関東から東京湾・相模湾を見送り箱根を越えて駿河湾へ  沼津アルプス
香貫山(標高193b)横山(標高183b)徳倉山(標高256b)
志下山(標高214b)小鷲頭山(標高350b)鷲頭山(標高392b)大平山(標高356b)
沼津市の夜景は沼津アルプスから!

日程 2007127日 (土) 快晴   

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徳倉山から 駿河湾
美しい松林、千本浜

コース

JR常磐線天王台4:39=(常磐線・山手線)⇒5:35JR東京駅5:46=(東海道本線)⇒8:05JR沼津駅8:15=(東海バス:八重坂・温泉プール方面行き)⇒8:25霊山寺バス停8:25―(0:05)―>8:30香貫山登山口―(0:10)―>五重ノ塔8:40―(0:20)―>9:00展望台9:08―(0:02)―>香貫(カヌギ)(展望台山頂送受信所)9:10―(0:05)―>桜台9:15―(0:10)―>ゲート9:25―(0:10)―>八重坂峠バス停9:35―(0:02 200b)―>八重坂峠登山口9:37―(0:13)―>横山手前のピーク9:50―(0:10)―>横山10:00―(0:15)―>横山峠(四差路、沼津・木ノ宮、清水・沼南)10:15―(0:15)―>鎖場開始10:30―(0:05)―>二つの祠10:35―(0:05)―>10:40徳倉山10:50―(0:01)―>三差路(沼津港グルメの標識)10:51―(0:04)―>変な穴10:55―(0:05)―>芝ノ原11:00―(0:10)―>千金岩11:10―(0:10)―>志下坂峠11:20―(0:10)―>志下山11:30―(0:05)―>馬込峠11:35―(0:10)―>志下峠・四差路11:45―(0:25)―>12:05小鷲頭(コワシズ)12:15―(0:05)―>12:20鷲頭(ワシズ)12:25―(0:10)―>二分12:35―(0:05)―>大岩(階段が付いている)越し12:40―(0:05)―>ウバメカシ群落・展望岩(富士山・箱根連山展望)12:45―(0:10)―>小ピーク(富士山・箱根連山展望)15:55―(0:05)―>13:00ピーク(富士山・箱根連山展望)13:01―(0:01)―>多比口峠13:02―(0:08)―>12:10岩崩れ地12:20―(0:15)―>民家13:35―(0:10)―>13:45多比(たび)バス停13:50=(東海バス)⇒14:20JR沼津駅14:26=東海道本線)⇒14:46JR熱海駅14:50=東海道本線)⇒16:35JR東京駅

道路MAPを開いても沼津アルプスは見付からない、JR東海道本線沼津駅から、国道414号南下する、狩野川を渡ると、道路の左に香貫山が見え、この辺り香貫の地名が多い。香貫山・横山は地図にも記載されている。

つくば市は昨夜からの雨が止んだ、静岡地方の天気予報も一日晴れ、4時家を出て、車で約30分のJR常磐線天王台駅へ、4:39発に乗って、東京駅5:46発沼津行きに乗る、沼津駅8:05着(東京でこだま561号に乗って三島乗換えですと沼津7:31着)

日ノ出は大磯駅の手前6:53でした、小田原駅7:15を過ぎるとウメ、スイセンが咲いている、相模湾はキラキラ、丹沢大山が大きく見えている、熱海駅7:40からトンネルを抜けると富士山が大きく見えてくる。三島駅8:01沼津駅8:05 はすぐである。

沼津駅南口に出て、霊山寺経由のバスを探す、東海バス4番線から発車する、八重坂バス停までの女性2人を含め4人、8:15発のバスは宇野川を渡って徒歩でも約30分の霊山寺8:25到着(190円)、バス停はT字路で霊山寺を正面に見て左折し、数分行くと登山口の大きな道標、右折し車道を登って行く、5分ほど歩くと民家が無くなって、同時に富士山が大きく見えてくる、大正天皇の御静養別御殿の御用邸があった沼津市が眼下に広がっている。

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五重ノ塔 素晴らしい展望

さらに登ってゆくと、右の斜面に一本のヤブ道が山頂方向に向かっている、これは見送り、直ぐに五重ノ塔が見えてくる。ここは近道を選択、香稜台、沼津市・駿河湾そして富士山の大展望。

登山道は車道(ゲート)と山道に分かれる、少し車道を行くが山道がお薦めの登山道、直ぐに左の斜面に細い道があって、少々ヤブでしたが途中階段もあり、まもなく登山道に出合う、さらに右に進むとまた一本の登山道が合流する。ここで春には毎年沼津アルプスを歩くと言う熟年5,6人の人達に出合う、夫婦岩、彼らは毎日夫婦岩に手を合わせる、そんな幸せの岩である。

