東京都民には近い、人気の山: 高尾山(標高599b)・景信山(標高727b)・陣馬山(標高855b)


日程:200619日 (月 成人の日) 晴れ 


陣馬山山頂から:駿河湾と仏果山(丹沢の展望台として人気が高い)

コース

自宅3:40=(車)⇒4:15JR常磐線天王台4:39=(JR)⇒神田駅5:32=(JR)⇒立川駅6:25=(JR)⇒6:37八王子駅7:12=(バス)⇒陣馬高原下8:00―(0:15)―>新ハイキングコース入口8:15―(0:23)―>尾根道8:38―(0:12)―>杉林8:50―(0:10)―>高尾山・景信山分岐―和田峠・陣馬山分岐9:00―(0:10)―>9:10陣馬山山頂9:20―(0:25)―>奈良子峠9:45―(0:20)―>明王峠10:05―(0:55)―>11:00景信山11:25―(0:25)―>小仏峠11:50―(0:15)―>12:05城山12:25
―(0:10)―>一丁平12:35―(0:20)―>モミジ平(紅葉平)12:55―(0:05)―>稲荷コース分岐13:00―(0:05)―>清滝・薬王院分岐13:05―(0:05)―>6号分岐13:10―(0:15)―>稲荷山・東屋13:25―(0:25)―>旭稲荷13:50―(0:05)―>稲荷コース入口・清滝13:55―(0:05)―>14:00京王線高尾山口14:12=(京王線)⇒14:15JR高尾駅14:32=(JR)⇒15:25JR神田駅=(JR)⇒JR常磐線天王台駅16:20
八王子から陣馬高原下には始発6327:12,8:12,9:12,,,<−登山の日
2008/11/19現在 陣馬高原下行きは 高尾北口から出ています、
  
土日7:00,7:50,8:50、、、、発がある

陣馬高原下から和田峠まで歩いたのは生藤山(200246日)以来で、陣馬山に登って高尾山まで歩いたのは1998919日以来です。従がって八王子駅から陣馬高原下行きのバスに乗ったのも4年前だ、でもバスの時刻表は変わっていない。今日は前回より一時間早い712分発に乗る、乗客は10人程、大半が登山者、年配の人、バスは国道20号から陣馬高原下へ向う道に入る前にバス停で時間調整、国道から離れまもなく一人の若い女性が乗り込んでくる、そんなカッコヨイ女性ですが、お話をすると笑顔の可愛い素敵な女性です。

 8:00陣馬高原下に到着、一人の男性が先を行く、途中一度は追い越すが、新ハイキングコース入口で抜かれる、その後早いスピードで追いつけない。この新ハイキングコース5,6年前から歩かれているとのこと、生藤山の時は無かったルートだから20024月以降に作られたらしい、素敵な彼女が教えてくれる。

  ビューコースは和田峠を経由せず陣馬山に登ってしまう、時間的にも30分以上短縮する、長い舗装道路の林道を歩かないのは嬉しい。

陣馬高原下バス停から舗装道路を約20分歩くと、南郷線の林道入口(侵入禁止)の先で、この新ハイキングコース入口に到着する。道路から左に入り、小さな沢に一度下る、しばらく沢沿いに歩き、90度右に曲がって急登になる、辛い登りで、5,6分で右上空に和田峠に向う道路が見えてきて、尾根道になる、左が杉、右がブナの雰囲気の良い道だが、展望は無い。両側が杉林になって、登り切ると90度右に折れ、トラバースの細い平坦な道、遠くに山々が見え、直ぐに高尾山・景信山分岐、数10b先で和田峠からの道に合流する。ここで、立川からの途中のバス停から乗ってきた若い女性が追いつく。彼女は地元に住むが、新ハイキングコースは初めてだとのこと。

  合流点辺りはブナ林が美しい、新緑・紅葉時期は奇麗であろう、5,6分登れば白馬の像の立つ陣馬山山頂だ、彼女も私も富士山展望を期待したが雲の中。

360度の大展望、関東平野、その奥に雲海に浮かぶ筑波山、左に視線を移せば日光男体山に女峰山が貫禄の山容を見せている、日光男体山の左に白根山、さらに左の峰々(赤城山や榛名山など)らは奥多摩の山に隠される。


陣馬山山頂から:日光連山の男体山・女峰山
富士山は姿を見せなかったが、遠望の日光連山には感動

そして奥多摩に山々、大岳山から雲取山への峰々、大菩薩、金峰山(雪化粧の白い峰が覗く)、南アルプス、道志山塊、丹沢連峰、大山、仏果山。その仏果山の左に相模湾が輝いている。現在韮崎に住むと言う彼女は「あの白い小さなピークは金峰山よ!」と良く知っている、私は頷くばかりだ。

茶店の建つ陣馬山を下る、直ぐに藤野へ下る道を見送る、防火用のタンクが置かれるが覗くと空っぽ!緩やかに下る広い登山道、右は杉林で展望は良くない、左は雑木林。二度ほど小さな上下を繰り返し、少し下った所で奈良子峠に到着。

