恋瀬川桜づつみ 高浜駅から愛郷橋
日程:2023年9月20日(水)晴れ 真夏日
愛郷橋を渡ると広い「恋瀬川桜づつみ」の駐車場 霞ケ浦を目指すと「つくば霞ヶ浦りんりんロード」です。 |
恋瀬川 恋瀬川(こいせがわ)は、石岡市北部の吾国山を源とし、南東に流れて、霞ヶ浦に注ぐ。流域には古代からの遺跡が多く残されている。また河口近郊には常陸国府がおかれ、常陸国風土記にも「志筑川(しづくがわ)」という名称で表記されている。 恋瀬川桜づつみ JR常磐線高浜駅から霞ケ浦に向かって進むと愛郷橋に着く、ここは恋瀬川河口の橋を渡ると右に筑波山、左に霞ケ浦を望む! この辺りは筑波山を望むところで、高浜付近から望む筑波山はベストアングルといわれて人気がたかい、近くの国道6号からの筑波山も素晴らしいが恋瀬川河口の風景は素晴らしい。 愛郷橋を渡ると「恋瀬川桜づつみ」で、このコースは平坦で起伏が少ないため、家族連れや初心者向き。恋瀬川桜づつみの桜や四季折々に変化する筑波山の姿形、周辺に広がるのどかな田園風景など、豊かな自然を満喫しながら健康的なサイクリングを楽しむことができる。 茅葺き自転車散歩コース ここ恋瀬川桜づつみから筑波山方向にサイクリングし、終点からほど近いところに、茅葺き屋根の家で国指定史跡の佐久良東雄の生家があります。ここは「茅葺き自転車散歩コース」と呼ばれています。 茅葺き自転車散歩コースは恋瀬川サイクリングコースに含まれ、恋瀬川川口から始まり、高浜神社・舟塚山古墳・常盤国府跡・常盤風土記の丘があり少し離れるがいばらぎフラワーパーク・やさと温泉ゆりの郷があります。 |
高浜駅はJR常磐線の駅で、土浦駅から神立駅を経て、石岡駅の手前にあり、霞ケ浦に流れ出る恋瀬川河口の間にあり、霞ケ浦に近い駅です。
高浜駅
今回は牛久駅7:45「JR常磐線(勝田行き)」発、8:13高浜駅に着き、私を入れて3人が降りる、2番ホームから階段を使い1番ホームに移動、こちらが上りホーム、数人の乗客が待っている。土浦や神立駅に比べると写真の通り田舎の駅でるが待合室は長い椅子があって実に奇麗です。
石段を下って駅前広場に出ると茨城百景高浜の釣場石碑、高浜・石岡ジオサイト・高浜の釣り場と周辺案内が立っている。
高浜の釣り場と周辺案内は高い木々で愛郷橋方面が隠される、ただ恋瀬川が描かれ、行き先は一本道。左右に有料駐車場が置かれ、通勤者の車が停まっている、直進すると工事中の愛郷橋、10分程の距離です。
手前が撤去中の古い橋、間に歩道専用の橋、新しい愛郷橋と並んでいる、古い橋が無くなると筑波山のビューポイントになる橋です。
左:歩道専用 振り返る 右:愛郷橋 歩道専用からJR常磐線陸橋と筑波山
歩道専用を渡る、振り返り。警備員が「筑波山はベストアングルです・・・」と教えてくれる、曇っており良く見え無いが右奥の高い峰が筑波山です、高浜の人気の風景です。国道6号が恋瀬川を渡る恋瀬川橋付近から眺める筑波山も見事ですが、愛郷橋からは違った美しさ!
左:愛郷橋を渡ると恋瀬川サイクリングコース高浜出入口 右:青空が見え、猛暑に!
