信州の志賀・菅平(四阿山登山口)の紅葉を訪ねて     
横手山(標高2305b) 芳ヶ平(標高1832b)逢ノ峰(標高2110b)本白根山(標高2165b)白根山(標高2160b)

日程 20061021-23日 (土-月) 晴(朝夕曇り)・ 晴(朝夕曇り)・ 曇り雨


芳ヶ平(よしがたいら)
横手山・渋峠から芳ヶ平を経て白根山へ 21

コース

21:常磐線牛久駅0:45=(国道294号)⇒下館=(国道50号)⇒前橋=(国道17号)⇒渋川=(国道353号)⇒中之条=(国道145号)⇒大津=(国道292号)⇒6:10渋峠6:25―(0:30)―>横手山頂ヒュッテ(日本一高いところのパン屋)6:55―(0:10)―>7:00横手山山頂7:05―(0:30)―>7:35渋峠7:40―(0:45)―>木道の階段8:25―(0:05)―>ダマシ平8:30―(0:25)―>芳ヶ平入口の小さい橋8:55―(0:05)―>湿原周遊歩道入口9:00―(0:25)―>湿原周遊歩道入口(ヒュッテ側)9:25―(0:05)―>9:30芳ヶ平ヒュッテ9:40―(0:20)―>白根火山1.4`・芳ヶ平1.4`地点10:00―(0:35)―>弓池分岐10:35―(0:20)―>10:55白根火山バス停11:15―(0:15)―>逢ノ峰11:30―(0:10)―>鏡池分岐11:40―(0:30)―>水平の木道12:10―(0:05)―>噴火口入口12:15―(0:05)―>展望台分岐12:20―(0:10)―>12:30展望台12:40―(0:15)―>12:55最高地点(標2150高b)13:10―(0:05)―>展望台分岐13:15―(0:05)―>展望台13:20―(0:15)―>13:35鏡池分岐13:50―(0:20)―>14:10山頂駅14:20―(0:00)―>鏡池分岐14:20―(0:30)―>14:50白根火山バス停15:50=(長野電鉄)⇒16:00渋峠=(浅間白根火山ルート)⇒長野新幹線軽井沢駅18:00=(国道18号・浅間サンライン)⇒小諸IC=(上信越自動車道)⇒長野IC=(国道19号・大町街道)⇒実家近くの道の駅「なかじょう」

23:国道19号で長野、国道18号で上田、上田から国道144号で菅平・四阿山(根子岳)登山口菅平牧場(牧場事務所:料金所)、国道406号を使用せず四阿高原別荘地・あずまや温泉経て鳥居峠(四阿山登山口)=(国道406.144号)⇒嬬恋村=(国道406.144号)⇒長野原草津口駅=(国道145号)⇒中之条・小野上村=(国道353号)⇒渋川市

 

21 常磐線牛久駅で友人を待つ、数分遅れた電車から友人が笑顔で、彼女の友人が続き、三人で志賀高原横手山へと向う。最初の休憩は道の駅「おのこ」、満点の星空では無いが星空である。明るい時に走るなら道の駅「六合」経由国道292号で白砂川沿いの紅葉狩りが綺麗だろう、暗い中は草津道路を行く、暗いけれど草津周辺は見頃の紅葉。草津を過ぎ石南花群生地辺りはすでに紅葉は終わり。

ガスが深くなって10b先が見えない、白根火山バス停辺りで車が沢山停まって、渋峠の駐車場から200bほど手前の道路沿いに50人ほどのカメラマン、朝日を待っている。

渋峠の駐車場へ、大型バスが一台停まっており運転手さんのみ、横手山に既に登っているのだろう。(横手山でその人々にお会いしていない、何処に行かれたのだろう!)

