早川尾根 栗沢山 標高2,7142b・アサヨ峰 標高2,799

富士山(標高3,776b)北岳(標高3,192b)仙丈岳(標高3,033b)甲斐駒ケ岳(標高2,967b)塩見岳(標高3,047b)
間ノ岳(標高3,189b)鳳凰三山「地蔵岳(標高2,764b)観音岳(標高2,841b)薬師岳(標高2,780b)」
そして八ヶ岳(赤岳:標高2,899b)の展望に一番良い位置にあるのがこのアサヨ峰(早川尾根)

日程:2003823() 快晴 この夏最高の快晴 最高気温を記録

 

コース

5:10戸台口5:30−(1:00)→6:30北沢峠−(0:15)→6:40北沢長蔵小屋−(0:40)→7:10仙水小屋−(0:40)→7:50仙水峠−1:30)→9:20栗沢山9:35−(1:10)→10:05アサヨ峰11:07−(1:00)→11:45栗沢山12:00−(1:00)→13:00栗沢山登山口:北沢長蔵小屋13:05−(0:20)→13:19北沢峠13:20−(1:00)→14:20戸台口

甲府から中央高速で戸台口までは

諏訪ICで降り、甲府方面に国道20号で戻るとまもなく左折(右折で無く)高遠の標識が出るから左折し国道20号を潜って国道152号入る、高遠ではあくまで国道152号(高遠で大きく左折する)で大鹿方面に向う、白山トンネルを抜け、美和ダムが見え、道の駅「南アルプスむら長谷」がある、ここでトイレを済ませ、案内地図もある、美和湖(工事中で片道行箇所あり)に沿って進む、後はバス発着所の案内が出てくるから従う、駐車場は広く充分停める空間はあるだろう。中央高速で伊那ICまで行くと便利そうだが、諏訪ICで降り杖突峠を越えた方が料金も安いし、八ヶ岳・霧が峰などの展望も素晴らしいからお勧めです。

空いている? 南アルプススーパー林道、お盆休み直後か?夜叉神峠で崩れのため全面通行止めでした、水戸bフ車はコンビニで国道52号を確認し、中富町:上沢に向かって南アルプス公園線を経て奈良田から広河原に向った、私は走ったことの無い林道、しかも夜中である、国道52号を北上し、韮崎市に出て国道20号でガソリンスタンドを探す、見つかったスタンドで戸台口を聞くが不明、ガソリンを満タンにして、次の中央高速小淵沢ICから諏訪南IC(諏訪ICの方が良かった)を走って、高遠への国道152号、守屋山登山口の杖突峠方向に向う、一台の車、静かな峠越え、茅野から高遠は約50`、途中何度か入笠山へ標識が出るが戸台は見つからない、高遠で、4時半に、散歩のご夫婦、「トンネル(白山トンネル)を抜けると、仙丈岳、、」と教えてくれる、高遠から国道152号で大鹿村に向う道の駅「南アルプスむら長谷」に案内板、美和湖の先で戸台へ左折、南アルプスバス発着所は直ぐに見つかる、5:20、駐車場は広河原と同様広い、準備を後、列に並ぶ、満車後、直ぐに出るという、今日は始発が5:00だったという。

バスは直ぐに満杯、戸台川に沿って走り出す、バスの運転手さんのガイドつき、

中央高速諏訪ICで降り、国道20号を茅野市方向に戻る国道152号交差点を高遠へ、急な坂になって眼下に諏訪市がその向こうに蓼科山から赤岳に続く八ヶ岳が美しい。やがて杖突峠:守屋山登山口、急な坂を高遠に向かって下る。高遠では国道152号・大鹿方向を拾って走る、白山トンネルを抜けると美和湖が見え、道の駅「南アルプスむら長谷」があって立ち寄ると良い、そのまま美和湖に沿って走り、戸台口の案内が左にでてくる、それに従って左折、大きなターミナルがあって、駐車場も充分ある。

 


娘さん、大空を見上げていますね! 鋸山に娘の顔、○○の穴

 

鋸山に娘の顔、○○の穴、、すぐ後ろの人がそれに加えてのガイド、長い一時間も素晴らしい展望とガイド付きで北沢峠に着く、初めて乗る戸台バスは広河原と比べ展望も良く、通行禁止からの誤算は解消した。奈良田経由の水戸nヤはどうしたものだろか?北沢峠からは半数以上が仙丈岳、年配者ほど仙丈岳へ向かうようだ、バスの中でも2組の団体さんは仙丈岳、早川尾根への人はいなかったようだ。

北沢峠からスタート:バスを降りた団体さん準備運動開始、広河原方面の車道を行き(下る)、仙水峠へ直ぐ左折し、右下にキャンプ場が見え、庭先にヤナギランが満開の北沢長蔵小屋の前に着く、小屋の前の橋を渡ると栗沢山登山口がある、下山はここに下る予定(家を出るときの予定は広河原へ)。北沢沿いに登る、堰堤を幾つか見送る、途中美しい渓谷、沢から離れると急坂になって数分で仙水小屋に着く、小仙丈岳が見えるというが進入禁止で庭先に行けず確認不可。

 


小仙丈岳と仙丈岳

 

