糸魚川駅から蓮華温泉に入って白馬岳から清水岳を経て欅平へ下る、
植物分布のころころ変わるお花畑コース、生育環境の変化も楽しめる

花園三角点(標高1755b) 朝日岳(標高2418b)雪倉岳(標高2610b)白馬(標高2932b)

裏旭岳(標高2733b「旭岳は2867、小旭岳は2636」)清水岳(しょうずだけ 標高2603b)不帰岳(標高2053b) 百貫山(標高1970b)

 

日程 2008811-13日(月-水)晴れ

お花畑の続く縦走路



イワギキョウ 白馬岳山頂

北陸本線の糸魚川駅から魚津駅、秘境の蓮華温泉から祖母谷温泉、北アルプスの北部に位置する朝日岳から白馬岳・清水岳と経て百貫ノ大下り、、植物分布の垂直分布「低山から高山帯」と生育環境「乾性、中性、湿地帯」の変化を楽しめる、一言で「お花畑巡り」です。

コース

前日&第一日目JR上野駅23:33=(急行 能登)⇒4:40JR北陸本線糸魚川駅5:40=(糸魚川バス「白馬岳登山バス」 )⇒平岩駅6:20=(糸魚川バス)⇒ワサビ沢650=(糸魚川バス)⇒展望所「ヤッホー平?」7:00=(糸魚川バス)⇒7:10蓮華温泉バス停7:10―(0:05 途中トイレ有り)→7:15白馬岳蓮華温泉ロッジ


一日目は白馬岳蓮華温泉ロッジから朝日岳の展望で始ま

白馬岳蓮華温泉ロッジ7:20―(0:05)→蓮華ノ森キャンプ場7:25―(0:15)→鉱山道分岐7:40―(0:10)→アヤメ平7:50―(0:10)→兵馬(へいま)ノ平8:00―(0:20)→水場8:20―(0:05)→瀬戸川出合8:25―(0:15)→8:40小さい沢8:50―(0:25)→白高地沢のぞき9:15―(0:10)→ヒョウタン池9:25―(0:05)→9:30白高地沢出合9:45―(0:20)→カモシカ坂取付き地点10:05―(0:10)→10:15カモシカ坂10:20―(0:40)→尾根道末端11:00―(0:25)→花園三角点11:25―(0:15)→11:40水場11:50―(0:10)→12:00青ザク12:25―(0:10)→五輪ノ森12:35―(0:10)→ガレ場の梯子12:45―(0:10)→水場12:50―(0:20)→木道のお花畑13:10―(0:25)→沢渡渉点13:35―(0:10)→お花畑中心地13:45―(0:20)→ハクサンコザクラ大群落14:05―(0:15)→ニッコウキスゲ群落14:20―(0:05)→吹上のコル(栂海新道分岐)14:25―(0:35)→朝日岳山頂15:00―(0:30)→雪渓15:30―(0:20)→水谷のコル(水平道分岐)15:50―(0:10)→16:00朝日小屋 0765-22-1972


二日目は白馬岳から旭岳&清水岳の稜線の展望から始まる

第二日目朝日小屋5:00―(0:10)→水谷のコル(水平道分岐)5:10―(0:03)→沢を横切る5:13―(0:07)→露岩の岩場5:20―(0:20)→X字谷5:40―(0:15)→U字谷5:55―(0:25)→朝日岳分岐6:20―(0:15)→小桜ヶ原6:35―(0:15)→沢出合6:50―(0:00)→ガレ場「日本海見える」6:50―(0:20)→ツバメ平7:10―(0:00)→沢出合「雪倉岳の鞍部」 7:10―(0:30)→朝日小屋見える7:40―(0:50)→雪倉池見える8:30―(0:40)→9:10雪倉岳山頂9:25―(0:25)→雪倉岳避難小屋9:50―(0:45)→鉢ヶ岳の鞍部10:35―(0:15)→10:50小さいピーク11:00―(0:00)→長池見える11:00―(0:30)→広い砂地原11:30―(0:35)→三国境12:05―(1:05)→13:10白馬岳山頂13:20―(0:10)→13:30白馬山荘 0261-72-2002