歩道専用は愛郷橋より数10b先で県道118に合流になり、この間を恋瀬川サイクリングコース高浜出入口に戻る事になる、霞ケ浦に向かえば恋瀬川桜づつみの道標に着く。右には大きな駐車場があり恋瀬川桜づつみと恋瀬川サイクリングコースの駐車場です、真直ぐに進むとつくば霞ケ浦りんりんロードに向かっている。今回はここは直進する。
桜づつみとは、洪水から堤防を守るために必要な堤防断面に加えて、堤防の市街地側に土を盛り、そこに桜を植栽するものです。これは、堤防を強化するとともに、積極的に良好な水辺空間の形成を図るものです。 近くでは<利根川桜づつみ>が人気です。利根町役場から利根川堤防を上流へ約400b、近くの利根町役場の駐車場・トイレをご利用ください。 |
左:ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)スイカズラ科 右:つくば霞ケ浦りんりんロード
ここの桜つづみは季節では無いので、桜並木の下は草ぼうぼうで桜の散歩道には入れない、きっと時期に合わせ桜つづみが美しい場になることでしょう。
サイクリングコースは車も入れる幅、左は恋瀬川河口から霞ケ浦に流れ込み、快適なコースになっている、また桜つづみから田園沿いに散歩道もありのんびりと散策する事ができます。
ハナゾノツクバネウツギは多くの園芸品種があり、別名がアベリアで親しまれているが、これも草に覆われている。このウツギの奥が桜つづみで咲くと美しい桜並木になっている。
左:左が霞ケ浦で右が桜つづみ 右:湖岸のウナギツカミ(鰻掴)タデ科
暑い、狂いそうです、熱中症に負けない・・・・でも日陰はまったくない!湖岸にはウナギツカミの大群落が広がり、時々だが大きな魚(体長1bほど)が酸欠なのか浮かんでいる、この脇に食いつく魚もいる、湖面を見ていると飛び跳ねる魚は多いが記録写真は残せない。
ここは釣り場だが、この暑さでは釣り人は見かけない、サイクリングコースなので楽しむ人が通過するが人数は少ない。振り向くと筑波山連峰がとても美しく、彼等はここを目指しているようです。
さ
左:ノアズキ(野小豆)マメ科? 右:ツルマメ(蔓豆)マメ科
ノアズキ、トキリマメかな?花も形からノアズキだろう。「花はノササゲやノアズキ同様黄色。葉はタンキリマメとよく似るが、トキリマメは卵型で、タンキリマメは葉の先の幅が広い」。
やや離れてツルマメ、道端や野原に生えるつる性のマメ科植物。野生のマメだが、ツルマメは大豆の原種といわれている、美味しいものです。
左:ホシアサガオ(星朝顔)ヒルガオ科 右:イヌホオズキ (犬酸漿)ナス科
マメアサガオとホシアサガオ(星朝顔)は似ているが、ホシアサガオかも知れない・・・・・大きく撮影したいものですネ。
イヌホオズキ、アメリカイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキが似ているが、似ているから実が付いてから・・・イヌホオズキにしておく。
湖岸と風景 アシ、ヨシ(葦)イネ科
恋瀬川桜づつみから離れると対岸が遠くに離れ、霞ケ浦の大きさに感動する。
河川管理境界 恋瀬川 霞ケ浦 茨城県土浦土木事務所/国土交通省霞ケ浦河川事務所麻生出張所 37.5`地点。
今!一番欲しいのは日陰だ!湖岸にヨシやヤナギが生えるが、水に浸かり入れない、きっと釣り人は開いた場所ですが、欲しい日陰にはならない。
右は広い田んぼ、ここにも休憩用の小屋も無い・・・・・・一本の鉄塔の日陰に飛びこむ、鉄塔の影で1人分の日陰です、とても暑い日差しが照り付ける、ちょっとの日陰でもとても涼しい・・・・ゴクゴクと水を飲みこむ!
この鉄塔は大きな敷台の上に装置が置かれ、周囲にスズメノヒエが群生。数匹のクモが巣を作って網を仕掛けている、彼等の貴重なエリアで一時の私は邪魔ものであったらしい、巣を無意識に壊したようです。
JR土浦駅まで36.5`/JR高浜駅まで0.8`
先ほどの「37.5`地点」の道標はJR土浦駅からの距離、自転車なら可能だが、徒歩では無理な距離ですね、JR高浜駅からまだ0.8`を知り目的の高浜インフォメーションセンター(国土交通省)まで行くのは中止する、涼しい秋ならこのセンターから石岡警察署
城南駐在所経由で愛郷橋を渡り高浜駅に返る予定でしたがそろそろ引返したい。
スズメノヒエ(雀の稗)イネ科 鉄塔の下
この日陰でスズメノヒエを観察・・・・・水分を取り少し元気になったので、高浜インフォメーションセンター(国土交通省)の方へ進んでみました・・・・
左:ここから眺める筑波山連峰 右:古い道標
鉄塔の下から高浜インフォメーションセンター(国土交通省)は見えませんが、その手前に排水通菅が見えとりあえず進んで行くことに!
左:37.25`の道標 右:メドハギ(筮萩)マメ科
サイクリングコースの乾燥地帯にメドハギが幾つも大きな株を作っている、よく見ても枯れた様子はない。メドハギはいわゆる萩の仲間で、草原や荒れ地などに普通に生える多年草です。特に河川敷に多く見られる傾向があります。草丈は1b前後になり、茎全体に葉をびっしりとつけます。茎の下のほうは樹木のような質感になることもあります。何となく暑さに強いようです。古い時代に、筴(めとぎ)という占いにこの茎を使ったことから、その名が来ていると言います。
左:アシ、ヨシ(葦)イネ科 右:この先 迂回路
排水通菅に近づくと「この先 堤防道路、通行できません。切り回し道路に迂回お願います。」の看板、この先に迂回路があるそうです、田んぼの方向に大きな工事現場がみえる、遠方で良く見え無いが?
