笹尾根 三頭山(標高1531b)槙寄山(標高1188b)から笹尾根を経て笛吹峠へ |
日程 2004年11月27日 (土)晴れ 参考:浅間尾根(浅間尾根登山口バス停から浅間嶺経由で払沢の滝入口バス停へ)
三頭山から富士山を眺望 コース
ホリデー快速「おくたま あきかわ号」は土日3往復運転されている、私達は、1号 新宿発7:44に乗る、9番ホーム、進行方向が奥多摩駅行き、武蔵五日市駅は後方になる、7:30発のあずさが発車する後である。 中野駅で友人が1人加わる、ほぼ満員になって拝島駅で、「おくたま」と「あきかわ」号は二分し、武蔵五日市駅へ向かう、武蔵五日市駅であきかわ号に乗って来た登山者はそのまま数馬方面行きのバス発着場に並ぶ、電車がバスのように走れば乗換えは不要だ。 臨時バスが9時前にやってきて払沢ノ滝(ほっさわのたき)経由「都民の森」行きになる。私達は最後の乗客になって満員バスに乗り込む、まだ一台分の乗客が並んでいる、この臨時バスは都民の森へ直行するが、定刻の9時発は数馬止まりになる。払沢ノ滝で5,6人 浅間尾根登山口で10人ほどが降りる、数馬では降りない、三頭山の人気は高い。大岳山、御前山とともに三頭山は奥多摩三山として関東周辺から四季を問わず訪れる、富士山展望がまた素晴らしい。
都民の森駐車場はまだかなり空きがある、トイレ等の準備を済まし舗装道を登る、この道は意外と急坂で鞘口峠の直ぐ下まで続いている、木工センターの手前のトンネルを抜け、小さな沢沿いに登って分岐、ここは左折して鞘口峠へと登って行く、ここから未舗装の道で、木の切りくずがしっかり敷かれている、小さい建物のビジターセンターで休憩、鞘口峠は直ぐ上で、十字路で右は風張峠・小河内峠を経て御前山へ通じ、奥多摩三山の縦走路、正面は奥多摩湖のドラム橋へ下る、左折し三頭山へ向かう。
ここから急登で森散策コースが数回分岐する、立派なブナが何本も現われる、稜線に出ると木々の間に雄大な富士山が見えている。 最初のピークは三頭山東峰、手前に展望台が有る、富士山は高い木々で良く見えないが、奥多摩三山の大岳山(標高1267b)、御前山(標高1405b)が良く見える、奥多摩三山では三頭山(標高1531b)が最高峰。 登山道に戻ると東峰(標高1528b)であるが展望は良くない、続いて大きなベンチを右に見て、御堂峠へ下る、鞍部になって左からの登山道が合流する、最後の急登を登り切れば登山者で賑わう三頭山山頂である。
朝から快晴、12時を過ぎ展望が心配で有ったが素晴らしい富士山が姿を見せ、友人らの「奥多摩三山制覇」を祝ってくれる、ここは中央峰(標高1531b)である。富士山と反対方向には奥多摩湖を挟んで石尾根に連なる鷹ノ巣山、七ッ石山、雲取山が良く見える。 富士山は右に三ッ峠、滝子山、雁ガ腹摺山 左に扇山や道志の御正体山などが見える。今日は陽だまり登山、山中は風も無く暖かい、富士山を眺望しながら昼食。 三頭山からは奥多摩湖へ下る道、鶴峠を経て奈良倉山から松姫峠さらには「牛の寝通り」へ(帰りのバスで小菅から牛の寝通りに登って三頭山を縦走したパーティー4人に会う)、私達は槙寄山(まきよせやま)へ向かう、急降下しムシカリ峠、バスで会った顔ぶれが三頭大滝から登って来る。
鞍部から少し登ると三頭山避難小屋が建ち、山頂の賑わいから離れて昼食中の人が多くここも賑わっている、さらに登ると富士山展望の大沢山峠、三頭山の西峰とも呼ばれるようだが誤りだという。
下って行くと都民の森からの登山道が有り、ここを過ぎると登山者の数はグンと減り静かになる、小さなピークを二度ほど越える尾根道で気分の良い所だ、上野原町の郷原に下る道を見送り、緩やかに登るとまた郷原への道が出て、明るく展望の良い槙寄山に着く、広々とした広場に丸太で作られたベンチ、最後のコーヒーブレイクを楽しみ、数馬発(仲の平)のバス時刻(17:06)を確認し笛吹峠から笛吹入口バス停へ下る工程を決め、笛吹峠へ向かう。
