南大菩薩縦走:湯ノ沢峠から大蔵高丸、破魔射場丸、大谷ヶ丸を経て滝子山の縦走路
 大蔵高丸標高:1781b) 小金沢連嶺:石丸峠から小金沢山をへて湯ノ沢峠へ至る尾根を呼ぶ

 

日程:200321日(土) 快晴

コース      「ほったらかし温泉」で汗を流す

 

自宅(つくば市)23:20⇒府中0:50=(国道20)⇒八王子⇒道の駅「甲斐大和」3:103:15景徳院(けいとくいん)仮眠 6:30=(タクシー:やまと天目山温泉−六本杉橋−竜天宮:湯ノ沢峠登山口手前5`)⇒6:40竜天宮−(1:00)→7:40=(工事現場の車に拾われる)⇒7:50湯ノ沢峠登山口−(0:50)→9:15湯ノ沢峠−(0:10)→9:40ピーク1687b−(0:20)→10:15大蔵高丸11:25−(0:15)→11:40ピーク1687b−(0:10)→11:50湯ノ沢峠12:00−(0:40)→13:15湯ノ沢峠登山口=(タクシー)⇒13:25景徳院=(国道20140号)⇒山梨市の笛吹川フルーツ公園⇒「ほったらかし温泉」⇒帰宅

 

早朝、約束の時間630にタクシーがやって来た、昨夜つくば市を23時に出て、ここ景徳院、道の駅「甲斐大和」は国道20号沿いから近い。運転手さんは「凍結で登山口手前5`地点迄しか走れない」と言う、やまと天目山温泉、上日川分岐を経て10分、竜天宮で車を降りることになる。

家内と娘と三人は寒く・冷たそうな焼山沢(焼山沢真木林道)を見て歩き出す、稜線に出れば楽しみを知っている我らは文句一つ無い2015年現在 これが現在孫に引き継がれている)。

車から降り歩くが、二箇所ほど凍結で通行難の箇所があるがその後は走りやすい道、湯ノ沢峠登山口まで問題無く車が走れる、運転専門のタクシー会社の弱腰にはちょっと腹が立つところです。


振向くと富士山が雄大

タクシーから降り、歩き出して20分、振り向くと山間から朝日に染まった富士山が見えてくると、ここで富士山が見え、車のことは忘れ、歩いて良かったと思う、おそらく車で登山口まで送られたら大蔵高丸まで富士山に会えない上、朝日を浴びた綺麗な富士山に出会えなかった。


この辺富士山が綺麗に見えるポイントが多い

そんな時100bほど先行しカメラを構える脇に、二人が乗せてもらった車が停まる、登山口手前徒歩30分ほどのツライ登りで一台の車が止まって登山口まで乗せてくれた、その上、登山の案内をしてくれ、嬉しい出合だった、きっと同行の家内と娘が二人で歩いていたのに驚いたのかもしれない、三人で並んで歩いていてもトラックの運転手さんはブレーキを踏んでくれたでしょう!


ここは歩き、車は入れない

焼山沢真木林道(焼山沢林道)は湯ノ沢峠まで続くが、旧林道終点が左に別れ、ここが湯ノ沢峠登山口で案内・標識が有る、登山道は広い、積雪が深いがすでに多くの登山者が昨日まで歩いており良く踏まれ、歩き易く、何の問題も無い、最初は緩やかでやがて沢(棚木場沢)に近づき幾つかの丸木橋(実は雪に覆われ丸木かどうか不明)を渡って行く、零下10度はある、沢は凍り付き綺麗だ、きっと新緑時期には美しい沢に変身するだろうが、娘たちは見慣れない風景に歓声を上げる。


   
湯ノ沢峠避難小屋下の水場

沢から離れ樹林を登るようになって、ようやく日が森に差し込んで、美しい雪景色の樹林になってくる、枝沢が多くなって、ようやく沢の源頭に着く、一筋の水が流れ出す。すぐ急な坂になって、回りの笹に捕まって登る、娘が上で「着いたよ!」と叫ぶ、湯ノ沢峠避難小屋に入ると太陽が暖めてくれており暖かい、布団が詰まれ、記録ノートを見ると昨日泊った人がいたようだ、右に数秒で湯ノ沢峠だ。


