西沢渓谷

日程:2005116日(日)曇り


落葉と紅葉 三重ノ滝  

116日 夜明け、晴れていたら柳沢峠迄行き、富士山を見たいと思ったが、曇り空、塩山駅に下る、塩山駅からのバスは西沢渓谷(乾徳山登山口経由)行き始発 808 大菩薩登山口行き始発7:28、何れもガラガラでスタートしてゆく。

予定通り友人を乗せた八王子発6:34松本行きの電車が到着、今日は大勢降りるかと思ったが、10人程。登山者らしい人は数人でした。

駅の紅葉情報は西沢渓谷は「見頃過ぎ△」、日川渓谷は「見頃◎」でした、国道140号に入り、山々は紅葉に飾られる、綺麗だ!駅の△マークは◎でも良いと思うほどである。

乾徳山登山口経由で道の駅「みとみ」、その直ぐ先の無料駐車場に入る、登山者用の屋根付き。9:50 国道140号を横切ってお土産の並ぶ道に入る、車道の左下の川岸の駐車場は満席、山菜入りの五目御飯弁当を買う。眼下に笛吹川、綺麗な紅葉、カエデもカラマツも、直ぐにナレイ沢橋を渡る、舗装が終わるとトイレとビジターセンタの有る分岐に着く、帰路ここに下ってくる。

鶏冠山林道・甲武信ヶ岳への戸渡尾根の分岐、続いてヌク沢、ちょっと藪っぽいが美しい所だ。その先が西沢山荘で手前に甲武信ヶ岳へ登る人気の「徳ちゃん新道」が有る、入口が藪だ、最近は戸渡尾根を登る人が多いらしい。カラマツ林の下に田部重冶(たなべじゅうじ)の「笛吹川を遡る」の文学碑、ここから左の細い登山道に入る、やや下りだ、下った先が東沢と西沢の合流する二俣、長い吊橋、吊橋からの眺めは良く、右に鶏冠山の岩峰、左は広い河原とそれを囲む紅葉の山々が見事だ。

吊橋を渡って、樹林帯に入ると、東沢入口、禁止と記されているが踏跡は明確。西沢渓谷の大きな案内版、階段を登る、眼下に大久保沢の滝が見えてくる、魚止ノ滝は見えない、登り切って、大きく曲がると三重ノ滝が見え、下って左に折れ滝の全容を見る展望台。

登山道に戻って、フグ岩、うなぎ床、人面洞、竜神ノ滝と次々と現れる、貞泉(ていせん)ノ滝など美景が次々と展開、友人はビデオ撮影で忙しい。そして対岸の向こうに細く長い恋糸ノ滝、さらに進むと母胎渕、広い川幅の岸にカエル石(これは良く見ないと解らない)、右の斜面から流れ落ちる枝沢を横切る、この辺り斜面の上部の紅葉がとても岩肌に相まって綺麗だ。

大きく登って、下ると方丈橋  10:50 、渡り切った所で滝の一部を見る、ジグザグに登れば七ッ釜五段ノ滝、実に見事、何時までも眺めていたい光景である。


七ッ釜五段ノ滝

七ッ釜五段ノ滝の上部に出ると沢に下る道、沢底の巨岩の上で休憩、美しいところだ。

登山道を一気に上る、不動滝を見て、急登、アズマシャクナゲの群生地、登り切るとトロッコ軌道跡、右に折れると展望台、先行の人々で満杯、トイレも有る。その先が黒金山登山口。紅葉に飾られた山肌を眺め、紅葉の樹林帯をゆるやかに下る、眼下に七ッ釜五段ノ滝が見えている。


帰路の登山道から七ッ釜五段ノ滝を見下ろす

見下ろす七ッ釜五段ノ滝の回りは見事な紅葉、トロッコ軌道跡だけになだらかな道、紅葉狩りには最高ルート、大久保沢を大きく回りこむと、眼下に吊橋が見え、どんどん下ると近道、ナレイ沢橋を渡ればビジターセンタ(ねとりインフォメーション)に到着。駐車場は近い。駐車場に着くと雨 13:40、広瀬湖湖岸辺りで雨が強く降ってくる。

帰路は国道411号を使い、奥多摩湖経由で青梅駅まで友人をお送りする。柳沢峠・丹波あたりの紅葉は見頃を過ぎ、奥多摩湖周辺は紅葉が見頃。

奥多摩も午後から雨が降ったようで、登山口バス停で登山者の姿は数人、観光客もポツポツ。青梅市辺りの紅葉はこれから、鳩ノ巣渓谷の紅葉は気になる所です。都心に向かう高速は大渋滞だが、国道41116号はスイスイでした。

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