6:25 外に出て横手山を目指す、直ぐにでも青空になって、雲海に朝日が昇るものと確信、ところが空が一瞬明るくなったが、結局、横手山頂ヒュッテはガスの中、二匹の犬が迎えてくれる、ヒュッテは掃除中の娘さん、ここのトイレをお借りする。

美味しいパンの香りが立ち込める、「八時半から販売、、」とのこと、渋峠からのリフト乗場の右から樹林に入り横手山山頂360度大パノラマは視界ゼロ。

渋峠には道路を挟んで渋峠ヒュッテ渋峠ロッジが建っている、渋峠ロッジは白根山方向(草津方向)に向って左側、ロッジの横に大きな道標が立ち、「芳ヶ平を経て白根山・草津温泉街へ」と記されている。

この標識を私達は確かめ、未知のルートへ、針葉樹林のツガなどの中、足元は露岩が多く歩き難い、最初はゆるい下り、ガスがだんだん切れ、展望が大きく開けてくる、巨岩の急斜面、積雪時にルートを示す綱が置かれている、ツアースキーヤーのコースになっている。

木道の階段を下るとダマシ平、ツアースキーヤーが悪天候でルートを見失った所だとのこと、今日はダマされる要素は全く無い、美しい笹原が広がっている。


芳ヶ平を見下ろす

ダマシ平から立派な木段を下って行くと、芳ヶ平(よしがだいら)がだんだん広く見えてくる、白根山山頂はガスに包まれているが広大な自然は素晴らしい。

もともと元気な私達、さらに元気が出てくる、時々大木のカラマツ、なお木段を下ると、目の前に小さな橋が現れる。思わず立止まる橋の上


芳に囲まれた木道

 その小さな橋の下を流れる沢を覗き、芳に囲まれた木道を緩やかに登る、夏の草花の多い季節も良いだろうが、この枯れた芳の原、大人の雰囲気である。静かな空気が流れ、聞こえるのは三人の足音と、自分の歓喜の小音のみ。

 芳ヶ平の中心部、湿原周遊歩道入口、一周約15分、足を踏み入れる、感動の連続、周遊道の中間点にベンチ、ゆっくりしたい所だ。


大小の池が美しく配置されている

 白根山の姿もガスから時々現れてくる、次々と芳の原から現れる、大小の池はどれも個性豊かな雰囲気をもって、カメラのシャッター要求し、モデル嬢の様であり、神秘的でもある。


芳ヶ平から

  芳ヶ平、素晴らしい広角の展望が続く、美しい山容は白砂山だろうか?


芳ヶ平ヒュッテ  トイレ有り

 芳ヶ平の中央に赤い屋根の芳ヶ平ヒュッテが建ち、直ぐ前の大沢川を渡り、ちょっと登ると草津温泉へ向う道が分かれている。白根山に登るに従がって浅間隠山、鼻曲山など上州の山々が良く見えてくる。八ヶ岳(友人は先週赤岳を登っており気になるところだ)はまだここでは見えていないようです。


白根山の山容

  芳ヶ平が眼下に見える位置まで登ると、火山の世界、溶岩の跡、、ただ驚くばかりの光景が続き、白根火山バス停から下ってくるハイカーも多くなってくる、まもなく国道292号、白根火山バス停に到着。


逢ノ峰から草津白根山を望む

 白根レストハウスでトイレを借りる、バス停で時刻を確認し、逢ノ峰へ、木の階段の根元は水に流され深く掘られている、短い足で一個一個越えて行く、その1歩毎に向い側の白根山の雄大な姿が一段と大きくなってくる。白根レストハウスの裏から湯釜展望台へ向う人の列は甘いものを見つけたアリの行列。

 東屋の建つ逢ノ峰で展望を楽しみ、本白根山に向って下る、さっきまで歩いていた芳ヶ平から白根山辺りの光景が見えて素晴らしい。スキースロープを下る、転がって降りてしまいたい、そんな急坂。

 弓池からの車道に降り、本白根スキー場のリフト、登山道は鏡池が先か後かの分岐、ここは直接本白根山に向う、樹林帯を登り切り、木道を行くと、四種類の木々が並ぶ根元に着く。


針葉樹林のお勉強

 シラビソ、オオシラビソ、トウヒ、コメツガだが、貴方はこの違いが解りますか?私には無理である、誰かが「シラビソ、オオシラビソでは、見分けが付かないね」。

 左が開け、巨木のダケカンバを見て、先に進むといきなり目の前に火山口が広がる、噴火口跡である。元気な男の子が「やーほー!」、先の展望台方向から、やーほー!