 
左:湯ノ沢峠避難小屋                       右:湯ノ沢峠

湯ノ沢峠(標高1670b)の目の前に丹沢山塊が延々と続く、右には黒岳が大きい、峠に着いて元気の出た家内が先導で大蔵高丸方向に進む、「すごい!!」と歓声。



眩しい!雪景色

右に奥秩父と八ヶ岳、白峰三山:甲斐駒ケ岳に北岳が印象的、南アルプスが屏風なって雄大な姿が見え、足元には甲府盆地がその屏風に囲まれている。

 

 
左:八ヶ岳                                              右:白谷丸・黒岳方面

湯ノ沢峠はお花畑と案内されている、きっと多くの花が咲くだろう、中央には大きな岩が転がっている、少し下って、1687のピークへ登る、ここも一段と展望が良い、左側にガレ場があって、そこは風邪を遮るので、注意してその場に降り、朝食をとる。



屏風になって峰々が続く

湯ノ沢峠から白谷ノ丸・黒岳へは約一時間、今日は逆の滝子山へ向かうので登山道に戻って、大蔵高丸の鞍部まで下り、雪と笹と潅木の中を登る、結構急な坂でなかなか先に進まない、目の前に大蔵高丸山頂の標識が見える、着いた、同時にいままで見えなかった富士山が大きな姿で迎えてくれる。



大蔵高丸に来て良かった!

大蔵高丸(標高1781b):「大和村12景」、思わず息を呑み込むほどの美しい、快晴。甲府盆地の先に甲斐駒ケ岳が先頭にお馴染みの峰々が一同に揃っているのも一望。振向くと、黒岳の後方には、大菩薩連嶺も見え、黒岳から続く赤谷ノ丸から雁ガ腹摺山、老子山と続く。

 
時のたつのも忘れるほど!

大蔵高丸山頂は広く草現状で奥秩父と八ヶ岳方面木が伸び見えないが、他の方向は遮るものが無く、南大菩薩連嶺の中心的な地位を確保しているといえる。

ハマイバ丸(破魔射場丸)方向に下り、数十b進んで見た、積雪が予想以上に深い、このまま進んでも良いが、美しい富士山を見た後、これ以上進めば、同行者の反感を買う、こんな時は満足時に引き上げる方が得策だ!!

大蔵高丸に戻って時間のある限り展望を楽しみ、体か暖かくなってきたが、零下以下、下りは雪道だから滑りながら下る、朝と同じタクシー会社に電話をしてみる、林道の様子を説明すると今度は湯ノ沢峠登山口まで入ってくれるというので嬉しい気分なる、1時間半後の13:30を約束。

 

雪道を下って湯ノ沢峠避難小屋に着くと、ご夫婦、地元の山男、若い男性に会う。下りの登山道では、沢の氷は解け出し早朝の美しさはやや失われてきた。難なく登山口に着く、一台のタクシー、運転者さんは、勝沼ぶどう駅から無事に到着し待っていてくれる。運転者さんの話ですと、桃の花やぶどう収穫時期が一番忙しく、また甲州高尾山への登山者が多いという。次回も同じタクシー会社をお願いするつもりだ(勝沼観光タクシー:0553-48-2522)。



ほったらかし温泉から富士山

景徳院から自家用で、「ほったらかし温泉」へ向かう、露天風呂から富士山が見えるという、場所は国道140号を石和温泉方向から雁坂へ向かい、笛吹川フルーツ公園方向に曲がり最上部にある、露天風呂に入ってビックリ、御坂山の上に大きな富士山の姿が!!
「ほったらかし温泉」Tel0553-23-2001 山梨市矢堀1669-18、休憩所があって食事ができ、文句なし満点。500円/大人 休憩所でゆっくり眠れます。

 

 車を景徳院に停め、タクシーで湯ノ沢峠入口まで、ここから歩いて大蔵高丸、破摩射場丸、大谷ヶ丸、コンドウ丸とミニ縦走し曲沢峠から景徳院へ下る予定、南大菩薩縦走に展望コース、次回は孫達を連れて登りたいものです。

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