三日目は槍ヶ岳から剱岳の展望から始まる

第三日目&帰宅日白馬山荘5:20―(0:10)→祖母谷分岐5:30―(0:25)→旭岳の道標5:55―(1:05)→7:00小旭岳の道標7:05―(0:10)→清水平7:15―(0:20)→雪渓直下7:35―(0:05)→7:40清水岳山頂7:50―(0:05)→美しい二個の池塘7:55―(0:30)→池塘の有る別天地8:25―(0:15)→ニッコウキスゲの斜面8:40―(0:05)→8:45チングルマ、ニッコウキスゲの群生が続く8:45―(0:05)→8:50ハクサンコザクラ群生(お花畑の最後地点)9:00―(0:10)→尾根道から離れる9:10―(0:10)→水平道開始9:20―(0:10)→沼9:30―(0:15)→不帰岳避難小屋9:45―(0:05)→9:50水場9:55―(0:05)→突然クサリ場10:00―(0:10)→小ピーク10:10―(0:05)→10:15日陰の展望地点10:25―(0:15)→剱岳の良く見える水場10:40―(0:10)→白馬岳山頂の見えたピーク10:50―(0:05)→10:55標高1823b辺り11:05―(0:10)→ダケカンバ大木11:15―(0:10)→百貫山巻道取付き11:25―(0:15)→ジグザグ下り11:40―(0:20)→大木の松12:00―(0:05)→ロープで沢横切り12:05―(0:00)→大木が邪魔する沢横切り12:05―(0:05)→沢横切り12:10―(0:30)→太く長い綱の梯子12:40―(0:00)→崩れた沢(ここから道は安定する)12:40―(0:05)→沢続いて二個横切り12:45―(0:25)→石段のブナ林13:10―(0:10)→祖母谷温泉・白馬岳道標13:20―(0:10)→長いロープ・名剣沢河原(一度河原から離れる)13:30―(0:01)→名剣沢河原13:31―(0:04)→13:35林道出合・白馬岳登山口・東屋13:45―(0:10)→祖母谷温泉入口の三差路・鉄橋13:55―(0:02)→鉄橋13:57―(0:00)→13:57トンネル14:05―(0:10)→二個目のトンネル14:15―(0:20)→14:35欅平駅15:40=(黒部峡谷鉄道 特別便)⇒17:00宇奈月温泉駅17:00―(0:05)→17:05宇奈月温泉駅17:24=(富山地方鉄道)⇒18:02新魚津駅―(0:03)→18:05JR北陸本線魚津駅23:22=(急行 能登)⇒6:05JR上野駅6:31=(JR常磐線)⇒7:22JR牛久駅

では、スタート:

 

前日&第一日目

急行能登、昨年の夏は中越沖地震「能登」が運休になってしまったが、定刻23:33に発車する、大宮、熊谷、高崎、直江津駅に停まって行く、糸魚川駅で降りた人は二人、駅の外で5,6人が仮眠中で彼らも蓮華温泉行きのバスを待っていたと思ったが、蓮華温泉へは電車を降りた二人、一人は白馬岳経由で鹿島槍ヶ岳へ縦走する、他の人は私で、朝日岳-雪倉岳-白馬岳-清水岳岳を縦走し「百貫ノ大下り」を下って祖母谷温泉に下り、JR魚津駅から帰路も「能登」です。

バスは定刻5:40、昨日は満席だったが、今日は二人、並行して走る大糸線の始発は6:11で南小谷で白馬行きに接続しているが、このバスは蓮華温泉から白馬岳・朝日岳に登る人の有り難い足になっている。

男性の車掌さんによると昨日は蓮華温泉16:08発には乗れない乗客で大変だったようです。国道148号は日本の道100選に入っている、姫川に沿って走ると長い長い「スノージェット銀座」の有名道路が、平岩駅の手前まで続いている、平岩駅で運転者の休憩約5分、朝日岳へ登られる男性一人乗込んで6:20発(車掌さん期待は満席だったが)、大所を通過すると林道、ブナの美しい道路です、一度丸坊主伐採されてしまった森が、再現しここまで育ったそうです、ワサビ沢(標高1115b)でバスが停まって沢の水をご馳走、その後、ヤッホー平だと思うが、バスを停め外に出て、大展望のプレゼントを頂く、中央の奥に朝日岳、その左に雪倉岳の雄大な姿、右には栂梅新道の山々が見える。

糸魚川から平岩駅まで22`、平岩駅から蓮華温泉バス停まで22`、予定時刻7:20より早く7:10

朝日岳蓮華温泉登山口

  蓮華温泉バス停の周りは大きな駐車場、少し下ると右に公衆トイレ、下り切ったところが蓮華温泉ロッジ。

標高1500bの蓮華温泉、蓮華温泉ロッジ―(0:05)→黄金湯―(0:10)→仙気(せんき)ノ湯―(0:05)→薬師湯―(0:10)→三国一ノ湯―(0:10)→ロッジと回れるそうです、標高の一番高い薬師湯から朝日岳と雪倉岳の大パノラマが広がる、夜は満天の星空!
糸魚川バス「 025-552-0180 2008年は712日から1014日運転 」
蓮華温泉ロッジ「 090-2524-7237 日帰り入浴も可能」

ロッジから白馬大池コースは左へ、朝日岳も左だが広い林道を緩やかに下ってゆく、どのコースも道標はしっかりしている、広い林道を行くと蓮華ノ森キャンプ場に着き、朝日岳へはキャンプ場入口で右折する、ここで長野市から来られたご夫婦に出会う、彼らは朝日岳を往復とのこと、鉱山道分岐で右に進む、蓮華ノ森自然歩道は左右どちらを選んでも良い、従ってしばらく蓮華ノ森自然歩道を歩くことになる、どんどん下る、おやと思うほどです、ぽっと広がる小さな湿原に出る、アヤメ平 7:50


