ヤビツ峠 ニノ塔(標高1144b) 三ノ塔(標高1206b) 烏尾山(標高1136b)行者ヶ岳(標高1180b)


日程:200465日 (土)快晴

コース

つくば市:牛久駅5:33=(JR常磐線)=>JR松戸駅6:11=(千代田線)=>代々木上原駅7:06=(小田急)=>8:7秦野駅8:18(遅れ8:20)=(神奈川中央交通バス)⇒9:05ヤビツ峠−(0:20)−>9:20富士見山荘−(1:10)−>10:40二ノ搭10:40−(0:20)−>11:10三ノ搭−(0:25)−>11:50烏尾山(からすおやま)−(0:25)−>12:20行者ヶ岳−(0:25)−>13:30政次郎ノ頭−(0:50)−>14:40戸沢出合い−(0:03)−>14:45戸沢山荘−(0:30)−>15:15新茅ノ沢−(0:40)−>16:30大倉バス停=(神奈川中央交通バス)⇒小田急線渋沢駅

 

 

 

 

 

入梅直前の快晴日、丹沢表尾根を友人と訪ねることにした、先週の土曜日の天気予報では入梅予報だったが快晴が続いている、日本海に大きく強い高気圧があるからだ。

友人とは秦野駅で合流する、秦野駅に着きヤビツ行きバス停に向うと友人も同じ電車であったとのこと、バス三台分くらいの行列で驚き、丹沢表尾根の人気を裏付けている。私たちの後に並んだ都心から来られた女性2人も何時乗れるのか心配そう、彼女らも塔ノ岳に登って大倉尾根を下るという、我々と同じコースだ。丹沢山、蛭ヶ岳、桧洞丸や丹沢三峰の話題をしていると、何時のも8:18発 一台目は時間通り、次のバスに乗るが、私たちが最後で、後の二人もやっと乗って超満員、山の会話楽しみながら揺られヤビツ峠に到着。(2015/1/20現在 土日休日7:35発ヤビツ峠行きが有る)

先行のバスから降りた人で賑わい、二台目のバスが加わってバス停は大賑わい、トイレに寄ってさっそく歩き出す、登山は久しぶりの友人は少し緊張気味、富士見山荘に向って広い林道を緩やかに下って行く、約20分ほどだが舗装道路でいくぶん長く感じる、富士見山荘は閉まっているが、裏の公衆トイレは借りられる。

 
新緑が美しい

道標に従って塔ノ岳を目指し数分舗装道路を登って行くと、登山道取口点、男女三人の後に続く、この人達も塔ノ岳経由大倉尾根下山である、再び林道に出合い、数十b左に下ると次の登山口の標識、ここでちょっと休憩し同じバスに乗ってきた人が通過するのを待つと、間隔が取れ歩き易くなる。

 
展望は広がって、ガレ場を登る

ここからは急登が始まる、直ぐベンチ所続き、笹に囲まれた登山道を登ると大きく崩れたガレ場に出る、展望が開け先行した登山者が休息中、大山が左に大きく聳え、

相模湾が一望、江ノ島から三浦半島が左に、右に真鶴半島と初島が見え、その向こうに伊豆半島と続く、ここでは富士山は見えない位置である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ニノ岳

さらに笹に囲まれた急登に付けられた木の階段を登り詰めると、ニノ塔に飛出る、秦野駅、バスに中から見えて富士山が真正面にその美しい姿を魅せている。二ノ塔から塔ノ岳まで展望が続く、丹沢表尾根縦走コースです、入門コースだがアップダウンが尾根に続き、歩きがいがある、下山は大倉へ下り、日帰り向き。


二ノ塔から三ノ塔間は富士山が良く見えます

三ノ塔に向って数十b下る、富士山のビューポイントがあって、丹沢連峰の富士山の良く見える場所が多い中、ここは一級品の展望台である。三ノ塔や塔ノ岳、蛾ヶ岳、姫次などだが、ここは前衛に山が有って、私の好きな富士見展望台である。

 
左:三ノ塔との鞍部手前                          右:三ノ塔への登り

鞍部まで下って三ノ塔に登り返す、木の階段を登り詰めると、富士山の頭が見え出し全景を見せると三ノ塔のピークに着く、広くどこが山頂か不明だ、方盤がある、小屋の周辺の大きなベンチに腰を下ろし富士山の展望を楽しむ。三ノ塔から三ノ塔尾根を下ると大倉へ、エスケープルートとして便利。


