蓑毛、ヤビツ峠をへて大山、下山は大山ケーブル駅バス停

寒波が襲う尾根、展望を期待し登った 大山(標高:1252b)

 

大山山頂の展望、丹沢山塊 富士山はスッポリ寒波の中 
この展望台は阿夫利神社本宮の奥の院「大山々頂奥の院」の裏

 

丹沢山塊の東端、小田急線から最初に見える三角錐の美しい山容の山。丹沢・大山フリーパスが人気の山を後押し、交通手段も良く、何度も訪れている山である。今日で64回目、500回登った人もいると、お元気な登山者。

 大山ハイキングコースはヤビツ峠からイタツミ尾根から登って大山山頂に立ち、下山は下社経由で大山ケーブル駅バス停が一般コースです。

 別名:雨降山、阿夫利山

丹沢・大山フリーパス

 Aキップ:おとな2470円こども1230
B
キップ:おつな1530円こども760
A
キップが大山ケーブルを利用
有効期間は2日間
小田急線(発駅から本厚木-渋沢まで)の往復きっぷが付いて、乗り降り自。新宿駅から乗って、新宿駅を出るときに回収される。

2017年1月14(土)晴れ ヤビツ峠・下社から上は雪道 大山

 

 

コ―ス

JR常磐線牛久駅5:34=(JR常磐線)⇒6:23JR日暮里駅6:27=(JR山手線)⇒6:48新宿駅6:51=(小田急線)⇒8:03秦野駅8:18=(神奈川中央交通バス)⇒8:35蓑毛8:36―(0:24)→春岳沢9:00―(0:28)→道の中央に大石9:28―(0:28)→ヤビツ峠 大山 2.3`・ヤビツ峠バス停50b9:55―(0:37)→鎖場10:32―(0:48)→ヤビツ峠分岐11:25―(0:20)→11:45大山山頂12:22―(0:15)→ヤビツ峠分岐12:35―(0:10)→富士山展望12:45―(0:13)→蓑毛90分・大山山頂4012:58―(0:03)→天狗の鼻突き岩13:01―(0:03)→ぼたん岩 十四丁目13:04―(0:11)→登山道十三丁目13:15―(0:10)→夫婦杉13:25―(0:07)→巨木 登山道五丁目13:32―(0:02)→大山口登山道四丁目13:34―(0:06)→13:40一丁目 大山阿夫利神社13:43―(0:07)→女坂(大山寺15分)・男坂(大山ケーブル駅25分)分岐13:50―(0:15)→14:05大山寺14:07―(0:01)→大山寺駅(5分)・大山ケーブル駅(15分)・大山阿夫利神社下社(20分)14:08―(0:05)→大山寺駅14:13―(003)→大山寺駅(5分)・大山ケーブル駅(15分)・大山阿夫利神社下社(20分)14:16―(0:01)→龍紳堂14:17―(0:02)→爪切り地蔵・子育て地蔵14:19―(0:10)→女坂(大山寺20分 大山阿夫利神社下社40分)・男坂(大山阿夫利神社下社30分)分岐14:29―(0:01)→大山ケーブル駅14:30―(0:02)→こま参道・大山ケーブ駅13分標識14:32―(0:13)→14:45大山ケーブル駅バス停14:52=(神奈川中央交通バス)⇒15:16伊勢原駅15:34=(小田急線)⇒16:37新宿駅=(JR中央線・山手線)⇒17:35JR上野駅17:46⇒帰宅

歩数:28,935

 

自宅を4時半、徒歩でJR常磐線牛久駅へ、JR勝田駅始発4:27牛久駅発5:34、寒い日土曜日なのか、JR日暮里駅まで席が空いている。日の出は6:50頃でありまだ暗い。JR新宿駅から小田急線キップ売場は2口、隣で同じ丹沢・大山フリーパスを購入する人以外並ばず予定の7:01より早い6:51に乗る。

この電車の空いている、日の出が始まりまぶしい、振向くと美しい月がとても美しくボート見ていたい気分。次に見たいのは多摩川を渡る時の日の出である、アット言う間に過ぎるが印象的な光景は昔から変わらない。

やがて、綺麗な三角錐の山、大山である。その裏に丹沢山塊が大きく見えてくると、伊勢原駅、鶴巻温泉駅、東海大学前駅と過ぎ、秦野駅に着く、登山姿の人が想像以上に多く人気の登山駅である。トイレに寄って改札口、案内に従ってヤビツ峠・蓑毛行きに並ぶ、ここも既に10人以上、積雪でヤビツ峠行きは蓑毛まで、バスが着くが並んでいた人は乗らず、5,6人が乗り込む、並んでいた人は集合時間前の様です。