アヤメ平から朝日岳

  今度は立派な木道を進む、兵馬ノ平でカモシカ展望台分岐がある 8:02 ここからぬかる道、トラバース、どんどん下って、水場を過ぎ、岩がゴロゴロの下り坂は歩き難い、左眼下に沢が見える瀬戸川である、なんだか山奥に入り込んだ気分になってくる。


鉄の橋

 一寸崩れかけた岩面を下れば、鉄の橋の淵に出る、8:25 左の山はブナ林、右は瀬戸川が流れ、草の背が伸びた登山道を緩やかに登る、少し薄暗い雑木林の小沢を横切った所の木の根に腰を下ろす、夏日の日差しは暑く、身体をいじめる 850

 雑木林を抜け、小さな尾根に出る、大きく左に曲がる所です、白高地沢のぞき 9:15 木々が伸び良く見えないが、一休するには良い所です、長野のご夫婦が抜いてゆく。

 明確な尾根になったと思うと直ぐに下りになる、再び登って行くと、ヒョウタン池、登山道の左にひっそりと何の飾りも無く有って全景が解からないほど林に囲まれている。


ヒョウタン池

 ヒョウタン池の為かジメジメしている、木道が続き、目の前が開け、白高地(しらこうち)沢の河原に出る、前方に五輪尾根が高く見えている、その前にカモシカ坂を登らねばならない。


白高地沢から五輪尾根を見上げる

  河原に出ると登山道が消える、沢を右に見て道が続いている、沢ぎりぎりに通過するが水量が多い時はツライ、沢の渡渉点には巨岩を利用して仮橋が架けられている 9:30 、朝日小屋を早朝出発した人達にここで出遭う。

  先行した長野のご夫婦がコーヒーを沸かしてくれる、大きな岩の上で休憩。


白高地沢の仮橋

  9:45 仮橋を渡る、沢の流に沿って一度下り、左の登山道に取付く、樹林帯に入り、緩やかな登りの後傾斜がまし、10:05 カモシカ坂に取付く、真夏の日差し、暑い中のカモシカ、苦しい。それでも樹林が時々日陰を作ってくれる、ようやく10:55 森林限界を脱出、下山の人にお花畑まで30分と励まされる、ようやくナナカマドの多い尾根に飛出る、目に前に長い長い木道がピークの見えない方へ、来るなら来いと誘っている、一歩一歩 11:00 登り続けるが、眺めも良く木道に腰を降ろす。


カモシカ原の木道を振り返る

  この急坂の木道を登り切ると、花園三角点(標高1754b)である、11:25 先行の長野の人、男性二人が休憩中、やや傾斜の緩くなった木道を登って行くと、休憩所が有って、反対側の木道を右に入ると冷たい水の湧き出る水場、水筒の水を入替え、頭から水をかけ一息入れる。ここは五輪尾根、お花畑が広がりとっても気持ちの良い所です 11:40


五輪高原 ワタスゲ

  上から若者が下山、「アヤメが奇麗ですね」と言うと「上の方にいっぱい咲いていますよ!」とニコニコ笑顔、五輪高原の上の淵を巻くように登る、お花が咲き誇って素晴らしい、彼らが言っていたアヤメがとても新鮮で美しい。


五輪高原のアヤメ

  どんどんお花畑の斜面を登ると12:00 ハクサンコザクラ、さらに斜面を登ればザレた青ザクの尾根に飛出る、タカネマツムシソウ、ハクサンシャジンがこのザレ場にいっぱい咲き誇る、展望は良い所だが、朝日岳はガスが覆われ、山頂は見えない、ここで昼食。

  さらにザレの尾根を登ると、足元にはピンクの可愛い花をギッシリ付けたイブキジャコウソウ、可愛い釣鐘のハクサンシャジンが咲き誇る、樹林帯に入る、五輪ノ森入口 12:25 花の終わったシャクナゲ、木道の階段、五輪ノ森の道標 12:35 ここをピークにコメツガの中を少し下る、続いて大木のダケカンバが茂る五輪山の中腹をトラバースして行く、一箇所だけ崩れた所が有って梯子が付けられている、12:45 その先で水場 12:50 上下の少ない水平道が続く、枯れた沢を横切る 13:00 ようやく朝日岳の中腹が見え出す、まだまだ山頂は先で遠く高い。崩れ落ちた斜面の上部を横切って、ハクサンフウロ、シロバナノクモニガナをみて、湿地帯と沢を横切って、振向くと美しいダケカンバの林を抜けたことを知る、右上に小高いピークが見え、斜面一面お花畑が広がる。


斜面一面お花畑

  朝日岳が全容を現し、見事です、お花畑に傾斜の大きい木道が続く、ウサギギク、


ウサギギク

  湿原が左に広がって。水がコンコンと沸き沢を作る、さらにお花畑が続き、登り続ける、


シナノキンバイ

  チングルマ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラ、、が競うように斜面を埋め尽くす、前方に朝日岳を眺めながら、雲上の楽園を横切ってゆく、沢が流れアヤメが咲き、13:35 続いて沢を渡渉する、雪解けの水で水量は多い、そして黄色い花で埋まるお花畑はミヤマキンポウゲ。

