中央本線韮崎駅に降り立つと  茅ヶ岳(標高1704b) が目の前に大きく見えている
山頂は360度の大パノラマです

日程 200714日 (木)快晴

 


山頂から下った崩壊地展望地点から

コース

  つくば市21:00=(国道16号)⇒八王子IC=(中央自動車道)⇒韮崎IC=(昇仙峡ライン)⇒3:15深田公園駐車場5:25―(0:25)→林道出合5:50―(1:00)→女岩6:50―(0:50)→敷島分岐・稜線7:40―(0:10)→深田久弥終焉の碑7:50―(0:20)→8:10茅ヶ岳山頂9:20―(0:10)→千本桜公園分岐9:30―(0:05)→9:35崩壊地・富士山展望地10:30―(1:00)→富士山見えなくなる・開けた登山道11:30―(0:15)→林道出合11:45―(0:10)→女岩コースと合流11:55―(0:15)→深田公園12:10―(0:10)→12:20深田公園駐車場

帰路で昇仙峡 金桜神社立ち寄

  中央自動車道笹子トンネルを抜けると、甲府盆地に夜景が広がるが空には星が見えない、4,5日は快晴という天気予報だが。

茅ヶ岳は中央自動車道韮崎ICからだとアプローチが簡単、昨年暮れに電車で韮崎駅に立ったばかり、今日は隣りのフジキチ(富士山の写真撮影に生きている)と呼ばれる友人と山頂からの大パノラマを期待しやって来た。

韮崎ICを降りて韮崎駅方向に走り国道141号と交差、これは大きな誤り、ICを降りたら直ぐ右折、昇仙峡ラインに入ればよい、まもなく傾斜が大きくなると深田公園駐車場に着く、トイレなし、水場なし、20台ほど駐車可、奥の深田公園近くにも数台、さらに昇仙峡の方向に進み道が分岐している辺りにも車が置けるエリアがある。

  富士山撮影のフジキチさん、朝の行動は常に早い525 月明かりとヘッドランプを頼りにスタート、フジキチさんとの登山は暗いうちから歩き出すことが常である、理由は早朝の富士山が狙いである、空から星が消え、だんだん雲が赤く染まって、日が出そうでなかなか昇らない、富士山がほんのりとピンク色に染まり、周囲の一番標高の高い峰が輝きだし、やがて夜明けを迎える、そして日の出、すっかりまん丸の太陽が空に浮かび上がり、どんなに寒い真冬でも、心の真まで温まる。

彼は長年富士山を撮り続け、何時何処でどのような富士の姿が見えるか詳しい人であるが、茅ヶ岳は初めてとのこと、そして彼は予言する、今日は「黒富士」を見ることができそうだと言う、私はここの迫力の展望(茅ヶ岳は二度目)が見れば良いと内心思っている、でもやはりその中心は富士山の美しい姿にある。

  深田公園(暗くて解らないが下山時確認)を左に見送って右折、大雨の時は沢になりそうな石がゴロゴロの道、夜明け前で歩き難い石、続いて左に道を見送る、まもなく女岩と尾根道コースの分岐(下山時判明)だがそれらしき道標は無い、この様な場合は、足元を見て「登って来た道」と「これから進む道」とを比較し、似ている方向に進む、ここは問題無く直進。

  その先で林道出合:地図には前山大明神林道である、ここは横切って進む、大きな岩が現れ出す、道も林道から本格的な登山道に変わってくる、足元も明瞭になってヘッドランプを外す、既に上空うに有った月も消えている。

  岩の間を抜けて行く、茅ヶ岳は死火山とのこと巨岩は火山岩であろう、水量の少ない女沢沿いに登る、どんどん左右の幅が狭くなる、前方に大きな岩壁、この岩壁が女岩、大きなツララ、とても美味しい水場 6:50

  登山道は女岩の手前、取付き点では少し下るが直ぐ登りになって、本格的な登山道に変わる、稜線まで辛い急登が続く、急坂で辛いが美林が続く、木々の間から南アルプスの白い姿が見えてくる、落葉の深い道、木々を頼って登る道、一歩一歩登り詰める、7:35 振向くと木々の間から大きな富士山が見えてくる、7:40 敷島分岐の稜線に飛出る、左の道が山頂だが、右折して大きな岩場入ると富士山の大展望、岩に登れば金峰山が素晴らしい、暮れに登った金峰山、鋭い山頂が見え五丈岩を確認する。 


瑞牆山、大日岩から金峰山山頂までの稜線

 甲府盆地に広がる雲海、その左に霊峰優美な富士山素晴らしい。甲府の雲海は素晴らしい、朝のドラマに欠かせない!