左:排水通菅 右:アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)マメ科
ようやく排水通管に着く、通管の下に小さな日陰が有るが柵で入れない、湖岸に小さな広場が有るがこちらは日陰が無い!この先の迂回路まで行かず引返すことと決める、高浜インフォメーションセンター(国土交通省)経由で高浜駅に戻る道も田んぼと道路だ、この堤防道路を戻るのは残念だが熱中症は避けたいものです、回りは無人です(笑)。
ヌスビトハギ(盗人萩)はマメ科で種のサヤに2個あるが、このアレチヌスビトハギは3〜6個と数が多い。実になるとやっかいな雑草だが、花の咲き始めは
ヤマハギ(山萩)マメ科にひけをとらない可憐さがある、またサヤは無い。
左:37`の道標 右:オオニシキソウ(大錦草)
トウダイグサ科
堤防道路「サイクリングコース」で引返す、釣り人もバードウォッチングを楽しむ人もおらず無心、ただ、数人のサイクリングを楽しむ人に追い越される、皆さん真っ黒に日焼けして健康維持は抜群ですネ。
ニシキソウはコニシキソウとそっくりの北アメリカ原産の帰化植物。コニシキソウは葉の中央に黒斑があり、ニシキソウには黒斑がない。いずれも雑草としてどこでも見ることができる。オオニシキソウは背丈が20〜50aあり直立する、写真はオオニシキソウですね!ニシキソウ、コニシキソウは背丈が低く、地面に這いつくばるが、オオニシキソウは30〜50aと背が高くすっと立つ。またニシキソウの仲間は花が肉眼では良く見えない、このオオニシキソウは3〜4_と大きい。
左:センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科 右:クズ(葛)マメ科
センニンソウはボタンヅルと似ている、センニンソウは1回3出複葉か羽状複葉。小葉は普通全縁。深く切れ込むことはあるが、ボタンヅルのように鋸歯縁になることはない。一方、ボタンヅルは1回3出複葉。小葉には鋸歯がある。またボタンヅル日当たりのよい山地に生息し筑波山にも多い、センニンソウは霞ケ浦の湖岸で良く見かけます。
クズ、つるで繁殖し、都会でも空き地やフェンスにからみついているのが、いたるところで見られますネ。今回乗ったJR常磐線でも凄い勢いで木々や草藪を覆いつくす姿が目に入る。
左:ここまで戻ると安心だが! 右:マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)ヒルガオ科
37.5`の道標、ここまで戻ると愛郷橋が見えてくるが直進コースが続き日陰は無い、今11時、これからグングン気温が上がる、午後から快晴は雨に変わるというが!
田んぼの用水路わきや畦道に繁殖地を拡大しているマルバルコウソウ、家も回りの散歩道にも年々アサガオに似たマルバルコウソウの実からこぼれた多くの種が芽を出し繁殖し、多くの花を見せている、可愛い花だが観賞用として江戸時代に渡来したが、野生化のみが目につく。
愛郷橋と筑波山連峰
直線道路、湖岸は最高の温度、9月20日の下旬・・・30℃を大きく超える。
左:新 愛郷橋 右:恋瀬川桜つづみ 専用駐車場
広い駐車場、1台のみ・・・・桜のシーズン、バードウォッチングシーズンに来てみたい所ですネ!
左:愛郷橋 右:高浜駅は近い
警備員が高浜神社を紹介してくれる、次回は寄って見たい神社です、今日は神社を囲む林を覗くだけ・・・・。
高浜神社:石岡市公式ホームページを参照 祭神は武甕槌尊。配祀は月読命・菅原道真である。高浜神社は,県道沿いの低地にあり,古くから高浜の鎮守として尊崇を集めてきた。国府が現石岡市に置かれ,国司が都から着任すると当国内の大社に報告のための参拝や,毎年奉幣,祈願に参向する習わしがあった。常陸国では鹿島神宮が第一大社であったため,国府の外港である高浜から船で鹿島まで行くことになっていたが,天候悪化などで出航できないときは,高浜の渚にススキ,マコモ,ヨシ等の青草で仮殿(青屋)を造り,鹿島神宮を遥拝した。神殿は後世に,往古の遥拝所辺りに建てられたものである。 |
高浜駅
高浜駅に11:40に着く、
バス停で時刻表をチェック:
石岡行き 平日 10:00,17:30
鉾田駅行き 上山経由 平日 12:25 定刻に発車
百里基地経由 平日 17:45
休日 18:20
問い合わせ:関鉄グリーンバス(株)鉾田(営)電話 0291-33-3181
と表記されている、百里基地は茨城空港です。
JR常磐線上り(土浦駅方面)は11:55、12:22、12:54・・・・
駅構内で休憩し、12:54に乗りました(12:25発のバスが定刻に発車、乗客はゼロ人)がまだまだ汗が止まらない!
HP:わたしの天気予報