大雄山駅から矢倉沢バス停・足柄峠・矢倉沢峠・標高913b鞍部から宮城野バス停
 
金時山周辺
矢倉岳(標高870b)丸鉢山(標高962b)金時山(標高1213b)火打石岳(標高989b)明神ヶ岳(標高1169b)
今日1日、富士山展望 矢倉沢から宮城野へS字コースの縦走

 

日程 200723日 (土) 快晴


明神ヶ岳から富士山展望
金時山から縦走した峰々を全部キャッチ

コース

  JR常磐線天王台4:39=(常磐線・山手線)⇒5:35JR東京駅5:46=(東海道本線)⇒7:16JR小田原駅7:24=(伊豆箱根鉄道 270円)⇒7:45大雄山駅7:45=(タクシー1780円)⇒8:00矢倉沢経由本村バス停8:00―(0:05)→白山神社8:05―(0:10)→資材置場8:15―(0:10)→林道終点・三差路8:25―(0:15)→北側に出る・枝道分岐8:40―(0:10)→枝道合流8:50―(0:20)→登り難い階段9:10―(0:10)→金時山見え平坦9:20―(0:05)→9:25矢倉岳山頂9:30―(0:10)→山伏平9:40―(0:25)→巨岩下通過10:05―(0:07)→地蔵堂分岐10:12―(0:03)→足柄万葉公園10:15―(0:05)→足柄万葉公園出口・林道出合10:20―(0:05)→10:25足柄明神跡・古道立寄り10:30―(0:05)→足柄峠10:35―(0:15)→金時林道入口(廃道)10:50―(0:15)→夕日ノ滝分岐11:05―(0:25)→丸鉢山(夕日ノ滝分岐)11:30―(0:10)→金時山取付11:40―(0:05)→足柄駅分岐11:45―(0:30)→12:15金時山山頂12:20―(0:15)→仙石原分岐12:35―(0:20)→矢倉沢峠・うぐいす茶屋(標高867b)12:55―(0:05)→13:00金時山の左に富士山13:10―(0:05)→963ピーク13:15―(0:10)→明神ヶ岳75分・矢倉沢峠20分地点13:25―(0:15)→946ピーク13:40―(0:10)→小ピーク13:50―(0:10)→火打石岳手前のピーク14:00―(0:10)→火打石岳・明神ヶ岳分岐の三差路14:10―(0:15)→明神ヶ岳25分・矢倉沢峠70分・金時山110分の分岐(宮城野へ下っているようです)14:25―(0:25)→明神ヶ岳主稜線14:50―(0:10)→反射板のピーク15:00―(0:10)→15:10明神ヶ岳山頂15:20―(0:30)→15:40宮城野分岐16:10―(0:20)→林道終点分岐16:30―(0:05)→明神平別荘地16:35―(0:20)→道路出合16:55―(0:15)→17:10宮城野バス停17:20=(バス)⇒17:45JR小田原駅17:53=(快速アクティー)⇒19:08JR東京駅

 

2月に入りようやく冬型の気圧配置になってきた、でも気圧配置は一時的らしく富士山展望の山登りはこの冬最後になるかも知れない。

東京駅5:46発ガラガラでスタート、横浜・大船駅から登山姿の人が乗込み席は埋まる、小田原で降りた登山姿の人は少ない、先週は沼津アルプスだったが皆さん何処へ向かうのでしょうか?

小田原駅では大雄山の案内に従がって伊豆箱根鉄道大雄山線に乗る、南足柄市民の生活路線で各駅人が多い、大雄山駅まで右に大山と丹沢連峰が良く見え、左は明神ヶ岳や明星ヶ岳に富士山は隠される、ちょっと富士山頭上が見えるけれど。

和田河原駅を過ぎると駅の間が長くなる、大雄山駅の前が関本バス停、タクシーに飛び乗る10分ほどで矢倉沢バス停を右折し橋を渡ったところで「ここが本村登山口ですよ!」と降ろされる。

降りた所に矢倉岳の標識、田を見ながら舗装道路を金時山方向に進む、右に杉林、矢倉岳は右折の道標、正面に神社の階段まで民家が続き、ここを左折、みかん畑を登る、急な農道が続く、一台の小形自動車が昇る、大雄山駅方向が大きく見えてくる、資材置場の先で農道は二分、左に入る、おどろくほどの急坂農道、右が開けお茶畑から大山が綺麗に見える、杉林に入り急登すると車道終点の三差路、8:25

