日留賀岳(紅葉狩りと未開の山塊) |
日程:2009年10月10日(土) 晴れ
左:日留賀岳山頂
やっと主尾根に出るが、山頂はさらに先である 右:ダケカンバとヤシオツツジ 紅葉狩り登山
左:ツツジの一枝 右:塩原温泉周辺の紅葉はこれから
コース
小山宅5:20―(0:10)→日留賀神社記念石碑5:30―(0]25)→送電線鉄塔・林道出合5:55―(0:45 林道から離れ薮道通過)→林道終点6:40―(0:10)→浅い窪地6:50―(1:30)→急坂の尾根取付く7:20―(0:55)→標高1514b辺り8:15―(0:00)→木の鳥居(2本)8:15―(0:15)→鞍部8:30―(0:20)→大木のピーク8:50―(0:20)→鳥居(アルミ製)9:10―(0:10)→主稜線9:20―(0:13)→日留賀岳肩9:33―(0:02)→9:35日留賀岳9:50―(0:45)→鞍部10:35―(0:15)→木の鳥居10:50―(0:10)→急坂の尾根下山開始11:00―(0:20)→急坂の尾根終わる11:20―(0:20)→浅い窪地11:40―(0:15)→林道終点11:55―(0:20)→送電線鉄塔12:15―(0:35)→小山宅12:40
翌日の駒止湿原:ここ
日留賀岳は那須連峰の西に位置し、男鹿山塊と呼ぶ山々の唯一登山道の有るピークで、標高は1849b、展望の良い山で人気があります。紅葉時期が1番とのこと、さっそく、常磐⇒北関東⇒東北道と走って、西那須野塩原ICで降り、国道400号を迷わず塩原温泉へ入る、日塩もみじラインを左に見送って、右に現われる橋を渡り、次のY字路に日留賀岳への道標が現れる。
クネクネと上って行くと広い畑に出る、畑が切れ林に入り、右側に「日留賀岳
小山宅入口(壊れていた)」の道標を見つける、細い道をどんどん行くと、畑に出るが、手前に駐車場(5台ほど)がある、私はここに停める(小山宅を写した位置から少し林側に戻ったところ)、小山さんに後でお聞きし解かったが、登山者用の駐車場はこことのことである。
小山宅
小山宅へ真っ直ぐ入り右が自宅、左に駐車場が用意されている、トイレは塩原温泉の駐車場で済ましたい、この日はまだ薄暗い、5時には作業を開始しており、挨拶をすると「名簿に記入、、」(登山届)と案内しておられる。
小山宅の庭を通り、登山道に入り、鳥居をくぐり、美しい竹林を通過、薄暗い杉林は短く、美しい樹林の道をジグザグに登る、足元も良く手入れされ、良く踏まれています。
送電線鉄塔の下に出る、その先で林道に出合、数b林道を歩くと、左の斜面に良く見ると丸太の階段がある、ひどい薮だが登ってみる、登山道が続きている、林道はかなり眼下になり、これはラッキー、、、と思う、尾根に出る、だが、道は薮に突入、でも確かに最近歩いた跡がある、どんどん、ひどくなる、だが、展望の良い斜面に出ると高原山が見事に見える。
何れ林道から登る道が合流するだろうと期待、その期待が消えた頃、足が滑って、転んで出たところが林道の直ぐ上、こちらから林道に降りる事になる、両腕は細かい傷跡が残っている。読者の方は、鉄塔で林道に出たら忠実に林道終点まで歩いてください。
林道歩きは直ぐに終わる(薮道はおそらく林道終点より先の浅い窪地まで続いていたかも知れません)、ご夫婦が休憩中の林道終点に到着、数台の駐車スペースは有る、ここから美しい樹林の登山道に入ると、右に大きな山が見え、最高峰が日留賀岳である。
左の山腹を巻きながら進み、浅い窪地に下る、木々の下にモミジが多いけれど紅葉はまだまだ先、続いて植林のカラマツ林になって、やや傾斜がついてくる、カラマツが終わって、大きく右に曲がって、トラバース、斜面は笹に飾られている。林道終点から樹林の変化が楽しめる。
斜面は笹に覆われる
ようやく、尾根状になる、ここから急な坂が始る、今日のコースで一番辛い登りだが、美しいブナ林が尾根の両側を飾り、紅葉狩りを楽しみ一歩一歩登る、木々も種類が多く、一枚一枚色が違い、とても楽しい。
美林に囲まれる尾根道
苦しい、坂が続くが気分は良い、時々真っ赤なモミジが現われる、上に行くに従って尾根筋が明瞭になってくる。
写しいモミジ
ようやく、道はなだらかになって、右に日留賀岳が大きく見えてくる、ヒノキの自然林が続く斜面を横切って行く、薄暗い所です、大木の根が大きくはり、大木の倒れもあって歩き難い、大きな上下は無いがヒノキは紅葉せず、しばらく単調な登山道、やがて左折し急登し、再び尾根道になる。
標高:1514b辺り
ようやく、標高1514bの肩付近を通過、小さなピークを越えると、2本の木製の鳥居が建ち、くぐり、熊笹の中を進む、小さなピークを越え、前方に大きな日留賀岳が見えてくる、まだまだ遠い、少し下った鞍部から登り返す。
手前のピーク辺り
ヤシオツツジが多く、今は赤く染まり紅葉だが、花期にはピックやシロの花で飾り付ける、時々冷たい風が吹く、日光連山の方から吹き付ける、やっとピーク、まだまだ手前のピークです。
木の鳥居から山頂まではこのコースのハイライトで大木のブナ、ダケカンバが立ち、周囲にツツジが密集して美しい紅葉を見せてくれる、登山道は想像以上に踏まれ、安定し、急坂が多くてもどんどん山頂へ足が向いて行く。
ツツジの紅葉は見事
さらに、ツツジに囲まれた斜面を登る、急な坂は木の根を頼る。小さな鳥居、アルミ製を左に見て、登り振向くと高原山が大きく見え、シャクナゲなどに囲まれた平坦な道になる、今度は那須連峰側に出る、日留賀岳山頂はまだまだ先に聳えている。
那須連峰
今度こそ最後かと、お花畑の傾斜を登る、森林限界、振向くと高原山がさらに見事です。
山頂手前の斜面から高原山を眺める
ようやく登って山頂かと思うが、日留賀岳山頂は少し先である、360度のパノラマは遮るものは無い。
男鹿山塊 男鹿岳
会津の七ヶ岳、荒海山も見え、残念だが日光連山は雲に覆われている、見事なのは高原山。男鹿岳を鉢巻状に林道が走っている、黒磯の方から走っている様に見える。
下山は往路を戻る、帰路はのんびりと紅葉を楽しみたい、
帰路の紅葉狩り➁
標高1514bのピークまで、ツツジと大木のブナ、ダケカンバ、このピークからは雑木林の紅葉狩り、急坂の尾根から離れ、トラバースに入ると、紅葉はまだ先の樹林帯である。
林道終点に出る、帰路は林道を素直に歩く、小粒の栗が沢山落ちており拾いながら、先日の台風18号が倒した大木、その手前に一台の車、やがて送電線鉄塔、ここから林道を離れ、美しい樹林を下って、杉林から竹林に変われば、小山宅の前に出る。
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