谷川岳の展望抜群の尾根歩き 谷川岳の展望:白毛門(標高1720b) 笠ヶ岳(標高1852b)朝日岳 (標高1945b) |
日程:2004年9月4日 (土)晴れ 午後大荒れ
朝日岳から清水峠へ下る、 振り返る、大自然が追いかけてくる:大倉尾根
谷川岳:一ノ倉岳→茂倉岳→武能岳→蓬峠(日程2004年10月2日)、土合から往復、白毛門(日程2002年5月3日)などを歩き、今日は土合駐車場から白毛門、笠ヶ岳を経て朝日岳を登リ、午後は急変の天候、清水峠から落雷・大雨の中を下り、最後は危険な沢を必死で横切って、無事に土合駐車に戻りました。
コース
土合駐車場5:20−(0:01)→5:25登山口:登山届−(0:10)→5:35急登開始地点:尾根取付−(2:30)→8:00松ノ木沢ノ頭−(1:00)→9:00白毛門9:10−(0:50)→10:00笠ヶ岳10:10−(1:15)→11:25朝日岳11:35−(1:10)→12:45池ノ窪−(1:30)→14:10清水峠−(0:50)→15:00鉄砲平−(0:50)→15:50土合・蓬峠分岐−(0:10)→16:00白樺小屋−(0:30)→JR巡視小屋16:30−(0:30)→茂倉沢出合17:00−(0:10)→幽ノ沢出合17:10―(0:05)→土合・一ノ倉出合分岐17:15−(0:10)→国道291出合17:25−(0:05)→一ノ倉沢出合17:30−(0:20)→マチガ沢出合17:50−(0:20)→18:10谷川岳ロープウェイ18:20−(0:10)→18:30土合駐車場
朝日岳山頂から縦走路を振り向く
谷川岳、登山道は群馬、新潟両県から魅力のコースが多く選択に悩むが、今日のコースは谷川連峰展望コースとして良く知られている、しかし、平標山と仙ノ倉山を歩く人に比べはるかに少ない静かな登山道続く。
白毛門へは5月の連休に登っている、シャクナゲとイワウチワの綺麗に咲く頃でした、今日は白毛門から笠ヶ岳を越えて朝日岳を目指し、下山は清水峠から旧国道の水平道を白樺避難小屋へと向かって、新道で土合へ、茂倉沢を腰まで浸かって渡り、湯檜曽川に沿って新道では一ノ倉沢は無理と判断し、手前の土合との分岐から急登0.8`で国道291号へ登って、谷川岳ロープウェイへ、無事、土合橋の土合駐車場へ戻りました。清水峠手前から雷、大雨でデジカメでの撮影は不可能(14時以降)のでした!
土合駐車場はJR土合駅を右に見てJR上越線の踏切りを渡って、トンネルを抜けると土合橋の手前に入口が有って、入ると直ぐで、広大は駐車場である、まず満杯の心配は無い。ただトイレは無いので、JR土合駅でお借りし、深夜 2:10 駐車場に着くと既に5,6台の車が停まっている。
出発前、再びJR土合駅へ、駅構内には10台程停まっており、駅構内に仮眠中の人が10人程。時間は4時半(トイレは土合駅をお借りする)、深いガスが谷川を覆っている、今日は台風18号の影響で秋雨前線が北上し関東地方は不安定状態とのこと、新潟は晴れの予報で小さな確立を期待し、土合駐車場 5時20分、登山届をポストに入れ東黒沢を渡る。
東黒沢 普段は静かなものである!
熊谷から来られた男性と白毛門まで前後する、沢を渡り右に数b向かうと、崩れた坂を登る、前回も崩れていた、きっと整備してもすぐに沢の増水で崩れてしまうのだろう、直ぐした登山道になってしばらく平坦に進むと白毛門・朝日岳への道標が建っている。
ここからは急登が切れ間無く白毛門直下まで続くことになる、直ぐに右眼下に東黒沢の滝が見えろ。この辺りは太いブナが伸び美しい樹林帯である、シャクナゲが多くなると尾根の登山道で、大木の根本をよじ登る、辛い登りである、登山口から約30分。
シャクナゲの急坂
大木の下の小さな広場に着く、ここは良き展望台で見上げると白毛門からの稜線が見える、ずいぶん高い位置にあってあそこまで登るのかと思いつつ、休憩。
最初の展望
展望台から再び樹林に入って、今度は尾根の右に出て細く長い滝が見える、岩場の下部を通り抜け細いブナ林の急登を登る、幹の模様が独特で美しい。展望は無い。前回登った時はこの辺り雪の下で解らなかったが狭く岩が多く、深く窪んだ登山道で、低木になって巨岩の前に出る、谷川岳が美しく、再び急登に戻って、ようやく天神平が見えてくる、位置的には同じ標高だ、そして木々の間からガスの中にマチガ沢と谷川岳の双耳、左がトマノ耳、右にオキノ耳がハッキリ見える。
岩場の練習、残雪の時はちょっと苦労した所!
