【浅間山の展望】JR軽井沢駅からバスで上発知、八風山から物見山をへて物見岩、神津牧場、三ッ瀬バス停からバスで下仁田駅へ
八風山(標高:1315b)・物見山(標高:1375b)・物見岩(標高:1315b) 

 

日程 2006415日 (土)晴れ

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非常に高い精度で生成された説明

立派な浅間山

 

いろいろな山を登っているが、新幹線に乗っての山登りは今回が始めてかもしれない、何故か?『軽井沢駅に直接行くには長野新幹線のみ』車ですと、南軽井沢の八風山から物見山に続く縦走路をのんびり楽しめないだろし、今回の様に電車とバスを利用すると、神津(こうづ)牧場・内山牧場、荒船山・妙義山・八ヶ岳連峰・浅間山の大展望を楽しめることと、加えて、登山口の集落の風景も味わうことができる。

 

長野行きの新幹線は東京6:24上野6:30)発が始発、軽井沢駅7:31、軽井沢駅からの高原バスは朝9時までには 外回り「7:20,7:40,8:35」内回り「8:10,8:50」発がある、従がって外回り7:40に乗れて便利である、では下山後はどうか?市野萱バス停6:45,7:45,9:10,10:30,12:35,14:50,16:50」発がある、土日・祝日は「8:30,12:10,15:45」発となる。自分が乗るバスは一本だからバスの時刻に合わせることが大切ですね、バスの本数より、自分は一本しか利用しないのでわがままは言わない。
上記の時刻は2009/2/6現在です 2018/2/11上野6:34=(北陸新幹線)⇒7:34軽井沢 がある!

 

コース

 

JR天王台駅5:09=(常磐線)⇒5:46JR上野駅6:30=(長野新幹線)⇒7:31JR軽井沢駅7:40=(高原バス・軽井沢町内循環バス)⇒7:55上発地7:55―(0:15)→八風湖8:10―(0:05)→木の鳥居8:15―(0:01)→発地川(大平2号橋)8:16―(0:04)→山荘風別荘8:20―(0:20)→林道終点8:40―(0:10)→妙義荒船林道出合(和美峠4`・内山峠14`地点)8:50―(0:10)→大平林道合流点9:05―(0:05)→林道分岐9:10―(0:05)→展望・林道崩壊地9:15―(0:20)→八風山登山道合流9:35―(0:05)→稜線(八風山と物見山分岐)9:40―(0:03)→9:43八風山山頂9:52―(0:05)→八風山と物見山分岐9:55―(0:10)→小さいピーク(左斜面から離れる、神津牧場4`・八風山0.8`地点)10:05―(0:15)→矢川峠10:20―(0:05)→東屋10:25―(0:05)→林道出合(和美峠12`地点)10:30―(0:15)→小さいピーク(物見山1.5`・八風山3.0`地点)10:45―(0:15)→香坂峠(標高1240b)11:00―(0:15)→志賀牧場分岐11:15―(0:12)→南物見無線中継所(NTT DoCoMo)11:27―(0:03)→11:30物見山山頂11:35―(0:20)→林道出合11:55―(0:05)→12:00物見岩12:10―(0:05)→神津牧場分岐12:15―(0:15)→神津牧場駐車場12:30―(0:05)→屋敷・市野萱取付き点12:35―(0:40)→屋敷13:15―(0:15)→屋敷川出合・大きな岩壁13:30―(0:30)→14:00市野萱バス停14:05―(0:15)→14:20三ッ瀬バス停14:53=(下仁田市営バス)⇒15:15下仁田駅15:25=(上信電鉄)⇒16:25JR高崎駅16:41=(高崎線)⇒18:30JR上野駅

 

新幹線は流石に早い、上野を6:30発に乗ると1時間で軽井沢に着く、改札口からバス停へ、方向とは反対の浅間山側である、バスは碓氷峠からの国道18号で、直ぐに左折し碓氷バイパスからの国道18号に交差し、下仁田方向に進む、軽井沢72ゴルフ場を経て、下仁田方向と別れ上発地(かみほっち)バス停、乗客は一人だった。新幹線なのでバス便は良かったが、バスの便は少なく、大勢の時はタクシーで八風山登山口まで行くと良い。

 

バスの進行方向とは逆に1(散歩中の人に聞き)ほど戻ると八風山の道標、浅間山が見えてくる、じつに見事な姿です、橋を渡ってT字路、左折するが道標は無い、車が通り、道を尋ねると「この先に湖、その先です」とのこと、しばらく沢(発池川)に沿って、八風湖の手前で広い道と交差、直進して八風湖の右を行く、湖の奥くから湖面越しに見る浅間山がとても美しく感動的、湖岸に下りてみる。

 

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八風湖&浅間山 このコースのビューポイントです

八風湖は徒歩でないと、立ち寄れない!