  今度は残雪地帯、ハクサンコザクラ、シナノキンバイ。大きな岩を越える、再び沢を渡渉する、ここは水量が少ない、そして高度を上げて行く、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、チングルマ、、木道が続き斜面に大きな雪渓、14:05 草むらにムシトリスミレ、

  この辺り残雪が多く雪渓を真直ぐ登っていたが解け、夏道を使うようになって雪渓への道は禁止、その雪渓の下にハクサンコザクラの群落、続いて雪渓を横切る、ここでハクサンイチゲが美しい。


ハクサンイチゲ

  ハクサンイチゲは日当たりの良い所を好み咲き、純白で高山植物では多くの人に感動を与える。


イワイチョウとハクサンイチゲ

  朝日岳への道はお花が多くどうしても時間が掛かる、今度はニッコウキスゲの群生、ようやく、お花の楽園が終わって、尾根に出る、吹上のコルで栂海新道分岐です、14:25 。稜線漫歩、残念雲が山頂を隠す、タカネマツムシソウが咲き、ウルップソウは花期を過ぎるが大群生地です、ウメバチソウ、カライトソウ、ハクサンシャジンも沢山咲いている、前衛のピークを巻き、14:50 山頂直下で大雪渓の右を登って行く、チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロ、バイケイソウ、、そして残雪の上に出る、ハクサンコザクラの群生、白馬岳からの登山道との出合、15:00 右折しちょっと進めば、朝日岳山頂です。

  雲に覆われ展望はゼロ、山頂はタカネマツムシソウのお花畑。

  晴れていれば、剣岳、白馬三山、妙高山、火打山から雨飾山、栂海新道の稜線、そして日本海が見えるのに残念です。白馬岳周辺は午後になると雲が出やすい地形と環境仕方が無い明日に期待する。

  朝日小屋のある朝日平へ下る、荒れた道で階段が補助されているが修理が追いつかない、こんなに下るのと思うほど樹林帯を下る、やがてウサギギクの多い斜面、左ハイマツ帯、残雪があって上を真直ぐ下る、その残雪の淵にライチョウの親子、母と子二人である。 


2羽のひなは、母と同じ大きさに成長
良く見てね!

  お花畑が続く、シナノキンバイ、イワイチョウ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラが次々と咲き誇る、木道が切れ、眼下に朝日小屋とカラフルなテントが見えてくる、15:35 。途中に沼、下って水谷のコル 1550 で明日ここを右折する白馬への水平道です。

  16:00 朝日平に建つ朝日小屋に到着。

  朝日平は朝日岳と前朝日の間にあり、テント場のあって、前朝日とテント場の間には残雪があって、お花畑も広がる、但し前朝日の登山は禁止されている。


前朝日側から朝日小屋と朝日岳

 16:30 小屋から外に出てみると、朝日岳から雲が無くなって、快晴、夕食は17:45から、ようやく見えなかった白馬岳が姿を現す。


17:40 白馬岳 左:雪倉岳、右:旭岳

  夕食後、雲は消え、明日縦走するコース上の山々が見えだす。


16:30白馬岳 左:雪倉岳、右:旭岳

  聞くと栂海新道にて日本海へ、朝日岳経由で蓮華温泉、雪倉岳経由で白馬岳へ向かう人は少ない、そして蓮華温泉から登った人は小屋泊まりで、私を含め5人でした。同じ部屋のご夫婦は今朝白馬大池からやって来て明日は栂海新道、八方尾根から唐松岳に登って、今朝は白馬岳か来て明日は蓮華温泉へ。

  朝日小屋の女将(清水ゆかり)さんは北アルプスで人気が高い評判の人だ、夕食後玄関で若い従業員と談話中笑顔を絶やさない。だが、登山者には必要以上に気を使い、予約の時「蓮華温泉からは時間がかかるので、、」と忠告、二日目の朝食時に女将さんから、全てのコースの説明と注意(現在は雪渓よりも木道が滑って事故が多い、、)があり、最後に朝日岳を好きになって頂き、紅葉が奇麗な静かな時期にまた来て下さい、と締めくくる。

  第二日目

朝食は5:00 4:45から、お陰で5:00には小屋を出ることができた、一度朝日岳に向う分岐まで緩やかに下る、快晴、今日の縦走の雪倉岳から白馬岳が美しい、白馬岳より印象深いのは旭岳である、その奥に脈々と高いピークが続く、5:10 水谷のコルで白馬水平道に入って行く、数歩入り込むと剱岳が見えてくる、こんなに近いところに広大な展望があるなら、昨夜の日の入りはここで見たかったと思う。

5:13 最初の沢に出合う、水量が多く美しい沢です、続いて最初の岩場で一寸緊張する、展望が良いので注意だ。その後、剱岳が見えなくなるまでドンドン下る、水平道は何処からか?木道が置かれ、雪倉岳と白馬三山、旭岳、清水岳が立派、下り切るとお花畑。


