十字峡から利根川の源頭を縦走する
日向山(標高1563b)中ノ岳(標高2085b)小兎岳(標高1858b)兎岳(標高1926b)
大水上山おおみなかみやま 標高1830b)丹後山(標高1809b)

日程:2008628日(土)晴れ 利根川治水百年記念


中ノ岳から小兎岳との鞍部に下る、
雪解け後、直ぐに咲き出す、ハクサンコザクラ

十字峡から日帰りで中ノ岳に登って丹後山を経て日帰りで周遊するコースがあり、逆にコースを取る人もいるようです。昨年11月初旬に裏巻機山を訪れた時、中ノ岳の登山口を視察した、六日町ICから観光道路で簡単に入れる、駐車場は中ノ岳登山口の十字峡登山センター周辺にあり、センターに水洗トイレがる。丹後山側から登る場合はさらに先の橋を渡ってトンネルの手前にもあるが観光客の出入りが多く、登山者はセンターの近くに置くのが良いと思います。

中ノ岳は越後駒ケ岳と尾根続き、でも訪れる人は駒ヶ岳に比べ激減する、越後三山縦走(駒ケ岳、中ノ岳、八海山)は積雪の無い時期にノンビリ歩きたいものです、駒ヶ岳と八海山を訪れてみて、三山縦走は紅葉の時期が一番のようです。

今日は標高426bの十字峡から一気に標高1100bの千本松原、標高1561bの日向山へと登り、利根川水源の源頭稜線に登りつめ、中ノ岳(標高2085b)往復し、再び利根川水源の源頭稜線を丹後山へと縦走し、高山植物を楽しみ、十字峡へと戻ります。地元の人でもこのコースを日帰りする人は少ないようです。

コース

つくば市自宅21:25=(国道294号)⇒下館=(国道5017号)⇒渋川伊香保IC 0:15=(関越自動車道)⇒六日町IC 1:10=(六日町市内)⇒五十沢小学校⇒野中⇒しゃくなげ湖⇒1:30十字峡登山センター4:00―(0:35)→一合目4:35―(0:25)→水場10b入口)5:00―(0:15)→二合目5:15―(0:15)→千本松原・展望の細尾根5:30―(0:20)→三合目5:50―(0:25)→四合目6:15―(0:45)→日向山(五合目)7:00―(0:20)→六合目7:20―(0:00)→生姜畑(サギソウの群落)7:20―(0:40)→七合目8:00―(0:20)→小天上8:20―(0:55)→池ノ段9:15―(0:25)→9:40中ノ岳9:45―(0:15)→池ノ段10:00―(0:10)→ハクサンコザクラ群落10:10―(0:25)→10:35小兎岳の鞍部10:45―(0:50)→11:35小兎岳11:40―(0:05)→兎岳の鞍部11:45―(0:35)→荒沢岳分岐12:20―(0:00)→兎岳12:20―(0:35)→大水上山の鞍部12:35―(0:15)→大水上山(平ヶ岳分岐)12:50―(0:10)→利根川治水百年記念19888月建立)13:00―(0:35)→丹後山13:35―(0:00)→丹後山避難小屋13:35―(0:05)→水場分岐・巻機山分岐(九合目)13:40―(0:10)→八合目(標高1700b)13:50―(0:10)→七合目この辺りがジャコノ平14:05―(0:20)→六合目(標高1480b)14:25―(0:10)→五合目14:35―(0:20)→四合目(標高1250b)14:55―(0:20)→15:15三合目(標高1050b)カモエダズンネはこの辺り15:25―(0:25)→二合目(標高925b)15:50―(0:20)→一合目(鉄砲平)16:10―(0:15)→丹後山登山口16:25―(0:00)→栃ノ木橋16:25―(0:05)→16:30沢出合16:45―(0:35)→十字峡トンネル17:20―(0:02)→17:22十字峡登山センター

