湯河原から十国峠、箱根峠経由で三島駅へ    富士山が良く見える 海・岬も見えている
  岩戸山(標高734b)日金山・十国峠(標高770b)箱根峠(標高846b)

 

日程 2008211日 (月:建国記念日) 晴れ

 


岩戸山から富士山 

 

コース

JR常磐線天王台駅4:39=(常磐線)⇒5:13日暮里駅5:26=(山手線)⇒5:37東京駅5:46=(東海道本線)⇒7:36湯河原駅7:40―(0:15)→公園・千歳橋7:55―(0:00)→海光山 潮音寺参道入口7:55―(0:10)→T字路8:05―(0:05)→野生ランの園芸小屋8:10―(0:20)→見返し地蔵8:30―(0:05)→NTT反射塔8:35―(0:00)→舗装道から登山道8:35―(0:15)→水道施設8:50―(0:05)→大岩壁 建物跡 天城山の展望8:55―(0:10)→T字路・沖電気9:05―(0:10)→七尾原バス停9:15―(0:05 階段を二個、ヤブ道)→旅行業建保伊豆山保養所前バス停9:20―(0:00)→登山道発見9:20―(0:15)→送電線鉄塔9:35―(0:05)→車道(右ゲイト)9:40―(0:00)→右にバス停登山道(落合橋側へ)9:40―(0:05)→岩戸山登山口9:45―(0:25)→岩戸観音入口10:10―(0:10)→落合橋バス停分岐10:20―(0:05)→岩戸観音10:25―(0:10)→主稜線鉄塔10:35―(0:01)→10:36岩戸山山頂10:40―(0:25)→11:05笹ノ広場11:10―(0:05)→日金山東光寺11:15―(0:30)→11:45十国峠11:50=(ケーブル)⇒11:55十国峠登り口バス停12:05=(伊豆箱根バス)⇒12:27箱根峠12:58=(東海バス)⇒13:40JR三島駅13:48=(東海道本線)⇒熱海駅乗換え東京へ

 今年は関東地方に良く雪が降る、今日は電車に乗って、高尾駅から陣馬山に行こうと家を出たが、東京駅に近くなって、急に方向を変更し、伊豆の湯河原に向かう、これと言った大きな理由は無い、ただ初めて登る岩戸山は魅力である。

東京駅から湯河原駅約2時間(同じ時間帯ですと、東京駅から奥多摩駅より早い)。東京駅5:46沼津行きに乗ると湯河原駅には7:36に着く。朝の時間帯だと奥多摩駅に行く時間より短時間で着いてしまう、しかも今日登る岩戸山コースは、湯河原駅から徒歩で直接登れる便利な登山道である。

湯河原駅に降りると幕山公園方面の鍛冶屋行き7:45発のバスが待っている、今日は空いているようだ、梅林の開花が少し遅れているのかも。でも小田原駅を過ぎると沿線にスイセンが沢山咲いており、もーそこまで春は近づいている。

湯河原駅を出て右折して進み、50bほどで、大きな通りを左折、民家の人々はゴミ出しの時刻、真っ直ぐ進む、右に伊豆山が良く見える、今日最初に歩く稜線です、真っ青な青空、駅から15分街中を歩くと、橋の淵の公園に到着、ちょっと休憩、海の匂い!

 
左:千歳橋                             右:潮音寺

 千歳橋を渡る、短い橋です、伊豆にドライブに出かけた人なら必ず通過する所(熱海ビーナスラインに入る直前です)です、海とは道路を挟んでいますが、ほぼ海抜ゼロbから標高734bの岩戸山を目指すことになります、こだわるなら一度海岸に降りると海抜ゼロbから歩くことになる、海岸から登った新潟の山(角田山)を思い出す。