芝住展望台と香貫山山頂分岐、ここは右折し車道に降りる、彼らのお話ですと、お花見と富士山展望は魅力タップリとのこと、階段を登れば香稜台の上級クラスの大展望・芝住展望台。ここまで登れば冬空の夜景はきっと奇麗であろう。

彼らの散歩仲間達がぞくぞく登ってくる、香貫山はみなさんの自慢である、「今日は富士山が見えて素晴らしいけれど、もっと晴れれば、富士山の左肩の奥に南アルプスが見える」と言う。「今日も大勢の登山者が登って来るよ!」とのこと、まだそれらしき人々は見当たらない。

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これから進む沼津アルプスの山々 芝住展望台から

春に毎年ここ沼津アルプスを縦走すると言う女性が「多比側から歩くと富士山を正面に見て歩けます、、」(今日会った団体は全て多比からでした、なるほど:遅くなれば夜景が見れるそうだ)とのこと、今日は昼頃には富士山は雲に隠されるだろうと予想し、早目にピークに着くコースを選んだ。

88歳と言う男性が沼津アルプスの山々を紹介してくれる、「あれが横山と徳倉山、そして鷲頭(わしず)山で、大平山は見えないね、大平山の展望は良く無いし、最後は往復になるネ」、サクラに囲まれた展望台を後にする。

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香貫山山頂から 富士山の手前は愛鷹連峰
つくば市からやって来た私にとっては素晴らしい富士山展望
毎朝登る人々は「もっと素晴らしい富士山を見せてやりたかった!」と言う。
また、来ます、次回はサクラ満開の時期に!

 山頂との分岐に戻って、香貫山へ向かう、香貫山は山頂送受信所が立ち富士山側の展望は無い、これから縦走する山々と伊豆半島が一望できルンルン気分になる。

桜台へと向かう、強風、そして冷たい、「おじいちゃん、おばあちゃんの植えたツバキ」がこの強風を防いでいる、花も綺麗です。名の通りサクラの木が多くお花見は楽しいところ。長い丸太の階段(約400段とのこと)を八重坂峠へと下る、階段が終わると林道に出合う、左折し下るとゲート、右にゴルフ練習場、広い道路を下ると八重坂バス停手前に出る、9:35

八重坂バス停は右折、八重坂峠は左折して車道を登って行く、峠の先に登山道入口。

いきなりの急坂、赤土の斜面は昨日の雨でぬれ滑る、綱場、振向くと富士山、綱が終わってほっとしたが、再び綱、今度は長い、一人の女性がもがいている、9:50 ようやく綱場を終え、横山の肩のピークに飛出る、アルプスらしい雰囲気、展望の無い尾根道を登ると横山山頂に到着。先行した女性は沼津駅から歩き通しとのこと、沼津アルプスを縦走するのであろう。展望の無い横山山頂 10:10

樹林に囲まれた登山道を回りの木々を頼って下る、徳倉山などの山々が見え、しばらく平坦、再び急降下するが短い、両側がスッポリとヤブ囲まれ展望は無い、だが雰囲気は良く、笹に囲まれた谷川岳の稜線歩きの雰囲気がある。三差路、左が清水町、右が木ノ宮、変則的な横山峠 10:15 直進、富士山が美しい、多比からスタートした男性が下ってくる、7時半頃スタートしたとのことだから3時間程。

長い急坂が続く、アルプスと呼ばれることはある、沼津の美人ハイカー「11月に数年ぶりに歩いてみましたが、思ったよりきつく感じられず不思議でした」と先日メールを頂きましたが、彼女もこの辺りで苦労したのかな、鎖場が終わって杉林、二つの祠が祭られていた。

 

   徳倉山山頂に到着、芝の原で展望はバツグン、駿河湾、富士山、眼下には沼津市が広がっている、三島市から箱根方向は樹林で見えない。沼津アルプス前半の最高峰に相応しい。多比への下りでお会いした地元の人は像山と呼んでいたし、山頂にも象山と案内されている。

 

   先に進む、今度は竹の手すりがある急降下、急降下の終わりが香貫台分岐、沼津港グルメの案内(香貫山で会った人:沼津アルプス縦走+沼津港グルメがツアーの人気とのこと)。

 分岐からしばらくだらだらとした登り、突然綱がはってある変な穴、続いて芝の原に出るが展望は無い、11:00。時々大木のサクラが現れる、散歩気分、11:10 今度は下る、急坂に変わる、そろそろ展望が欲しいところ、目の前に内浦・静浦、淡島が見え、伊豆の山々が広がって気持ちの良い所、千金岩である。正面に鷲頭山、右は大平洋が大きく絶景です。

 

 志下坂峠に降立つ、11:20 明るい峠です、ここから稜線漫歩が始まる、まず緩やかに志下山へ登って行く、駿河湾の海岸線が美しいカーブ、そして沼津市、右に雄大な富士山が見える。

