筑波の清水寺【西光院】・峰寺山・東筑波ハイキングコースを散策 峰寺山(標高:380b)・弁天山(標高:414b) |
筑波の清水寺「西光院」 |
西光院は:平安時代初期の大洞年間(806-810年)、京都から徳一大師やって来られ開基と伝えられている、以前は法相宗、中世は真言宗、現在は天台宗のお寺だ。自然石の観音様を本尊、高さ3bあまりの馬頭観世音を安置、本堂の手前に仏身5.96bの立木観世音立像が置かれている。寛政3(1791)年建立の本堂は、京都の清水寺ように断崖絶壁に建てられている。 京都の清水寺 2011/9/24 |
2012年2月9日(木)晴れ 筑波の清水寺【西光院】・峰寺山・東筑波ハイキングコース |
コース
つくば市城山7:30⇒小野(トンネル工事中)⇒朝日峠展望台9:40⇒フラワーパーク10:00⇒上曽峠・柿岡・西光院分岐10:05⇒10:15西光院10:35⇒球状花崗岩入口10:40―(0:05)―>球状花崗岩10:45―(0:05)―>球状花崗岩入口10:50⇒峰山寺登山口11:00―(0:10)―>湯袋峠・弁天岩・峰寺分岐11:10―(0:02)―>11:12弁天岩11:20―(0:03)―>湯袋峠・弁天岩・峰寺分岐11:23―(0:07)―>ヤブに囲まれた電波塔11:30―(0:07)―>峰山寺登山口11:37⇒上曽峠・柿岡・西光院分岐11:41⇒上曽峠(真壁駅・西光院・柿岡)11:42⇒湯袋峠下(真壁駅・湯袋峠・上曽峠)11:51⇒湯袋峠の峰寺山登山口11:53⇒国民宿舎つくばね12:00―(1:10 途中で昼食)―>俵場林道標識13:10―(0:22)―>つつじヶ丘登山口13:32―(0:11)―>林道出合(つつじヶ丘・国民宿舎つくばね分岐)13:43―(0:12)―>三差路13:55―(0:01)―>林道終点13:56―(0:02)―>13:58つつじヶ丘14:10―(0:05)―>14:15三差路周辺14:28―(0:09)―>林道出合(つつじヶ丘・国民宿舎つくばね分岐)14:37―(0:15)―>つつじヶ丘登山口14:52―(1:28)―>16:20国民宿舎つくばね⇒風返峠⇒15:50筑波山梅林16:30⇒つくば市城山
朝日峠展望台から
筑波山の東に筑波の清水寺と呼ばれる、西光院がある、筑波山の登山口のつつじヶ丘から延長のパープルライン(現在は無料)に朝日峠展望台があり、ハングライダーの飛び立つ台が置かれている、ここの峠を経由し、八郷に下る、後は西光院の案内を追いかける。
フラワーパークの前を通過し、次の交差点も直進して西光院の案内に従う。
中腹に見えるのが西光院だろう
西光院への案内は上曽峠に導いている、薄暗いスギ林の林道はクネクネの急坂、まもなく東筑波ユートピア入口の派手な看板、西光院(関東ふれあいの道 2.3`)も同じ方向です、更に進むと、いばらぎ森林浴の道「峰寺山」の看板。
西光院へ下ると、展望の良い箇所に出る、右奥に筑波山が大きく見える、土浦・つくば市から眺める筑波山とは別物ですが、つつじヶ丘から女体山の稜線が良く見える、この後西光院を訪れてから、つつじヶ丘にも今日は行く予定です。
筑波山 眼下は土浦&つくば市
直ぐに、球状花崗岩の看板が立ち、東筑波ユートピアの前を通過すぐ西光院駐車場に導かれる。駐車場から峰寺山西光院の案内坂を見て、大きな石塔の門を入る、左の斜面は美しいシダが印象的。
西光院境内はチリひとつ落ちていない清掃、気持ちよく拝観させて頂く、立木観世音立像が置かれ、大木のスダジイとクスノキの横の階段を登り、本堂にお参りする。
左:大木のスダジイ&クスノキ 右:断崖に建っている!
本堂の美しい作りが裏山の木々と相まって美しい
茨城県指定文化財建造物であり、美しい彫も見事です。
素朴な彫にうっとり!
本堂に裏には巨岩が押し寄せている、東日本大震災の影響は全くない!
シダの反対の崖には美林の竹林
西光院の駐車場から球状花崗岩の看板地点に移動、入口の空地に駐車。
「危険」とあるが、足を踏み入れる、約1.5b幅の舗装道、壊れかけた橋を渡ると、鉄製の階段!
左:この階段には踊り場があり、さらに階段が続く、足元には杉の落葉が積もっていた! 右:球状花崗岩!