夜明けの水平道、左右にお花畑が続く

日差しは朝日岳の巻道でまだ届かないが、風景も良く気持ちの良いコースが続く、5:40 とても水平道とは思えない急降下になる、斜面は一面お花畑です、X字型の谷に下る、ここには雪渓が残っており解けた所から植物が芽を吹き出している。


X字型の底から旭岳&清水岳

  X字型から抜け出す、ハクサンコザクラ、キヌガサソウ、サンカヨウと道端に咲き誇る、ミズバショウの大きな葉を見て、再び風景の良い水平道に変わる、5:40 赤男山見え、その奥に雪倉岳が雄大です、風景はどんどん変化するが、お花畑は次々と現れる、朝日小屋の清水さんが「今はお花が奇麗ですよ、楽しんで、、」と言う一言を思い出す。5:55 今度はX字ではなくU字型谷のようなところ、X字型谷に劣らぬお花畑には、ハクサンコザクラに朝日が差し、踊っている。

  真正面に日差しを受け、後ろに長い影が付いて来るだけ、誰もいない静けさ、U字型谷から抜け、ダケカンバの下を潜ると再び水平道の木道が続く、雪を残す雪渓の上を行く、今朝踏んだ数人の足跡が残っている、4時頃小屋を出発した人で、そろそろ追いつけるかもしれない。この雪渓も一週間後には解け一面お花畑に変わるだろう、6:10 雪倉岳が目の前に迫る、振向くと朝日岳も立派、今朝小屋から蓮華温泉に向かった人は山頂で雄大な展望を楽しんでいることだろう。

  足元は竹の根になって、トラバース気味になって、少し登ると展望は更に素晴らしくなってくる、ナナカマド、ミヤマハンノキの標高2500b辺りの植物、植物の垂直分布が観察できるところです。展望の主役は雪倉岳、その奥に高く聳える白馬岳と旭岳、旭岳の峰から清水岳への稜線、明日縦走するコースです、従って明日は反対にここを眺めることになる。

  ミズバショウの群落を見て木道を行くと、朝日岳山頂分岐に着く 6:20 傾斜のキツイ登山道が山頂へと向かっている、ここから山頂まで1時間20分。

  分岐から樹林帯に入る、コメツガなどの針葉樹林で展望は無くなる、だが50bほど進むと、今度は右側が大きく開け、歩いてきた朝日平からのコースが見えてくる、沢に出合、前方に雪倉岳、振向くと朝日岳、ここから岩がゴロゴロした歩き難い登山道を通過すると、上から見えていた湿原に飛び出す 6:35 小桜ヶ原の入口で、イワイチョウ、チングルマなどが咲き誇り、一度カラマツソウの群落のピークを越えると再び湿原で小桜ヶ原の核心部


小桜ヶ原のハクサンコザクラ 大きな群落

池塘の周辺にギッシリ咲き誇るコザクラ、小桜ヶ原に相応しい、6:40 そのコザクラの周囲にはチングルマがおしよせている、最近湿地帯が乾燥し、ふつうの草原に変わりつつあるのだそうです、生育環境を観察する、湿性:イワイチョウ、ハクサンコザクラ、ニッコウキスゲ 中性:ウサギギク、ヨツバシオガマ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ 乾性:コマクサ、イワギキョウ、タカネスミレ、ウルップソウ。ここから白馬岳山頂まで、湿性、中性、乾性の植物に出合うことになる。

水平の木道をゆき、沢を横切って、お花畑の傾斜の大きな木道を下る、滑るので注意、小桜ヶ原の下部の沢で水量が多い、6:50 朝日小屋から小桜ヶ原間は水場が多いけど、この先白馬岳まで、豊富な水場が無いので水筒を満杯にする必要がある、今日は1gだが、鉢ヶ岳を巻く辺りで微量になって苦しかった。ガイドブックにはこのコース水が多いと記しているが、ここから白馬岳までは枯れており注意が必要です

沢を横切って直ぐ、ガレ場の上を横切る。日本海が一瞬見える、赤男山を巻いてゆく、続いてツバメ岩、赤男山の名が判るような左の斜面から足元まで大きなガレ場が広がる、クシャミ一つで崩れてきそうだ、急いで横切る。

ハイマツの美しいトラバース道、下って、枯れ気味の沢に出合う、ここがツバメ平、赤男山の巻道は終わって、雪倉岳の鞍部、7:10 ここの沢の水は少ない。

 広い尾根を大きなジグザグ道を登りだす、タカネマツムシソウが可憐に咲き誇り、左に、雨飾山と焼山、火打山が目に入る、直ぐ上の屏風のようなピークは巻いて、左えと進む、雪倉岳の裾野を大きくトラバース、振り返ると赤男山は朝日岳に抱かれるように見え、高度が上がっている、小さく朝日平が見え朝日小屋が見える

