ラムサール条約二周年 涸沼の植物を学ぼう ひぬまあじさいまつり開催

 

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涸沼自然公園

 

 

  涸沼自然公園

  涸沼は淡水と海水が混じり合う、関東で唯一の汽水湖。

  涸沼には特有の植物が多く、生育してきたが、近年になり水田農法の近代化や除草剤の使用、保護工事などによる環境の変化により、その種類が少なくなっている。

 

  所在地 
茨城県東茨城郡茨城町中石崎2263

(涸沼自然公園)

 

2017年6月24(土)晴れ  第4回 霞ヶ浦自然観察会 霞ケ浦環境科学センター

 

案 内

 

  平成 29 6 24 日(土)午前 9 20(受付 9 時から)〜午後 3 50分まで

集合場所 茨城県霞ケ浦環境科学センター(土浦駅東口までの送迎あり)

募集人数 35 人 現地集合も可能

応募方法 電話,FAX,または Email でお申込み下さい。その際,住所(郵便番号)・氏名・学年(また は年齢) ,電話番号及び送迎バス利用の有無

申込期限 平成 29 6 23 日(金)午後 5 時まで *人気が高く数日で締め切り!

送迎バス 土浦駅東口(迎え:午前 945 発 帰り:午後 15:30着)

  所 午前:東茨城郡茨城町中石崎 涸沼自然公園および周辺湖岸

 

 

JR土浦駅で送迎バスを待つ、霞ヶ浦環境科学センターからの参加者を乗せており、私達が乗ると満席。国道6125号に入り、土浦北で常磐高速、友部JCTから北関東自動車道に入り、水戸南で降り、南下し涸沼自然公園へ。あじさいまつりが開催、期間2017617日(日曜)〜79日(日曜)で入口の駐車場はほぼ満杯、バスの駐車場は空きがあり、問題なく駐車。

現地に予定時刻前に着き、現地集合者がまだでしたが、全員集合し、「あじさいまつり」のアジサイ園を大きく巻くようにして植物観察を開始。

「コース案内」

管理事務所から、左にアジサイ園に向かう道を見て、真っすぐ木道へ、キャンプ場方向に一度入り、小川の橋で引き返し、刈られた敷地に入り、桜並木とヨシ原の間で観察、通りできない西門(トイレを過ぎる)から、さくらの丘を登り、さくら・クリ・クヌギなど見て、「アジサイ園の上部であじさいまつりを味わい」、東屋がある広場にでる。ここで昼食。

午後は園の端を歩き、植物観察を続け、展望広場に出る、この辺りが絶景の展望が続くが、少し進んだ180°のパノラマ広場がある、大きな石のベンチが置かれている、続いて太陽の広場、ここから、下る道を選択、樹林の中だが、軽く上下の道、途中に東屋もある、最後は下りになって「イトトンボ橋」の手前を下って、せせらぎ広場、後は真っすぐ管理事務所に帰ってくる。

自宅から:11,730

 

さー、植物観察を!

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左:あじさいまつり開催                 右:二重のドクダミ

 

管理事務所を入ると、アジサイの脇に八重のドクダミ、普通のドクダミの生え、とても不思議です。

 

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左:オオフサモ アリノトウグサ科の水生植物。南アメリカのアマゾン川が原産地。特定外来生物

右:クサヨシ(草葦)イネ科

 

入口から直進、アジサイを見る人は左へ。オオフサモが生える湿原、広い木道がキャンプ場に繋がっている、激しい流れの沢を見て、引き返す。

 

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左:ヨツバムグラ(四葉葎)アカネ科        右:ヒメガマ(姫蒲)ガマ科

 

木道の上から、湿原の植物観察が続く。

 

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左:コモチマンネングサ(小持ち万年草)ベンケイソウ科              右:エンジュ(槐)マメ科

 

木道の直ぐ下は刈入、コモチマンネングサが刈られた後に生えたのか黄色い花を見せている。

 

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左:キクイモ(菊芋)キク科               右:コヒルガオ(小昼顔)ヒルガオ科

 

私達自然観察はあじさいの谷に向かう、道と湿原が続く間に広がる仮払いされた野原を進む、ヨシなど生える縁に多くの植物がそろって生えている。先生始め、観察に慣れた人が多く、あちこちで「これは!・・・」と言う声が聞こえる、一人では多くが探せない!