先週(620日 金 )関東は梅雨、21日の中ノ岳周辺(天気予報は朝まで降水確率70%、昼頃20%、、、)は雨だろうと中止、ところが六日町にお住まいの、友人から「とっても良く晴れました!」と連絡が入る。そして27日にも友人から、28日は「中ノ岳最高の写真日和でしょう、空気が澄んでいます」そして「山の残雪は最近の強い雨で、しっかり、また強くなったと思います」(アイゼンが良く働く)とのこと、今頃の登山では気になる点は残雪の状態、こちらは危険を事前に読む力が有れば避けられるが、友人の言う「真夏の縦走は脱水症状と熱中症」でありこれはなかなか急には避けられない、越後三山縦走も利根川源流縦走も一度登山道から離れると水場がありません、従って中ノ岳と丹後山避難小屋泊まりには水を持ち上げなくてはならない、この点今日は1.5gの水を持ってスタートしました。

十字峡から中ノ岳まで約6時間、中ノ岳から丹後山まで約3時間、丹後山から十字峡まで約4時間、地図を見て単に合計すると14時間である、十字峡登山センター前の車道を横切ったところが登山口で、登山届を提出、暗く書けないので、トイレに戻って、明かりを点け、最低限の情報を記入する、「遭難する人ほど登山届を提出しない」のだそうです、この登山届は正確に登山者数を知るうえでも大切なものです。

4:00 十字峡登山口から石段を登る、餌をさがす小鳥の声、三国川(さぐりがわ)の流以外まったく聞こえず静かです、このまま山頂まで急登かと、思いつつ約10分、潅木とブナ林の平坦な道になる、30bほどで直ぐ急登、左に高く阿寺山が見えてくる、 傾斜はどんどんキツクなる、ただ登山道は良く整備されている、直登がほんの少しジグザグになって、阿寺山の奥に重なって八海山の雄大な姿が見えてくる、ここは谷川温泉から谷川岳登山道の中ゴー尾根のような登りです。

振向くと巻機山見えてくると、一合目 4:35です、広場になっており休憩に良い、続いて美しいブナ林の尾根道、尾根とハッキリ解かるようになって、風がちょっと冷たいが汗を止めるような寒さではない。林間からの展望だが素晴らしい、黒又沢とその枝沢には残雪が残って、阿寺山へと昇っている。


二合目辺りから巻機山

4:50 眺めの良い岩尾根に出る、右に金城山を置き、巻機山に朝日があたって見事、巻機山は清水側から見るより、ここからの方が奇麗だと思う。この岩場から5,6b下る、足の筋肉をたるませるが、目の前に岩盤、岩の左横に鎖場、ここから急斜面の岩場が続く、木々から抜け展望は凄い、ここはいっきに高度を稼ぐ、三国川ダムの全容が見え、水場10bの入口(ここで少しでも水筒に空きが有れば満タンにすべきです、素通りしてしまった)5:00 を通過する。

直ぐに、さらに長い岩場が続く、裏巻機山の姿が奇麗、ここは千本松原辺りで、大きなキタゴヨウマツの枝の間から眺める八海山と阿寺山は実に素晴らしい、千本松原といっても一点で無く長い岩場に続いている。


阿寺山と八海山 千本松原

  長い露岩の岩場をよじ登る、足場はシッカリしており、巻機山を眺める時は、手足を止めていれば問題は無いが、雨の時は危険です、下山時は特に注意が必要です。桑ノ木山や中尾ツルネのピークの奥に本谷山(標高1860b)の頭が見えてくる 5:10

  まもなく二合目 5:15 展望の良い所で、ここで5分ほど休憩、しばらく平坦な道、大木のキタゴヨウマツが続く、そして展望の良い細尾根に飛出る、巻機山、金城山、八海山そして丹後山から続く越後沢山・本谷山の峰々にここは囲まれる。左の高い位置に小屋のような建物が見える、避難小屋は中ノ岳と丹後山にある、まだ中ノ岳は見えない、これは日向山のロボット雨量測定所です。本谷山は同じく十字峡から栃ノ木橋(丹後山登山口)の更に奥にある内善落合が登山口で、山頂からの越後三山の眺めは素晴らしいとのこと、但し往復9時間強とのこと

  5:40 巻機山は朝日を一番受け薄いピンク色に染まる、登山道は岩の尾根から一変し潅木の中に飲み込まれる、一度吊尾根に出るがすぐ樹林帯で展望は良くない、再び振向くと本谷山と越後沢山を結ぶ稜線が雪化粧で美しく見え、直ぐに三合目です、5:50。続いて360度の展望のピーク、吊尾根状で30bほどの短い所だが疲れを忘れさせて余りの多い一級品の展望です。