富士山が雲の中、途中のバス停で降りるは二人、問題なく蓑毛バス停に着く。ここにも公衆トイレがある。

蓑毛からヤビツ峠へのバス通りは川を渡るが、徒歩のヤビツ峠への道は川の右側を歩く。

 
左:ヤビツ峠・下社/日向薬師分岐                 右:春岳沢出合

ヤビツ峠・下社/日向薬師分岐で下社方面の道を見送り、ヤビツ峠へ。美味しい水が流れの石かめで口一杯に含み、急坂を登る、春岳沢を見下ろし、さらに登れば「日本百名水秦野湧水群」の水場で春岳沢を渡る、ここから本格的な登山道が始まる。

登山道に入ると大きな標識で髭僧の滝(ひげそうのたき)を示している。

「髭僧の滝」この標識を10分程行くと、髭僧の滝があり、名前の由来は、昔、宝蓮寺の春獄という僧が、この滝で修行したことによると言われます。この春獄という僧は、胸まで伸びる長い髭が生えていたということです。滝の周辺は雑木林に囲まれており、流れ落ちる滝の姿は神秘的です。一度は入って見たい髭僧の滝。

この入口を見送り、登山道は沢から離れ右折、ジグザグに道が続く、仲良し三人組の人が楽しそうに先行、一人の女性は避けた私に挨拶も無く進み、彼らの後ろに!気づいた男性が「若い人が通るので明けてね!」と言うが無言で通過。若い人と同様に見られ「皆さんと同じですよ、、、直ぐ抜かれるけど!」と言いながら先に進む。

しばらく進むと秦野市が見え太平洋が大きく見えてくる、また、スギ林に入り、ジグザグ道、登山道を左に曲がると道の中央に大きな岩(四角い石&平らな石)が現れる、この辺が蓑毛とヤビツ峠に中間点。

 
左:歩きやすいヤビツ峠への道  右に登山道がある               右:大島が見える

やがて、明るい道になってヤビツ峠の雰囲気になってくる、沢の源頭のような場所、右に踏み跡の薄い登山道が伸びている、方向としてはヤビツ峠から大山に向かうイタツミ尾根への最短コースかも知れない。足の速い男性と女性に次々と抜かれ、再び見える太平洋、江の島もよく見える。

Y字路、左はヤビツ峠で、右が大山コース、右の階段を上がると大山2.3`・蓑毛3.4`・ヤビツ峠バス停50bの展望広場に着く、抜いた人たちが休憩。

二人の女性と男性が先に進む、この三人とも早く先行してしまう。

ここから丸太の階段を登る、登り切る途中で大島が見え、右に目を向けると伊豆半島が美しい。ヤビツ峠0.6`・大山1.7`の標識、積雪が広がる。

 
ヤビツ峠分岐は近い

一端小さく下り、滑るのでアイゼンを着ける。期待する富士山方向は雲で見えないが、丹沢の表尾根は雄大、山肌に多くの雪を、二ノ塔・三ノ塔と続く。

雪の道、10数人の若い女性らが休憩、アイゼンを着けていないから聞くと「どうしようか迷っている?」と言う、持っているのに着けず失敗した多くの人を見ており疑問を感じるが、この程度の積雪なら経験して迷わないようになる事を願いたい。アイゼンを何故着けないのか私は不思議です、土が現れる所も有るが、アイゼンを壊しての足を痛めてはお終いです、、、これからが大山登山の本番です。

下山の人も多くなって聞くと「ヤビツ峠分岐手前と、峠から山頂間は雪が多く、アイゼンは必要!

続いて鎖場、足元の雪は解け安全ですが、積もると怖い所、鎖場を過ぎ、ヤビツ峠分岐までは人の気配なし!

伊豆の島々の展望、足元は深い雪、やがて、木道が現れる、過ぎると、右に丹沢山塊が広がってくる。

 
左:丹沢山塊 ヤビツ峠分岐から          右:二十七丁目銅製の鳥居

ヤビツ峠分岐に出る、ここは二十五丁目である、下社からの登山道が合流、大きな丸太に腰を下ろし休憩、大勢下社から登って来る。

二十七丁目銅製の鳥居を通過、ようやく二十八丁目大山山頂である。

 
左:大山山頂                        右:展望台から富士山を望むが!