三ノ塔から

愛鷹山、箱根の山々、伊豆の山々、振向くと大山、登って来たニノ塔方面が一望、そしてこれから進む、烏尾山、行者ヶ岳と塔ノ岳までの稜線が美しく延びている。

 
三ノ塔付近から烏尾山の展望

三ノ塔から水平の尾根道を50bほど進む、ここから眺める富士山は塔ノ岳以上に素晴らしい。三ノ塔から引返す人も多いのですが可愛い石像さんの所に立ち寄った方が良い。この地蔵さんの向いている方向に急降下することになる、ガレ場(約100b)でクサリ場もあるが特に問題は無い、鞍部まで下って、笹に囲まれた登山道を登り詰めると烏尾山荘の建つ烏尾山に着く。

 
左:烏尾山   右:可愛らしいリンドウ

ベンチがあって、ベンチと小屋の間の斜面に可愛らしいリンドウが咲いている、56b登るとまたベンチが有って、素晴らしい展望が広ける。バスで同乗した女性2人も到着、塔ノ岳へは行かず引返すような事を言っている(可愛らしいリンドウはこのお二人に教えてもらって、引返して見てきました)。

 
行者ヶ岳への登り

80歳の年配の方は行者ヶ岳から戸沢に下るとの事、友人の疲れは目的の塔ノ岳まで無理、私達は次ぎの行者ヶ岳まで行き、80歳の年配と同じ道を下ることに決め、烏尾山から先の戸沢下山道まで進むことにする。

 
富士山が一段と高くなってくる

まず緩く下ると狭い尾根になって、登り返すと行者ヶ岳山頂に着く、今度は急な下りになって、狭い尾根を行くとまたピーク、足元にクサリ場が現われ、本コースで最大の難所、塔ノ岳から下山してくる人がクサリ場を離れるのを待って、私達もクサリを使って鞍部に降りる、吊尾根を渡って岩場を通過し、今度は大きく崩壊所に出合い、吊尾根が崩れ、橋が架かっており注意して渡って、ガレ場の木の階段を登り切る、スリルを味わう

行者ヶ岳は標高1180bだがちょっと高い1209bのピークを越え、鞍部に下ると政次郎ノ頭でヤビツ峠1時間40分−塔ノ岳1時間の道標立っている。

 
戸沢への下り辺り

ここが戸沢へ下る登山道で、56人の登山者が登って来る、聞くと、「歩き易い登山道でまったく問題は無い」とのこと、安心し友人と下りに取り付く。

下ってすぐに表尾根が見え、先ほど通過した行者ヶ岳のクサリ場が見え、烏尾山、三ノ塔、ニノ塔と稜線が美しい、ちょっと下ると富士山の見えるポイントが有ってここが富士山を見る最後の場となり、杉林に突入、登山道は深く掘られているが安定し歩き易い、大倉尾根のような木の階段は全く無い、杉は夏日を遮って涼しく有りがたいが全く展望は無いが、ここは仕方がない。

下るに従って登山道は幾つにも分岐し、印を探しながら下る、一部登山道が不明な所もある。登ってくる若い男女一組、抜いて行く男性3人の他に合う人も無く、表尾根の賑わいは嘘のようである。

沢の音が聞こえるがなかなか戸沢に着かない、杉林の連続でやや急になってジグザグに下るようになってくる、小屋が見えてくる、戸沢の堰堤に着く、仲小屋山荘は休み中のようです、休憩所の東屋を見送ってすぐ戸沢山荘に着く、庭先には水道が引かれ、ビールがほどよく冷やされている、これを見て誘われ、ビールで喉を潤す。

 
大きな駐車場

山荘の前はキャンプ場で大きな駐車場があり、賑わっている、戸沢林道は大倉方面から上がってきている。

本谷沢・戸沢・源次郎ノ沢が合流して水無川になる、林道を緩く登ると作治山荘で、この後は登りも無くひたすら大倉を目指し下って行く、林道表尾根終点のゲートを左に見て、なおも歩き続けると、竜神ノ泉、冷たい水で顔を洗えば少しは林道歩きも和らぎでなお下り続ける、寄(やどろぎ)から入り、雨山峠経由で雨山を予定したが寝坊して沢遊びになった女性に出会う、彼女からの話だと「私達が下った登山道より少し上の書策(かいさく)小屋からの登山道も面白い」とのこと、まだまだ知らないルートが沢山丹沢には有る、書策小屋は新大日・木ノ又大日の手前、札掛から登って、ここから下っても面白いだろう、楽しみでまたひとつ増えました。

彼女のお蔭で楽しい散歩に変わって、水無川に架かる「風のつり橋」の下に着く、この橋に三ノ塔への登山道が有る、橋に上がって、渡り切ると大倉バス停、遅れた友人も直ぐに到着、16時台発のバスは本数も多い、渋沢から登山者を乗せバスが到着、これから登る人も多いらしい。大倉バス停は鍋割山へのコース、大倉尾根コースの登山口で、何時も賑わっている。満席のバスは約10分で渋沢駅へ着いてしまう。後は小田急線に飛び乗るだけ!

HP:わたしの天気予報