 傾斜は大きく、辛い登りが続く、周囲は一変美しいブナ林に変わる、紅葉時には素晴らしいであろう、巻機山、八海山、本谷山は益々高く伸び大きな展望になって、四合目 6:10 に到着、日向山ではない、ブナの林を少し下って、トラバース気味になりホット一息だが、一変し急坂になって、展望も無いキツイ登りになる、6:45 ここまで花らしき姿を見なかったが、左の藪の中に純白のツバメオモトが沢山咲いている、潅木の間から標高1860bの本谷山がさらに高く雄大に見え、まだまだ中ノ岳(標高2085b)は上である。

 7:00 登山口から3時間 ようやく日向山に着く、前方に中ノ岳が大きく見え、思わず立ち尽くす。左の上に雨量測定のロボット小屋が見える、ここはまだ五合目、六日町の友人が教えてくれた通り、生姜畑(旧金鉱採掘で生姜の根っこのような自然金が採掘されたことで呼ばれている)は雪の下であり、日向山から残雪の上を下ると大きな池塘の淵に着く、周囲は背の高い笹に囲まれ、可憐なサギソウの白い花は見れない、その代わり大きなタムシバの木が花を付けている。

 湿地帯を横切って行くと足元に、カタクリ、シラネアオイが雪解けの後に小さな花を付けている、ふかくえぐられた登山道を緩やかに登ると、大きな荷物を背負った男性が下ってくる、「何処からですか?」「朝丹後山から!」「雪はどうですか?」「有るけど問題なく歩けます、、」とのこと 7:20 生姜畑から離れる位置の六合目です。

 六合目からちょっと登ったところの、乾いた草地に腰をどっかり降ろし朝食、素晴らしい山々に囲まれる、特に中ノ岳から丹後山に延びる稜線は長く高く、今日のメインコースである。


生姜畑と日向山を振向く

20分ほど登ると七合目、八海山で良く見られるヒメシャガが草むらに咲き奇麗です、登山道はキツイ、小天上ノ峰 8:20、一歩一歩、急斜面を登り、地図を何回見ても1時間の距離は短くならない、一歩一歩上に行くと展望も一段と美しく雄大になる、これからたどる兎岳から丹後山の越後の山脈は長く、巻機山へと続く光景は辛い身体を押し上げてくれる。中ノ岳から八海山へ縦走を計画したが笈川の積雪が深くこちらに回った男性が下ってくる、急斜面で下りも容易ではない。

9:15 池ノ段に飛出る、出たとたん、疲れがふっとぶ! 荒沢岳が前方に初めて姿を現す、しかし残念なことに駒ケ岳の方向はガスの中である。

左折し、残雪が多く残っており、雪の上を30bほど横切ると、岩場になって、北ノ又川を覗きながら幾つも岩場を越えて行く、ハクサンシャクナゲ、ウラジロヨウラク、ナエバキスミレ、イワカガミ、タテヤマリンドウ、ハクサンコザクラ、アカモノ、ヨツバシオガマが山頂に続く岩場の稜線にギッシリ咲いている。

 

 

9:40 中ノ岳山頂に到着 前方中ノ岳避難小屋は見えるが、その向こうに見えるだろう本命の主峰越後駒ケ岳は雲中、八海山の見えない、当然祓川方向も見ない。振向くとこれから向う丹後山で続く尾根が竜の長い背中のように巻機山まで続いている、5分ほど山頂に留まって、いよいよ利根川の源頭稜線の山旅にスタートする、お花をもう一度楽しみ、大きな残雪魂を残す池ノ段へ引返す10:00 池ノ段から尾根道に取付く所で雪の塊に道を塞がれる、雪と岩の間を落ちないようにすり抜ける、大きなリックを背負っていたら面倒である。

稜線に出ればまったく邪魔になる雪は無く、アイゼンは不要です、池ノ段から小兎岳との鞍部まで尾根道を350b急降下してゆく、途中雪の塊の直ぐ上にハクサンコザクラの群落が現れる、10:10 そして斜面の藪にシラネアオイがポツポツと現れる、ポカポカ陽気の鞍部で一寸早い昼食、荒沢岳が見事に見える所です

