富士山と周辺の山々 杓子山(標高:1598b)・鹿留山(ししどめやま)(標高:1632b)

 忍野役場から高座山をへて杓子山・鹿留山、下山は内野経由で忍野役場

 

日程:200213日 (木) 快晴 寒波襲来

コース

 

忍野役場830=(横浜からのご夫婦の車で)⇒840鳥居地峠―(045)→930高座山―(035)→1020大権首峠―(035)→1105杓子山1130―(030)→1200子ノ神(往復:鹿留山)―(015)→1220展望の岩場―(035)→1310立ノ塚峠(たちんづかとうげ)―(050)→1325雨乞山分岐→1340林道三差路→1400内野民家―(030)→コンビニ―(010)→忍野役場

 

つくば市城山を1200に出る、今日は国道6、日本橋、国道1、五反田、小田原と国道のみ利用して走ってみた、都心に入るまで松戸から荒川を渡るまでは渋滞、その後はスイスイ、横浜新道に入り戸塚から再び国道1号、小田原も特に渋滞無く通過、強羅温泉で国道138号、夕日が沈み寒い、今日は日本列島を寒波が襲っている、仙石原を通過し乙女峠、トンネルの手前から眺める芦ノ湖方面の夜景が奇麗だ、トンネルを抜け、御殿場に一度下るが小雪がパラパラと舞う、このままだと篭坂峠を越えるのは無理かなと判断し、乙女峠の方に引き返し、富士山の展望の良さそうな駐車場を探し、ここで一夜を過ごした、乙女峠の乙女トンネルの前に駐車場は有るが早朝カメラマンが多く面倒だから避ける。−7°と冷たい。

富士山は月明かりで雄大。明日の朝の好天間違いなし、杓子山の縦走を夢心地に毛布に包まれ、寒いことは無い。

 

朝、6時、乙女峠を下る、国道138号で篭坂峠へ向う、真っ直ぐ走ると東富士五湖道路だ、山中湖の標識を見て篭坂峠に向う、道路に心配した積雪は無く、道路の凍結も無い。目の前に大きな富士山が迎えてくれる、旭日丘で右折し、道志方向に向かい、山中湖の右端で富士吉田へ左折。

 

山中湖の北側を走り、花の都公園の看板に従う、花の都公園の駐車場は閉鎖だが第二駐車場が朝は無料開放していた、この公園は実に美しい富士山を眺めることができ、大勢のカメラマンが集まっている。

 

ここから徒歩で長池山から石割山へと登り始める予定だったが、寒いことと、バスの便が悪いので、忍野役場を目指すことにする、街中は積雪があり、所々が凍結して注意!!

 

忍野役場は正月休でガラガラ、駐車場をお借する。

 

登山開始忍野小学校・中学校は同じ敷地内、鳥居地峠への道案内が見つからない、一台の車:ご夫婦が乗っており杓子山に登るらしい、車で登山口まで送ってもらう、途中で散歩中の人に道を訪ねた、行き先はあっているとの事、数10b行くと犬の散歩の青年、彼も親切に道案内をしてくれました。

 

お陰で、難なく鳥居地峠に着く。道の脇に数台の駐車可能な空き地がある。夫婦は杓子山には以前登っており今日は高座山の往復だそうだ、この快晴、きっと追加して杓子山に登るかもしれない?

 

ふたりの邪魔にならないように簡単な挨拶で別れる。タイヤ跡が付く車道をゆるやかに登る、やがて、左に分岐する道を見送り大きく巻くと、高座山登山道の小さな標識が立っている、車道から離れる、雑木林の快適な道だ、木々の間から富士山が大きく見える、まもなく雑木林を抜け、右側が大きく開ける、同時にドーンと山頂に薄雲を被った富士山が眺望、このような富士の姿は始めてである。

 

伐採され明るいなだらかな草原風の道をしばらく行くと、斜面勾配のキツイ登りになる、薄く雪が積もり、歩き難い、小動物の足跡がついているだけの新雪、数匹の跡で山頂まで続いている。

 

ちょっとしたピークに着く、大きな岩に腰を下ろし展望を楽しむ、またさらに急勾配の斜面を登る、やっと高座山山頂(標高1304b、たかざすやま)に着く、明るい見晴らしのいい丘風で休憩にはもってこいだ。

