凍結の湯ノ湖から竜頭ノ滝を散策登山 |
日程:2009年1月24日 土曜日 曇り
コース
つくば市自宅3:10=(国道408号)⇒真岡=(国道352号)⇒4:50東武新鹿沼駅5:35=(東武日光線)⇒6:10東武日光駅6:13=(東武バス)⇒7:20湯元温泉7:20―(0:30)→7:50湯滝落口8:00―(0:15)→湯滝8:15―(0:35)→小滝8:50―(0:15)→光徳牧場分岐・小田代橋9:05―(0:10)→泉門池・小田代ヶ原分岐9:15―(0:25)→あおき橋9:40―(0:35)→赤沼分岐10:15―(0:10)→しゃくなげ橋10:25―(0:15)→シカ柵10:40―(0:02)→美景の渓谷10:42―(0:03)→滝上(標高1355b)10:45―(0:05)→10:50竜頭ノ滝11:00―(0:05)→11:10菖蒲ヶ浜11:25―(0:01)→11:26菖蒲遊覧船発着所バス停11:31=(東武バス)⇒1210東武日光駅12:56=(東武日光線)⇒新鹿沼駅へ
湯ノ湖から湯川の流れに沿って、
湯滝、小滝、戦場ヶ原を横断し竜頭ノ滝へ、そして中禅寺湖を目指します
つくば市の自宅を3:10 国道352号で東武新鹿沼へ、4:50新鹿沼駅着、新鹿沼駅5:35発に乗ると東武日光駅6:13の湯元温泉行きのバスに乗れる。東武日光駅からは私を含め乗客は3人、途中女性が乗るが、皆さんは市内で下車、いろは坂以降は湯元温泉まで運転手さんと私のみ。
湯ノ湖の夜明け
湯元温泉の湖岸は水鳥がスイスイと泳げるけれど、兎島の向うは真っ白な湖面、2人のカメラマンがウロウロ、西岸の遊歩道は通れず、逆の岸を行く、だが、雪が邪魔をして遊歩道は通行不可、バス通りを少し行き、兎島の手前で遊歩道に下りる、しばらく歩ける兎島に入るところで再び通行不能、しかたなく金精道路のゲートまで上がる、ゲートはピッタリ閉ざされている、人も入れない雰囲気である。
車道は積雪で幅が狭くなり、車に跳ねられそうで恐いので再度右下を良く見て調べると、遊歩道が歩けそう、再びガードを飛び越え、遊歩道に入ります、兎島を巻くように歩き、反対側にでると湖面は真っ白、水鳥は岸に残ったわずかな水面が現れるところを左右している。
兎島を通過、全面真っ白の湯ノ湖
遊歩道は湖岸ぎりぎりを通過、湖面の雪の上に乗って沈むかどうか?調べたい所だが、時々小さな水面が覗くので危険を感じる、夏道では見ることのできない光景にうっとりする、珍しい光景に酔うことになる。
バスは通年運行で、東武日光駅から湯元温泉間を走っている、「帰りは友人の車で帰るので、湯元温泉フリーパス券を使わないのでどうぞ・・・」と言うのでありがたく頂く、JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉間が2日間乗り降り自由(片道1,650円が往復だと3,000円)の券です。
今日の帰りは中禅寺湖周辺のバス停まで、メリットは五分五分ですけど、声を掛けてくれた人に大感謝。
次々と登ってやって来るバスも帰りのバスも乗客が多く乗っている、奥日光は真冬でも大人気が高い、雄大な雪景色、氷結の滝に温泉が魅力なのでしょう!私のその人です。
湯滝落口
湯元温泉から約30分で湯滝落口に到着、振返ると湯ノ湖の広大な冬景色、その奥に白根山の外山が雄大です、ここからは白根山は見えないようです。
迫力の湯滝を覗く、暗い内から湯滝に朝日が差し込む瞬間を待つカメラマンが寒さにこらえている、ちょうど今、だが男体山山頂付近にある雪雲は取れません、今日は期待に写真が得られない!
迫力満点
落口から何時も通過する階段は積雪の下に隠れ、通行不可、しかたなく国道をとぼとぼ歩いて、湯滝入口バス停から湯滝へ、車道は雪かきされ侵入可能だが、ツルツル。駐車場には3台、帰り支度中のドライバーさんが「私達はこれから車で光徳牧場へ、雪道を歩きますか?」と聞いてくる「ハイ!」と答えると「大丈夫ですよ、アイゼンを付けたほうが!」と言ってくれる、日光市、中禅寺湖、赤沼そして湯元温泉と雪の量は一段毎に増えている、だが、深くても腰までは無いだろうと予想。
予定通り戦場ヶ原を横断する準備、といっても心の準備、道に迷いそうなことが有れば、足跡に迷わされず迷わず「湯川に帰れ」が、本コースの雪道です。
湯滝
湯滝は落差70b広い岩盤を駆け下る激しい姿は凄い、滝下には大木のブナが生え印象深いところです、ここの遊歩道は凍結、竜頭ノ滝までアイゼンは必須です。
ここから湯川沿って中禅寺湖まで立派な歩道が続く。ここから光徳牧場方面分岐(小滝)まで約25分だが、人の足跡は小滝周遊周辺には有るが、小滝までは無い、従って小滝経由の遊歩道はスッポリ雪の中で、太股まで埋まる。
動物の足跡は無い、小滝は湯川の滝。迷う事は無い
湯川は左を流れているから、左を意識して一歩一歩進む、時々太股まで埋まる、大木の木々が美しく、子ギツネの気分を味わう、体重の重い動物は歩けない!雪の上に出る浅橋の上で朝食、全く動くモノが見当たらない。人は勿論、動物もいない。
小滝 湯川の橋の上から
やっと、湯川に下る道を発見、眼下に小滝が見え、湯川の橋に到着、橋に上にも動物の足は無い!
