって嬉しい季節がやってくる。

HP:わたしの天気予報