竹貫鎌倉岳(標高:669 イワウチワの群生地  阿武隈山地 低山だが展望は素晴らしい

日程:2004418日(日) 晴れ

イワウチワとカタクリは見頃、今年のサクラの開花は例年より10日程早い、気になっていた、竹貫鎌倉岳の可憐なイワウチワを見に出かけた。

つくば市を9時半出発、常磐自動車道「谷田部IC」で乗り、「いわき勿来IC」で降り、国道289349号で鮫川村経由で古殿町へ、鎌倉岳駐車場(トイレと案内版が有る)に12時半着。

徒歩約2時間でイワウチワ、カタクリ、アズマイチゲ、スミレの咲く遊歩道を楽しむ。訪れた時間がお昼、花にとっては一番花を広げる時間帯であり、イワウチワとカタクリは、これ以上、開かない状態まで大きく花を広げ見頃の日と時間だったようだ。

古殿町、鮫川町周辺のソメイヨシノは散ってしまい葉サクラでしたがシダレサクラと山サクラは満開の見頃でした。

以下の記録は2002421日の竹貫鎌倉岳です

コース

つくば市城山­⇒谷田部IC=(常盤自動車道)⇒いわき勿来IC⇒国道289349号⇒古殿町で鎌倉岳標識⇒車が入れる所まで行く→一軒家があり−(0:10)→鎌倉岳山頂への標識−(0:30、工事中)→尾根−(0:05)→遊歩道標識と地図案内(遊歩道を行く)−0:50)→駒形神社−(0:08)→鎌倉岳山頂−(0:08)→遊歩道標識と地図案内−(0:10)→鎌倉登山口(駐車場)⇒夏井千本桜

竹貫鎌倉岳は都心からは交通の便が悪いが、常磐自動車道いわき勿来ICから国道299号線で鮫川村へ、国道349号線で北上し国道349号線をしばらく走り「広沢」で90度右に曲がり鮫川沿いに素晴らしい桜並木が現われる、古殿町の中心街に鎌倉岳登山口の案内があるから、迷うことはない。

この案内を見て、国道349号線から右折し、鮫川を渡り民家の間を走ると直ぐに林道になる、道幅は狭いが問題ない、道に迷ったかなと思うころ、立派なペンション風の家、さらに先に上るとトイレのある駐車場に着く、広い駐車場で、今日は10台ほど停まっている、山頂往復約1時間半ほどです。案内の地図を頭に入れ、広い林道を緩やかに進むと、左側斜面は杉林が伐採され赤裸の谷、阿武隈山塊の山々に囲まれたのどかな風景画が広がる。

大きな鳥居から急な坂を登ると、登山案内がある賽ノ河原に着く、ここから道が別れ、真っ直ぐ行くと山頂、左右の道は周遊コースがある、周遊コースは左右どちらを選んでも同じ道を歩くことになる、ここは右に進みます、足元にはスミレの花がいっぱい咲いている、昨年はこのあたりでハルリンドウを見かけたが、暖かい日が続き自然は早く進んでいる、木々の芽吹きも今年は早い。

しばらく、巻き道を進み、山頂と一つ目ピークとの鞍部から木の階段を登ります、階段の最上段より少し手前にお目当てのイワウチワの群落、「登山道から見てください」初めは登山道から離れているが、直ぐに登山道から顔を近づけて、見る場所があります、デジカメをグット近づけて撮影ができます、上手く撮せるかは自分の腕にかかっている。

ピークにはベンチがあり休憩に良い、展望もまずまず、次のピークとの鞍部に下り、「満点の星空」の階段を登る、ピンクの可愛らしいイワウチワが目の前に現れます、薄いピンク色。東屋の広場、大きな桜の木、ベンチもある。ここから、少し下り鎌倉岳メインコースが始まります、いきなりどんどん下り、大きな木の間を進む、気持ちの良いルート。幾つかカーブを過ぎるとイワウチワの大群落、山道の上斜面・下斜面に森の妖精が踊っているようです。

ベンチを過ぎ、岩場を両手で伝わって下り、本コースの最下部に着く、なんと!カタクリの群落、イチリンソウも混ざっている、家内の話では今年は日照りが続き花に勢いが無いという、確かに昨年より花が小さい。昨年は2001421日(曇り)に家内と歩いている。

ここから、木の根を頼りに斜面を登る、駒形神社に着く、神社の裏にクサリ、このクサリをうまく利用して登ると展望が待っている、ツツジの林を登り切ると、やや広い竹貫鎌倉岳山頂(標高:669b)に立つ、360度さえぎるものが無い展望台。

山名の由来は、竹貫の城主に鎌倉から嫁いだ姫が故郷恋し「私のしたわしい鎌倉はどちらの方にあるのだろう」と問うので、前の山を指差し「その方角が鎌倉である」と教えたところ、姫は鎌倉岳に登っては遥か彼方の鎌倉をしのび眺めていたことから呼ばれたそうです、イワウチワ(岩団扇 イワウメ科)はお姫様が嫁ぐ前から咲いており、イワカガミ(岩鏡)やコイワカガミ(小岩鏡)が同じイワウメ科、また、イワウメ(岩梅)は白馬岳、八ヶ岳、燧ヶ岳などで見られます。

夏井千本桜

国道349号線を北上し、国道49号線との交差点をさらに北上し先に進みます、「夏井千本桜」の看板が右に建っている。

夏井千本桜(小野町)2001421日満開一日前 見頃でした。この桜並木、どこから始まりどこで終わるのか解らない、そんな長い桜の並木が夏井川の両岸に続いている。場所的には常磐線いわき駅から走る磐越東線夏井駅から徒歩2,3分の駐車場から歩くと、川がゆるくカーブしているので、両岸の桜並木と川の景色が素晴らしい。

ただ、川にゴミが散乱していたのが気になるが何時までも残して欲しい風景である。

福島県田村郡小野町夏井から国道49346号で鮫川、国道118号を走り、塙町、矢祭町、大子町から国道461号、馬頭町、那珂川から国道294号、益子町、下館市をへて自宅

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