霞ヶ浦環境科学センターイベントin2012 春の魚とフナの産卵観察 第1回自然観察会 |
日程:2012年4月28日 (土)
おおお!予想以上に捕えてしまった!
霞ヶ浦環境科学センター主催の平成24年度第1回霞ヶ浦自然観察会「春の魚たちの観察会」に孫と参加しました、参加者は、小学生と親子(またはおじいちゃん、おばあちゃん)達です、子供達の方が積極的で、私達大人は付き添い、私は孫の作業補助です、上級生になると小魚の名前も良く知っており教えてもらうことになる。
私達(参加のご婦人、孫と私)3人はJR常磐線土浦駅東口からの無料送迎バス、他の参加者は霞ヶ浦環境科学センターに集合、計約30名。
土浦駅東口から、まもなくハス田、今は新しいハスの苗を植える時期、その新芽を食べに水鳥が集まり、大変だとのこと、運転手さんの説明、そのハス田に国道354バイパスが引かれ、多くのハス田が減ったのだろう、それにしても、今頃植えて8月には大輪を咲かせるのだから凄い生命力である。
国道を離れ田村町、左の広大な空き地は土浦協同病院が近年移って来る予定だ、霞ヶ浦が見え、再びハス田、霞ヶ浦環境科学センターは高台に建っている、庭先から晴れていれば立派な富士山が見る、丘の広場、森の広場、展望デッキと霞ヶ浦の植物と魚を観察できる。
庭先から夕日の富士山
2012/1/2撮影
牛久大仏が見えます
2012/4/31撮影
霞ケ浦環境科学センターから、大型バスにて「河川管理境界」川尻川・霞ヶ浦の湖岸に向かう。
大正橋 堰堤の上流には川尻橋もある
川尻川にはフナが産卵に昇って来る、フナが堤防を昇ろうと頑張るが、
上流には昇れない!川尻川は霞ヶ浦環境科学センターの北側から流れ出る。
孫には、筆記用具、濡れてもかまわない履物、汚れてもかまわない服装と伝えた、念のためバス内で聞くと、着替えと小魚を持ち帰る篭は持ってきた、私は水とおにぎり、カメラのみ、勿論、履物に服装は泥沼に落ちてもかまわないものばかりは身に着けてきた、ただ、着替えが無いので、泥まみれになれば、迎えてくれる運転者さんには申し訳ないことになる!バスから降りる参加者、カッコ良いスタイルの長靴、大きなバケツ、魚取りの網など用意万全の人が多い、、、。
20万年前は海だった証拠の化石、カキだそうです。
足元の溝で20万年前のカキの化石を発見した孫は大喜び、カキの形は今も昔も同じだ。
この堰堤が魚の遡及を止めている
2012/4/31撮影
川底には産卵にやってきたフナが時々うろこを光らせる、川尻川の水は水田用に利用さている。
魚取り現場に向かう、道端の水面にウキグサ(オオアカウキグサ)が赤く染まっている、ルーペで覗くと意外と美しいもので、何かの砂糖漬けに似て美味そうに見えるが、判断は人に寄るようですネ。植物に詳しい方が詳細に教えてくれる。
オオアカウキグサ 大赤浮草 2012/4/31撮影
オオアカウキクサは、かすみがうら市の風物になっているようです、ミズアオイ、トチカガミ、オオフサモなどが、かすみがうら市から発信するホームページに紹介されています。ミズアオイは、秋に青紫色の花を咲かせる、トチカガミは葉の形がスッポンの甲羅に似て、また鏡のような光沢がある、可愛いい花を咲かせる、オオフサモは春に葉の付け根に小さい白花を付ける。ミズアオイ、トチカガミ、オオフサモなど見たいものですネ!
トキワハゼ 常磐黄櫨 がビッシリと群れている
トキワハゼが咲く近くにはセリが沢山生えており、
似たような葉のドクセリ(毒芹)も生えているから要注意!
川尻川に沿って河口へ進む、ジシバリやトキワハゼ等が春を証明してくれる。川尻川に沿って、柵が設けられているが、この柵に絡んで、アケビが立派な黒紫色の花を開いている、雄花も雌花もはっきり、数の少ない方が雌花です。
ミツバアケビ 三葉木通
2012/4/31撮影
イタビカズラ 2012/4/31撮影
ここが野外自然観察会現場です、
今日は日本全国快晴の予報、回復が遅れているようです
ここは富士山の良く見える場所探しに来た思い出の場所だ!