  千歳橋を渡ると、欄干のすぐ右に潮音寺の登山道、中央に登山道(舗装の車道)、左に急な階段が有る、中央の登山道に入る、登山道とは私(登山者)がかってに呼んだだけで、実はミカン畑用の作業道です、これがとても急で最初からポッポと暑くなります、右には城山から幕山と湯河原を取り巻く山々が見事です、振向くと真鶴半島が見え、眼下にはさっき通過した湯河原の街がよく見えます。遠望ですが丹沢連峰が見える。

 
左:十国峠  右:初島・大島・・・つくば市では、普段見ない景色

周囲の石垣が見れば見るほど味のある積み上げ、一個一個手で積み上げられています、古道の雰囲気、そして美味しそうなミカン、T字路、消えかかった「岩戸山・十国峠」そして薄い右矢印、右折します、後は枝道で迷うところがあるが、基本的には道なりに登って行けば迷うことは無い。

 右、高い位置に箱根の山々が遠望、自然の大きさに驚く無数の山々、8:10 尾根道になって、熱海市が眼下に見え、初島、大島(三原山もはっきり見える)も良く見える、野生ランを販売する園芸小屋、ここから少し傾斜がゆるむ、再び厳しい坂道、小型のトラックのおじさんに出遭う、彼はここで畑を借り大根を作っていると言う、この後、七尾原まで人に会いませんでした。

 後で聞くと、現在は湯河原駅から歩かず、熱海駅からバスで十国峠登り口バス停まで行き、岩戸山へ登(実は下るコースだが)り、熱海駅に戻るのが、人気のコースで、家族連れ、若いカップルが富士山展望をのんびり楽しんでいる、真冬でも雪は浅く、雪山の雰囲気も味わえる、それに熱海は温泉町である。といっても湯河原駅からのコースは展望も良く実に面白い!

 
左:見返り地蔵  右:反射塔辺りから

  その後、さらに急坂を登ると、目の前に、石仏の集団、「見返る地蔵」が出現する 8:30 、展望の良いカーブ地点だが、笹が伸び展望を妨げている、ようやく傾斜がゆるみ、舗装道路が終わるところに反射塔が建っている、立寄って見ることにする、とても良い展望台になって、しかも休憩にも良い場所です。


岩戸山方向を間違えないように!

 いきなり、細い登山道、ミカン畑も無くなる、しばらく薄暗い杉林の中を進む、良く踏まれ問題はない、それに砂利道で歩き易い、8:45 尾根状になる、水道施設が左に現れる、8:50 とたんに道幅は広くなって、左に下る道を見送り、右に曲って上に上にと登って行く、未舗装だが車の跡が続く、自分としては、車では走りたくない荒れ道、建物の壊した跡に出る、その奥には大きな岩壁、ここから天城山連峰が素晴らしい、また 大室山や小室山も良く見える。

 右の高い山は登らず、平坦な林道を進むと、T字路に飛出る、右側に沖電気の大きな建物を見て、右に曲る、30bほどで交差点に出会う、バス停のある、広いバス通りに出る 9:05

ちょっと迷う所で、道を訪ねたいが休日で人の気配は無い、しかたなく沖電気の建物を右に見てバス通りを左に下る、ドンドン下ると、高い位置に旅行業健保伊豆山保養所が見え、そこへ登る道が有るが「関係者以外進入禁止」、正面に大島、大室山、天城山の大展望を眺めながら、さらに大きくカーブし、下ると、バスに出遭い、「中銀ライフケア伊豆山」の裏に出る、その庭先に七尾原バス停がある、9:15

 ここは三差路、右に上がる、嬉しいことに階段があり、登るとまた七尾原バス停から、曲って登ってくる道路に出る、さらに急な階段を上がる、こんどは公園のような空き地になって、道が消えるが、キョロキョロ探すと、上にガードレールが見え、ちっと上に登ると、登山道がそのガードレールへと続いている、女性5人の旅行者、熱海行きのバスを待っている。

このバス停前の建物の左側に登山道が見えるが直接登れず、一度、その建物の前の階段を登って、敷地内をかすめて、その見えている登山道に移る、広く歩き易い登山道が続き、イノシシが掘り荒らした跡があるが、まったく問題は無い、9:35 送電線鉄塔の下に着く、上に上にと進むと、左に岩戸山が良く見え、ガードレールがすぐ上に見え、9:40 車道に飛出る、結果的には七尾原バス停からの登山道を歩いたことになるが、現在は、バス停から車道をトコトコ歩くのが正規のコースのようです、興味が有れば利用して見てください、再び訪れる時も通過した登山道を私は利用します。面白いし、登山道は残したい、そして近道でもある。

 
左:ルンルン気分だが、全く人に出会わない                                    右:ここも岩戸山を見逃さない!

