中央本線の笹子駅から笹子雁ガ腹摺山、下山は曲沢峠から笹子駅へ引返す

笹子雁ガ腹摺山(標高1358b米沢山(標高1357bお坊主

 

日程200041日(日)晴れ

山, 屋外, 空, 雪 が含まれている画像

自動的に生成された説明

笹子雁ヶ腹摺山から富士山

コース

 

常磐線牛久駅5:33⇒神田駅6:51⇒新宿駅7:05⇒高尾駅8:21⇒笹子駅9:19−(0:30)→10:00登山口−(1:00)→11:15小ピーク−(0:45)→11:45笹子雁ガ腹摺山(標高1358b)−(0:50)→13:05米沢山(標高1357b)−(0:40)→13:50お坊山(標高1430b)−(0:25)→14:20大鹿峠−(1:00)→15:00曲沢峠−(0:20)→15:15滝子山登山道−(1:30)→16:00滝子山登山口−(1:00)→16:50笹子駅17:05⇒18:00高尾駅18:18(高尾始発に乗り換え)⇒神田19:12

* 今度訪問時は滝子山にも立ち寄りたい、それにはJR天王台駅4:39に乗り、笹子駅着7:56に着く必要がある。

 

 

雁ガ腹摺山と名が付く山が中央本線沿線に三山ある

今日の笹子雁ガ腹摺山

大月駅からの雁ガ腹摺山:旧500円札の有名な富士山

小金沢連嶺主峰の牛奥ノ雁ガ腹摺山(大菩薩嶺から縦走で雁ガ腹摺山と牛奥ノ雁ガ腹摺山を通過)

 

では、今日の笹子雁ガ腹摺山に」向かいましょう。

 

神田駅を6:51発に乗ると笹子駅には9:19着、歩行8時間とすると初狩駅に18:00頃には到着する(18時頃の電車は18,38,54分と数本ある)。景色が良いと徒歩10時間は見ておかねばなるまい、初めての山道は日が沈む前には必ず「明るい道に到着することが条件」。

 

神田駅発6:51を東京駅から乗った、ガラガラ。ところが神田駅で大勢の登山者が乗り込んできた、新宿駅ではまず座れない状況。新宿駅、国分寺駅、立川駅で時間調整がある、これが無ければ八王子発748(高尾駅8:00)に乗れ、笹子駅には8:59着が可能だが、高尾駅に8:05に着く、でも立ち食いうどんを一杯頂く。高尾駅発8:21に乗る、各車両に登山者が多く乗り込み発車する、、、JR中央本線って登山列車で驚く!

 

直ぐに小仏トンネルを抜け、神奈川県相模湖町に入る、沿線を良く見ると桜の芽は確実に開花に向かっている、来週には開花しそう。藤野駅で5,6人の登山者が下りてゆく、上野原駅では多数の登山者が下りる。

 

鳥沢駅、猿橋駅ではおそらく扇山へ向かうのであろう。電車は大月駅で特急待ち、駅弁売りのおじさんが大きな声で車窓を回り歩く、のどかな雰囲気に引かれる。この時間ホームに降りて見る、気になる山、岩殿山が大きく見える、岩殿山の山頂の展望台に立つと三ツ峠・富士山が美しい。

 

大月駅でガラガラになった電車が大月駅を出てすぐに初狩駅、ここでも数人の登山者が下りる、まもなく目的地、笹子駅に滑り込む、ようやく目的の駅、牛久駅から約4時間であるが車でやって来るよりは往路も含め安全かつ楽である。

 

私を含め数人の登山者が降り、改札口を出るとすぐ大きな地図が立っている、その反対側を国道20号線。車は甲府方面に多く流れている、だが人影が無い、甲州街道をひたすら歩く、笹子川を渡ると神社がある、そのまま先に進む、なかなか笹子峠の看板が見えない、奥野沢に向かう広い道を過ぎると左に廃業のドライブイン、右手にコンビニエンスがある、反対側の道下に池があり鯉やニジマスが泳いでいる。既に笹子駅から約30分が経つ、笹子峠の看板を入る、国道20号線と30bほど並行するが、左にカーブする所に小さな雁ガ腹摺山への案内標識があり、細い道が杉林に続いている。

 

いきなり急坂を登る、しばらく行くと送電線の鉄塔に着く、御坂山塊の東端の本社ガ丸、鶴ガ鳥山(つるがとやま)が大きく見える、黄色い花を付けた木がしばらく斜面に続く(アブラチャン)。

 

また急な坂が続く、左側が切り開かれた所にでるが直ぐに雑木林に入る、一寸平坦な所があり、木々の間から南アルプスの峰々が見える、さらに富士山の頭が見えている。

 