川尻川河口と霞ヶ浦
早速、湖岸・水路での魚取り開始、10回ほど網ですくって見るが、泥のみで・・・で重い。
隣の娘さんとお母さんもなかなか結果が出ない、、、ところが間もなく!喜びに声!
なかなか網に入って来ない???だが、孫も隣の娘さんらもあきらめない!
周囲のみなさん、あちこちで歓声が上がる、小魚が次々と取れだすと、あちこちで歓声、孫は知っている魚が取れると大喜び!
取れ始めると忙しい!一度に5,6匹入ってくる
おそらく大勢があちこちで水路をかき回すので水中の中も大変なことになっているのだろう。
魚達にとっては産卵時期、迷惑なことです!
参加の人が多いと蜜になるが・・・・この位の人数が嬉しい
天気予報の快晴が遅れている、カンカン照りなら大変な作業だ!
大物が取れると孫は講師の用意したバケツに運ぶ!
子供達は昼食抜きで、魚取りに夢中!大人達の方が先に疲れてくる、幸い天気の回復が遅れ、真夏日にはなりそうにない!
土手の縁に腰を降ろしお弁当を広げる、、、霞ヶ浦から風が吹き気持ちの良い、楽しい昼食になる、霞ケ浦から涼しい風が吹いて来る・・・。
ほら!子供達は元気だ!
子供達は直ぐに作業を開始する、興味のあることは積極的だ!この野外講座を通し、何でも直ぐに吸収する子供達の目は輝いている、親も自分の子の素晴らしさに感じているようです。
仕掛けの網を引き揚げる
先生らが仕掛けた大きな網?予想以上の大物、先生の説明に必要な、フナ「ギンブナ、キンブナ等」も沢山入っている、参加者全員で、説明に利用する魚を残し、小魚一匹も残さず、網の糸に引っ掛かったものも丁重に沼に放してやる、子供達の命に大切さを知るチャンスです!
アメリカナマズ:胸鰭棘
背ビレ、胸ビレの剛刺が魚師の手や魚網に刺さり、とても厄介だ!
子供達が魚取りをした水路にまで入り込んでいた、これ以上侵入と繁殖を許してはいけない危険外来種です
子供の目は一点に集まる
この魚は子供が捕まえたもので、背中よりやや後ろの部分が病気らしい!
先生も説明に熱が入ってくる・・・・・今日は楽しい自然観察会です
孫のバケツの魚を利用して、、一口でタナゴと言うが種類が多いらしい、
雄はなかなか綺麗です、鑑賞用にも人気で、取りあげるたびに「おーいたいた!」と喜ぶ、
さらに、ヨシノボリ取れた、胸のヒレ(腹ビレ お腹のヒレは左右一体だがこの魚は吸盤になってひとつになっている)
を使ってヨシを登るからか!
先生が「メダカを取ったひとは?」と聞いていたが、、今日は網にかからないようですた!
孫は先生の取り出した観賞用水槽が欲しいらしい、ネットで調べてみると材料をアクリルで自作して使っている人が多いらしい、水槽は狭いので汚れを落とすにはナツミカンの皮を割り箸で挟んでふくと綺麗になるそうです。これなら、小魚の撮影も可能になりますね、、、
周囲は田植えの準備が整った、連休中に田植えが行われるのだろう!
虫かご兼水槽に持ち帰りの魚を入れ運んでいると、センターの車が停まって孫ごと運び去ってくれる、大きなビニュール袋に入れ替えてくれ孫は大喜び。
お父さんと釣りの帰り持ち帰るので、帰りの立寄る予定の総合公園は中止し、急いで帰宅。常磐線車内で大きな袋は目立つが魚の生命は大事だ、帰宅後チッソ除去の薬を入れた水槽に移す、それでも5,6匹は犠牲になってしまった、庭先に埋葬してやる。
翌日、聞くと、お父さんが大きな水槽に移してくれ元気に泳いでいるらしい。
問い合わせ先:茨城県霞ケ浦環境科学センター
〒300-0023 茨城県土浦市沖宿町1853
電話:029-828-0960(代表)