 車道に出たら、右はガードが有る、岩戸山は左に行く、直ぐに湯河原方向のバス停に下る道がある、少し車道を行くと岩戸山登山口がある、9:45 広く良く整備された登山道が続く、両側は背の高い笹や雑木林で展望は良くない、10:05 急に雪道に変わる。

 
雪景色へ突入

10:10 岩戸観音入口、深い雪道で道幅が狭いが、小さな上下を繰り返し、鞍部のような位置で落合橋バス停への登山道が合流している。


真っ白い雪景色の富士山が見えてくる

10:20 その登山道を見送って、急坂になり、富士山が見え出すと 10:25 大きな岩壁が現れ、小さな岩戸観音が現れる。ちょうど観音の真正面に富士山が見える位置である。


素晴らしい展望が広がる

 岩戸観音から、一転し、険しい急坂登り、雪道の時は逆コースを歩くのは危険、ロープを利用して登り切る、その坂で振り返って見る富士は一級品である。

 10:35 岩戸観音入口から直進してくる登山道と鉄塔のしたで合流、ここからの富士山と箱根山は見事です。


岩戸山山頂から

数十b稜線を進めば、10:36 岩戸山山頂で、熱海市から時々登って楽しんでいると言う、地元のおねいさんに出遭う、ちょっと裏山に遊びに来たと言った感じですが!

彼女は、笑顔で、自慢げに、あれが、初島、大島で、霞んで見えるのが新島、神津島、三宅島、式根島と教えてくれる。

天城山連峰、大室山も見事、もちろん富士山も素晴らしい。

雪の中をぴょんぴょん跳ねて進む彼女(北海道育ちで雪がなつかしいとのこと)の案内で、十国峠まで同行させて頂く。背の高い笹に囲まれた尾根道は素晴らしい富士山と箱根山の展望コース、笹と草原の道だが、笹に雪が乗ってトンネルになっている、背中から雪が入り込みいやな所だが、彼女は大喜び、そんな私に「雪嫌いですか?」と言う、私は「先週雲取山で嫌と言うほど雪と遊んだから」と言い返す。


このトンネルを通過しないと、十国峠には行けない

つまり、トンネルは四足で潜ることになる、十国峠と岩戸山間は幾つかのコースがここを通過する為、雪は良く踏まれているが、笹のトンネルはしばらく雪が解けず続くだろう。十国峠から下ってくる登山者に数人出会う。

雪景色と富士山展望はここの魅力、彼女の話ですと、四季を通じ人気があり、特に12月は人が絶えないらしい、海と富士の展望が一番良い季節です、そして今日は昨日より好天気、年にそう何回も無い快晴らしい!思い切って東京駅から東海道本線に乗ったのは結果的に大正解でした。本当にここからの富士山は美しい!


海の眺めが美しい

丁仏、35丁目の立つ笹ノ広場、湯河原に向かう道、土沢経由来宮駅への道を分ける、ここで熱海方向の海の眺めが美しくとても気持ちの良い所です 11:05。 ここで彼女はいきなり、雪野原にうつぶせに寝転ぶ、そんな気持ちの良いところです、太陽がポカポカ暖かい。

 
左:地蔵さんが並んで!                              右:熱海日金山霊園

笹ノ広場からアセビのトンネルを抜けると直ぐ、日金山東光寺(ひがねさんとうこうじ)の前に出る、舗装された薄暗い車道を登って行くと広い道路にでる、姫ノ公園、大きな駐車場を見て、階段を登れば、広い草原の向こうに大きな富士山、右には箱根の山々、左には天城山が良く見える、富士山の奥には南アルプス。