「楽な道と苦しい道を選択する場合⇒苦しい道を選ぶ」、国道を歩いて光徳牧場/小滝を経て戦場ヶ原の分岐です、小滝経由を選ぶ。
頑丈に組まれた階段を登ると光徳牧場方面分岐 ここはバードウォッチングで人気のあるスポット、真冬?と思うが!名前は知りませんが小鳥の声が聞こえます、この先も人の跡は無いが、木道上は暖かいのか雪は解けて浅く歩き易いが、木道左右二本の間隔に足を踏込まないように注意しなければいけない所です。
カモがスイスイ
しばらく、湯川を右に見て散策する、湯川の流れは緩く、カモの遊泳には安全でノンビリ、私が通過しても慌てない!
丸太の橋 小田代橋
小滝から戦場ヶ原に向かうと、光徳牧場分岐を過ぎ、小田代橋で湯川を渡る、そろそろ戦場ヶ原に到着です、男体山が見え、泉門(いずみやど)池に到着する。
泉門池 戦場ヶ原と男体山の展望
泉門池は戦場ヶ原の風の集まる所なので、積雪が多い、池の淵に近づくのに苦労する、ベンチも丸ごと雪の中に埋まっている、休憩良い所で小鳥の多いが今日は無理。
登山道に戻って池を左に見て登り切ると小田代ヶ原分岐、ここは直進し、戦場ヶ原に入る、すぐ多くのベンチが置かれ展望の良い所に出る。シラビソの美林を抜けると、景色は一変、あおき橋に着く。
あおき橋を振り返る 青木橋
あおき橋から、長い長い木道あるきになる、6月中旬にはワタスゲ、ズミが咲き誇るところ、木々が無いところは小雪が混じる強い風、男体山と太郎山が並び美しい。
新設の幅の広い木道
誰もいない、広大な戦場ヶ原を横断する、積雪は浅く楽に歩けます、先ほど出遭った二人の男性(赤沼バス停から入り泉門池の先の光徳牧場分岐から光徳牧場に出るとのこと)の足跡だけ!
白樺が雪道にピッタシ
ここからとにかく長い木道歩きが赤沼まで続く、戦場ヶ原はとてつもなく広大(赤城山の神「大百足」と男体山の神「大蛇」の戦場、赤沼は流血で水面が赤くなったらしい、そのため赤沼ガ原とも呼ばれるらしい、関が原と混同する娘さん、良く勉強してから奥日光に遊びに来てください)、右を流れる湯川は次々と美景を見せ、前方には男体山が大きい、ズミの林に入るとまもなく赤沼バス停との分岐(赤沼分岐)、右折し竜頭ノ滝を目指す、小田代ヶ原方面の橋を見送って、平坦な道を行くと、湯川はナメ沢に変わる、水の流れも戦場ヶ原とは異なって早まる、なんとなく、私の足も速くなる。
しゃくなげ橋で西ノ湖方面の道を横切る、湯川の岸をぎりぎり歩く遊歩道は雪のため無理、とてものんびり歩ける静かな道、意外と人が入らない。
美景の渓谷
シカ柵を通過、右を意識してゆく、美景の渓谷に入る道を探すから、一人の足跡、入ると期待の美景が飛込んでくる、竜頭ノ滝見学観光客はここまで入らない、滝上バス停から一分とはかからない。
滝上バス停、橋の上から眺める中禅寺湖は湯ノ湖から歩いてきた疲れを吹き飛ばす、美景です。
竜頭ノ滝へ流れ込む湯川
滝上から竜頭ノ滝展望までは凍結して危険、観光客は歩かない方が無難、アイゼンの威力を実感!
竜頭ノ滝の回りの雪が茶色に染まってちっと残念だが、迫力は素晴らしい。
竜頭ノ滝バス停で次のバスまで40分であり、中禅寺湖まで歩くと、菖蒲ヶ浜に3人のカメラマン、近づいて聞くと、北海道から越冬でやってくる、大ワシ[オジロワシ]をウォッチするため朝から待っているのだという、翼を広げると長さ2bだそうです。
菖蒲遊覧船発着所バス停11:31発正確に運行、5,6人の乗客、バスは中禅寺湖温泉で10分休憩後、10人ほど乗込み、いろは坂を下る。
東武日光駅を発し、下今市駅で鬼怒川温泉から来る電車と連結、霧降高原に一泊して遊んできた5人のご夫人に出遭う、なんでもボケ防止に温泉にも入らずマージャン大会とのこと、朝5:35分新鹿沼駅の電車に乗っての私の行動には驚いたようですが、一泊でのお遊びにはもっと驚き、楽しそうでした!
冬、マージャン大会の人、雪の戦場ヶ原を歩く人・・・・・・
HP:わたしの天気予報