 

八風湖の先で大きく右にカーブ、林床は一面笹、木の鳥居を右に見送って発地川を渡ると山小屋風の別荘、埼玉から岡谷へ寄って昨日この別荘に泊まったという二人の男性と別荘の前の大平林道に入る、後で解ったが別荘の右下の林道が正しかったようだ。二人の男性はこの別荘を会社で借り、清掃し社員に開放するためにやって来たとのこと、聞くと登山者はあまり見かけないようです。

 

林道は藪、最近歩いた跡は無い、振り返ると浅間山がとても良い形で林の上に姿を現す、思わず美しさに3人とも棒立ちになって立ち尽くす。さらに藪道を登り詰めると林道は終わる、左右の藪に歩いた跡がある、右に入って見るが無理、左に緩く登ると二又に、私は右に、お二人さんらは左に行く、小さい沢に出る、沢を渡って進むが、だんだん踏み跡は下りになってしまう、しかたなく沢に戻って沢を登る、地図を良く見ると上に林道がある、古い防砂ダムに突き当たる、大丈夫で上に登れる、直ぐに軽井沢から下仁田への道路の和美峠(美しい名前)から荒船山の登山口内山峠を結ぶ妙義荒船林道に飛出る。和美峠(軽井沢から国道1号を避け国道254号へ出て下仁田に行く入口)から4`の地点だ。

 

眼下を覗くと二人の男性が見え、声を掛けると道の無い坂を二人は登って来た(山菜取りを試みるという彼らだからこんな藪は問題ない)。ここで二人とは別れます。

 

しばらく林道歩き、二人に遭った別荘からの大平林道が右に合流、別荘の右下から登ればここに出たのだろう。5,6分先で今度は左に細い林道、9:10 ここに入って見る、50b先で左の細い道に入る、正面に上州の山々が展望、道は切れる、良く見ると八風山の右斜面をトラバースする道が崩壊し、その先に踏み跡が続いている、すぐに綺麗なカラマツ林、この道も下りになってしまう、萱倉へ下りるようだ、引き返すことも考えたが頭上を見上げると、どうやら上に登れそう、道無き斜面を四足で木々の根や枝を頼りに慎重に登る、最後の岩場は動物(シカかイノシシ)の足跡があって導かれ谷から抜け出す。期待の八風山登山道はさらに雑木林の藪を抜けた所でした。

 

ガイドブックを見ると、地図では八風湖から大平林道を歩くように記しているが、違って八風郷も別荘地を抜け、妙義荒船林道に出て右に行けば八風山登山口だそうです。

 

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妙義山が見えてくる

 

登山道を登れば直ぐに八風山と物見山の分岐のある稜線八風山山頂は右の稜線を上下して、直ぐである。八風山山頂(標高:1315b)は広く、浅間山方向は樹林が伸びているが、妙義山方向の眺めが良い。

 

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八風山から妙義山を望む

 

さらに西側の笹に覆われた尾根道を5,60b進むとカラマツ越しに立派な浅間山が聳えている。左に黒斑山、篭ノ登山、右の裾に小浅間山、鼻曲山が綺麗だ、さらに奥には苗場山・谷川連峰の峰々が白い姿で見えている。山頂に戻って物見山へ向かう、一瞬だが荒船山の行塚山が見え、手前に牧場と物見山も望める。

 

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八風山から浅間山

 

先ほどの分岐に戻って、物見山に緩やかに下る、右斜面をトラバース、見えないが左の山腹の向こう側は厳しい岩崖だとのこと。右には獅子岩だろかクッキリ見える。その向こうに蓼科山が美しく見えてくる。

 

今日は妙義山方向から強風、山腹の左を歩くので風当たりがなく暖かい、トラバースを終え、小さピークを越え、反対に回り込む、急に藪道、カラマツ林になって林床は笹、また山腹の左をトラバース、急に登山道は尾根に飛出る、左右の展望が良いところだ。