 

急斜面を下る、今度は雑木林、鞍部に下ると登り返し、高座山と同じ標高を取り戻すまでは、ここもキツイ、登り切ると車のご夫婦も高座山山頂に着いたのが小さく見える。

 

細い尾根を行くようになると、岩場の連続で楽しい、不動の湯からの車道が合流する大権首(おおざす)峠に着く、見晴らしもよく休憩、山梨100名山の横を登って行く、複数の足跡が残っており、不動の湯から登ってきた人が多いらしい、雑木林のキツイ登りが続く、最初は直線の道だが、ジグザグの道になって登り易くなる、しかし傾斜はキツイ。

 

不動の湯のから登ってきたと言う、ご夫婦にお会いする、ジグザグの道が真っ直ぐになって、最後の登り直前で「後10分頑張って!」の標識に励まされ、人の声が聞こえると山頂に着く。

 

杓子山(標高1598b)からの富士山は素晴らしいの一言につきる、時々山頂の雲が取れ、また隠れの繰り返し雲ひとつない姿よりはるかに奇麗だ、快晴、予想以上の展望に満足。箱根連山 、金時山 、明神ヶ岳、伊豆の天城連山 、愛鷹山 、道志山塊、三ツ峠 、南アルプスの峰々 、、、大菩薩 、雲取山 、、、なんとその後方に浅間山 (雪化粧で真っ白)が見える。大きなベンチに腰を下ろし、見落としの無いように周りの展望を楽しむ、丹沢、鹿留山、石割山の稜線も美しい。

 

高座山を経由して下山するという、ご夫婦と別れ、積雪の多い尾根道を行く、上り下りの道、この峰が子ノ神かと騙されながら幾つかコブを通過、大きな岩を超えるところがあるが危険はない、西日が差し込み暖かいが日影は冷たい風が頬を襲い寒い。

 

富士山を左に見ながら、最後は少し急な登りで峰に着く、富士山の美しい峰:子ノ神(ねのかみ)、山頂の奥に登山道が分岐鹿留山(標高1632b)は往復、展望は良くない。

 

戻って、内野方向へ下る、いきなり岩場の下り、木の根や岩に頼るしかない、15分ほど岩場を下ると富士山のビューポイントに出る、さえぎる物がない富士山が印象的、ご夫婦が登ってくる、旦那さん「地図では平なのに、、、」と言いながら登ってくる、奥さんが少し遅れて登ってくる。

 

まだまだ急坂は続く、やがて数本の松が立つポイントに出る、残念ながら松の枝がのび過ぎ視界をさえぎっているが、松の根本から1bほど下り山道から離れると素晴らしい展望だ。

 

ようやく急坂の岩場から開放されたとき、若い女性が登ってくる、内野に住む女性で時々登ってきて自分の好きなポイントを決めておりそこで富士山を楽しんでいるという、林道入口に車を止めて上ってきた、慣れているらしく、この後の急な岩場を楽しんでいる、そして自慢話で、正月:竜ヶ岳から見る「ダイヤモンド富士」田貫湖が有名だが今季節は愛鷹山から日が登ります)がお勧めという。

 

やがて山道は広くなり、立ノ塚峠(たちのづか 標高1233b)に出る、ここにも「熊出没注意」の看板が立っている、車道が二十曲峠に続いている。

 

車道をたんたんと内野に向う、日が当たらなくて寒い、やがて雨乞山分岐、犬を連れたハンターが登ってくる、立ノ塚峠から約30分三差路に出る、何台もの車が競って登ってくる、何事かと思い聴いてみるとイノシシを追いかけているのだと言う、日に焼けた男たちの楽しい遊びなのだろう。

 

民家の脇に出て、洗車をしている娘さんに道を訪ねる、親切に忍野役場までに道順を教えてくれる、広い道を教えられた通りに行くと、道の脇に沢が流れるところに着くと、まもなくコンビニの前に出る、目の前をバスが一台通過してゆく、神社の前を右折し、10分程で役場に着く。 この後、長者ヶ岳 へ向かう!


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