一ノ倉沢が正面に見え、この岩場を取り付けられた鎖で直登すると露岩に出て左右の展望が大きく開ける。
左:オヤマリンドウ(御山竜胆)リンドウ科
右:一ノ倉沢
再び樹林に入り、やや平坦になって登り切ると松ノ木沢ノ頭に飛び出る。
ババとジジ岩
右眼下には白毛門沢のタラタラのセンが白い筋で谷を流れ落ち、その上部にはババとジジ岩が見える、前回は雪に覆われ見えなかった。ところで?右の岩は太め、左は細くどちらがジジでババだろうか。
ガスが隠す、谷川の主峰の峰々
そして谷川連峰、雄大の一言であるが、ガスが多いその全貌は隠されている。
松ノ木沢ノ頭から白毛門の鞍部に下って、ジジ・ババ岩に誘われながら、急登を登るジジ・ババ岩が重なって右に見える位置はガレ場で道が不明だが、踏跡を頼りに登る。斜面にイワショウブが咲く、数は少ない。一枚岩を登ると左に休憩に良い岩場が有って休憩、一瞬、ガスが周りを覆い視界ゼロ、そのガスも小粒の雨を含んでいる、ジジ・ババ岩もガスに覆われてしまう。
ここで小雨!おにぎりを食べながらこのまま登るか、引き返すか判断に迷うが、頭上の空は、時々青空が見える、後20分ほどで白毛門であり登る事に決める。
白毛門まで岩場の急登、今日一番の急登
急な斜面をやや斜めに進み、露岩の斜面を今度は左に登る、右頭上に巨岩が現われ、登山道が主稜線に出ると、直ぐ下にジジ・ババ岩を見下ろす、茂倉岳と武能岳がガスの合間に見えている、鋸状の尾根を小さなピークを数回越え、大きな岩の短い鎖場を通過し、そのまま尾根を登り切ると360度のパノラマ台の白毛門山頂に着く、残念ながら視界はゼロ、笠ヶ岳方向も全く見えない。
白毛門を下る
一面笹原
コーヒーを沸かし、様子を見る、でも変わらない、暖かいコーヒーが体に入ると回復し元気が出てくる。斜面一面が笹に覆われ、笹に囲まれた登山道を急降下、ぬかって歩き難い、少し下ると右に、小さな傾斜湿原に出る、ここにもイワショウブが咲いている、笠ヶ岳への道は狭い尾根になって、茂倉岳や武能岳側はガスで左の谷へ流れる笹の斜面が見えるだけだが、右は宝川に流れ込む小さな沢へ笹の斜面が落ち込んで谷の光景が美しい。
次のピークが見え隠れ!笠ヶ岳
大きなダケカンバの鞍部は白毛門側の鞍部で、再び潅木のピークを数回越える、笠ヶ岳側の鞍部の手前にあるピークに立った時、突然ガスが切れ、前方に笠ヶ岳が全容を見せる、後ろを振向くと谷川岳連峰を覆う雲の上に双耳のトマノ耳、オキノ耳が浮んでいる、その雲は一ノ倉岳、茂倉岳を覆い、一番右端の武能岳であろうか蓬峠に流れ落ちる稜線だけが見える、ここには北風が吹きつける厳しいところ。
双耳の主峰谷川岳
その笠ヶ岳側の鞍部に下りると、小烏帽子と大烏帽子(標高1934b)も大きく見え、素晴らしい光景である。
鞍部から笠ヶ岳への登りは直登で潅木は無く、笹と草付の美しい斜面である、鞍部から20分程の登りだが展望が良く、直ぐに着く。笠ヶ岳山頂は、白毛門が谷川岳に近くてマチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢に谷川東面の展望は素晴らしい。
ここも360度、白毛門ではガスで視界ゼロだったが、そのガスは消え、朝日岳から清水峠に流れる美しい稜線は実に綺麗だ、振向いて白毛門を見るとこちらもガスが切れ歩いてきた稜線が一望できる。登って来て得た大きなご褒美である。
笠ヶ岳避難小屋の屋根が見え、のどかな稜線漫歩
笠ヶ岳の山頂から数十b下った草原に笠ヶ岳避難小屋が建っている、カマボコ型の小さな小屋で覗いて見ると床に板が敷かれゴロ寝で4,5人は利用可能だろう。
越える、2個のピークだが、歩き易い稜線漫歩!