同じ階段を戻り、車で峰山寺登山口に移動、二台ほど停められる、急坂でピークでの展望を期待、きのこ山と筑波山を結ぶ稜線で上曽峠と湯袋峠間のピークが見え、右後方にはハングライダー発着点(足尾山辺り)が望める、筑波山縦走路の峰々です。
右のヤブの中に電波塔が建っている、ここが最初のピークだが杉林に囲まれ展望は無い、ここから下りになる、直ぐに登り返し、林道(車は走れない)は右、登山道は丸太の階段を登る、だいぶ古木になっている、登り切ると湯袋峠と弁天岩の分岐(三差路)、ここも展望は無い、弁天岩に下る、雑木林に変わると、弁天岩が現れる。
左:弁天岩 右:祠が祭られている
雑木林の向こうに筑波山が大きく見えている。弁天岩の表側に回ると、小さな石の祠が祭られている、お神酒が二本、、、。
三差路に登り返し、このまま湯袋峠(1.5`)に下る道を見送り、電波塔へ引き返す、電波塔は杉林の床のヤブをかき分けて入る、電波塔には筑波山側から立派な舗装道路が引かれていた、その道を20bほど下ると筑波山が美しい眺めです。
電波塔から筑波山 男体山がちょっと見えます
電波塔から登山道に戻って、車の所へ、上曽峠経由で湯袋峠へ向かう、筑波山縦走路を歩く場合一番辛いのは上曽峠から湯袋峠間の展望の無い昇り降りのこの区間です、車だと一気に通過してしまう。
湯袋峠側の峰寺山登山口を確認し、国民宿舎「つくばね」へ、ここから東筑波ハイキングコースが始まる、数十b入った道端に車を停める。
左:車を停め、歩き出すと悪路、さらにこの後悪路は一か所、後は問題なく車は入れます
右:脇道の松の下で休憩
途中、脇道に入り昼食休み、獣道ではないが、奥へ・奥へ入る登山道がある?この脇道は、風返峠辺りから続く林道に登っているのかも知れない、東筑波ハイキングコースに戻って、つつじヶ丘を目指す、展望はあまり良くない、みるものといえば、シダ、アオキが続き、少し標高が上がるとミヤマシキミがおおくなってくる。下山のおじさんに出合う、行も帰りも東筑波ハイキングコースで見かけたのはこの方のみ、とにかくここは静かで、国民宿舎「つくばね」からつつじヶ丘に登り、弁慶茶屋跡を経て屏風岩、女体山、、下山は筑波高原キャンプ場経由で国民宿舎「つくばね」に戻るコースをきっと歩かれたのだろう。
ようやく変化が、俵場林道を見送り、さらに進むと、真壁方面・つつじヶ丘・国民宿舎「つくばね」の分岐、真壁方面は、筑波高原キャンプ場続いている。
アリドウシ
ここはつつじヶ丘方面に向かう、こちらの林道はゲートが置かれて一般車は入れない。二回ほど大きく曲がると林道終点になってしまい、この林道はつつじヶ丘には直結していない。
登山口 真っ直ぐ登る道と左の道(こちらが登山道)が有る
標識に従って、つつじヶ丘方向に下る、ポイントポイントに「つつじヶ丘・国民宿舎」の道標がたっている、一つ目の沢は巨岩が並ぶ。その先はアオイの群落が杉林に続く、何個か沢を横切って、ゆるやかに下り気味、行き先が、つつじヶ丘なので登り坂かなと思うが違っていた、まもなく、林から抜け林道に飛び出る、この林道は風返峠の交差点から八郷に下った所の林道で、つつじヶ丘の大きな駐車場直下まで続いている。
林道出合
道標に従って進と、林道は三差路に出て、大きく右に曲がって登っている、つつじヶ丘方面は真っ直ぐ進む。
つつじヶ丘へ進んで振り返る 下山時この道に入って見た!
直ぐに林道終点で、一番奥の階段を登り切れば、つつじヶ丘駐車場の一番奥にたどり着く、ちょうど公衆トイレの前です。
左:つつじヶ丘駐車場 平日でガラガラ 右:新しいロープウェイのロープかな!
筑波山ロープウェイは2012/1/10〜2012/2/21 ロープウェイ交換作業中で運休、新しいロープを見ることができます、尚、筑波山神社側から運行されるケーブルカーは何時もの通り運行している。
左:つつじヶ丘から富士山は霞んでいます 右:三差路から入って直ぐ!造林小屋かな? 新品の煙突でした!
ロープウェイに沿って少し山頂方向に登ると、富士山の見えるポイントが有るが、写真の通りクッキリとは見えません。
一休み後、同じコースを戻ります、先ほどの三差路から気になる林道を上がって見ると、工事現場の小屋なのか、林業現場の物なのか?ポツンと建っている、この前を通過して林道(古い)がヤブの中に残っている、しばらくヤブ漕ぎをやって見たが、まもなく上に登ることになる、ここで登るならつつじヶ丘から登った方が良いので、ヤブ漕ぎは無駄と判定して三差路に戻り、のんびり鼻歌をしながら来た道をひたすら国民宿舎「つくばね」へと戻る。
草花観察して、国民宿舎「つくばね」へ
風返峠を経て、筑波山梅林に立寄る、紅梅が5分咲き、白梅はまだまだ先です。
紅梅と宝篋山
それでも、春を待ちきれず、ご夫婦が観梅にやって来る、ここはつくば市中心に比べ暖かい!と笑顔でした。
富士山はシュルエット、雲が多く待たずに帰宅したが、つくば市センターを通過時、雲が取れきっと美しい夕日の富士山が見えたかも知れない、、都心ではクッキリ晴れたらしい!
HP:わたしの天気予報