関西の大学生4人、昨日は蓮華温泉4時スタート、今日も朝日平を4時スタートとのこと、雪渓での足跡は彼女達のものである、聞いてビックリ、4人とも縦走は初めてと言う、「来年は?」と聞くと「たぶん、、、」との返事、今日は白馬岳頂上宿舎のテント場、明日は再び白馬岳を経て白馬大池経由で下山と言う、栂池辺りで同じ質問をすれば、「来年も、勿論縦走!」と即答するだろう。


今日ここを登り切れば自信満々になる

密度の高いお花畑、お花の発する密の匂い、蜜を集めに蜂が寄ってくる、広い踊り場のようなところ、8:20 日本海の町が見える、足元には花期の姿を過ぎているウルップソウが散らばっている、凄い数です。

細い稜線の尾根道に取付く、左眼下に雪倉ノ池が見えてくる、近づけない神秘的な瞳のような池、岩場で一休み、830


雪倉ノ池

まだまだ遠い雪倉岳山頂を見つめる、トウヤクリンドウが現れ、傾斜が緩む。


トウヤクリンドウ

一面砂礫の原、コマクサも見られる、


砂礫の原から妙高山方面

ザラザラのゆるやかな登山道を上がれば、ツバメ平から長くツライ登山道を経て雪倉岳山頂に到着 9:10 朝日小屋から5時間である。


雪倉岳から白馬岳

山頂(標高2611b)に着くと白馬岳(標高2932b)と旭岳(標高2867b)がクッキリと見え感動の1コマです、手前に鉢ヶ岳(標高2563b)、三国境へ続く尾根道、左に小蓮華山(標高2763b)が続き、振り返ると朝日岳(標高2418b)から五輪尾根が一望、9:25 白馬岳に向って下る。


カライトソウ

白馬岳側の下りは一変しハイマツ帯の斜面を急降下して行く。雪倉岳周辺にはタカネマツムシソウ、ユキクラトウウチソウ、チシマギキョウ、タカネナデシコ、ミャマクワガタ、トウヤクリンドウ、コマクサ、イワツメグなど、、まだユキクラトウウチソウを確認していない、ハイマツ帯を下り終えるとお花畑で、ここにはカライトソウが咲いている、カライトソウは咲きの方から咲き始め尾状に垂れる、ユキクラトウウチソウは花はカライトソウのように垂れない、穂の下の方から咲き進むからだそうです。

雪倉岳避難小屋が見え、左に小高いピークにギッシリとウルップソウが群生、9:50 避難小屋の前を通過、鉢ヶ岳と雪倉岳の鞍部です、振向くと雪倉岳の斜面はハイマツで覆われ朝日岳側の様子とは大きく異なる、鞍部から鉢ヶ岳に向って緩やかに登るが、直ぐに巻道に下り樹林帯を横切って行く。


鉢ヶ岳の巻道から白馬岳

右の鉢ヶ岳を巻き、だいぶ下ってしまう、雪が解けたばかりで、奇麗なお花畑が続く、鉢ヶ岳の中腹斜面は登山道まで広大なお花畑が広がる。10:15 枯れた沢を横切る、水が欲しいところだ。


鉢ヶ岳斜面のお花畑から雪倉岳を振り返る

鉢ヶ岳を右に見上げると、残雪の雪渓、周囲にハクサンイチゲの群落が広がる。


朝日岳と白馬岳間の一番広いお花畑

ようやく鉢ヶ岳の白馬岳側の鞍部、10:35 急坂が始まる、最初のピーク休憩、鉢ヶ岳と雪倉岳のなだらかな稜線が印象的です、10:50 11:10歩き出すと長池が真下に有った事がわかる。このピークに鉱山道の分岐がある、見逃している。


鉢ヶ岳 この美しいピークは巻いてしまう

長池は神秘的、三国境からも見れる、小石のザレ場を登って行く、小蓮華山から白馬岳の稜線を行き交う登山者の姿が見えてくる、11:30 広い砂礫で休憩、しばらく見なかったタカネマツムシソウが再び咲き誇る。


三国境直下から長池を覗く

そして白馬岳の稜線に取付く、小石を積み上げ敷きつめたような道をザクザクと登り詰めると三国境(さんごくざかい)です。


小蓮華山の稜線

三国境から白馬岳の稜線を登って行く、暑い日差しが信州側からの雲で遮断され涼しくなる、従って信州側の展望は全く無い。


馬ノ背:白馬岳の稜線から長池  白馬の瞳

三国境からは白馬大池からの登山者と歩くことになる、チシマギキョウ、タカネヤハズハハコ、ミヤマアズマギク、イワギキョウ、クワガタ、ウルップソウ、イブキジャコウソウ、タカネツメクサ、等などが次々と咲く。


イワギキョウ

雲が出てきたのか、山頂手前100bで雷鳥を見かける。


雷鳥のお母さん

13:10 信州側から運ばれる雲で展ゼロの白馬岳山頂に立つ、ここだけは大勢の人で賑わっている、白馬山荘まで、10分、イワギキョウの群生がある。

13:30白馬山荘はマンモス山荘、夕食は17:0018:00 雲に隠されていた杓子岳(標高2812b)が、鑓ヶ岳(標高2903b)とともに姿を現す、剱岳は薄い、手勝(けかち)三山も同じだ。