雲海に浮ぶ山々

  甲府盆地の雲海、写真の右に浮ぶ山は帯那山(おびなさん)かもしれない、何れにしても昇仙峡の山々、黒富士・曲岳辺りがここ茅ヶ岳から近い山であり、この山々が富士山をより美しく見せている。

岩場から分岐に戻って露岩の急登、5,6分で深田久弥終焉の地に着く、富士山方向は木々に囲まれているが美しい富士山が見え、金峰山方向は綺麗に見える、百名山の深田久弥の終焉地として最高の展望地点と言えるだろう。次々と展望の岩場を踏んでゆく、一人の青年が楽々と追い越してゆく、私たちはシャッター押しに忙しい。

8:10 やっと茅ヶ岳山頂に到着、直ぐ先の金ヶ岳の左奥に八ヶ岳:編笠山・権現山・阿弥陀岳・主峰の赤岳・横岳がまず飛び込んでくる、その編笠山の左奥に北アルプスが赤く染まる、霞沢岳から常念岳・大天井岳辺りの峰々(この位置に槍ケ岳・穂高連峰が見える)である。

さらに乗鞍岳、木曾駒ケ岳の中央アルプス、入笠山から始まる南アルプス:鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、アサヨ峰、鳳凰三山(地蔵岳のオリベスク)、北岳(頭だけ)、そして荒川三山へと続く、そして櫛形山と続いて霊峰富士山が雲海に浮ぶ。時の経つのを忘れさせてくれる。

金ヶ岳を往復の青年「八ケ岳の方向の展望は無く、ここが最高です、、」と、さっさと下山してしまう。


荒川三山方面

 遠望の荒川三山方面、本当に遠い存在、聖岳や上河内岳方面(写真の左端だろう)も見える位置だが薄い、農鳥岳や間ノ岳を経て、北部の明峰へと続く。その北部には北岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳が巨大な塊を魅せている。

 


甲斐駒ケ岳&鋸岳  左奥が仙丈ヶ岳

 甲斐駒ケ岳、一番目立つ峰、迫力満点である、左奥に仙丈ヶ岳、並んで鳳凰三山、地蔵岳のオリベスクが見えている。


八ケ岳連峰

そして八ケ岳、赤岳に日が当る、素晴らしいに尽きる。

  1時間、あっと言う間に過ぎた、下山は尾根コースを選択、手持ちの地図には無いコース、雑木林の尾根道、直ぐに千本桜公園分岐、ここは深田公園へ下る、大きな岩が現れ、右を通過、すると左に松林、入って見ると富士山がドーンと姿を再び現す、山頂の寒さわなく、カメラを構えるにはベストポジション、本ページのトップの写真はここで撮影。

  友人「このような富士山はなかなか見れない、、黒富士で立派だ、、」と満足、赤富士、紅富士など良く聞く言葉である。結局ここで約1時間、彼はシャッターを押し続ける。

  登山道の戻ってジグザグと下る、植林のカラマツ林、今回で茅ヶ岳登山24回目という、双葉町にお住いの男性が登って来る、続いて若いカップルが山頂を目指す。

まもなく防火帯の尾根道に変わる、急勾配、左に松、右に雑木林、右は林だが甲斐駒ケ岳・鳳凰三山は大きい、前方に櫛形山、その奥に荒川三山辺りが望めノンビリ下る、松林の右奥に富士山が見えるが直ぐに見えなくなる。

  防火帯の道が平坦になって、深田公園は左の標識、ちょっと下ると林道に飛出る、ここに2台車が停まっている、さっき会った男性と若いカップルのものだろう、前山大明神林道、右折し数10b進むと、また防火帯のような道、下ると左折の案内、樹林を抜けると、朝通過した林道に出合。

  明るくなった今、周囲の林はなかなかの美林、散歩気分で進む、明るい分岐に出ると、右の高台に深田公園がある、人の気配は無い。友人を残し公園に行って見る、「百の項に百の喜びあり」と自筆の記念碑が建っている、、深田久弥:1971321日この茅ヶ岳山頂直下でたおれている。

さらに奥に、まんじゅう山(饅頭峠)の案内。駐車場へ下る、朝は4台が10台の車が停まっている。

帰路は昇仙峡ラインのドライブ、りんどう茶屋を過ぎると右手に南アルプスが大きい、最高地点はホッチ峠、左に岩壁(鋏岩:はさみいわ)を見せてくれる山が太刀岡山、敷島カントリーゴルフ場、清川バス停を左折すると観音峠(曲岳と黒富士の登山口)へ、ここは右折して宮沢橋で左折する、道路脇に車の列、金桜神社(かなざくらじんじゃ、金峰山からの登山道がここに下っている、シャクナゲの6月頃一度歩いて見たいコースだ)の初詣客で賑わっている。

金桜神社

 

金桜神社から直ぐに羅漢寺山登山口、金峰山から長い長い登山道がここに下ってきている、数台の駐車場がある、奥帯那山から下山時通過した交差点を通過すると昇仙峡滝上バス停の無料駐車場、トンネルを過ぎる地点が覚円峰など昇仙峡の中心の奇妙な岩峰を眺める地点です。


観光タクシーの説明にも熱が入る  覚円峰

 千代田湖を過ぎ、和田峠からくねくね道(天神平甲府線)、モミジ街道とも呼ばれている、甲府市を眼下に富士山が大きい。

甲府市に入り、愛宕トンネルを通過、老舗のそば屋で本場の「ほうとう」を頂く、石和で国道20号、意外とガラガラ、勝沼ICから中央自動車道に乗って、友人の話ですと富士山が見えるという初狩PAで休憩、談合坂SAはパス、八王子ICの手前の藤野PAで休憩。

  八王子ICで国道16号、川越で少し渋滞したが、難なくつくば市へ。 

 

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