直ぐ西原峠(数馬峠)で仲の平バス停(数馬)、郷原へ下る峠、笹尾根の縦走路は続く、登山道は奥多摩側の斜面を巻くようになって、カラマツの林を抜けると、奥多摩方向方開けカヤトの原に出る、一本の大きな桜の木のある所だ、浅間尾根が見え御前山、大岳山も見える。 雑木林に変わって綺麗な笹に囲まれ、笹尾根と呼ばれるゆえんか?大きく左に尾根は曲がって右は杉林になって傾斜の大きい登山道を下る、笛吹峠に降り、「大日」と記された石碑が有り東京都と山梨県の県境。
笛吹へ、11月末の紅葉 浅間峠は真っ直ぐだが、私達は笛吹へと下る、下りの取付き点はちょっと判り難いが、細いしっかりした登山道が左に下っている、落葉に覆われ踏跡は見えない、直ぐに丸山へ登る道を見送る、斜面を横切る所は特に狭く荒れており、この道で良いのかなと迷うがルートはこれしか無い。 やがて安定した登山道になって、ジグザグに下るようになる、やがて杉林に囲まれ溝になって歩き難く、足を滑らせる、道が大きく二分、両方とも笛吹入口への案内、ここは決断右に折れ下って行く、すぐに民家が現われる、議論はあったが人が住んでおられるようである。林道が見え、林道に立って左に緩く下ると二分した登山道が合流する地点に道標が建っている。 林道を真っ直ぐ下ってバス通りに出る、ここは右折し橋の上に笛吹入口バス停がある、16:4517:15発のバスを確認、のんびりしていると、都民の森発のバスが17:05頃やって来る、一台目が停まって、続いて一台、定刻の17:15のバスはこの後やって来るとのことだ。 小菅から「牛の寝通り」、三頭山を縦走したパーティー4人組みの話ですと、この臨時バスは、今年は今日で終わりとのこと。これに乗れないと都民の森から数馬まで徒歩で下る必要が有って、最後は急ぎの縦走だったらしい。 私達は特に急ぎも無くドンピシャ以上。武蔵五日市駅に着くと15分後18:02の拝島行きの電車が出る、拝島から立川行き、立川でまた乗換えであるが、運良く坐ることができ、会話が弾み都心は近い。 今日は日が短い時期で笛吹峠から下山しましたが、笛吹峠からちょっと先へ行くのも面白い 以下2001年4月14日に歩いた報告 笛吹峠(うずしきとうげ)―(0:10)→丸山下―(0:05)→丸山―(0:50)→土俵岳―(0:10)→日原峠―(0:40)→浅間峠―(0:30)→上川乗バス停 笛吹峠の標識は二本の道が合流する位置にある、鞍部から長い登りが続く、平になると丸山の下、5,6分緩やかに登ると丸山山頂(標高1098b)に飛出る。 山頂は扇山が大きく望めるがベンチも無く休憩には向かない、小棡への下山は最近人気の出た坪山(標高1103b)へのバスが走っている。元の道に戻り丸山左側を下ると小棡(こゆずり)峠。 こんどは土俵岳、峠のピークで棡原・日原へ下る道が右手に伸びている。 突然道の真ん中に可愛い石仏が現れる、「日原峠」の看板を抱いている、小棡峠と浅間峠の中間点。あと2,3キロで浅間峠、尾根も明るく左右の展望は時々きあるが長くは続かない、浅間峠かなと思わせる狭い鞍部から、急な坂をくねくね登るがここは足元に草花の芽が伸び花期には楽しめるだろう、最初は前方のピークに真っ直ぐ登って行くが、ジグザグと道は斜面の左側にコースを取り、登り切ると奇麗な雑木林の尾根道で、三頭山からここまでのコースと違い南側が開け温かいのか緑が深まっていた。さらに一度下り登りを繰り返す、浅間峠になかなか着かない、疲れも少しは感じてきた。落ち葉で滑り易い坂を下ると「あずまや」が見えてくる、浅間峠は広場で峠の雰囲気が良く出ている。 木材工芸センターの管理人から「笹尾根は道が悪い、、」と教えられたが、とんでもない、実に歩きやすい静かで楽しい尾根歩きでした。 