 
富士山と海

広大な草原は雪の原、岡のように高い所は芝が出て、大勢の登山者が休憩中、11:45 十国峠・日金山山頂である。ここに立つと富士山と愛鷹山の間に北岳が浮かぶ、大島は薄くなって、その右に見えていた島々はガスの中である。


国際観光地に相応しい見事な富士山

伊豆と箱根を結ぶ景勝の地、外国人も多く訪れている、国際観光地、標高770b、ケーブルに乗ってバス停へ、11:55 同行の彼女が乗る熱海行きが発車して行く、次のバスは一時間後、私の乗る箱根関所跡行きは12:05ここで彼女とはお別れです、熱海で小説でも書いているのだろうか、そんな感じの素敵な女性でした。

JR熱海駅からバスで十国峠まで上がって、ここから岩戸山を経て、七尾原⇒伊豆山神社と歩くのが一番楽なコースのようです、十国峠から岩戸山間は大きな上下は無い、富士山展望、天城山展望、島々展望、箱根山展望と素晴らしいコースです。でも十国峠に1000人訪れ、数人が岩戸山に向かうほどで少ない。

箱根関所跡行きのバスは定刻に満席でやって来る、その多くはここで下車、ここから乗ったのは私のみ、十国峠登り口バス停12:05発は計6人の乗客、広い車窓から富士山の眺めは素晴らしい、函南原生林入口バス停で大きな荷物を担いだ3人の乗客が降りてゆく、続いてバスは富士箱根ランドに立寄るが乗降する乗客はいない。箱根関所跡は芦ノ湖・箱根町だが、私は国道1号の出合・箱根峠バス停 12:27 で一人が降りる。

ここから目的は箱根旧街道【西坂】を三島駅まで歩く」予定でしたが、雪道で新街道を歩くことになりそう、芦ノ湖カントリー入口バス停峠ノ茶屋の前に有り、時刻を確認すると12:58発JR三島駅行きがある、大駐車場から芦ノ湖カントリー入口付近の東屋で昼食にする。


三島に向かうバスの窓から  富士見ヶ丘辺り

芦ノ湖カントリー入口バス停に定刻通りバスはやって来る、10人ほど乗っている、次のバス停が接待茶屋、二人のハイカーが歩いているが旧道でなく、新道を車と共に歩いている、雪が解けた時期に再訪したい古道である。山中城址を過ぎ、富士見ヶ丘では見事な富士山が車窓を通し見ることができる。

三島大社の前を通過、境内には建国記念日のせいか、大勢の人々で賑わっている。

バスは13:30着、三島駅に着いてみて、三島大社は三島駅から徒歩15分ほど、大社の前で降りて、お参りすれば良かったかも知れない、何れにしても箱根旧街道【西坂】と【東坂】は歩いて見たい古道、その時に大社に訪れる機会があるだろう。

三島駅からは、この時間、以下の二通りのルートを選ぶことができたようです、今日のように晴れていた日は御殿場線経由の方だと富士山展望が楽しめたのにと思うと残念です、御殿場からの富士山と箱根山展望は見逃せない景色だったと!
三島駅13:48=(東海道本線)⇒14:02熱海駅14:07=(東海道本線)⇒15:58東京駅
三島駅13:50=(東海道本線)⇒13:57沼津駅14:05=(御殿場線)⇒15:29国府津駅15:36=(東海道本線)⇒16:52東京駅

国府津駅からは、曽我梅林からのお帰り客が大勢乗って混み、茅ヶ崎・大船駅迄座れないほどでした、三島駅から眠っての帰宅は熱海駅経由でしょうか? 大船駅からは意外と空きました。

箱根峠から三島、箱根から箱根湯本のコースを歩いて見たいものです。

HP:わたしの天気予報