野反湖から樹林帯を抜け快適な稜線で紅葉狩り 白砂山(標高2140b) 

日程 2003927日 晴れ (土)

 
白砂山紅葉が始まっている!
白砂山は野反湖(のぞりこ)が開発から人気に、
堂岩山と美しい稜線が続く

群馬・新潟・長野県の境に横手山から眺めて気になっていた山、白砂(しらすな)山を友人と紅葉狩りを期待し出かけた。秋分の日23を過ぎた頃から寒い日が続く、白砂山稜線は紅葉が進み赤・黄色の秋の色を満悦してきました。

コース

自宅24:00=(国道354号)⇒館林・尾島=(国道17号)⇒前橋=(国道5017号)⇒渋川−(国道353号一部崩れのため通行止め)⇒中之条=(国道145号)⇒長野原草津口駅の先=(国道292)⇒六合村=(国道405)⇒4:30野反湖ロッジバス停駐車場5:40−(0:20)→6:00ハンノキ沢−(0:20)→6:30地蔵峠−(1:30)→8:35堂岩山−(1:20)→10:10白砂山11:00−(1:10)→12:30堂岩山−(1:20)→14:05地蔵峠−(0:15)→14:25ハンノキ沢15:15−(0:20)→15:15野反湖ロッジバス停駐車場

渋川から国道353号へ入ってすぐ通行止め、迂回路を経て、国道145号へ、長野原から六合村に向かって、道の駅「六合」の先で大きく右に曲がって国道405号、尻焼温泉・花敷温泉分岐を右に延々と走って野反湖へ。

野反峠から野反湖を左に見て、なだらかに下りながら、白砂山登山口を探しながら走ると、まもなく見つかる、数台分の駐車場も有るが、直ぐ先が野反湖ロッジバス停で広い駐車場がある、大きな休憩場とトイレもある。

ここに車を留めることにする。夜明けを待って仮眠、隣の車は釣りの人、彼の車のドア開閉音で目がさめる、周りは明るくなって、晴れ。友人に6時頃の発を告げ、準備に掛かる。

駐車場の一番奥が登山口になっており、数十b登ると、道路沿いの登山口からの道が合流する、したがって、バス停の駐車場が満杯状態でない限り、道路沿いの駐車場を使用しない方が便利だ。


ハンノキ沢

ピークを過ぎ、八間山方向の道が別れ、樹林の中を下ってハンノキ沢に着く、河原が広がって美しいところだ、丸太の橋を渡る、怖い人は河原に降り飛び石を渡ればよい。

左側に緩やかに上って行くと、小さなトンネル(何の為?)があって、沢を渡る、ジグザグに登ると、地蔵峠(秋山郷への分岐、右に行くと祠がある)だ、高度を上げるたびに野反湖、白根山、本白根山、横手山が良く見えてくる。


周囲の山々が見えてくる

ササ原が出てくると暗い樹林帯に入る、ぬかるみもあって、歩き難い、なだらかな道で堂岩山の登りになかなか着かない、そうこうしている内に下りもある、左手に堂岩山が望め、やっと本格的な登りになると、ちょっと広く開けた、水場(水場はここから入る)に着く、高沢山や弁天山の向こうに浅間山が大きく見え、展望台になっている、ベンチは無いが大きな木の根がその代わりになる、長いだらだらの後、急坂を登ったのか、疲れが出るところだ、ここからが堂岩山の辛い登りが始まるから休憩して行きたいところだ。


見えてくる志賀高原方向

水場からは水に流されて深く掘られた登山道が続く、大きな枯れ木が立ってその向こうに浅間山が雄大、左には岩菅山、烏帽子岳が大きく見えている、尾根に出て、なお、急な坂になる、一番辛いところだが、ツツジが多く紅葉が進み美しい林を抜けると堂岩山山頂だ。

 
白砂山まで紅葉が絵巻のようです!

目の前に期待していた白砂山の長い稜線が見え、思わず誰もが「おー綺麗」とため息、初めて見る白砂山だからなおさらである。

 
美しい紅葉

堂岩山からちょっと林を抜けると、稜線に出て、展望は大きく広がる、八間山との分岐、榛名山連峰、赤城山連峰と素晴らしい、残念ながら富士山までは見えない。ここからは稜線漫歩、大・中・小のピークを越えて行く、どの峰も紅葉狩りを美しく盛り上げる。

 

八間山分岐から水平の道を進み、登りになってピークに立つと八十三山(標高2101b)が望め、岩肌が白砂山との谷に向って凄い風景を見せている、この八十三山はハンノキ沢から登ってさらに大倉山(標高2054b)と登れるそうです。

 
近づく、白砂山

そのピークから、大きく下って最初のピークの鞍部、水溜りを抜け、登りになる、振り向くと堂岩山の斜面が紅葉一色、ところどころにシャクナゲ(アズマシャクナゲ)の群落がある。狭い稜線を行く、大きく下って、また水溜りを通過し、中ピークに登る、美しいササに囲まれた斜面が右下に望め、美しい。小さなピークを越え、下って白砂山との鞍部に着く、ここからは急坂が山頂まで続く、足元にはお花畑、今日は少ないが花期なら美しいだろう。

 
  
 

 

振り向くと、浅間山、横手山、白根山などが一段と高く見える。

 

頂上かなと思って登ると、だましの峰、稜線を少し平に進み、最後の登りを経て狭い白砂山(標高2140b)山頂に着くが、その先まだ稜線が続きその先に美しい峰が見える。

 

展望は素晴らしい、佐武流(さぶりゅう)山、赤城山、榛名山、浅間山、白根山、横手山、が美しい。


友人が撮りまくる、行けない峰々

日光・尾瀬方向は雲の中、富士山が見えるとの期待があったが榛名山の向こうは雲の中、上州武尊山がかろうじて見えて来たがそれ以上は無理でした。

 

下山開始、登り時以上の好天、紅葉に日が差し美しさを増す、急な坂を鞍部まで下って行くと、5,6人の登山者が登って来る、なんと塩見岳でお会いした、男性にばったり!

 

小・中・大ピークを越え、最後の大ピークと堂岩山との鞍部から最後の登り、私たちは八間山コースから分かれ、堂岩山に登り返し、白砂山の最後の展望を楽しみ、紅葉に包まれた堂岩山を下る。

 

水場まで誰にも会わず、静かなくだりでした、カメラの好きな友人、このやまは深く、感激! 期待以上の白砂山&紅葉狩りに満足、しかし、紅葉は水場以上の標高で、ここから下はまだまだ先だ。

HP:わたしの天気予報