ひと登りし、ほっとしたが、やや下りで登りかえす、最後の登りだ、上の方で笑い声が聞こえる。やっと笹子雁ガ腹摺山山頂に着く、富士山がドーンと迎えてくれ、南アルプス連峰、八ヶ岳も全景を見せてくれている。そして奥秩父の主峰、金峰山が山頂にうっすらと雪化粧をしてこちらを眺めている、続いて甲武信ガ岳。大菩薩連峰、小金沢連嶺が続いている。

 

山頂から米沢山(よげさわやま)に向かう、いきなり杉林の急坂を下る、表面には雪が無いが土の下は凍結しており、注意しないと滑って危ない。5分ほどでその急坂は終わる。ヤセ尾根が続く、お坊山の案内がピーク近くに立っている所がある、その矢印を左折しないで、5,6b先にゆくと、岩の先端に飛び出る、大月市が眼下に広がり、笹子雁ガ腹摺山の山頂の人々が見える、その左奥に、富士山が悠々と聳えている。

 

元の標識に戻り、坂道を下る、鎖場を登り切ると、「米沢山:よげさわさん」の標識が立っている。木々の間からは南アルプス、八ヶ岳が望め、特に金峰山が素晴らしい。

 

また急坂を下る、急に左からの風邪が冷たくヤセタ尾根に出る、この辺が今回のコースで一番歩き易く楽しく、気分も良い。左側の風景良く見え、ずっと続いている。所々に見晴の良い場所があり、休憩に良い場所があって嬉しい。特に、お坊山の手前の西側が大きく開け、甲武信ガ岳から南アルプスまで一望出来るところだ、笹子雁ガ腹摺山に劣らない景色だ。

 

お坊山の先にベンチがある、そのベンチで大きく左折し、急な坂が始る、この辺は山道が不明だ、注意深く足跡を拾って行くことになる、道が不明な時は出来るだけ尾根に沿って進む事だ、まもなく登山道が明確になって、一安心すると、大鹿峠

 

西側は危険で柵が施してある、ベンチがあり少し休もう。ここから右:笹子駅、左:甲斐大和駅に下れるが、今までとは違った立派な山道が続いているので、先に進む。

 

緩やか登りになり、下り、急坂、大鹿山を巻いて行く、登山道は大鹿山山頂を迂回し、なだらかな道になり、やがて曲沢峠に着く。

 

4本の登山道が交差し、広々とした、林の中の峠。笹子駅方面に向かう、ほとんど平坦な道が10分ほど続くと、笹子駅への標識がある、右折し、下りはじめるが、急に道が狭くなり、あまり人が歩いていないらしい。

 

山道には落ち葉がたっぷり溜り、道をふさいでいる、どんどん下ると、沢の音が聞こえて来ると、滝子山分岐に出る、三差路で明確に分岐が示されているが笹子雁ガ腹摺山の名はなく、滝子山と曲沢峠を示している。

 

どんどん下るとズミ沢の右岸を下る、沢に下り、沢に降りて長い道のりの汗をここで流すことにする、とても水量が多いので驚く。

 

登山道に戻り、どんどん下ると道の左下に滝が見えて来る、なかなか見事だ。すぐその沢を反対側に渡る(明確な橋は無い)。今度は沢からどんどん離れ、なだらかな道がすこし続く、まもなく本格的な下りになる。景色もなく辛いところだ。

 

再び沢が近づくと山道は道路に飛び出すここが道証地蔵、この道路は大鹿峠方面に続いている、何の為の林道だろうか?

 

大鹿川を見ながら舗装道路を緩く下る、大きな堤防を二つ右側に見て、まもなく小さな公園(桜森林公園)に出る。「乱開発反対」の看板が大きく目を引く。確かにここを走る広い舗装道路は何の為に作られたのだろうか?民家が見え、家の周りを水量の多い、流れの急な沢が流れ、とても美しい村だ。

 

国道20号線に出て20分ほどで笹子駅16:50に着く17:05の電車に乗れた。大月で男性2人女性2人の登山者が乗ってくる、彼らが駅弁を買えなかった私に一箱譲ってくれる、思わず笑顔旅は楽しい!

 

今回は登り下りの多い山歩きでとても疲れたが富士山、南アルプス、八ヶ岳、金峰山、甲武信ガ岳の景色は一級品の展望で大満足、今度は沢を見ながら登る滝子山に登りたい、ここも山頂からの景色は素晴らしいそうです。

 

大月の駅弁の味は忘れなれない!

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