シモバシラ富士山展望、関東一の人気もの: 高尾山(標高599b)・城山(標高670b)

   

日程:20061223日 晴れ (土)天皇誕生日


シモバシラ、モミジ台巻道の群生地には一個も無い
一丁平(高尾山方向の)手前にやっと発見

コース

JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒4:41我孫子駅4:53=(常磐線)⇒5:06新松戸駅5:15=(武蔵野線)⇒6:10西国分寺駅6:11=(中央線)⇒6:34高尾駅・京王線高尾駅6:55=(京王線)⇒7:00高尾山口駅7:00―(0:20)―>金比羅台分岐7:20―(0:05)―>7:25金比羅台7:30―(0:05)―>林道合流・城見台7:35―(0:15)―>高尾山ケーブルカー たかおさん駅7:50―(0:05)―>4号線入口7:55―(0:10)―>みやまばし8:05―(0:25)―>一号線再開8:30―(0:05)―>8:35高尾山山頂8:40―(0:01)―>登山道交差点8:41―(0:00)―>8:41モミジ台巻道シモバシラ群生地・稜線道合流8:45―(0:05)―>8:50一丁平手前のシモバシラ8:55―(0:05)―>9:00一丁平9:05―(0:35)―>9:40城山10:00―(0:55)―>10:55登山口・茶店・富士見桜(大木)11:20―(0:10)―>旧弁天橋・弁天橋11:30―(0:05)―>水洗トイレ11:35―(0:10)―>津久井養護学校11:45―(0:05)―>嵐山登山口11:50―(0:10)―>相模ダム12:00―(0:20)―>12:20JR相模湖駅13:1013:04が遅れる)=(中央線)⇒都心へ

高尾山山頂へ、高尾山口から登るのは今回が始めてになる、高尾山ケーブルカー清滝駅で待合せの友人(彼は小田急線、横浜線、中央線と乗換えてくる)と京王線高尾駅ホームでバッタリ出会う、ガラガラの電車がホームに入る、JR高尾駅から松本行きの列車に乗換える登山者が多いのに比べて少ない。

 高尾山口駅に降りた登山者は私たちを含め5,6人、清滝駅へ向かう、清滝駅手前の右側に1号路:(高尾山自然コース)入口がある、東海自然歩道の説明板が建っている。6号線と稲荷山コースは清滝駅の左側にある、但し現在、稲荷山コースは登山道工事の為通行止めなっている。

 1号路の登山口が東海自然歩道のスタート地点で、高尾山・城山を越え丹沢の姫次・犬越路を通過し、関ヶ原を通過し大阪府まで続いている、完全舗装の車道を登って行く、大木の杉、深い林が続き薬王院の聖域として自然が守られ見事な森林が続く、ただ数知れない杉がここにも植林されており、純粋な自然林の本数は少ないようである。

金比羅台を経由するこのコースが表参道でもあり、ただ、物資を運ぶ道路にもなっており、登山道としては稲荷山コース(舗装されていないので人気が高い)の方が人気は高いようです。とことこ歩いていると、工事の為10台程車が通り過ぎた、ただ一度は歩きたい高尾山自然研究路であり表参道でもある。

 しばらく真っ直ぐ緩やかに登って行く、道沿いの斜面にシャガが多い、道の傾斜が大きくなって、大きく右にカーブ、地図にはふる滝とある、さらに深い林間を登ってゆくと、丸太の階段の道が分岐し、土の道でほっとする、右の展望が開け直ぐに金比羅台に飛出る、晴れていれば東京タワーまで見えるそうだ、今日は新宿副都心を確認できるがその先までは無理である。

金比羅神社が置かれ、土の道は林道に再び合流する、城見台、右に落葉の登山道があり引き込まれる、紅葉時期は奇麗であろう、巻道かと期待し入ってみるが、蛇滝口の方へ下る道のようで、ここは引返さず、薄い足跡を探しながら林の斜面を登って1号路に戻る。

 城見台を過ぎると、ほとんど平坦で高尾山ケーブルカーたかおさん駅に着く、8時が始発でありまだ誰一人見当たらない。遊園地、茶店、自然動物園などが続き、4号路入口(森と動物コースで吊橋が知られている)、私達は4号路を選択し、右に下って行く、舗装道路から開放され都心から近い高尾山の豊な自然を満悦することができる、数分で吊橋:みやまばし、新緑・紅葉時季に渡ってみたいロマンチックな高尾山唯一の美しい吊橋

 この吊橋を渡ると、登り坂、陣馬山の方向の展望は木々に囲まれている、日影からの登山道が合流、モミやカヤ(同じような)の大木が茂っている、尾根道を左に折れて、小さなピークを越えると薬王院からの登山道(分かれた1号路)が合流、トイレを右に見て道が幾つも分かれるが、一番高い方に登る道を選択すれば高尾山山頂である。

高尾山山頂は、十三州見晴台、展望の優れた山頂である、正面に大きな富士山が姿を現し、「綺麗ですネ」がここの挨拶だ。8:30をちょうど過ぎた時刻で人は少ない、丹沢連峰と道志の山々を前に従えての見事な富士山展望は高尾山を訪れる人に感動を与える。


