中央沿線の人気の山々 高畑山―倉岳山高畑山(標高:982b)―倉岳山(標高:990b) |
日程 2000年9月2日 (土) 快晴 9月最高気温
中央本線鳥沢駅から高畑山に登って倉岳山、下山は梁川駅
コース
東京駅6:49⇒新宿7:05⇒立川7:43⇒8:04八王子8:21⇒相模湖8:30⇒藤野8:34⇒上野原8:38⇒四方津8:42⇒梁川8:46⇒8:50鳥沢駅9:00−(0:10)→9:10虹吹橋−(0:10)→9:20登山道入口−(0:02)→9:30小篠貯水池−(0:30)→10:00高畑山分岐−(0:40)→10:40高畑山巻き道終点−(0:20)→11:05高畑山11:30−(0:10)→11:40天神山−(0:05)→11:50穴路峠−(0:25)→12:30倉岳山13:00−(0:20)→13:20立野峠−(1:30)→14:50染川駅14:58⇒15:35高尾⇒16:36東京
中央沿線の人気の山々はバスの時刻や車の心配が不要で、晴れた日の朝電車に飛びのれば良い!
扇山と同じ登山駅である鳥沢駅に降りた人は登山者で、その多くが皆さん扇山に向かう、1人だけ国道20号を右折し上野原方面に歩き出す。2,3分ほど歩くと高畑山への標識を見つける、中央本線の踏み切り、特急「はまかいじ」(磯子から松本を結ぶ、土曜・休日運転)が通り過ぎてゆく。
大きな工場の前を通り、高畑山の標識で右折、しばらく家の間を行くと、広い車道に出る、右手に下って行くと桂川の虹吹橋で、そのまま車道を進む、大きな交差点を左折する。
農家の前に出て右に曲り、後は道なりに進むと「これより先は車進入禁止」の標識、「高畑山・倉岳山登山口、車進入禁止」の標識に変更してもらいたい。
鳥沢駅からここまでの暑さは異常(後で、今日関東は、この夏最高の暑さだった事を知る)。登山口を一寸過ぎると涼しくなり、沢が流れている、既に汗を流し、木陰に腰を下ろし休息。
犬の散歩の人に「暑いですね」と挨拶、「そう!!今日の大月は36度になるそうです、でもこの先に行くと涼しくなるわ!!」と言いながら通り過ぎてゆく。一人の男性が追いかけて来るように登ってきた、柏市からやって来たという。
すぐに右手に小篠貯水池、奇麗な水を貯めている、涼しくなってきた、まもなく沢に出る、下山でもないのに沢に降りて顔を洗う、下界の暑さが吹き飛ぶ。樹林帯の中をどんどん上に登る、道は沢沿いで気分も乗ってくる。
高畑山・倉岳山分岐、高畑山に向かう、結構急な坂になり、ゆっくりと一定の歩調で登るしかない、沢を離れたので再び暑さとの戦いになる、樹林帯で見晴もない。
この先高畑山頂上まで、ご夫婦と同行、登山道が穏やかな登りになり、松の木が多くなる、薮はだんだんと凄くなる、少し下ると高畑山への標識が立っている。
実はここから高畑山山頂までの登山道が「激急坂」と呼ぶにふさわしい坂。杉林の登り道は急坂だ、すぐ目の前に稜線が見えるのだがなかなか着かない、暑さのせいでエネルギーの消耗も激しい。
稜線に着けば尾根になるが、坂はまだ続く、足元は杉林の中よりはだいぶ楽なのだが。目の前に光が射してきた、高畑山山頂、目の前に富士山がデーンと大きな姿を見せている、残念ながらこの時間(11:00)になると、雲が出て山頂を隠している、分岐近くで会った下山者の話しでは奇麗に見えていたと言うのに、山登りは早い時間が良いのだが、高尾駅を5時43発に乗れば 6時15分で山頂には8時半頃までには着くが、高尾駅にその時間に着くのは難しい。苦しい坂を登ってきた人が得られる景色、来なければ何も始らない!!
山頂から右方向に三ツ峠、その左下に富士吉田の街並みが広がる、その奥に気になる三角形の山(毛無山?)が見え、富士山の裾野に続く、その前に道志山塊の山々が峰を競い合う、富士山はやっぱり大きく雄大です。
山頂から5,6bは薮だがすぐ下りになり薮に悩まされる事はない、一度登り返しがあり、天神山に着く、展望も無い、一寸下ると穴路峠、ご夫婦が登ってきた、右に下ると秋山村。
穴路峠は風の通り道で涼しい。
ここから倉岳山まで25分、穴路峠を5bほど登ると尾根道になり歩き易い、左の木々の間から扇山や大菩薩方面の山々が見える、最後は急坂、高畑山の登りで体力消耗でとても辛い。
稜線に着くと目の前に鳥沢駅方面が望める、右方向に尾根をたどれば倉岳山山頂である、「山梨100名山」の看板が倒れたのだろう、木にくくり付けてある、少し広い広場になって、休憩&お弁当時間には良い所だ。
山頂では先に着いた柏のおじさん(登山口から抜き抜かれの関係)、後から来た取手のお嬢さん(鳥沢駅から高畑山はパス)、と私の3人(柏市、取手市はJR常磐線)。ここの展望は高畑山に比べ寂しい。
梁川駅に向かって下山開始、急坂を下る、登り返しが数回、立野峠で奥さんがダウンし休んでいる、おそらくこの暑さ軽い日射病であろう。
ここからは下りのみ、まもなく沢(月夜根沢)に着く、さっそ行水、夏山登山の楽しみでもある、林道に出るまでは沢沿いなので夏でも涼しいところだ。
林道に出てすぐに倉岳山頂でお会いした取手のお嬢さんが追いついて来る、行水などして遊んでいたから追いついたのだろうが、それにしても彼女の下山スピードの早いのには驚く、彼女のお父さんは釣りに行き、山登りはお父さんの影響では無いらしい、2,3ヶ月に一度くらい暇を見つけては関東周辺の山を歩いているという、何時までも楽しく安全な山登りを続けて欲しいものだ。
2人は林道に出て、5,6分で梁川大橋、渡ってすぐ国道20号、右折し梁川駅入口。駅に着くとすぐに東京駅直通の電車がホームに入って来る、無人駅である。14:58発 快速東京行きだ。帰宅はのんびり、後はJR東日本に任せればよい、、、
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