避難小屋から小烏帽子と大烏帽子の幾つものピークを越えて行くが、笠ヶ岳山頂から眺めると大変の様に見えたが、どのピークも比較的簡単に越えられる、快適な稜線漫歩と言って良いだろう。
ウメバチソウ(梅鉢草)ユキノシタ科
遠望の山は見えないが、一山だけ雲の上に見えていたのは上州武尊山だろうか、大烏帽子(標高1934b)から眺める朝日岳は美しく、ここまで登って来て良かったとしみじみ思う。
朝日岳手前の斜面に2個の湖が見える
手前のシャクナゲとハイマツに覆われた岩場を過ぎ、下って最後の登りだ、大きな岩壁の下に着く、ここがホソバヒナウスユキソウの群生地で花の終わった株が無数に生えている。花期に訪れたら素敵な、お花畑になっていることだろう。群生地の左側の岩場を登る、眼下に二つの池がハイマツ帯に囲まれて輝いている。
朝日岳山頂から双耳の谷川岳
朝日岳山頂には二つピークが有って、地蔵尊が立つピークに道標が置かれ、ハイマツ帯を挟んでのピークには祠が置かれている、笠ヶ岳や白毛門に比べ遥かに広い山頂で、展望は一級品で、巻機山、平ヶ岳、至仏山、武尊山、赤城山の展望が広がる所だが、今日は朝日岳から越後烏帽子を経て大烏帽子(笠ヶ岳)(標高1820b)の向こうに雄大に見える巻機山の大きな姿しか見えない。近くに笠ヶ岳が有るものですね、至仏山の近くにもありますね。
清水峠に向かって下る、美しい草原の湿原が広がり、幅の広い木道がジャンクションピークへと伸び木道の右にざっと数えて10個の大小の地塘が散らばって天空の楽園である。
朝日岳山頂の湿原「朝日ヶ原」 宝川温泉への分岐がある
その湿原の中央に宝川に下る分岐点が有って木道もそちらに引かれている、今度朝日岳に登る時は宝川温泉側から登って見たいものである。
この天空の楽園は朝日ヶ原と呼ばれている、ここで朝日を見たらどんなに素敵かと思う。ジャンクションピークへ向けて緩やかに登って行く、大きな地塘が二つ並び何時までもここに留まって眺めたい所だ、そのピークを越えて直ぐに巻機山への分岐が有るが、そちらへの登山道はクマザサに覆われて、多くの人が通ってはいないようである、しかし、越後烏帽子、大烏帽子と経て脈々と続く巻機山へのルートは魅力の有るコースである。
二の池塘、湿原様のメガネ!