 

左に妙義山、右に蓼科山と八ヶ岳連峰が雄大、その奥に北アルプスが墨絵のように見えている、尾根道は数10bで終わり、今度は緑のハリモミの美しい林が現れる、下ると矢川(やがわ)峠に到着。

ここは信濃路自然歩道で右に妙義荒船林道が八風山登山口から続いている、気持ちのよい笹原散歩です。

 

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矢川峠

 

矢川峠は小さな鞍部で登り返し振向くと先ほどの獅子岩、八風山への稜線が望める。この辺り大木のツツジが多く現れる。ピーク(標高1186b)に立つとハリモミの樹林が美しく登山道の外れに東屋が建っている、東屋の中のベンチは壊れ使えないが雨の時などは役に立つ東屋だ10:25

 

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東屋 床は壊れている、雨の時は助かります周囲はハリモミに囲れ美しい

 

直ぐに林道に出合、和美峠12`地点、登山道は林道から直ぐに離れ、この先ハリモミは無くなって雑木林になる、ここの辺り傾斜がキツイ、振向くと再び浅間山が見えてくる、登山道は信濃路自然歩道で、このあたりは特に広くよく整備されているが、木の階段は古く、腐ってきているが!歩きにはまったく問題はない。

 

妙義山周辺の峰々が脈々と続き、明確な尾根道になると神津牧場が左眼下に見えてくる、10:50 物見山1.5`・八風山3.0`地点。

 

カラマツも混じりのブナ林が美しいので新緑/紅葉時は楽しいことだろう。

 

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稜線漫歩の妙義山展望

 

標高1240bの香坂(こうさか)峠、ベンチが置かれ、三差路で神津牧場への登山道、直進、ここはゆるやかに、ゆるやかに、ゆっくり登りたい、そんな穏やかな登山道が続く。

 

ここまで軽井沢からバスの運転手と道を訪ねた二人と別荘の二人以外誰にも会わない、静かな尾根歩きでした。香坂峠に来れば大勢の登山者に出合うと思ったが期待外れ(笑)。

 

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香坂峠 明るい三差路

 

林道を横切って、反対の登山道に移り、内山牧場の柵に沿って登るようになると展望は広角、まもなく志賀牧場分岐、柵の一番下の針金が切れたので、柵の中に潜り込み牧草地帯に入ると、ビッグな浅間山、素晴らしい、雪化粧は薄くなって今が一番綺麗かもしれない。浅間山から鼻曲山間の広い光景が印象的です。浅間山の前衛の剣ヶ峰がクッキリ。

 

物見山山頂は近いのか傾斜は大きくなって、登り切ると平坦になって南見物無線中継所に到着、さらに別の無線所の鉄塔を過ぎると物見山山頂(標高:1375b)

 

物見山山頂からの浅間山連山は見事だ、奥の谷川連峰も素晴らしい、そして妙義山の奇妙過ぎる光景、自然とはなんと面白いものを作るものである。

 

芝生に腰を降ろし、じっくり浅間山の展望を楽しむ、今日の大きな目的はこの風景、満足な光景でした。

 

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物見山から浅間山連山 右のコブが小浅間山

 

浅間山方向から強風が吹き付ける、樹林の中を下ると柵の中に展望箇所、登って見ると荒船山、御座山へ続く上州・佐久の山々、御座山の奥に金峰山、金峰山の左に甲武信ヶ岳、そして大きな山脈八ヶ岳連峰に蓼科山。

 

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展望台から八ヶ岳 こんなに近いのだと地図を確認

 

林道迄下る、林道経由神津牧場、林道を横切って物見岩へ、物見岩というから物見山の付属かと思ったが独立峰、一人の女性が物見岩から下ってくる、笑顔で挨拶。

 

志賀牧場を見ながら登り切りと物見岩(標高:1315b 八風山と同じ標高)、展望台は素晴らしい。

 

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物見岩

 

岩場のズミ、花期に登れば最高であろう。内山牧場のレンゲツツジは6月初旬だとのこと、このレンゲツツジには毒があって牛が口にしないので美しい花が毎年美しく咲くのだという。物見岩から内山峠方向に少し下った所に展望地があり、荒船山(トモ岩と行塚山)が雄大です