 

 志下山へ登る、駿河湾の展望はグンと広がってくる、富士山は象山に隠される。

 

 ここか内浦・静浦と伊豆半島を展望するこのコースのハイライトの稜線歩きがしばらく続きます。

 

 大平・御前帰への下り道を見送る、稜線がだんだん登り坂になって、露岩道、木々の向こうに富士山が見え出す、登山道脇の岩に登れば素晴らしい。

 

  少し薄暗い四差路 志下峠11:45。右から鎖場の登山道が登って来ている、左は御前帰への下り道。

 

  鷲頭山の登りに取付く、前方の峰の左斜面を巻いて行く、ここは薄暗いところ、ジグザグに登ると巨岩の下に中将宮が祭られている、大正天皇が植えられた松跡、ここから恐るべき急坂いや岩登りになる、両腕をフルに活用、下山してくる人々笑顔が無い、必死に登る、楽しい所でもある。

 

 最初のピークは小鷲頭山、この先の鷲頭山以上の展望です、駿河湾と富士山は一級品の展望です。ここまで登って来て本当に良かった。多比側から登った団体が次々と下ってくる。小休止。

 

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小鷲頭山から展望

 

鷲頭山山頂へ向かう、ここからは急登は無いがゴロゴロ岩の登山道、道が細くなって登り切ると人で埋まった鷲頭山山頂に着く。先ほどの小鷲頭山は富士山が綺麗でした、鷲頭山の展望は広角、しかし樹林は伸びている、伊豆半島の天城山は遠望で霞んでいるが素晴らしい。

 

多比方向に下る、12時半、登って来る人いなく、静かな登山道にもどる、アオイの大群落を下る、この下りは三島市方向、その向こうにすっかり雲の取れた箱根連山が雄大です、眼下に可愛い大平山、まもなく分岐、多比峠で、ここは左に下り易いが沼津アルプスは右に登る、ここからはウバメカシの茂る吊尾根のコースに変わる。

 

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ウバメカシに囲まれる尾根道
ウバメガシ(姥目樫)ブナ科:ウバメガシは沿岸地域の急傾斜地などに生育する常緑の木本です。
 ウバメガシの堅果は2年目の秋に熟す。殻斗は浅い杯状で、瓦状に総苞片が並ぶ。堅果は、果柄に2個ずつ付く。

登山道はウバメカシに囲まれ進行を妨げられるほど、岩の多い登山道、巨岩の岩越え、岩に階段が掘られているところもある、展望は時々現れる岩の上、愛鷹連峰が見事だが後ろの富士山は厚い雲に覆われてしまった、登山道の足元の岩に白ペンキ印で迷う事は無い、大きな岩のピーク、ここは展望が無い、綱を使って、さらに高いピークに飛出る、このコース最後の展望台、晴れていれば富士山と愛鷹連峰、三島市と箱根連山の素晴らしい展望であろう。直ぐ先が大平山との分岐、多比口峠 多比へ下る。

右に鷲頭山を見て、さらに内浦・静浦を見下ろし、明るくノンビリとした気持ちの良い登山道を下る、朝の強風はすっかりおさまって、ポカポカ陽気、多比バス停へ25分、崩れた岩場に入って休憩。

先ほど会った若い2人連れが下って行く、石のゴロゴロ道から林道へ、13:20 スイセンが満開、地元のおじさんはこれから鷲頭山に登って多比へ下ると言う。

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内浦・静浦の淡島

登山道のウメも満開、三差路、民家、どんどん下れば国道414号、左折すれば多比バス停 13:45 沼津駅へのバスは直ぐにやってくる。左は沼津港のある駿河湾、右は沼津アルプスが続き沼津駅14:20着(470円)。14:26熱海駅行きに乗る、熱海駅に行けば伊東線とのお客を集め東京行きがある。

沼津港のグルメを楽しめない変わりに駅ホームでアジ寿司弁当(新鮮ワサビとおろしが付く)を買う、電車は想像以上の混みで、弁当を開けられない、次の三島駅で新幹線に乗換えるお客で席が空き、ようやく弁当を開けるが次の熱海駅はこの電車の終点で、忙しいお弁当タイムになってしまった、さらに熱海駅では階段を登っての乗換え。これなら沼津港のグルメを楽しんで沼津発東京行きに乗った方が良かったようです、また沼津駅から新宿へのハイウェイバスもある。

アジ寿司弁当を調べてみると:商品名は「港あじ鮨」、沼津と言うと鯵が有名で、「押し寿司」とは異なり、「海苔巻き」&「握り」&「青じそ巻き」の三種類、決め手は茎のままのワサビがつき、自分ですって醤油と合わせるという趣向。 

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