赤いシャツを着た青年が写生中「巻機山へのルートは残雪期に主に歩かれているのですよ!」と教えてくれる、彼は笠ヶ岳の避難小屋に宿泊し、稜線を楽しんでいると言う。
「巻機山へのルートは残雪期に主に歩かれているのですよ!」
越後烏帽子、大烏帽子と経て脈々と続く巻機山へのルートは魅力の有るコースである
ジャンクションピークからは、ゆるい鋸状の尾根を下る、朝日岳から流れるように下っている大倉尾根が美しい姿を見せている、以前はこの尾根には土合へくだる登山道が有ったと言う。
大倉尾根の展望 奥が巻機山
遥か遠くに聳える巻機山は誠に雄大である、淡々と尾根を下る、大源太山の鋭い峰はガスが薄く覆う、クマザサに覆われた朝日岳の大きな斜面も実に綺麗だ、登山者は、朝日岳山頂から笠ヶ岳に向かった男性4人女性1人のグループと写生の男性、笠ヶ岳山頂で別れた熊谷の男性以外まだ会っていない、静かな所である。
アット言う間に荒し、暗い空に変わる
ここは楽しい下りの尾根歩きだが、ようやく大きな背のようなピークへの登りになる、なだらかな登りで、登り切るとまた平坦で広い尾根歩き、その尾根がいきなり潅木の下りになる、急に回りの雰囲気が変わって足元にはイワウチワ(勿論花は咲いていない)の群生、クマザサに雨の音、上空は暗い雨雲で覆われてしまった、この下りは長くは続かず、目の前にイワショウブに囲まれた地塘が現われる、池ノ窪である。
池ノ窪 12:54 あわてる時間では無い、はずですが?
本降りになって急いで雨具を着けて、短い潅木の登山道を登り返す、直ぐクマザサの登りになって、送電線鉄塔の下に着く、小ピークで下り切ると前方に白崩避難小屋がガスの中に浮ぶ。
足元にはウメバチソウが群生している、これは見事だったが撮影は雨で無理、小屋へは小さな溝へ下りここを横切る、この溝が井坪坂コースで清水へ下山道、2時間ほど、遅いとこのコースを下ることになる、小屋の庭先に出る、中にはご夫婦が雨宿り、清水の方に下るという。
清水峠ではゆっくりしたい所だが、この雨では先を急ぐしかない。
左:デジカメ最後の花 13:51
右:デジカメ最後の景色 14:05
<この後が注意です!>
すぐ先の送電線監視所の軒下に身を入れ一息付ける、雨はやまない!清水峠の標識は監視所から5,6b先に建っている、直進が蓬峠、ちょっと先に十五里尾根への道、左に下るのが土合への登山道である、ここは迷うことなく土合に下る。
始めは笹の覆われた狭い道で、笹は刈られておらず、歩く人も少ないようだ、直ぐに幅広い道になるが小さな沢を横切ると、旧国道の水平道になる。
確かに水平の道でこれと言った上下の箇所は無く、白樺避難小屋まで続く、雨は滝のように落ちてくる、沢が幾つも現われ水場らしい所は雨水が多量に流れ込みとても飲めない、小さな沢で喉を潤す程度だ、右上空には七ッ小屋山、蓬峠、武能岳の稜線が雄大に高い位置に見える、清水峠から七ッ小屋山経由蓬峠を経て土合へ下るコースを取らなくて良かった。
その斜面から流れでる沢を横切らなければならない、大きな沢は七ッ小屋沢らしいがどの沢か解らないのが現状、地図に記されない。はっきりしていることは、横切らないと次のステップに進まないと言うことである。
一本だけ、増水で滝のように激しい流れで、回りの枝をロープ代わりにしてやっと通過した沢、鳥肌の立つ思いの沢は涸れ沢を横切る時で、激しい流れの音がするけれど沢に水が無い、登山道の下を流れているのかなと思っていたとったん、ドット足元に水が流れ出す、横切って振り返ると鉄砲水、間一髪である、鉄砲水の怖さを実感、カメラを出す余裕はない、まず身の安全!
中には見惚れるような美しい三段の滝、さらにその上にも滝がある、本当に美しい。位置的には七ッ小屋沢だったかと思うがどうだろうか?。。。カメラの収めたい・・・どしゃ降りでは無理ですね!
楽しさ半分以下、怖さ半分以上である、登山道は藪に囲まれた所、崖崩れでズタズタに切り取られた所、美しい樹林に囲まれた所とこちらも変化が多い。
晴れていれば、展望は朝日岳、笠ガ岳、白毛門の稜線と稜線から湯檜曽川に流れ出す沢が綺麗だろう。
雨で坐る所も無い、とんでもない!濡れた雨具何処でも坐って休めるが何時上から鉄砲水や岩が転がって来るか解らない、身を大木や巨岩に隠してから一息入れる必要が有る、そんな場所はなかなか見つからない。
清水峠から蓬峠・土合分岐まで約2時間、長く思える道でした、分岐に着いた時はため息物である。ようやく他人を心配する余裕が、清水峠から清水に下ると言っていたご夫婦は無事下山が出来ただろうか?