丹沢と道志の山々を前衛に富士山  高尾山山頂から

  丸太の階段を急降下してゆく、次の期待はシモバシラ、複数の登山道が合流する地点を右折しモミジ台らの巻道に入るとシモバシラのガイド写真、右下の杉林の中斜面に観察コース「コースの入口にシモバシラが見られるようになったら開放します」と案内、今日は進入禁止。尚、紅葉時期にはモミジ台から真直ぐ富士見台園地に向かうと紅葉が素晴らしいですから巻道に入らないように。

昨年はこの辺りから一丁平の間であちこち見られたそうです、それでも友人と左右の斜面をキョロキョロしながら緩やかに下る、直ぐに左から巻いて来たモミジ台経由の道が合流して奥高尾縦走路がはじまる。

前方の高い位置に城山が見えるだけで展望は良くない、大垂水への登山道を左に見送り、登りになる、桜並木が続く、左の広い斜面から一人の男性が上がってくる、シモバシラを発見したようだ。あきらめていただけに、この出会いは嬉しいものとなる。


シモバシラ、霜柱なら知っている、寒い朝の代名詞だが、このシモバシラは美しいものである(明日は50人ほどの人々を案内しシモバシラの観賞、今日は下見に来られたと言う、昨年は登山道脇に沢山観られたが今年は暖冬だから。)


シモバシラという植物が茎を枯らし始める今頃、その茎にガラス細工の自然美を造る(地中から吸い上げた水が茎から噴出し夜中の寒さで凍ってできる、従がって寒さと茎が腐敗しないという条件がある、一月に入り地面が完全に凍り茎が破けとこの自然の造形は見られないとのこと)

シモバシラの鑑賞が今日の目的であり、彼のお陰で目的を達成、大自然の中で、この斜面のこの辺りに有ると知らないで探す事はまったく不可能です、24日(日)は大勢の人を案内しここを訪れ歓喜に包まれるのだろう、でも彼はちょっと不安な顔「暖かいので明日まで消えずに、、、」。

右にトイレを見送って東屋のピークに立つ、ここが展望の良い一丁平、左に大山と丹沢、正面に富士山、桜並木の長い登りの後だけに感動。


一丁平から美しい富士山
ここからの展望は高尾山人気です

緩やかに登る、大垂水峠の分岐大垂水峠に下って登り返し大洞山経由で城山湖、津久井湖へ縦走するコースがある)を見送り、アンテナ塔が見え、道は二分、左右どちらの道も上で合流する、塔を越えれば、まもなく城山、美しい富士山がここでも迎えてくれる。


城山から富士山

城山からの富士山は素晴らしい、芝生状の斜面に腰を下ろししばし展望を楽しむ。富士山に気をとられるが、相模湖もなかなか良い眺めです。

城山の茶店で人気の「なめこ汁」(大盛一杯250円、この茶店水は下から運んでいるそうです!)、茶店のベンチは、次々とやってくる登山者で埋まってくる。標高870bの城山は高尾山の標高599bに比べ高く展望は一級以上高いと言える。


大山から仏果山の眺め 城山から

左のゴツゴツは仏果山、高く美しいのが大山と続く山々の展望は素晴らしい、大山の手前に見えるのが大山三峰だろうか。城山は、日陰沢から、小仏峠から、相模湖からと幾つも登山ルートが交わってくる。今日は城山から富士山を正面に見て、東海自然歩道を利用し相模湖を目指して下ることにする、数分下ると美林の杉林、その杉林から抜け斜面に出ると、眼下に相模湖、その奥に富士山が見える、再び大展望である。


相模湖、手前が嵐山、嵐山の右下が弁天橋の架かる相模川
写真の中央に富士山の山頂が見えています!

10:00 城山で美しく見えていた富士山の姿は雲の中に消える、やはり高尾山からの展望は10時頃までと言える、12月末の寒い時期でも!

登山道は落葉の急降下、相模湖の方から登ってくる登山者が増えてくる、落葉の下の道が滑り木々を頼りに下るところもある、まもなく丸太の階段道、ようやく下り切ると茶店、店番のおじさんが笑顔で迎えてくれる、自慢のコーヒーを頂く。

茶店の「大木の富士見桜」は見事、富士山と大木の写真を写したい所です、お花見時期は上野公園のお花見ニュースの後だという。

千木良、ビンビン車が走る国道20号を横切って民家の脇を下ると相模川に下る道、眼下に弁天橋が見える、国道20号と相模川の標高差に驚く。


弁天橋

急降下すると旧弁天橋、キャンプ場を経て岩場に囲まれた道を行くと弁天橋、紅葉時期なら素晴らしい所、橋の上、ワカサギ釣の男性「釣れる時は200匹、多い人は2千匹、、」とのこと今日は釣れないらしい。

 弁天橋を渡って、茶店の裏から急坂、水洗トイレがある、この急坂を登れば国道20号とほぼ同じ標高、津久井養護学校の正門、道路に出ると薄暗い所に嵐山登山口、直ぐに相模ダム、奥に相模湖大橋が見え、ダムを渡る、このダム水力発電所である、ダムの上から城山山頂を望む、想像以上に高い位置にあって驚くところです。

国道412号に合流するがこの地点に相模湖駅近道、階段を登る、登り切ってさらに民家の間を行くと大通り、右折して道なりに行くと駅前の交差点、横切れば相模湖駅前に出る。
 
駅前のそば屋にて昼食・休憩、JR中央本線は1230分の後1304分まで無い、一駅先が高尾駅。

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