杓子岳&鑓ヶ岳

 18:28 旭岳山頂からダイヤモンドのように太陽が沈む、布団に入れば朝まで熟睡。

第三日目

 5:20 白馬山荘を出る。快晴大展望、槍ヶ岳が見え、正面に剱岳。10分ほど村営頂上宿舎方向へ下る、祖母谷温泉への下山道がある、カップルの登山者を抜く、左に槍ヶ岳、右に朝日岳が見える鞍部、雪渓を二つ横切って行く、今朝の足跡が残っている、5,6人かなと思う。

旭岳の南側に入ると、感動の展望である、白馬岳から杓子岳、鑓ヶ岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、その奥に槍ヶ岳、そして剱岳、さらに手勝三山と続く、旭岳のガレ場を横切る、太陽が白馬岳から昇る5:45、斜面にハクサンイチゲが咲き、自分の長い影が先を進む。

5:55 旭岳の道標、ここで大きく右に曲がってゆく、進行方向に清水(しょうず)岳への稜線が奇麗です、こんどは大きな岩のガレ場、続いて裏旭岳を越えると、右に雪倉岳、左に槍ヶ岳のピークが一直線に位置する 6:10、ハイマツの斜面を前方に小旭岳のピークを見ながら下る、鞍部になって、吊尾根の右の斜面を進む、ミヤマキンポウゲが咲き誇る、吊尾根の反対に入ると深いハイマツ帯、歩き難い岩場だ、6:30 草の背が高く露でズボンがビショビショになる、スパッツでは防げず、雨具では暑い。

小旭岳の中腹を巻くころ、お花畑が奇麗です、6:40小旭岳を巻き終わる所に雪渓が残っている、ハクサンイチゲが美しい所だ。


ハクサンイチゲと剱岳

雪渓を横切って岩場を登ると、お花畑に飛び出す、


ハクサンフウロ

続いてハイマツ帯を抜け、目の前に清水岳が全容を現す。


小旭岳の巻道から清水平&清水岳

 しばらけ、小旭岳中腹から下ると、小旭岳の道標ここから朝日平が見え朝日小屋が見える7:05 清水平に入って行く、展望は良く北アルプス全山が見えているかのようです、足元にコマクサ、ハイマツ帯を抜け、三角のピークを正面に見て、


剱岳の優雅な姿、左は別山から立山三山

大きく右折7:15 、風景は一変しマツムシソウが咲き誇る、


マツムシソウ&剱岳、右は手勝三山

ここで小蓮華山が見える、白馬岳は旭岳の後でみえない、砂礫の広場にコマクサが現れる、


コマクサ

続いてお花畑に突入、7:30 これをお花畑と言うのだろう、凄いお花畑の中を狭い登山道が上に伸びている、


密度の高いお花畑

まだ山頂に着かない、再び深いハイマツ帯を抜ける、7:35 目の前に大きな雪渓が現れる、その雪渓の淵にハクサンコザクラの大群落、その横にチングルマの大群が咲き誇る。


大雪渓とハクサンコザクラ  可愛い!

花々を見ながら進むと、広い高原に出る、剱岳が良く見える、チングルマの大群、7:40 清水岳山頂に立つ、山頂の足元にアズマギクが一面に咲いているちょっと変わった光景。


清水岳山頂に咲く、アズマギク

7:50 祖母谷温泉へ向って清水岳山頂から下る、右に朝日岳、正面には手勝三山、左には剱岳を望む、

最初はハイマツ帯の間を下る、まだ露が残っている、海にズボンのまま飛び込んだ様に濡れてしまう、すぐに展望の良い尾根道になる、振向くと朝日岳、左に杓子岳、鑓ヶ岳から唐松岳への稜線が奇麗です、遠く槍ヶ岳も見えている、そして稜線漫歩になって、剱岳が主役になる、その右に手勝三山が並ぶ。


池塘と剱岳、清水尾根

7:55 尾根道に大きな二つの池塘、最初の池塘はハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマ、イワイチョウに囲まれる、次の池塘と剱岳の一枚の写真は素晴らしい、この風景が清水尾根を語っている。清水尾根は急坂(ヤブ道)と湿原(お花畑)を幾つか繰り返し楽しい稜線漫歩が楽しめる、展望はご覧の通り素晴らしい。


清水尾根の登山道

次々とお花畑が現れる、このお花畑の間は急坂で、足元が見えないほど草が伸びている。そしてやぶの後は、それ以上に美しいお花畑が現れる、したがって、苦労して得るものが大きい!清水尾根、そして展望は一級品!