分岐から直ぐに白樺避難小屋、開けて中を覗くとタバコの匂いがするが直前に立寄って一服の人が、でも人影は無い、入って、のんびりする気にはなれない、先を急ぐことにする。
小屋裏を下ると直ぐに旧道と新道の分岐、新道の方が良さそうだ、これは後で判断が甘かったと反省することになる。後で知った「困った時には旧道を歩く方が良い!」
激しい雨の時は旧道を選んだ方が良かった、旧道は湯檜曽川からずっと上を通っている。
つづら折りに下る、時々前方に笠ヶ岳・白毛門の稜線から流れ出す谷が見える、ブナ林が美しい登山道で荒れてはいない、ようやく左に湯檜曽川が見えてくる、激しい流れだ、登山道は湯檜曽川から大きく離れており、この辺りは、川岸を歩くようなところは無いのでここは安全地帯、後は一ノ倉沢やマチガ沢を横切る地点の様子が心配である。
心配は直ぐにやってきた、武能沢出合である、激しい流れでここを渡るには腰まで浸かる必要がある、引き返すにはあまりにも辛い、決断は早い、ドブンと激しい流れに入ってサット大きな岩に飛びつく、ちょっとお腹の下(男のシンボルの息子)が冷たくなったが無事、渡って直ぐに靴を脱ぎ、靴下を絞って履きなおす、また静かな登山道が続く。
今度は登山道が埋まり、激流になった湯檜曽川の川岸に下りている、ここは下りられない、激しい流れが完全に登山道を埋めてしまった、普段は明るく気持ちの良い所だ。ルートを探すと’急な岩の斜面を横切れば’その先に登山道が見え、その道は再び川底から離れ先に続いている、これしかない、頼りの木の枝が折たり、根こそぎ抜ければ、明日は遭難ニュースに出てしまう。木の枝に捕まって岩壁を横切る、手を離したら湯檜曽川に飲み込まれてしまう。
この先の登山道に「美味しい山ぶどう」、実を沢山付け大きな房がぶらさがっていたが雷が鳴ってきた、油断は禁物!ここは簡単に取れる数房のみ収穫し下る、数個食べたが珍味である、こんな時ほど美味しい!
次は芝倉沢だ、水量は武能沢と同じくらい、ここは安心、2bジャンプすれば沢の中央の岩に渡れ反対岸に渡れる、巡視小屋に着くが人の気配なし、ひたすら下る。
一ノ倉沢の手前、「ハイキングコース」が一ノ倉沢出合に登っている、土合2.5`・ 一ノ倉沢出合0.8`地点だ、ここは悩むが、安全第一、国道の一ノ倉沢出合へ登る、10分程で、国道291号に飛び出る、しかし辛い急登でした。ただ、上部で大きな鉄塔が建つが、そちらに行かず上に上にと登山道を選ぶ事。
一ノ倉沢とマチガ沢を新道で歩くのは危ない事が後で地図を見て明らか!
国道291号が一ノ倉沢を横切るがここは道路上を激流が流れている、一般者は近づかない事だ、テント場は一ノ倉沢から1,2分土合に下った所にある、ここまで来れば余裕、トイレは一ノ倉沢に有る。
さらに、20分程でマチガ沢出合、ここは一ノ倉沢程では無いが、流れ出た水は道路上に流れ出している。
マチガ沢を横切った後で左上空に笠の型をした笠ヶ岳、その手前に白毛門も大きく見えている。
天気はどんどん回復しているが雨は続く。
さらに、20分 巌剛新道と西黒尾根からの登山道出合を通過して、谷川岳ロープウェイの前に着く、ここでようやく、人に会えた、6人内女性2人で沢登りだったそうだ驚きの集団!
最終バスは終わって、彼らは土合駅まで、私は手前で土合橋を渡った土合駐車場へと雨の中を下る。
谷川岳ロープウェイから約10分、今日一番!距離の長く感じた10分でした。
車の暖房を高温にしてびしょびしょの衣服を着替えていると、5,6台の車が集ってテントを張り出した、雷はおさまって雨もやんだが天気予報では明日は今日以上に荒れそうだが!
もー谷川岳は真っ暗である。
HP:わたしの天気予報