三差路から左折、なおお茶畑があるので簡易舗装になっている、お茶畑が終わって、本格的な登山道になってくる、この辺りシャガの大群落、杉林の中をジグザグ(地図にジグザグ表記)に登る、時々右に大山が見え、左の木々間には明神ヶ岳の稜線が見えている。地図に標高812bの無名の山が右に見えてくる裏側に出る、この山の右奥に丹沢連峰が覗く。

登山道の右に枝道が分かれている、左に登ると坂が緩む、右の斜面にアオイがギッシリ密集している、大きく右にカーブすると先ほどの枝道が合流する。

再び坂道になって杉林が切れてくるとさらに平坦になる、この5,6分の平坦で一息入れられる。

再び急登、雑木林の美しい登山道、相模湾がキラキラ輝く、先ほど手前の山の右に見えていた丹沢が、今度はその山の上に見えて素晴らしい、一番奥の大室山の左に道志山塊が峰を見せてくる。

急登ではあるが気分の良いところ、丸太の幅の広い階段が現れるが、階段を避け横に登山道が出来ている、ここは最後の登り、登り切ると松(赤松)が多くなり、左に大きな金時山が見えている、水平道になって矢倉岳山頂に飛出る、9:25 正面の富士山は素晴らしい、丹沢方向は見えないが、金時山から箱根の山々、明神ヶ岳と凄い眺め、雲一つ無い青空である。

山頂は一面の草原、低い「やぐら」が置かれている、相模湾が足柄平野(小田原市方向)の先に広がっている。


山伏平方向に30b下って

富士山は西に長い裾野、その先に愛鷹山が立派、そんな光景を眺めながら急降下、直ぐに雑木林の中に入り、右の杉林に沿ってドンドン下る、展望の無い杉林 酒水の滝と足柄峠分岐の山伏平に到着 薄暗い所だ、酒水の滝方向の登山道も良く踏まれている、ここは90度左に折れる 9:40

20bほどでまた三差路、矢倉沢(矢倉岳通らない)へ下る道を右に見送り、大きく右折して杉林を急降下、直ぐに平坦になってこの後は足柄万葉公園まで時々矢倉岳の展望は有るが長い長い薄暗い杉林の縦走となる。

途中沢を横切るが水量は少ない(増水の時があると言う)、大きな上下の無い登山道、右斜面に巨岩の岩、その先で美しい矢倉岳展望、再び杉林、まもなく杉林が左側に残り、右斜面は美しい雑木林の登山道になってしばらく進むと、地蔵堂分岐 10:10 地蔵堂への登山道は薄暗い杉林を左に下っている、直ぐに杉林切れ、右に足柄万葉公園に登る道、登ってみる、富士山側はササ薮で良く見えない、左は明神ヶ岳が良く見える、今日はあそこまで遠いな!

足柄万葉公園を終わると林道を横切る、再び登山道、短くまた林道、10:20 矢倉岳が立派。駐車場10台ほど、トイレも有って、再び登山道、富士山の大展望が木々の間に数回現れ、再度林道。

大きく曲がるところで、足柄明神入口、入って見ると明神跡で金時山と明神ヶ岳の展望が素晴らしいところに出る、静かなところであり休憩にピッタシ、さらに足柄古道方向を少し下ると左側から舗装が壊れ出した足柄古道が登っている、右に登れば足柄関所跡に出る、足柄峠の大きな駐車場から金時山への道標(金時山真で4.0`)を頼り左に入る。10:35

広い未舗装の道路を5,6分行くと広い駐車場、右に大きな富士山がドーンと見えている、ここから夕日ノ滝から登る登山道が合流するまで舗装道路が続く、舗装道で今回のコース中で一番苦しい所です。

金時林道(ゲイトは閉ざされ入れない)入口10:50 まだまだ舗装道路が真っ直ぐ上に続く、展望は時々見える富士山、橋の上で家族4(お父さん、中1のおねいさん、小5のおにいさん、今年新1年生の元気な男の子)に出遭う、富士山丸見えのポイントです。

 夕日ノ滝分岐の駐車場を過ぎると未舗装の道に変わる 11:00 足元は融け出し歩き難い、丸鉢山に到着、11:30


丸鉢山の休憩ベンチから 仲良しの2
この後 無事に金時山山頂に着いたかな

ここは展望のベンチ、富士山が綺麗だ、ここにも夕日ノ滝からの登山道が登って来ている。ここで家族4人と別れる。一旦下る、泥んこ道、2人の女性が引返してくる、この先の急登を見て戻ったらしい。

