アズマシャクナゲの時期は6月上旬
飛竜山  (標高:2069b)前飛竜山 (標高1,954b) 熊倉山(標高1624b) サオラ峠 (手前のピーク標高1,477b)

 

日程 200162日 晴れ 

奥秩父と奥多摩の山々には花の名称が多く、この地の登山の楽しみになっている、また、花の無い冬は、冬型の気圧配置が強まるとくっきりと富士山が見える峰が多く、年中楽しめることになります。アズマシャクナゲは飛竜山・前飛竜山・禿岩(はげしわ)・北天ノタルなどの岩場、トウゴクミツバツツジは禿岩・前飛竜山から熊倉山に特に多い、足元にはコイワカガミが前飛竜山に群落が多い、さらにイワウチワが楽しめます。

●コース

自宅200=(車)=>お祭=(車)=>6:00後山林道終点0:30―>6:30三条ノ湯7:00−(1:00)−>8:45カンバ谷−(1:20)−>9:30北天ノタル−(0:40)−>10:30飛竜権現−(0:20)−>10:55飛竜山0:2011:20飛竜権現―(00511:25禿岩12:15―0:0512:20飛竜権現−(0:45)−>13:15前飛竜−(0:50)−>14:20熊倉山−(0:30)−>14:30サオラ峠15:20−(2:30)−>17:00三条ノ湯17:10−(0:25)−>17:45後山林道終点­=(車)=>お祭=>奥多摩駅=>自宅

梅雨入り目前だが、天気予報では好天気を伝えている、シャクナゲが美しく咲く時期を迎えており、飛竜山に花を求めて登る、自宅2:00から国道16号線、国道411号線(青梅街道)を青梅、奥多摩駅を経て、お祭バス停から後山林道に入り、600 後山林道終点の駐車場に車を停める、すでに駐車場は満杯で空きが無く、道脇の空き地に停める、シャクナゲの季節であり約20は停まっている。ここは三条ノ湯をへて飛竜山・雲取山の登る主要の登山口である。

林道終点には車の回転場があるからそこまで一度入り、戻りながら駐車場を探すのが良い、そんな知恵をもった車が何台か停まっている。車を離れ歩き出す、直ぐに林道終点で細い登山道を下り立派な橋を渡る、56分の急な斜面を登り、後は左下に沢を見ながら緩やかに進む、やがてキャンプ場が見え、駐車場から30分で三条ノ湯、小屋の手前に滝、橋を渡り、最後の急坂を登ると三条ノ湯の前に出る。

宿泊を申し込むと「今日は100人ほどの泊り客で混み合う、、」、とりあえず登山には不要な荷物(着替え 明日のおやつや軽食分)を預かってもらうことにする。

小屋の右:三条ダルミをへて雲取山へ、左:北天ノタルをへて飛竜山・下山時通るサオラ峠への道が分かれている。

左の飛竜山に向かう、樹林帯の中の急な道を登って行く、谷のせいか木々は上に伸び長い幹が印象的、すーと谷底から抜けるように伸びている。ジグザグな山道で歩き易いが、凄い坂道である、どんどん登る、一度だけ平らになりほっとする所がある、また急な坂は続く、再び傾斜が緩くなる、沢を二つ渡るころから遠くの山の展望が良くなるが、登りはなおも続く。

一人の青年が下ってくる、20分ほどで北天ノタルだと言う、お嬢さんが下山してくる、彼女は、昨夜は雲取山荘に泊まり下ってきたと言う。

孫左エ門尾根が続く、それにしてもタルになかなか着かない、展望が大きく開け、山道にミツバツツジが現われ満開の花を見せてくれる、足元には名も知らぬ草花が咲き誇り楽しい登山道ではあるが、お目当てのシャクナゲは現れず、飽きた頃、北天ノタルに飛出る。

雲取山と飛竜山の縦走路で奥秩父主脈縦走路である、雲取山から急降下し三条ダム、三ッ山を越してくる。展望が良いのでゆっくり休もう、峠には待ちにまったシャクナゲがいっぱい咲いて私たちを迎えてくれたる

北天ノタルから縦走路を緩やかに登る、今度は岩場の道、シャクナゲがいたるところに咲き、足元にはコイワカガミが群生、岩場を渡る橋が付けられ歩き易い、78人の若者が下山してくる、シャクナゲが無くなると飛竜山を巻くように進む、飛竜山山頂近道の標識を見るが無視して先に進むとやがて飛竜権現に着く、ここは唐松尾山、笠取山(和名倉山)への縦走路とサオラ峠、飛竜山山頂、北天ノタルの交差点になっている。