 

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左:オオヘビイチゴ(大蛇苺)バラ科           右:タチコウガイゼキショウ(立笄石菖)イグサ科

 

オオヘビイチゴ、立派な葉ですが、実は既に落ちてしまった様です。

 

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左:ヤマノイモ(山芋)ヤマノイモ科         右:ネムノキ(合歓木)マメ科

 

今見付け、秋に取りたいヤマノイモ、立派な対生です。湿原の縁に多いネムノキがこの公園に多く見られます。

 

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ヤブカラシ(藪枯らし)ブドウ科

 

庭にも入り込む、ヤブガラシが他の葉の上に乗って枯らしてしまうのか!

イヌザンショウ

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左:ミツバアケビ(三葉通草、三葉木通)アケビ科             右:イヌザンショウ(犬山椒)ミカン科  

 

アケビは5枚葉、ミツバアケビは写真の通り、どちらが美味い実か議論になるが?

イヌザンショウのトゲの付き方は互生、サンショウは対生、花期ではサンショウは春で、イヌザンショウは夏。

 

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左:ヒメスイバ(姫酸葉)タデ科              右:マユミ(檀、真弓)ニシキギ科

 

マユミ、ニシキギで赤い実が秋には美しい。

 

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左:クマヤナギ(熊柳)クロウメモドキ科         右:ノアザミ(野薊)キク科

 

クマヤナギ、熊!

ノアザミがポツンと咲き、人を引き付ける。

 

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左:オカトラノオ(岡虎の尾)サクラソウ科     右:アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科

 

まだ、蕾のオカトラノオ。実が美しいく美味しく見えるアオツヅラフジだが。有毒とか!

 

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左:ケアリタソウ(毛有田草)アカザ科   右:カサスゲ(笠萓)カヤツリグサ科

 

ケアリタソウは南アメリカ原産。市街地の道ばたや荒れ地などに多い。全体に特有のにおいがする。葉は互生し、長さ310cmの長楕円形で粗い鋸歯がある。裏面には淡黄色の腺点が多い。枝先に緑色の花穂を円錐状に多数つける。花穂には葉状の包があり、両性花と雌花が混じってつく。花期は711月。

カサスゲは沼沢地や湿地に生育し、ヨシ群落の下層として生育することも多く、ヨシ-大型スゲの組成を持つ群落の代表的な種である。日照が不足する立地にもよく生育し、他の沼沢生の植物が生育できないような樹木が差し掛かった湿地にも生育できる。56月にかけ、高さ50cmから70cmほどの花茎を出す。頂穂は雄性で、その下に数個の雌小穂を出す。

 

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左:ウキヤガラ(浮矢幹) カヤツリグサ科       右:ヤブジラミ(藪虱)セリ科

 

ウキヤガラが生え、茎を垂直に立てている。花茎は高く伸び上がり、断面は三角である。花茎の途中にはいくつかの節があり、苞葉が着いている。基部の苞葉は葉実の部分が小さく、ほとんど鞘のみとなっている、日常見ないので直ぐに忘れるが、再開するとカヤツリグサ科と目を見張る。

ヤブジラミは日本全土の野原や道ばたにふつうに生えるので、散歩道に生えている。葉は23回羽状複葉。家庭菜園のニンジンに似ている。小葉は卵状披針形で、細かく切れ込み、両面とも粗い短毛が密生する。枝先に小形の複散形花序をだし、白色の小さな花をつける。花弁は5個あり、花序の外側のものが大きい。小花柄は410個。果実は卵状楕円形で、カギ状に曲がった刺毛が密生する。花期は57月。

 

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左:ガマ(蒲、香蒲)ガマ科             右:ナワシロイチゴ(苗代苺)バラ科

 