 

夕日ノ滝:地蔵堂から徒歩15分、夕日ノ滝にも駐車場(夕日の滝バンガロー)がある。夕日ノ滝経由で金時山山頂に登る人も多いらしい。
私の場合は金時山経由で明神ヶ岳まで縦走、車の利用はできません。

 

金時山急登取付き地点、下ってくるご夫婦の奥さんが目の前で転倒、ニッコリ立ち上る。

美しい富士山を見ながらアイゼンを付ける、長い登りが始まる、途中足柄駅からの登山道が合流、ここから次々とアルミの梯子が現れるが登るに連れ、展望はどんどん広角、富士山が見事だ、後で眺める金時山山頂以上の雄大さです。山頂直下で展望ベンチ。乙女峠から登るよりこちらのコースの方が展望は数段上だと思う。ベンチから直ぐ金時茶屋が見え、二件の茶店の間に出る。

12:15 金時山山頂に到着、まず目に入るのは人人、、次に立派な富士山である、金時茶屋・金太郎茶屋が建ち、神社も祭られ、おまけに大勢の人々、静かに展望を楽しむ雰囲気は無いのが残念です。

昨年の秋、仙石原のススキを訪れた時に歩いた乙女峠から長尾峠間の丸山(無線中継所)辺りの美しい稜線、仙石原の向こうに見える芦ノ湖、そして大涌谷を見せる箱根の神山と素晴らしい展望である。

矢倉沢峠に向かって下る、12:20 厳しい岩場の急降下、この急坂は雑木林で展望は無い、こちらは、アイゼンは不要、岩場を抜けると、融け出しドロドロ道になって大変、まもなく金時神社入口への登山道を分けると箱根の展望が一段と素晴らしくなってくる、ようやく矢倉沢峠に到着、ここには「うぐいす茶屋」が有る、山頂の混雑を避けここで昼食の人々も多い。公時神社に下る人がほとんど、金時神社入口まで50分ほど。

明神ヶ岳は右折し、背の高い密集の笹に両側を囲まれた登山道に入る、12:55 見えるのは前方の高いピークと上空の青空だけ、それでも時々笹が切れ箱根方向が見える、仙石原よりかなり高い位置に輝く芦ノ湖が印象的。明神ヶ岳までは3個のピークを登り降りして行く、標高963946989bと地図に記されている。

まず最初のピークの登りで、かなり標高を積み上げ振向くと、富士山が金時山の左側の長尾山辺りに富士山が見え出す、ここで昼食、金時山山頂から矢倉沢峠に下るルートが良く見え、下る登山者も見える。

最初のピーク(標高963b)の展望は無い、直ぐに大きく下る、前方に高いピークが見えている、鞍部に明神ヶ岳75分、矢倉沢峠20分の標識、暗い所だ。

今度は笹のトンネルになる、ピークの右斜面に出ると富士山が大きい、ピーク(標高946b)13:40 ここも直ぐに下りだ、次のピークの方から小さな悲鳴、積雪の鞍部、女性2人男性数名人達が下ってくる、小さな悲鳴はアイゼンを付けずに下って来た女性「雪道が長いのでアイゼンを、、」と言う。

ここから明神ヶ岳のカヤト道までアイゼンを付けた方が良い。

アイゼンで次のピークはしっかり登る、ピーク13:50 今度は笹から雑木林に変わる。

次のピークの左斜面を巻いて行く、積雪の多い所だ、富士山と金時山が見えてくる。


白・黒 不思議な光景

左に富士山、右に金時山、同じ大きさで見える、楽しい雰囲気です。

まもなくピーク 枯れた沢を横切る 14:00 次のピークが火打石岳で右斜面を巻いて行く、一番雪の深い所だ。

14:10 巻き終わって三差路に飛出る、目の前に大きな明神ヶ岳と明神ヶ岳から続く稜線が明星ヶ岳に続く素晴らしい景色が広がる。ここから右折して登れば火打石岳山頂だろう。

右が大きく開けたカヤト道、振向くと箱根の山々、明神ヶ岳から下る男性達「良いとこですネ」「本当に、、、」と挨拶。

15分ほど気分の良い道が続く、明神ヶ岳25分・矢倉沢峠70分・金時山110分との道標(明神ヶ岳25分は山頂でなく、反射板までだろうか)。この分岐から右に登山道が下っている、最近歩かれているかは不明でした。

ここで腰を降ろす、箱根の山々が見事。

腰を上げ最後の急登に挑戦、下ってくる男性に聞くと「後、15分頑張れば楽に、、、」とのこと。

階段を登って振向く、今日最高の展望。


手前に金時山 そして富士山
この光景は明神ヶ岳山頂では見られない

青空、二つの人気の山が作り出す、最高の贈り物、一級品の展望に酔ってしまう、見とれる!