この分岐に荷物を置き、深い樹林帯の中を飛竜山山頂へと向かう、倒れた大きな木があるが上・上に行くと数分でシャクナゲ再び現れ、今度はシャクナゲに囲まれた尾根道になる、ここから約15分ほどでシャクナゲの群生から抜け出し山頂が見えてくる、飛竜山山頂、反対からきほど見送った近道が登っている。

樹林に囲まれた飛竜山山頂だが、南面が開け大菩薩方面が大きく見える。

同じ道を引き返し、飛竜権現に戻る、そこから笠取山方面に5分行くと禿岩、シャクナゲに囲まれた大展望台、このコース一番の展望が得られる、奥秩父屈指の展望台だそうです、確かに素晴らしい、正面に大菩薩嶺がその上に富士山が姿を見せる、笠取山方向への縦走路が綺麗に見える。

禿岩で友人の疲れがピークでのんびりくつろぐことにする。

ここ飛竜山から笠取山・甲武信ガ岳を縦走し十文字峠から下山すると言う4人の頼もしいグループが登ってくる(「飛竜山から約2時間で将監小屋、将監小屋から笠取小屋までは約2時間半、飛竜山から唐松尾山、笠取山の縦走ができる」。)、後から登ってくる人たちで禿岩はすっかり禿が隠された(^^♪。

友人が回復し、しばらく下りが続くので、禿岩から飛竜権現に戻り、サオラ峠を目指し南下、シャクナゲとミツバツツジに飾られた尾根を下る、前飛竜の鞍部、この鞍部から前飛竜のピーク、ピークからの下は、シャクナゲの群落とコイワカガミ群落、時にはイワウチワがぽつぽつ見える、素晴らしい尾根道、友人もすっかり元気になる。

前飛竜を過ぎると本格的なミサカ尾根、ところどころ展望の良い岩場があり飽きる暇がない、雲取山山頂へ登る縦走路が見えている、奥多摩の山々が綺麗だ。ミサカ尾根もシャクナゲが多い、ミツバツツジもきそって咲いている、どんどん下りいくつかのピークを越え、やがて、大きく登ると前方が開けている、そこは少し広くなり熊倉山(火打岩)の標識が中央にそっと置かれている。

こんどは熊倉山のピークから急坂を下る、ここからサオラ峠まではひたすら樹林の中を下る、広い林になり落ち葉も多くなる、高低差は少ないが何回かピークを越え、少しずつ標高を下げる、これでもう登ることは無いかなと思った頃、再び登りが始まる、1,477のピーク、展望はまったく無い、そのピークを越えるとこんどはグングン下降し、広いサオラ峠に着く、丹波からの道と天平尾根からの道が合流。

車と預けた荷物は三条ノ湯、少し休憩し三条ノ湯へ向かう、ほとんど傾斜の無い登山道が熊倉山からの斜面トラバース、とても静かで歩き易いのだが、幾つも幾つもX字型の谷を越えるので三条ノ湯までは長い長い道のりである、サオラ峠と三条ノ湯の中間点(1時間)に大きな沢が現われる、更に30分後同じような沢が現われる、ここは大きな橋が掛かり、夏でも涼しい場所だ、美しい沢で水量も多い。

そこから再び急坂を越える、なかなか三条ノ湯の小屋が見えない、疲れもピークになってくる、林道の方へ下る道が分岐、沢にワサビ田が見えて、遠くに小屋が見えてくる、最後は沢からピークを越えでどんどん下ると朝分岐した、三条ノ湯小屋庭に飛出る、サオラ峠から2時間10分、長い長い工程であった。

三条ノ湯にて一泊し、のんびりしたいが、混んでおり預けた荷物を受け取り一休みし下山開始。三条ノ湯から駐車場の林道終点間は約20分、車に着くと数台の車のみ、朝見た車のほとんどはそこを去っている、駐車場から青梅街道お祭バス停まで徒歩3時間、車なら約20分。

雲取山荘が平成111999/10/1新築されたばかりと今日知りました、知っていれば、昨夜は雲取山荘に泊まって、下山時飛竜山寄った方が良かった(北天ノタル直下で出合った彼女は飛竜山に寄ったかどうかは?)!

HP:わたしの天気予報