ガマ、よく見ると膨らんでいる、まもなく円柱形の穂を伸ばす。

ナワシロイチゴの花は短く立ち上がる枝の先に散房状につく。花は赤っぽい紫だが花弁が小さいので目立たない。苗代の頃に赤い実が熟すため、この名がある。花期は5-6月。日当たりの良いところに生え、雑草的に生育する。赤紫色の花をつける。果実は食用になり、生食には向かないが、砂糖を加えてジャムにすると美味。

 

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イヌザクラ(犬桜)バラ科

 

ウワミズザクラは枝先に花穂がつくので、花穂の枝に葉はつきますが、イヌザクラは、枝から花穂の枝が分岐してつき、花穂の枝に葉はありませんネ!散歩道には二種類が咲き、比べると判るが咲く時期に一寸差があるようです。

 

この先西門、手前にトイレも有る、最後にさくらの丘に登る坂道が有ってここを登る。

 

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左:クリ(栗)ブナ科                 右:ゴンズイ(権瑞)ミツバウツギ科

 

さくらの丘は、ソメイヨシノが多く植えられている、一本一本はオーナーによる桜で八重や大寒も植えられている、多くはまだ小さい木で、手前のあじさいの谷に比べこれからと言った感じです。

この丘にはクリやクヌギもあって散策には面白い、ここでクリとクヌギの二つの葉の違いが先生から説明があったようです(ナツツバキが近くにあって撮影中でした)。

クリは全縁に長さ23_の柔らかい針状の鋸歯があり、先端まで葉肉があって緑色である。一方のクヌギは葉縁には波状の鋸歯があり、鋸歯の先端は長さ23_の針になり、針の先端は茶色。*後ほど帰りのバスの中で二つの葉が並べて回覧、済みませんクヌギの写真が無くて、「針の先端は茶色」を実際のご覧になって納得してください。クリとクヌギの違いはドングリを見ればすぐに解りますね!・・・植物観察はドングリが無くても区別したいものです(難しい問題)。

さて「クヌギ」、「コナラ」ですが、二つとも実は「どんぐり」と呼ばれ、「帽子」と呼ばれることもある椀の部分は正式には「殻斗(かくと)」といいます。「クヌギ」の実は丸く、殻斗は反り返ってもじゃもじゃになっています。一方「コナラ」の実は細長く、殻斗はお椀形です。

 

ゴンズイは911月に赤く熟すので、ここの生えていたのかと思う頃が一番目立ちます。樹皮の模様が、魚のゴンズイに似ている、あるいは役に立たないところが似ている、などその名のついた魚との関係がありそうですね。「ゴンズイ」(検索)をすると魚のゴンズイが多く表示されますネ!

 

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アジサイ園

このアジサイ園は「あじさいの谷」と呼ばれ、あじさいが咲き誇る谷。文字通り谷にアジサイが植えられ、私達は植物観察が主テーマ、アジサイは横目で見る事になるが、この谷の上から「あじさいの谷」を見下ろすが、この見下ろす路はアジサイ通りのように感じます。

 

あじさいの谷を見下ろし、既に実が付いていない時期の梅林(紅白)を通ると、わいわい広場、ここが昼食休憩、東屋のベンチに座る、屋根裏にスズメの巣、餌を運ぶ親鳥は困った様子です。

遊具が有って子供たちの良き遊び場でもある。

 

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左:ニワゼキショウ(庭石菖)アヤメ科    右:ヤドリギ(宿木)ビャクダン科

 

午後はわいわい広場から再開、芝生に群れて生えるニワゼキショウの前に集合。

せせらぎの滝を見下ろし道に出て、大きなヤドリギを見付ける、この植物の一番の特徴は、樹木の枝や幹に「寄生して生長する」点です。樹木の枝などに付着したヤドリギの種は、発芽すると「寄生根)」という根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収して生長。ちなみに、寄生して栄養分を吸収しているからといって、その樹木を枯らせてしまうようなことはありません。先生もこんなに大きなヤドリギを見たのは初めてと言う。

せせらぎの滝とは反対の迷路方向に進みます。

 

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左:ホオノキ(朴の木)モクレン科                   右:ツタウルシ(蔦漆)ウルシ科

 