 

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荒船山は目の前です

 

さらに少し下って広場で行くと、12:00 荒船山の全景が楽しめる。特に荒船山の手前にあるトモ岩の岩壁は荒海に乗り出す軍艦のようである。物見岩に戻ると二人に男性が神津牧場から登って来た。

 

物見岩から少し物見山方向に戻って神津牧場下る登山道に取付き、急降下、林道を横切ってどんどん下り、二つの沢を横切る、橋は崩壊、林道の工事が進み登山道は後回し、きっと林道の行く末の姿かもしれない、ここまで林道を走る車は見かけない。

 

神津牧場駐車場、広大、5,6台の車、案内に従がって神津牧場に入る、市野萱バス停は案内地図によると大きな池が目印、河童の座っている池は小さく、さらに先に大きな池があって、屋敷・市野萱バス停道標を確認する、バス停まで約80分とある 標高1060b地点。

 

神津牧場(こうづぼくじょう)

標高:1000b広さ:387f(牧草地:100f)。

「草を作って牛を育て、草を乳に換える」が創業者の信念、脈々と受け継がれている。

 

 

池の横を下る、道路に牛の無数の足跡、日溜りの牧場に数10頭の牛がノンビリお昼ね 12:40、二回ほど遠回りの林道を避け牧草地帯を横切って下る、スミレ、ツクシ、ミヤマキケマンの群生が現れると13:15 ようやく屋敷 人影は無く、5,6頭の犬が出迎え、吠えながら寄って来るが、様子からして飛びつくのではなく珍しい人に愛嬌を振るっている。

 

屋敷から離れ、田んぼの土手の沢にワサビが白い花を咲かせ、側にはカタバミが群生、さらに日当たりにスミレ(エイザンスミレ)が小群落を作っている。

 

暗い杉林に入るとここにもエイザンスミレが咲いている、沢の音(屋敷川)が大きくなって巨岩の岩壁が現れる、右の沢を覗くと美しい滝が見え、その先数bに小さな沢、細い滝が流れ落ちる。

 

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可憐に咲くミツバツツジ

 

沢の対岸の岩場を見るとミツバツツジが咲いて綺麗だ。13:40 ミツバツツジというと西上州はこの時期アカヤシオツツジ・ヒカゲツツジが咲く山が多い。

 

さらに下ると荒船山方向からやって来る、国道254号が見えて、屋敷川の桜が満開、国道254号の下を潜ると市野萱。

 

さらに、どんどん下ると旧国道254号に合流、左折し10b、市野萱バス停 14:00 次のバスは14:50 待合の小屋に入り腰を下ろし休憩。

 

神津牧場から約1時間半舗装道は単調で足への負担は大きいが、春の花を探しながら歩く楽しさがありました。

 

このバス停近くに、店も自動販売機も無い、荒船ノ湯まで下ってみるがここにも売店無し、靴を脱がないと荒船ノ湯窓口にも行けず、ここのバス停にはベンチも無い。

 

さらに三ツ瀬へ、荒船山登山口の交差点先に三ツ瀬バス停、ここにはベンチあり、後30分程ノンビリ待つことにする。14:53 定刻にバスは親子二人と男性を乗せやって来る。

 

右に物語山(標高1019b)、山腹にピンクのツツジが沢山咲いている、低い山が幾つも見えるがどの山にもピンクのツツジが咲いている、まだ新緑は少し先である。屋敷川から市ノ萱川に変わり、西牧(さいもく)川となってまもなく下仁田町役場に寄り下仁田駅へ到着、15:15、上信鉄道下仁田駅次の電車は15:25発。

 

二両編成、5,6人の乗客、南蛇井(なんじゃい)駅で降りて神城山に行くと「にほんおきなぐさ」が咲いているという、聞くと途中下車は出来ない切符(1080円)というので今回は降りずパス(上信鉄道のホームページに紹介しているのに残念)。

 

上州冨岡辺りから乗客は急に増え、約1時間でJR高崎駅へ、16:25着。16:41発上野行き、新幹線に比べのんびりムード、新町(鬼石町を経て上野村へのバス発着駅)・本庄・深谷・熊谷・大宮・さいたま新都心・赤羽駅の風景・乗客のご様子など、新幹線では味わえない。約2時間 18:30上野駅着。

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