 

 

 

 

10:45 鞍部を離れ、吊尾根状の険しい道を上下する、木陰にツバメオモトの小群落、シラネアオイやハクサンコザクラも続き次々と咲き誇る。中ノ岳の荒沢岳側はむき出しの岩肌が多く残雪を残す長い筋が北ノ又川の枝沢に流れ込む、飽きない光景です。

小兎岳の手前のピーク 11:20 タテヤマリンドウが登山道に咲き誇る、一旦下って、今度は広く笹に覆われた小兎岳の背中を登っていく、中ノ岳が見事です。


斜面にシラネアオイの群落

この辺り残雪が多く、登山道が不明な所がある、稜線を意識して上に向う道筋を探す、シラネアオイが咲き誇る直ぐ脇に踏み跡が岩場に付いている。振向くと中ノ岳がどんどん美しい姿に見えてくる、同時に荒沢岳も見事です。

 
小兎岳の登りから中ノ岳

  シラネアオイとハクサンコザクラを鑑賞し登ると 11:25 暑い日ざし、針葉樹の木陰で休憩、11:45 兎岳の良く見える小兎岳、この稜線で一番大きな雪渓をくだって鞍部へ、鞍部から雪渓を登り、残雪の一番右端を登る、土の出た所には無数の新芽がニョキニョキと生まれている、踏まないようにゆっくり登る。

 
登山道に次々と現れるタテヤマリンドウ

  雪渓を離れると、笹に囲まれた辛い急斜面、このコース最後のキツイ登りでした、兎岳山頂を巻くようになって、荒沢岳への分岐12:20 兎岳山頂はここを右折すれば直ぐ、荒沢岳方向には良く踏まれた登山道が下っており、直ぐ下の残雪に池塘が輝いている。

  兎岳はスッポリとチシマザサに覆われ、360度の大パノラマ、流石標高1926bの明峰です、しばらく左に平ヶ岳、前方に巻機山、後方に中ノ岳を眺めての贅沢な稜線漫歩が続く。足元にはタテヤマリンドウが咲き誇り踏まないように進むのが大変です


大水上山から平ヶ岳に続く稜線

ハクサンシャクナゲの咲く斜面を下る、笹が深い所だが、良く刈り込まれており有り難い、12:35 大水上山の鞍部、今日のコース最後の急坂、ここも良く刈られている。

 

 

 

 

鞍部から10分、手前のピークに出る、平ヶ岳、巻機山、中ノ岳に八海山が見えてきた、駒ケ岳はとうとう姿を見せてくれない、越後の明峰は素晴らしい、ここから丹後山まで長い稜線漫歩が続く、12:50 大水上山、平ヶ岳への縦走路が続く所だが、その取付き点は不明でした。平ヶ岳の奥に霞んではいるが至仏山と燧ケ岳が見える。

一度残雪を横切る、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、イワカガミ、ミツガシワが咲く、丁度丘のような所に「利根川治水百年記念」(19888月建立)(表には利根川水源と書かれている)が置かれている。

 

 

 

 

 

朝日新聞「利根川水系をたどる 潤いの源 雪渓の一滴」2017/1/10朝刊

1954(昭和29)年「三角雪渓」(大水上山山頂付近):利根川の水源が群馬・新潟の県境とわかったとされている。最初の調査は県の職員ら計39人による「探検隊」が結成され、持ち物は「米2俵半、わらじ200足」など。「源流に棲(す)むという鬼婆怪獣にそなえて日本刀数振、ピストル、猟銃までも持った」とも記され、最後は断念したとある。その60年後、群馬県山岳連盟の水源調査登山隊による調査で、周辺の植生なども含め、ようやく全貌が明らかになったという。。。。。。取手市の国道6号沿いのキリンビール、ここで作られるビールは(利根川水系の)小貝川の水からできている、、、、看板商品「一番搾り」の6本パックを買うと、1本は小貝川の水の計算になるという。。。。今以上に川の水をきれいにする取り組みが求められる。。。。と広報担当が語っている。

利根川水源の植物は素晴らしい!