早速目にしたのが、ホオノキで果実も大きくなってきた、長さは1015a程度になる。熟すと紅色になって美しいが、種子が飛び出す様はややグロテスクになる。葉は枝先に集まってつく。 落ち葉も大きく目立つため、冬に地面を見れば近くにホオノキのあることが分かる。

ツタウルシは葉の様子がちっともウルシらしくないため、それと知らずに触れてひどい目に遭う事例が繰り返されている。秋の紅葉では早くから見頃、カエデなどの紅葉とは異なり「紅葉の赤い円柱」は実に美しい、デジカメの餌食になる。他の樹木を締め上げて枯らすこともないから、ここの公園でも放置されているのだろう。植物観察のご指導の先生が大声で注意してくれるので安心ですが、生徒の中には「ウルシにかぶれた・・・」事も無い人も多い!

 

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左:エビヅル(海老蔓)ブドウ科          右:アマチャヅル(甘茶蔓)ウリ科

 

危険・侵入禁止の網、多くのツルが絡みつく。エビヅル、ミツバアケビ、サルトリイバラ、テイカカズラ、アマチャヅル、スイカズラ(別名:ニンドウ)等が見つかる。

アマチャヅルは日本全土の山地ややぶに生える。葉は鳥足状複葉で、ふつうは5小葉だが、3または7小葉のこともある。雌雄異株。葉腋に直径約5_の小さな黄緑色の花を総状につける。花冠は5裂し、先端は尾状にとがる。萼は小さい。果実は液果、直径約7_の球形で、黒緑色に熟す。萼や花冠の跡が環状に残る。花期は89月。散歩道でよく見るヤブガラシの葉の形がよく似ているが、ヤブガラシの葉の表面が無毛。

 

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左:サンショウ(山椒) ミカン科              右:ムラサキシキブ(紫式部)クマツヅラ科

 

サンショウ、イヌザンショウは午前中見付け、今度は(山椒)サンショウである、とにかくこちらの方が好きな臭いで、強い!サンショウが芳香を持ち、棘が対生するのに対して、イヌザンショウは芳香がなく、棘が互生する。イヌザンショウの果実は「青椒」と呼ばれて精油を持ち、煎じて咳止めの民間薬に用いられる。サンショウは雌雄異株で運よく庭に植えた株は雄・雌の二本です。

ムラサキシキブは今が開花時期、誰もが知っている。ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、コムラサキは、いずれもクマツヅラ科ムラサキシキブ属に属し、低木で対生、葉は楕円形である点で似ているが、以下の点で区別できる。

コムラサキは、樹高が2b以下と低く、葉も他の2種より小さいこと、他の2種が鋸歯が全縁にあるに対し上半部にしかないことで区別する。

ムラサキシキブ、ヤブムラサキでは、ムラサキシキブの両面がほぼ無毛か少し毛があるのに対し、ヤブムラサキは短毛が密生、裏面は星状毛が密生し、触るとビロー状の感触があることで区別できる。今日はヤブムラサキ、コムラサキは見つからない!

 

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左:ガマズミ(鎌酸実、莢迷)スイカズラ科         右:アキカラマツ(秋落葉松、秋唐松)キンポウゲ科

 

ガマズミの樹高23b程度となる。若い枝は星状毛や腺点があってざらざらで、灰緑色。古くなると、灰黒色になる。葉は対生し、細かい鋸歯がある卵型から広卵形で10a程度。表面には羽状の葉脈がわずかに出っ張り、凹凸がある。表面は脈上にだけ毛があるが、裏面では腺点や星状毛などが多い。花期は56月。白い小さい花の花序を作る。晩夏から秋にかけて35_程度の果実をつけ、食用となる。果実は赤く熟し、最終的に晩秋の頃に表面に白っぽい粉をふき、この時期がもっとも美味になる。

アキカラマツは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する多年生の草本。堤防、草地などに生育し、高さ1b以上になる。7月から秋まで黄白色の花を咲かせる。花弁のように見えるのは萼である。花弁がないので、多数の長い雄しべがよく目立つ。葉は23回羽状の複葉であり、粉青白色で特徴ある色である。

 

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左:ニガキ(苦木)ニガキ科                  右:180° パノラマ 石のベンチ

 