次々と現れるお花畑

 8:25 驚く藪こぎ!を終えると決まって、雪渓があり、池塘あり、お花畑あり、楽園です、岩場に出て、高度感、ニッコウキスゲが咲き誇る斜面が見える8:40 、槍ヶ岳はまだ見えている、振り返ると清水岳は高い位置、続いてチングルマの群生、少し下ると主役はニッコウキスゲに変わる、登山道は小石の道、そして次の主役はハクサンコザクラ 8:50、ここが最後の楽園、休憩して行こう。

9:00 急降下、道は良く刈入れされ歩きやすい、9:07 右折し樹林帯に入る、清水尾根はここで終了、白馬三山とお別れです、シノダケと潅木に囲まれる、9:20 シノダケとナナカマドに覆われた沼、コメツガなどの針葉樹林に入り込む、9:30 再び沼、軽い登りだが登山道は狭くなる、再び展望の良い岩場に出る、旭岳、清水岳、杓子岳、鑓ヶ岳が美しい、だが白馬岳はここでも見えない。

唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、剱岳が良く見える、綱場が現れる、長く傾斜の大きな岩場、その後は何も無かったように、安定した登山道が続く、9:45 不帰岳避難小屋 白馬岳を4時に出た登山者が休憩中。


不帰岳避難小屋から五竜岳と鹿島槍ヶ岳

9:50 水場 水平道が続く、10:05いきなりクサリ場10b、このクサリ場以上に険しい所は登山口まで無い。再び安定した登山道が続く、高い峰に雲がかかってきた、剱岳の肩にも雲、吊尾根状の日陰で休憩し昼食。

10:25 小さいピークを上下して行く、10:40 水場、コンコンと湧き出る、剱岳が良く見える、登山道は良く刈込みされており歩きやすい、大きな登り、小さなピークに立つ 10:50 ここで杓子岳と旭岳の狭い間の奥に白馬岳が見える、さらに二つピークを越えるが展望は良くない、吊尾根が続き、木製の階段、石段が付けられ、右に谷が見え、この谷が見えなくなると百貫山を巻くようになるのだが、その百貫山(標高1970b)が見えてくる、どうやら標高1823bのピークは見送ったようだ、ダケカンバの大木を通過すると急降下になる11:15、百貫山を巻く下り坂になってゴロゴロ石が現れる、針葉樹林からブナの多い雑木林に変わる、しばらく水平道が続く、11:40 ジグザグ道、そして枝を使っての急坂、綱場を下って、大木の松 12:00、小さい沢を横切る、綱が数本続く、12:05 ロープを使って沢を横切る、続いて大木のブナが邪魔する沢を横切る。


大木の横たわる沢

三ツ目の沢を横切る、この辺り崩れがひどく修理が追いつかないのだろうが、最低限安全に通過できるように補修はされている、危険なことは無いが、不注意は危険だ、特に浮いた岩や石が恐い、梯子も綱も利用できるものは利用する、12:40 太い綱が置かれる階段、続いて崩れた沢を横切る、ここでご夫婦に出遭う、先に進み下り続ける、この後は安定の登山道、ブナが美しい、沢が二つ続くが不安はない、13:00 美林のブナ、キツイ自然の石段下りが続く、「百貫ノ下り」と呼ばれる急坂はこの辺りのことだろう、沢を横切った辺りには急坂は無かった。13:10 眼下に祖母谷が見えてくる、13:20 初めて「祖母谷温泉・白馬岳」のしっかりした道標を見る、13:25 長いロープを使って名剣沢に降り立つ、再度左の草地に取付き、再び河原に下りる、そのまま、水の無い沢(崩れた岩場でこの岩の下部を水が流れている)を下って、白馬岳登山口に飛出る13:35 東屋が建ち休憩、13:45 林道を祖母谷温泉へと向う、13:55 祖母谷温泉入口の橋に着、ここは祖父谷が合流する、唐松岳からの登山道も合流する。


祖母谷温泉

橋を渡って、二つ目の橋も渡って、長いトンネルを抜ける14:05、続いて14:15 短いトンネルを抜ける、名剣温泉の前でゲートを抜ける、祖母谷温泉に向かう人々はここでヘルメットを付けることになっている。

観光客で賑わう欅平、目的は温泉らしい、14:30 キップ売場で次に乗れるトロッコ電車を聞くと、15:40とのこと、改札時刻、私の乗った車両は全員登山者、さらに驚くことは荷物用の車両が用意されている、この15:40発は特別便であったようです。

黒部峡谷鉄道は、欅平駅から祖母谷温泉、名剣温泉 鐘釣駅には鐘釣温泉、黒薙駅には黒薙温泉、宇奈月温泉駅には宇奈月温泉と温泉が多く。

欅平から祖母谷温泉へ行き、宿泊は名剣温泉、黒薙駅からは登山道を20分渓流大露天風呂がある、鐘釣温泉は天然露天風呂と洞窟風呂。祖母谷温泉から欅平に向かう途中で家族全員で風呂に来られた人に会う駅から徒歩50分である

宇奈月駅17:00着、宇奈月温泉駅から17:24発の富山地方鉄道に乗る、18:00新魚津駅着、JR魚津駅は徒歩数分。今は北京オリンピックであり、駅で23:22発の急行能登上野行きを待つには退屈しない。乗ってしまえば、6時には上野駅、電車&バスの登山は時間的なロスが多いけれど、安全面では有利、今回の縦走もマイカーでは不可能です。

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