中央沿線の人気の山々 高柄山―御前山 高柄山(標高:733b)・御前山(標高:484b)

 

日程 2002119日 (土)晴

中央本線四方津駅から高柄山に登り、御前山を越え、下山は上野原駅

 

コース

 

神田駅6:407:55高尾駅8:439:11JR中央線:四方津9:15―(0:25)→9:40川合の登山口―(0:15)→10:05小さな広場―(0:15)→10:25ジグザグ坂―(0:30)→10:50標高611ピーク―(0:15)→11:00富士山見える―(0:20)→11:20大丸(標高730b)11:45−(0:05)→11:55最初の鞍部−(0:05)→12:20右側に丹沢連峰展望−(0:15)→12:35高柄山山頂(標高733b)13:05−(0:50)→13:55コース小屋−(0:35)→14:30沢−(0:25)→14:55御前山分岐−(1:00)→15:50林道−(0:15)→16:20鶴鉱泉17:00−(0:20)→17:20上野原駅17:5618:20高尾駅18:4020:00神田駅

 

娘と私達にとって初めて四方津駅に降りる、約10人程の二組が同時に降り、小さな駅前がにぎやかになった、駅員に道を聞く。

 

駅前を左に進みガードを潜って桂川側に出る、突き当りを左に曲がると高柄山・大地峠の標識が見つかる、桂川を渡る、橋から見下ろす桂川はまだ紅葉の見頃には早い、工事中の脇を通過し、道なりに進む、大きな竹林を過ぎ、さらに右の方向に緩やかに登って、川合の各家には柿が植えられ美味しそうに実を赤くし、干し柿をつるしている家が多い、やがて、車道が二手に分かれ、直進が高柄山への道で、こちらも民家に通じる車道です、慣れないとちょっと危険なくらいの急坂、大きな民家が最後で、ようやく登山道らしくなってくる。

 

眺めると国道20号線と中央線に掛かる橋が色違いで美しい、この辺は紅葉狩りの見頃だ、中央線の向こうに扇山を中心に紅葉にそまった山々が見事に見える。また、四方津駅から四方津ニュータウンに登るガラス張りのブリッジが異様に眺められる。

 

登山道は急坂になって、流水に流され深くなった道だ、ここは展望が無い、ただ道は岩でこれ以上は深くならないだろう、紅葉が一段と美しく、倉岳山方向の山々が色好き見頃だ、さらに急坂は続く、やがて尾根道になって平らになる。

 

ちょっとした広い地点に着く、休憩に良い、ちょっと下って、今度は地図上のジグザグな道になる、右側が杉林だ、杉が終わって桧になると落葉が多くなって、アカマツと杉が同居している所を通過。

 

富士山が見えているような気がしてきたが気のせいで見えない、四方津駅であったグループが追い着く、山の斜面を巻くように少し下って、また登りになる、私たちはなお富士山を探す、木々の間に雪に覆われた富士山が見えるではないか!

 

富士山が見えると満足し得をした気分になる、後ろから追い着いたた人に教えてあげる、先行した人々は気が付かず先を急いでいる。その後高柄山山頂でも富士山は見えなかった。

 

また杉林、先行した人たちが見える。大丸、大きな木が横たわりベンチになっている、正面に高柄山が見え手前の峰が三個見え、高柄山へは、この峰を上下して行くことになる。

 

高尾山・影信山・陣馬山・生藤山と綺麗な稜線が見え、その向こうに都心が見える。生藤山の向こうには奥多摩の山々も頭を見せている。

 

高柄山山頂は狭いと言う、ここでお弁当、こんどは矢平山(標高:860b)の方に行って「ほおうとう鍋」を囲むという5,6人のグループがやって来る、まだ2歳にならない赤ちゃんが参加している。

 

いきなり、木々を頼って下る急坂、鞍部に着くと一つ目のピークへ登る、また下り、又登る、下ると進入禁止の千足方面に下る道がある、千足峠、そこを過ぎると急に右側が開け丹沢や道志山塊の山々が雄大に見えて気持ちのよいところだ、急に冬の嵐が吹き出す。

 

ピークに着くと、私たちを抜き去った人たちが風を避け、食事中、何故か静かな雰囲気だった。ここは大きく左に曲がって、また急な坂を下る、細い尾根、左の展望も良いが風が強くそちらに顔を向けてじっくり展望を味わえないが、大菩薩連峰が雄大に峰を並べている。

 

上野原から登ってきた5,6人のグループに会う、よくこんな坂を登って来たものだ、急な坂を四足で登る、なんと、リンドウが咲いている、この寒いなか花びらを上に向けかなり開いていて可愛らしい、ピークに着くがまた下る、また急な斜面を登る。

 

先に着いた娘が、「山頂だ!」と叫ぶ、高柄山、と声をあげる、やっとの思いで登ったかいあって、素晴らしい展望が待っている、右に丹沢の主峰が、大丸で眺めた山々の奥に奥多摩の大岳山が独特の頭を見せている、その左が三頭山だろうか、その奥にあるのが雲取山?確認はできない。

 

足元には上野原の町が、桂川も光っている、さきほどの嵐のような風がやみ、温かくここで休憩、足元にはリンドウが数個咲いている。後続のグループがやってきた、また風が出てきた、寒い、下山開始。

 

始めは緩かった道が急坂になって、コース案内のある小屋に着く、新矢ノ根峠、ちょっと休憩によい、その先はゴルフ場、侵入禁止、大きく左にまがって、山の左斜面進む、展望は良くない、やがて沢に出合う、沢に降りないで、斜面に取り付けられた細い道を進む、暗いイメージの河原に着く、水は少ない、反対側に渡って、ここから最初は緩い坂、もー登る気分に無い私たちを御前山に向かわせる、今日一番の急登が待っていた、右側眼下はゴルフ場、ふうふう言いながら登る、右側が開け紅葉にそまった山々が美しい、やがて、尾根に出てピークに着く、ここの登山ルートはこのピークがハイライトになっている。

 

御前山(標高484b)が紅葉に染まっている、杉林の道を大きく下るとすぐ、御前山への分岐点、左に下る道は暗い杉林なので明るいだろう御前山方向の道を選択、すこし御前山の方に登りかけて見たが道は明確だがヤブ、引き返し、暗い杉林を下る、本当に暗い、暗い杉林から抜ける。

 

今度は、登ったり下りたり何度も繰り返す、いやになってくるが、何故か雰囲気は良く気分は落ち込まない、やっと下の方に車道が見えてくる、だがまた登り下りを繰り返し着かない、いいかげんにしろ、ダムが見えてくるがまだ林道には着かない、さらに登ってようやく下りになると林道に出る、左に曲がって沢を渡る、5,6分で民家の裏に着く。

 

上野原駅の案内があって、すぐ鶴鉱泉だ、風呂は一個、男女別なし、大人500円、少し冷えた体を温め元気に上野原駅へ。

 

新しい桂川の橋を渡る、左に曲がって駐車場みて駅に向かう、駅へ着くには最後の階段登り、桂川と反対側で生藤山の帰りに食べたラーメンの味を求め、立ち寄る、その味はなかなかの「ノダシ」、一度食べたら忘れられない(笑)。

 

高柄山は高塚山とも書くそうだが、変化のある尾根道が多く面白い、ちょうどこの時期は紅葉真っ盛り、静かな山歩きができました。

 

高畑山・倉岳山と高柄山を結んで歩く人も多いそうです、中央沿線の山を駅から駅、静かな登山道を歩きたいものです。

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