 
左:ツバメオモト(燕万年青)ユリ科         右:イワカガミ(岩鏡)イワウメ科

 
アカモノ(赤物) ツツジ科

 
左:ミヤマダイコンソウ(深山大根草)バラ科          右:ハクサンコザクラ(白山小桜)サクラソウ科


 
左:キヌガサソウ(衣笠草)ユリ科                      右:ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) ツツジ科

これから下る十字峡からの男女2組の人達に出会う13:20 聞くと「中ノ岳避難小屋まで行く」という、小屋までは約3時間半はかかるだろう、彼らが山頂に着くころたぶん 17:00 頃には栃ノ木橋辺りまで下っているかもしれない、十字峡まではこの橋から近いはず!

 

 
中ノ岳への登山者を見送る

13:35 稜線漫歩最後の地点丹後山山頂、直ぐに丹後山避難小屋、チシマザサの高原を横切って下ると交差点で左に水場、直進は越後沢山・巻機山への山脈が続くがチシマザサには登山道は付いていない、十字峡は右だ、水場に向ってみるがネマガリダケの先は残雪で水場はどうやらこの下らしい、友人の話ですとニッコウキスゲやハクサンコザクラの咲き誇るお花畑だと言う。

13:40 この交差点は九合目、ここでも足元にギッシリとタテヤマリンドウが咲く、ニッコウキスゲが二株咲き出した尾根道を下る、まもなくアカモノがギッシリのシシ岩の上に出る、標高1700bの八合目 13:50 急降下が続いて七号目 14:05そして六合目14:25 ここは標高1480bで、樹林にスッポリ包まれるが朝登った千本松原から日向山、小天上ノ峰に続く尾根が良く見え、栃ノ木沢から幾つも枝沢が稜線に向っている、中ノ岳から兎岳の稜線も時々雲の切れ目から覗く、この辺りがジャコ平だろうか、 14:35 五合目、 美しいブナ林で時々傾斜はゆるむが、ひたすら下りだ、標高1250b四合目 14:55 大木のブナの下から眺める中ノ岳はずいぶん高い存在になる、標高1050b 三合目 15:15 急降下の連続で筋肉がパンパン大きなブナの根本で10分程休憩 その先がカモエダズンネ(標高941b)だろう、展望の良い岩場で、しばらく平坦な尾根になり大木のキタゴヨウマツが美しい。

中ノ岳の雄姿もここでお別れになる、その後これでもかと急降下が登山口まで続く、ちょっと傾斜が緩む 二合目 15:40 (標高925b)10分ほど休憩 15:50 。沢の音が聞こえる、水筒には一滴の水も無い、早く冷たい水を! しかし、二合目からの最後の下りはキツイ、一合目 16:10 ここに鉄砲平の道標、まだまだ急降下、16:25 丹後山登山口に飛出だす。

 
左:丹後山―十字峡                 右:三国川の清流・渓谷

車道であるが、進入禁止、三国川は手の届く位置に無く、水はおあずけ、栃ノ木橋を渡りその先に左の斜面から沢が流れだす16:30 ようやく水に出会う、冷たい水ではないが喉を潤す、コンクリートの上に大の字になってごろり、16:45 40分と疲れた自分に言い聞かせスタート、右に美しい十字峡、雪解け水が激流する、17:20 観光名勝の十字峡駐車場に着く、十字峡登山センターは橋を渡って数分である。

十字峡登山センターには六日町の友人の知り合いが、管理人としてセンターを守っている、お名前は咲子さん、名刺には五十沢渓谷の紅葉の写真である美しいところだ、「またきてね!」と見送ってくれる。

ここ十字峡は三国川の洪水で被害が大きく、ロックフィル型の巨大な三国川ダム(しゃくなげ湖)が作られ、多目的に使用されている、ダムの周りは舗装道路の観光ラインが走っている。

十字峡から抜け出し、大きなダムを見て、野中、五十沢小学校は裏巻機山への入口です、続いて金城山入口、六日町に入ると坂戸山で、坂戸城跡は今年も賑わう所でしょう。

帰路は高速に乗ってはつまらない、三国峠経由です、平標山登山口着く大雨になった、目を覚ますと29日、今日一日中日本列島は雨模様であり、ニッコウキスゲの咲く三国山を友人に進められたがお預けである。

 

 

   HP:わたしの天気予報