ニガキは落葉高木。雌雄異株。全ての部分に強い苦味がある木で、名前の由来ともなっている、花期は45月。葉腋から花序軸を出し、集散花序の小さい黄緑色の花を多数つける。果実は23個の分果となり、緑黒色に熟す。

 

このニガナを過ぎると、涸沼絶景ポイントになる、なるほど絶景ですね、ただ、涸沼自然公園内の話で、限られた景色です。

 

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左:チチコグサ(父子草)キク科            右:ヤマグワ(山桑)クワ科

 

この絶景ポイントに有る石のベンチの脇にチチコグサが生えている、左の広場が、太陽の広場

美味しい実を付けた、ヤマグワ、口に入れて味を楽しむ人がおり、昔をちょっと思い出す気分です。

 

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左:アセビ(馬酔木)ツツジ科              右:ホウチャクソウ(宝鐸草)ユリ科

 

太陽の広場から右に下る、大きく下って、登り返すと東屋、この周辺にアセビが多く植えられている、足元にユキヤナギが見られます。この東屋を超える道も有るが、手前でまた大きく下ります。

 

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左:ホウチャクソウ(宝鐸草)ユリ科  右:マムシグサ(蝮草)サトイモ科

 

この辺り、薄暗く、ホウチャクソウやマムシグサが、目に入ります。「ホウチャクソウは茎が分岐する」と言う、皆さんよくご存じです。

 

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左:ハダカホオズキ(裸酸漿)ナス科       右:タケニグサ(竹似草)ケシ科

 

ハダカホオズキやタケニグサが生え、どんどん下る。

 

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左:ヒヨドリバナ(鵯花)キク科           右:シオデ(牛尾菜)サルトリイバラ科

 

ヒヨドリバナはキク科の多年草。日本各地の林道の脇、草原や渓流沿いなどの日当たりの良い場所に自生する。ヒヨドリが鳴く頃に開花することから、この和名になったとされるが!フジバカマに似ているが、フジバカマの葉は3裂つるが、ヒヨドリバナは裂けないので区別できる

シオデは原野に自生する多年性つる植物。雌雄異株であり、別名『山のアスパラガス』と呼ばれる。地面から茎が伸び、やがて葉脈から出る托葉から変化した、つるが他のものにからみつきながら生育する。夏になると葉の脇から長い花茎を出して、淡黄緑色の小花を球状につける。雌株は秋になると、球形の液果が黒く熟す。 面白い花で撮影結果が良くホットする。

 

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左:ヤマコウバシ(山香ばし)クスノキ科      右:イタドリ(虎杖、痛取)タデ科

 

ヤマコウバシに実が付いている、紅葉シーズン後葉を枯らして残り、この時の植物観察で良く取り上げられるが、実が付き面白い。花期の時期にも見たいものです。

イタドリ、若い茎は柔らかく、春頃の新芽(タケノコのような姿のもの)を採取し、皮をむいて山菜として食用になる。生でも食べられ、私も子供にかじった経験がある。有機酸を多く含むために酸味があるが、シュウ酸も含むために多少のえぐみもあり、そのまま大量摂取すると健康への悪影響も考えられるそうです。

 

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左:タツナミソウ(立浪草)シソ科             右:ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)ユリ科

 

タツナミソウの花は落ち、残骸?ヤマジノホトトギス、花が付いていないと判らないネ

 

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ヒメコウゾ(姫楮)クワ科

 

ヒメコウゾ、かつて、和紙の原料として使われた。先ほど見たヤマグワとも似るが、本種は樹高24bの低木でヤマグワは大きい。

 

イトトンボ橋、この手前を下る、橋まで進み、撮影する、上手い具合に手前で下った道に降りる道もある。

ヒヌマイトトンボ1971年に涸沼で発見された日本で最後のトンボの新種。絶滅危惧IB類に指定されている。

 

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イヌトウバナ(犬塔花)シソ科

 

イトトンボ橋を離れ、下ると、せせらぎ広場で子供達の元気な声が聞こえます。

あじさいの谷から帰ってくる人達で混みあう桜並木に出て、管理事務所は近い。

 

HP:わたしの天気予報