陣馬ノ湯を経て藤野・相模湖へ下る登山道が右に下っている奈良子尾根である。ここまで来ると明王峠は直ぐだ。明王峠の茶店は荒れている、富士山の展望の良い峠だが「どんどん雲が増えている」と休憩中のご夫婦は嘆く。

ここから高尾山まで同行する彼女を紹介する【八王子で育ち、山が好きで思い切って韮崎の会社に就職、韮崎駅からは茅ヶ岳や富士山が良く見える。そして金峰山、瑞牆山、八ヶ岳の明峰や南アルプスは近いところだ。金峰山・瑞牆山登山には韮崎がスタート重要地点。単独で北岳登った時に韮崎の山岳会に誘われて入会、現在アイドル的存在で活躍中とのこと。小さい頃は両親に連れられ高尾山に登っている、なかなかの健脚、そして笑顔の可愛い美人ハイカーさん!韮崎方面の山で再開したいものだ!

明王峠から底沢峠(標高721b)へ、陣馬高原下バス停への道が分岐堂所山(標高731b)は巻いて行く、登り帰して景信山(標高727b)、ここで昼食。

茶屋が二件、彼女もお薦めの「なめこ汁」は美味しい。展望は、高尾山方向、丹沢連峰、大山、相模湖、奥多摩の山々と素晴らしい、富士山の展望も良いところだが雲の中。

景信山から急降下、小仏バス停から登って来る道が分岐、その道を登って来たご夫婦、シモバシラソウを見つけたとのこと、自然の作り出す芸術品で大変美しいとのこと。

どんどん下って薄暗い小仏峠(標高548b)に到着。景信山と城山の鞍部、奥高尾縦走路の核心地点、陣馬山から、高尾山から登った人の多くはここで小仏バス停に下って行く。

私たちは、急登を登って、途中からさらに傾斜が大きくなっての急登後、振り返ると奥多摩の主峰が見事だ、ようやく急登が終わって、城山(標高670b)に到着。奥高尾縦走路と東海自然歩道が分かれるところだ、高尾山から登って城山から東海道自然歩道で相模湖へ下る人も多い、国道20号の大垂水峠へ下って大洞山経由で城山湖へと向かう人も多い。

大きなパラボラアンテナが建ち、茶店の前には人がいっぱい、丹沢連峰が見事、富士山は雲の中、眼下に相模湖。ここでは彼女は「なめこ汁」、私は「甘酒」で小休止、温かく体を温めてくれる。

広い道を下る、立派な桜並木で花期には花見客で埋まると言う、さらに桜並木が続き、一丁平。この辺りでシモバシラが良く見られるらしい。

続いてもみじ台、紅葉狩りには良いところだ。高尾山に近づくと人の数は増え続き観光客が多くなってくる。

高尾山山頂に登る手前で稲荷コースが分岐、ここで薬王院に初詣でをする彼女と別れ、雲で富士山展望ができない高尾山山頂をパスし、歩いてみたかった稲荷コースに入る。

このコースは清滝までなだらかな下りになる。数分で再び薬王院の分岐、高尾山口から登って来た人はここから高尾山山頂に登ることになる、晴れていれば午後4時頃から太陽が富士山の頂上近くから落ちて行くドラマを見ることができるのだが(富士山の頂上に沈む時期は冬至の頃である)今日は期待できない空模様です。

さらに6号コースが左に見送る、この6号は「夏に歩くコースです」と道で会った男性が教えてくれる、お話の内容から、彼は地元の人で高尾山を裏山のように歩いている人だろう。家族4人、若いカップル、単独の男女、、と次々に登って来る、高尾山は関東の手軽なハイキングコースと人気が高い。

高尾山、薬王院の聖域として森林が守られ、ここ稲荷山尾根の稲荷コースは実に深い森である、登山道から左下が6号コースで深い谷であり、谷の反対側の上空に薬王院の建物が見える。高尾山山頂の賑わいが無く静かで、深い山の味わい、行き交う人も山好きさんが多いようである。高尾山を始めて訪れた人は表参道から登って、稲荷コースを下ると良いでしょうね。

ほとんど大きな上下が無く、気持ちよく下る。稲荷コースは、展望は良くないが、ブナ林が多くて気持ちの良い尾根道、稲荷山には東屋が建つ、この手前で登りになるが短い登り、巻かないで立寄る。関東平野の展望は素晴らしく新宿の高層ビルが望める、ここにはトイレも建っている。


      
稲荷コースの展望台から都心:新宿の高層ブルを望む

ここから大きく左に曲がって、狭い道を急降下して行く。城山から高尾山間の登山道に比べると荒れている、結構長い下りで急いで下ると足への負担が大きい坂道である。飽きた頃、旭稲荷に到着。ここから狭い道を急降下し清滝へと下る。

  ケーブルカーの駅、清滝駅の脇に到着。人々の列、売店の前を通過し、国道20号に出て、左折、京王線高尾山口、ここも人々で賑わっている、一駅乗ってJRに乗り換えるとき、稲荷コースに入る所で別れた彼女に偶然再会、彼女はバスで八王子に帰るとのこと。JR高尾駅から特別快速、一眠りすると神田駅である。


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