標高:1252bの大山山頂、阿夫利神社本宮の奥の院が祭られ、「大山々頂奥の院」が最高点に建っている。これから下る下社に比べるとあまりにも質素です。

急いで大山々頂奥の院の裏の富士山展望台に回る、山頂から公衆トイレまで下り、トイレの裏手に高台に向かう、「大山山頂から見た景観」に立つ、誰もいない展望である、この案内版を左から読むと:二ノ岳(標高:1140b)、富士山(標高:3776b)、三ノ岳(標高:1205.2b)、南アルプス、行者岳(標高:1180b)、塔ノ岳(標高:1490.9b)、新大日岳(標高:1340b)、日高(標高:1401b)、竜ヶ馬場(標高:1504b)、不動の峰(標高:1614b)、丹沢山(標高:1567.1b)、瀬戸沢の頭(標高:1375b)、太礼の頭(標高:1352b)、円山木の頭(標高:1360b)、本間の頭(標高:1345.4b)、秩父連山が続く。蛭ヶ岳(標高:1673b)は不動の峰や丹沢山辺りに隠されて見えないのかも知れない。

残念ながら富士山はすそ野が見える程度、上は雪雲に覆われているようです、当然後ろの南アルプスも見ることはできない。

 
左:不動の峰、丹沢山方向            右:隣のアンテナ群

一人が通過できる雪道を引き返し、再び公衆トイレを経て、阿夫利神社本宮の奥の院側の関東平野が見える側に引き返す。

 
左:東京スカイツリー                    右:横浜のビル

こちら側は表で、大きなベンチが有るが、何れも満杯、二人の座っているベンチに座らせてもらい、サケのおにぎりで昼メシ。

目を凝らすと東京スカイツリーが見え、同席の人に確認、彼は既に64回大山に登っており、新宿・横浜・・と説明してくれる、東京スカイツリーの左奥に30分ほど前に筑波山らしき山が見えていたそうです。東京タワーは低く見えないと笑顔です。隣のベンチの人にも東京スカイツリーを説明、「太い塔・・・」に皆さん感動。

富士山は見えないが、大山の空は青空に囲まれ太陽が寒波を退け、暖かい昼メシになって皆さん嬉しい気分です。

ただ心配なのは阿夫利神社本宮の奥の院「大山々頂奥の院」の裏手に富士山、丹沢山塊の見える展望台が有るのを知らないで下ってしまう登山者が多いことです、晴れていればこの裏手に回ってヤビツ峠分岐(銅製の鳥居方向)へ下る方法もある。

 
左:阿夫利神社本宮の奥の院「大山々頂奥の院」広場        右:伊豆の山々、真鶴半島

さて下山(同席の男性は雷ノ峰尾根の見晴台を経て下社へ)する事に、再び阿夫利神社本宮の奥の院「大山々頂奥の院」へ戻って大山山頂ポールに触れ、伊豆の山々と真鶴半島などを眺め、どんどん登って来る人々を優先し、雪道を下ってヤビツ峠分岐へ下る。

 
左:愛鷹連峰              右:天狗の鼻突き岩

先行した年配の団体15,6人らは、ヤビツ峠分岐から右折してヤビツ峠へ向かって行き、こちら表参道で下社に下る人は数人でガラガラ、石がゴロゴロ、雪が多く、歩きにくい参道が続く。参道の右に愛鷹連峰が美しく見える撮影場所、続いて、下社1.6`・大山0.6`のベンチ広場がある、登山道二十一丁目辺りを通過、荒れた道が続き、見晴らしの良い富士見台に着く、富士山は見えないが、富士山の左に聳える愛鷹連峰はここでも美しい。下社から二人の男の子を連れたお父さんらが、ここで見る富士山を楽しみに登って来たようです!

続いて蓑毛90分・大山山頂40分・大山阿夫利神社下社40分の標識、ここから眼下の街並みが綺麗です、大山山頂同様ここの夜景は素晴らしいだろう。

さらに、天狗の鼻突き岩(天狗が鼻を突いてあけた穴)を見る。

 
左:ぼたん岩 十四丁目          右:横浜方面が見える

その次は、ぼたん岩(十四丁目)で丸い岩が落ちそうです。

13時を回った、男性3人(熟年の人々)、二人の女性、カップルらがこれから大山山頂と言う、無事を祈るが、帰りが心配ですね!