その火口の淵(コマクサの群落)に沿って下り、登りになって展望台分岐、最高点を先に訪れ、展望台は最高点に行ってからのコースだが、展望台を先に登って見たいものである。


浅間山とその周辺の山々

展望台に立つと、待望の浅間山、噴煙を堂々とあげ、その存在を保持している、立派。

一度展望台から下って、最高地点を往復する、最高地点の展望は展望台には敵わない!


展望台から左奥横手山、その奥が岩菅山
この時は横手山上空も青空

再び展望台に戻る、朝ガスに包まれた横手山、その奥に岩菅山を従がえて良く見えている。
時間が有って、渋峠に戻っても晴れていれば再訪したい横手山となった。


鏡池

 展望台からチョッと下って、密集の綺麗なハイマツ帯を登ると樹林に入り、反対に抜けると、本白根山の瞳鏡池が眼下に見えている。友人達は湖岸まで下る往復10分ほど。

 分岐点からちょっと登って、壊れかけた木道を下る、木道が終わると急降下、長くは続かない、ダケカンバなどの林をほぼ平坦に進む、 枯れてガレ場の沢を渡る、梯子が置かれている、また平坦の道を行くと白根火山ロープウェイが宙に浮かぶ。

まもなくロープウェイの山頂駅手前に飛出て、大きな建物の前で休憩。

 逢ノ峰から下った分岐、今度はそのまま道路をノンビリと弓池へ、


弓池

  弓池と白根山の美しい光景が魅力だ、ロープエイ山頂駅と白根火山バス停間をバスが運行中。14:50 渋峠まで乗るバスは最終バス15:50友人は湯釜展望台を往復、往復30

  白根レストハウスにて友人を待つが、駐車場から湯釜展望まで人の列だ、彼らが戻ったと同時に白根山にガスがかかってきた、今晴れている横手山にもガスが昇って行く、再訪したい所だが今回は無理であろう。

  湯田中駅14:30発のバス(長野電鉄)が15:43に到着、そのまま15:50発蓮池行きなる、私達三人の他数人が乗込む。白根火山と蓮池間は6往復(長野電鉄)、草津温泉と白根火山は11往復(JRバス、西武高原バス、草津交通)、草津温泉から白根火山経由で軽井沢駅の便(西武高原バス)もあるが、横手山・渋峠方向に行く便は長野電鉄の便だけです。

10分ほどで渋峠に着くのだが、高原バスにふさわしい高度感と大展望であるが、ガスに覆われ期待通りにはならない、友人二人は芳ヶ平から本白根山と周遊間は快晴で大満足!

渋峠で降り、横手山を望むがスッポリガスの中、今日は横手山には縁が無かった。

渋峠も寒くなって、鍋焼きうどんでお腹を満たし、白根火山方向に引返し、万座温泉へと下る、四阿山に夕日が沈む、神秘的な光景、嬬恋村のカラマツの紅葉は見事、ただ残念なのは日没時刻、友人二人には気の毒、浅間白根火山ルートも主役の浅間山は暗闇、それでも想像力豊な友人は満足で、軽井沢駅へ

 

22は長野県百名山の一つ虫倉山の山麓にある「おやきむら」で宴会、虫倉山岩肌を飾る紅葉、まさに今日が真っ盛りである。

以下は23、上田市から国道144号で菅平へ、四阿山・根子岳の登山口を訪れてみた、紅葉は見頃を過ぎていましたが、白樺が綺麗です。

 

23日、嬬恋村は紅葉狩り真っ盛り、吾妻線の大前駅から川原湯温泉駅間が見事でした、ただ中之条まで下ると紅葉はまだまだ、榛名山は夕暮れで山麓の様子は解りません。

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