幾つも越えてきたピークがその光景をさらに美しく飾る、今日のコース中最高だと言える。

右斜面を登る、ここは富士山が見えない、急登、箱根の山々は益々迫力を増す、深い溝道を登ると、ようやく広い草原の斜面に飛び出す、14:50 主稜線 賽ノ河原の様な岩のゴロゴロ尾根、南足柄市が見える、振向くと富士山、金時山、富士山の奥には南アルプスが真っ白。

反射板のピーク、その奥に明神ヶ岳山頂が見えるが、あまりもの美景に時間を取られてしまう、下ってくるご夫婦「下りたくないね、、、」と言いながら彼らも何度もシャッターを押して下って行く、この辺りの展望は金時山が大きく、明神ヶ岳以上の美景である。

ようやく、反射板のピークの右を横切り、下り、雑木林を縫って行く、時々開けるガレ場の上からの展望も素晴らしい。

明神ヶ岳山頂、若い人たちの登山グループ、この光景で皆さん大満足。私も二度目の訪問であるが山頂の光景に満悦。


最乗寺(道了尊)への分岐から相模湾

笑顔の絶えない、彼らも下山、山頂は静かに、前回歩いた最乗寺(道了尊)への道を見送る、彼らは最乗寺(道了尊)へ下るかと思ったら「明星ヶ岳を登って、明神ヶ岳へ、下山は明星ヶ岳手前で宮城野へ下る。」とのこと、明星ヶ岳から明神ヶ岳のコースは最乗寺(道了尊)から登るより明るく展望も良くリーダさん良く研究しているようです。ガイドブックでは道了尊から明神ヶ岳に登り明星ヶ岳を経て宮城野に下るコースが照会されている、このコースは明神岳見晴小屋まで登ると小田原市と相模湾、丹沢山塊の展望が良い、富士山展望は明神ヶ岳の主稜線に立ってから飛び込んでくる感動的で人気がある。

しばらく尾根道、南足柄へ下る登山道を見送ると急降下の道になる、この辺りは富士山の展望は無いが箱根の山々は迫力。

まもなく鞍部、彼らと別れ、明星ヶ岳方向に進み、次のピークへ登る、夕日の富士山が綺麗だ。

明星ヶ岳を経由すると明星ヶ岳からの下りが1時間、暗くなりかもしれない、夕日の富士山をここで眺め鞍部に戻る事にする。


明星ヶ岳との鞍部から夕日の富士山 右のポッコリ峰は金時山

明神ヶ岳と明星ヶ岳鞍部に引返す、急坂、大きな岩の道、段差が大きい、下りるに従がって溝の深い登山道、床が細く歩き難い、ようやく林道終点、登山道は右に分岐し枯れた沢を横切って行く、この辺りは明るき好ましい道、明神平別荘地の道路に出合い、宮城野への登山道は道路を横切って行く、この登山道が薄暗いところをたんたんと下る、特にこれと言った特徴も無い、ようやく前方が明るくなって、明神ヶ岳で別れた、若者達に再会。

道路に出て、宮城野バス停の道標を追いかけて、国道138号に出る、宮城野温泉は左折、宮城野バス停は右折の10b、バス停から今回寄れなかった明星ヶ岳の大文字焼きの【大】が良く見える。バスは待つこと10分、箱根登山バスが到着、このバス路線1時間に3,4台と便利です。バスはすいすい街道を走り下る。名物の大文字焼は816日の夜とのこと、それにしても明星ヶ岳(標高924b)とはさぞお月さんが綺麗に見えるのでしょうね!尚 大の字の上部からの富士山展望は素晴らしいとのこと、何時か登ってみたいものです。

小田急線湯本駅で多くの客を降ろし、小田原駅へ、小田原駅は新幹線、東海道本線、小田急線が合流し、乗換えも便利です、今回は東海道本線の快速アクティーに乗る(小田原駅17:57→東京駅19:08は小田急線より早いが運賃は高い、席はJRの方が良い?)。

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