続いて眼下の美しいところ、ここでアイゼンを外す、休憩。

 

 
左:美しい石段             右:夫婦杉

立派な巨木、夫婦杉を見る。大山口登山道七丁目、さらに下ると大山口登山道五丁目は巨木の杉。

杉林を下ると長い階段、慎重に下る、この石段の途中に大山口登山道二丁目が置かれている。

 
左:大山阿夫利神社                右:江の島が見える、夜景が綺麗だろう!
大山ケーブルの通常営業時間
平日 <始発>900分 <終発>1630分、
土休日 <始発>900分 <終発>1700
夜景を見る時間?

長い急な階段を下り切ると頂上登山口で大山口登山道一丁目である。大山阿夫利神社で大山山頂の阿夫利神社本宮の奥の院「大山々頂奥の院」に比べると、立派である。

神社の庭先から江の島が見え夜景が綺麗だろう!

 
左:また階段       右:女坂の始まり

参拝後、急な坂を下る、広場では茶店もあり、子供連れも人が大勢。大山ケーブル阿夫利神社駅は広場の右奥にあり、大山寺駅経由で大山ケーブル駅へ。

広場の先端に女坂(大山寺15分/大山ケーブル駅30分)・男坂(大山ケーブル駅25分)の分岐、学生らが男坂で下り、付き添いの女性は女坂、大山寺への女坂を下る(大山寺は女坂にある)。

いきなり、女坂に入ると急な石段、登っている人に聞くと「女坂はまだまだ続くよ!」と言いながら、元気良く登って行く。

女性が登ってくる、聞くと「お父さんは男坂を登る、、、」とのこと、大山ケーブル駅の女坂・男坂分岐に着いてから、改めてお父さんの事がちょっと心配になる。

 
左:七不思議「潮音洞」(ちょうおんどう)     右:大山寺を下る階段

女坂の七不思議「眼形石」(めかたいし)七不思議「潮音洞」(ちょうおんどう)七不思議「無明橋」(むみょうばし)等を通過し、大山寺に着く、瓦を投げて運を開く「かわらけ投げ」がある、見下ろすと投げて割れた瓦が散らばっている、ご家族やカップルでも楽しめる行事の一つとして是非試しください! 

石段を下ると大山寺駅(5分)・大山ケーブル駅(15分)・大山阿夫利神社下社(20分)の分岐で大山寺駅へ行ってみる、中間駅の雰囲気があり、大山寺を参拝する駅のようです。

同じ分岐に引き返す。

 
左:龍神堂(八大堂)          右:七不思議「爪切り地蔵」(つめきりじぞう)

大山ケーブ龍駅へ下ると龍神堂(八大堂)の横を通り、続いて七不思議「爪切り地蔵」、七不思議「子育て地蔵」と続く。

左に急な石段(男坂です!)を見ると、こちらは広い石段に代わる。


女坂(大山寺20分 大山阿夫利神社下社40分)・男坂(大山阿夫利神社下社30分)分岐
女性が向かう道が女坂!

この石段の右を登れば男坂、反対が降りてきた女坂である、ちょうど上がって来た二人の女性は女坂へ!彼女からの足元に(「女坂」はここで分岐「男坂」)と書かれた標識がある、この標識で見上げる必要はない!

 
大山こま 大きいのが8800円、中は1200円、小さいもの400円ほどでした。

分岐を過ぎると大山ケーブル駅が左に見え、ちょうどケーブルが到着、歩いて降りる人は極少ない、ケーブルの人が多い(笑)。

伊勢原ハイキングコース案内図:「大山山頂→ヤビツ峠分岐→富士見台→十六丁目→本坂→一丁目/大山阿夫利神社下社→大山寺→大山ケーブル駅」を見て、足元の「大山こま」(タイル)を踏む、こま参道を下る、お土産店、食事処、大山こまの工房、観光案内所・第1,2駐車場と続く。

大山ケーブル駅バス停、大勢の人が一台のバスが停まっているのに並んでいる、運転手さんに聞くと「立っても良ければ、どうぞ!」とのこと、次のバスを待つ時間=伊勢原駅までの時間を考えると乗るべし、私と後ろに並んだ二人の女子が乗り込む、ほぼ満席状態。時間通り発車、伊勢原駅まで2度停まって満席以上の詰め込み。。。

小田急線伊勢原駅内で、汗で冷えた下着を変える。混みを心配したがガラガラ、乗った急行は小田原―本厚木間は各駅、相模大野で江ノ島線が合流、この辺りから混みだした、新宿からJR(中央線、山手線、常磐線)に乗り換え、JRの車両は暖かく、小田急線(何故か外気が流れ込み寒い!)で冷えた体が温まる。

HP:わたしの天気予報