この先は熊倉山、三国山と続くが今日はここから秋川へ下る、山道の右側は谷になってゆるく下るが、左に曲がると、そこからは急な下り、親切に木の階段がある、この階段歩き難い、道の脇に歩きやすいところを見つけ下ることになる。単調な杉林が長いが所々に可愛いスミレが花を咲かせている、休憩に良い場は無い、沢の音が聞こえ、坂本沢が見えてくるとすぐ、甲武トンネルからの車道に出る、上川乗バス停は都民の森からの道との合流点からさらに小さな橋を渡ったところにある、浅間尾根への登山口もある。 バス停には、先客、次のバスは後50分後17:25、民家は多いのだが次のバス停(徒歩20分)まで売店は無い。のんびりとバスを待つ、バスは定刻にやって来る、混んではいたが座ることができ、秋川の風景は「ヤマブキ、桜、ツツジ」に飾られで奇麗です、武蔵五日市駅に着き、電車は5,6分後駅を発した。 浅間尾根 日程:2000年9月9日(土)晴れ 浅間尾根 戻る:笹尾根(都民の森入口バス停から三頭山、槇寄山を経て笛吹峠から笛吹入口バス停) コース 新宿駅7:45⇒立川⇒拝島⇒武蔵五日市駅8:50=(バス) ⇒9:50浅間尾根登山口バス停−(0:40)→10:35数馬分岐−(0:30)→11:00一本杉(松)−(0:45)→11:50人里分岐−(0:30)→12:00浅間嶺休憩所12:30−(0:03)→浅間嶺12:40−(1:00)→14:00時坂峠−(0:30)→14:30払沢ノ滝駐車場−(0:10)→14:40払沢ノ滝−(0:08)→14:50払沢ノ滝バス停15:06=(バス) ⇒15:20武蔵五日市駅15:55⇒16:57新宿駅
新宿駅7番ホームから安房鴨川行きの「わかしお号」(週末運行)7:19発が出てゆくと、ホームに進行方向先頭が奥多摩駅へ、後方が武蔵五日市駅の編成のホリデー快速が入線。数日前からの天気予報が良くなかったせいかハイキング姿の人は比較的少ないが、一般客の人が多いようです。武蔵五日市駅に向かう車両は10両編成のうち4両。拝島で奥多摩駅と武蔵五日市駅行きは切り離され、拝島からは各駅停車、黒川駅を過ぎると真っ直ぐ西に進む。 終点武蔵五日市駅に着くと、バスは長蛇の列、聞くとかなり前から並んでいるらしい、8:50発は臨時バスが増発(早くから並んでも同じバスである)、明るく広々とした市内を走り抜け、戸倉を過ぎたあたりから奥多摩の山谷に囲まれてくる、十里木では馬頭刈尾根経由の大岳山登山口方面への道が分岐している、ここを過ぎると秋川渓谷、本宿では御前山の下山口でおなじみの日向平・小沢への道が分岐。 本宿(払沢ノ滝バス停)を過ぎると南秋川渓谷、南秋川が奇麗な沢を見せてくれる、上川乗で一人の登山者が下車、笹尾根の浅間峠に向かうのか、それとも浅間尾根の浅間嶺だろうか? バスはどんどん緩い坂道を登ってゆく、人里(へんぼり)、約1/3の乗客10人程が下車、人里峠(数馬峠と時坂峠の中間)を経て浅間嶺に向かうと言う。 その次が私たちの下車する「浅間尾根登山口」バス停で、同じバス停で下車したのは私たちのほか二人のみ、残りの乗客は終点の数馬へ。 バス停から30bほど戻り大きな看板を見てすぐに南秋川の橋を渡る、しばらく林道が続く、舗装されていて歩き難いが長くは続かない、振向くと笹尾根の槙寄山が見えてくる、最後の民家に着くと林道は終わり、登山道に変る。 杉の木を切り出しているおじさんに声を掛けると、「あと20分も登れば楽になるよ!!」。その先で見晴が良く休憩する、「腹が空いては戦が出来ない」、簡単な朝食。 そこから直ぐに再び林道に出るが、反対側に登山道の道が付いており林道を歩くことは無い、登山道は急に狭くなるが、直ぐに歩き易い樹林帯の路に変る。