サギソウ 茨城県高萩市 上君田 滝ノ倉湿原 |
日程 2002年8月4日 (日) 晴れ
サギソウ(白鷺の花)
左の写真:朝日新聞 2002年7月31日
朝刊
猛暑の7月下旬、サギソウの記事が掲載された、場所は高萩市下君田地区とあった、常磐自動車道高萩ICで降り、右高萩市内・左下君田左折し下君田(高萩塙線 県道111号)に向かう、標識に従って北上する、のどかな風景を見ながらやや緩やかに昇ってゆく北茨城大子線(県道22号)と交差、ここを左折(直進は県道111号で福島県へ行ける)すると、君田小・中入口(門に向かって広い道、桜並木)を右に見送り、神社の鳥居を探して真っ直ぐ走る、まもなく、鳥居があって、神社の左側を巻くようにして林道を進む、砂利道だが、普通の注意で走れる、4輪駆動でない車でも充分、左右にスギ林や畑が現れる、枝道もあるが、どこまでも林道に沿って進む、左側に沢が現われ、神社から20分ほどで侵入禁止のゲートがあって数台の駐車場がある。
補足すると:2007/7/16は前日台風4号が通過した後であり、ゲートまでは道が荒れ入れない、鳥居からしばらく荒れた林道を走り、左に新しく建てられた建物を見て、狭い林道が急に前方が開け、2台ほど駐車空間があり、ここに停めて歩き出す。
神社から歩くと4`ほど、これから「湿原に向かうご夫婦」と「湿原から帰る男女4人」が神社から歩いている、帰る男女4人の話ではサギソウが数個咲いていたと言う。
ゲートを越え、まだまだ車は先に入れそうだが、ゲートから約2`なので徒歩約30分と見て私らも歩き出す、オオバギボウシが目に付く、ときにはヤマユリが大輪を咲かせている、ホタルブクロ、オカトラノオ(花穂が虎の尾)、大きなウバユリ(葉のないのを歯なしの姥にたとえた)、ハナタテ、タマアジサイ(つぼみが球形)など多くの花を見ながら、サギソウを探す、それらしき湿原が出現しない、杉林の中にフシグロセンノウが茎の先にオレンジ色の花を一輪咲かせている。
林道は杉林の中を緩やかに昇ってゆく、時々枝道があり、迷うが、歩きやすく広い方を選択するとよい、「湿原の植物を大切に、、」の看板が、ゲートから30分くらいに建っている、ここは右の道を選択、林道のピークは過ぎ平になって、また、「湿原の植物を大切に、、」の看板が建っている。
この先はまもなく樹林から抜け開けるが目的の湿原は無い、引き返す、杉林に囲まれた湿原を探しながら。
最後の望み、この2番目の看板の手前の杉林の中に入ってみる、細い道があり最後の望みに掛ける、有った!
20bほど進むと滝ノ倉湿原の一端に出る、同行の家内とサギソウの期待が大きく膨らむ、壊れかけた古い木道があって、サギソウが湿原の藪の中に沢山咲いている、撮影が難しい距離だが、この木道をどんどん先に進むと、そこに顔を近づけて見ることができる場所がある、純白で白鷺(サギ)が大きく翼を広げて、やや下降気味に咲く。この美しい姿、野生のものは乱獲で絶滅の危機、絶滅危惧II類に指定されている。
サギソウ(鷺草)は、ラン科サギソウ属の湿地性の多年草。別名「サギラン」。
手元のカメラでは撮影は無理、朝日新聞で掲載された写真を見て欲しい
写真を写すために湿原に入ることは避けたい、非常にデリケートな花らしい、湿原自体は藪で、レンゲツツジなどが咲く、一番奥には休憩所があって丸太の椅子がおかれている。現地に来て見なければこの純白のサギソウには会えない、写真の通り気品があって美しい花です。
家内と大満足で帰路に着く。
2007/7/16海の日にもサギソウを・・・・: 昨日は台風4号で常磐高速道路は閉鎖された、今日は朝から解除、素晴らしい好天気になる、サギソウを観賞に家内と出かけたが、花期は7月下旬から8月上旬なのか見つける事はできなかった。しかし登山道(旧林道)沿いにはオカトラノオやウツボグサなどが咲き静かなハイキング、樹林も人手が入らず美しい。 帰路は国道6号と国道245号を利用し、ひたち海浜公園、大洗海岸などに寄る。 ひたち海浜公園の入門で係りの女性に聞くと、花の数は少ないが、ラベンダーが砂丘ガーデンの香りの谷に咲き、さらに海岸方向にスカシユリが咲いていると言う、園内を歩くと約2時間、サイクリングコースが公園内を走っており自転車を借りる、歩いている人は極珍しく、多くは自転車を利用する。 私達も自転車に乗って公園を一周、ラベンダーとスカシユリを観賞する、特にスカシユリは真夏直前に咲くユリで豪華な花でした。 |
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