登山者は足を止めずに、すぐ小屋の裏の登山道に移ってゆく、樹林帯をしばらく行くと、目の前に岩魂斜面が現われる、シャクナゲ群生の中を横切って、最初は岩魂斜面の下部を歩くがだんだん中腹を進むようになって振り向くと小仙丈岳が美しい姿を見せてくれます。

 


ここを抜けると仙水峠です

 

まもなく、仙水峠、甲斐駒ケ岳にむかう登山者が休憩、見上げると甲斐駒ケ岳の魔利支天が凄い迫力でせまる、前方には奥秩父の山々が美しい、さらに右に目をやると鳳凰三山、地蔵岳のオリベスクがはっきりと見える。

駒津峰に向う登山者と別れ、右の岩魂斜面をよじ登る、岩魂を過ぎると、樹林帯に入る、急坂だ、10分(休憩をいれると20分)頑張ると向こうに駒津峰へ登る人々が見える、ハイマツ帯の斜面になって展望も開け、魔利支天がさらに大きく見え素晴らしいにつきる。

甲斐駒ケ岳の右奥に尖った峰、八ヶ岳が姿を現し、中央アルプスもはっきり見えてくる、小仙丈岳に続く仙丈岳も見え、馬ノ背小屋も見える、鋸岳も峰を見せ、その奥に北アルプスの山々が見える。

両手を使って岩場を越えると最初のピーク栗沢山山頂に着く、展望は180度から360度に変わって、北岳、間ノ岳そして正面に塩見岳、塩見岳の左奥に荒沢岳が頭を見せている、そして一番は仙丈岳の雄姿、仙塩尾根を経て間ノ岳方向に向っている、言葉で表現するのは無理である。栗沢山は明峰:甲斐駒ケ岳の展望台として最高だろう。

 


美しい、北岳

 

但し、ここからはまったく富士山は見えない。山頂で会った人数人は皆さん北沢長蔵小屋の登山口から登ったという、どうやら、仙水峠経由は私だけだったようだ、しかし今から栗沢山を計画するならやはり仙水峠をお勧めする、甲斐駒ケ岳の姿を見ながら登り、駒津峰、双児山も美しい、八ヶ岳が駒の右肩奥に見えてくる姿は感動的ですから。

 


甲斐駒ケ岳  右奥に八ヶ岳

 

昨日早川尾根小屋に泊って登って来たご婦人、アサヨ峰から1時間20分とのこと、きだもの(トマト)等の水分のみ持って、アサヨ峰に向う。

まず大きく鞍部まで下る、1,2,3と峰を越えて行く、4つ目を登ったとたん、今まで全く姿を見せなかった富士山が鳳凰三山の向こうに雄大な姿を現す。疲れはふっとぶ!

 


小太郎尾根と北岳山頂

 

早川尾根最高峰のアサヨ峰、小太郎山から続く小太郎尾根の先に北岳山頂素晴らしい眺めだ。その先に塩見岳、南アルプス一の美しさといわれる、うわさ通りである。

甲斐駒ケ岳は一段と大きく素晴らしい、その右に八ヶ岳連峰がおしげもなく全てを見せてくれる、奥秩父、苗場・谷川・日光の山々は遠望だがこれまた素晴らしい。

仙丈岳は小仙丈岳、大仙丈岳とそろってこれまた素晴らしい、その奥に中央アルプス、さらに北アルプスの山々が並んでいる。アサヨ峰は仙丈岳&北岳の展望では最高だろう。

 


雄大な富士山は独り占め

 

先行していた人も下って、しばらく一人で静かに富士山に魅せられ時は流る、新しい侵入者が訪れる、雲も多くなってきた、戸台口への最終バスが北沢峠350、たっぷり時間はあるが、栗沢山に引き返す、40分ほどの距離だ、南アルプスの主峰を眺め、あっと言う間に栗沢山に戻る。

 


野呂川と富士山 左が鳳凰三山

 

アサヨ峰に行かず栗沢山から引き返す人もいる早川尾根のポイントはアサヨ峰からの野呂川+早川尾根+鳳凰三山+富士山が一枚の日本画であるからここまでは是非行きたい。

下山は直接、北沢長蔵小屋に下る、岩場で2個ほどピークを下るが特に問題は無い、すぐハイマツ帯に入り、北岳、塩見岳、仙丈岳の最後の展望を楽しみ、樹林帯(コメツガ、シラビソ)に入ると、展望は無く、静かな登山道に変わる、
落葉が作ったジュウタン状で足腰に優しい、傾斜が緩くなってくると道はすこし荒れている。

今夜は早川尾根小屋に一泊という10数人の団体が登ってくる、栗沢山でという男女5,6人が登ってくる、栗沢山山頂から1時間栗沢山登山口に着く。

登山口から20分程で北沢峠バス停、着くとすぐ戸台口行きのバスが出た、中央高速を飛ばしてきたという、ご夫婦は「甲斐駒からの富士山は美しかった、今度は八ヶ岳、、」へと最高の天候に酔っていた。

杖突峠を越え、富士見町から入笠山へドライブ、内容はアルバムを参考してください。

 


入笠山から富士見町へ、

 

HP:わたしの天気予報