とても緩やかな登りになり気持ちが良い、まもなく三差路で、直角に左折、左の木々の間から三頭山が見えてくる、まもなく数馬分岐(風張峠・浅間尾根登山口・浅間嶺)で、左から数馬峠からの道が合流する、従って逆コースをとった場合は数馬峠まで行き、数馬の湯に下って汗を流したいですね、右折し展望が広がっている、笹尾根が迫って見事です。 ここからは、尾根というより山の右側をトラバース気味に進む、まったく平ではないが特に気になる上下の登りはない、杉や桧の林に夏の日差しはさえぎられ涼しい。一本松(杉)を過ぎ、尾根の左側を歩くようになって、三頭山、御前山、大岳山が美しく見えてくる。 ここは、昔、奥多摩の古路で中甲州路であったという、小さな鞍部の人里峠、マウンテンバイクで登ってきた二人の青年「浅間嶺は、多くの登山者に出遭いビックリした!」という、きっと人里バス停で下車した人たちであろう。 やがて浅間嶺休憩所、東屋が建ち、トイレもあり、広場になっている、人里から登った人たちがちょうど立ち去り静かになったばかりだ。払沢ノ滝から来た単独男性、続いて4,5人のご婦人らが登って来る。弁当を広げるには良い場所です、浅間尾根の中心であり、人気のスポット。 0.1`登ると、浅間嶺山頂、奥多摩三山展望台で、三頭山・御前山・大岳山が見事に肩を並べている、面白いのは大岳山を覗き見る「のぞき穴」が付いた標識の柱、覗くと大岳山の山頂がくっきりと抜き取られて見える、遊び心があって嬉しいですね。 快晴なら笹尾根の向こうに富士山が見えるというが今日は雲がかかりまったく見えないが丹沢の山々は見えている。ここは桜が多く花見シーズンは賑わうことだろう。 浅間嶺から、どんどん下りになる、昨日の雨で登山道は滑り安くなっている、すぐに小岩の分岐、右折し、山の北側を調子良く下る、浅間嶺で出遭ったご婦人が教えてくれた沢に出る、大勢の登山者が休憩、暑いのでかまわず、上半身裸になり、沢の水で身体をふく、気持ち良い冷たさ、疲れが吹き飛ぶ、沢に沿って下る、何度も何度も「飲料水」の看板が立っている、確かに美味しい水でした。 「そばや」(峠ノ茶店)にでる、T字路、真直ぐ一番細い山道に入る、少し登る、「新宿副都心・東京タワーが見える」という看板が立つ、確かに遠望だが東京都心が望める。 車道の突き当たりの茶店にでる、茶店の前からの奥多摩三山、特くに大岳山の姿が美しい、山頂から鋸山の稜線がとても美しい、その稜線を歩いた人なら、鬼の様に尖がっている鋸山の急斜面を思い出すところです。 茶店の前からは林道、少し行くと林道が二手に分かれます、左のコースをとる、時坂峠から山道に入り、「時坂の家」のすぐ側を通りどんどん下ります、再び林道に出ると反対側にトイレがある、そこの横を下ると民家の庭先を歩くようになるので、静かに下りたい、大声でワイワイ騒いで下るのは慎みたい。 林道歩きに飽きたころ、ようやく払沢ノ滝駐車場に着く、トイレの横を下り、案内に従うと、茶店の先に御岳山中腹にある「七代ノ滝」を望遠鏡で見せてくれる店がある、まもなく払沢ノ滝に着く、立ち寄って満足、とても奇麗でうっとり。滝から10分ほどで払沢ノ滝バス停。バスはこの時間帯は一時間に一本、早く下った人も、ゆっくり下った人もここで調整される。
私たちは、5分待ち、バス停のお豆腐屋で冷やっこと思い店に入ったらバスが来てしまい中断、お店の人にはごめんなさい!乗客の99%登山者である、そのまま武蔵五日市駅に着く、電車はホリデー快速が30分後、○○パン屋、生ビールがあり立寄ってみたらつまみはパンのみ!!でも安くてとても美味しいパンでした、コーヒー&焼き立てパンならここ!!電車も満席だがそのまま新宿へ、有り難いホリデー快速でした。2008年:ホリデー快速は運行しており人気の電車である。 *2000年の登山、デジカメの無く、写真でお見せできないが、峠道の古道でとても楽しい尾根歩きでした。 HP:わたしの天気予報 |