早雲山―神山―駒ケ岳 箱根フリーパス利用
早雲山(標高1244b)・神山(標高1438b)・駒ケ岳(標高1327b)
早雲山駅から歩き、芦ノ湖に下り海賊船、箱根ロープウェイで早雲山駅に戻り、一日中箱根山でした!

日程 20101120日(土)晴れ

 

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早雲山から

コース

JR常磐線天王台駅4:39=(JR常磐線)⇒5:13日暮里駅5:23=(山手線)⇒6:46新宿駅6:01=(小田急線)⇒7:30小田原駅7:37=(箱根登山鉄道線)⇒7:52箱根湯本駅8:00=(8:37)⇒強羅駅8:45=(箱根登山ケーブルカー)⇒9:00早雲山駅9:05―(1:35)→10:30早雲山1040―(0:15)→大涌谷分岐10:55―(0:10)→冠ヶ岳入口11:15―(0:05)→冠ヶ岳11:20―(0:15)→冠ヶ岳入口11:35―(0:15)→神山11:50―(0:35)→12:25鞍部12:35―(0:35)→13:10駒ヶ岳13:20=(駒ケ岳ロープウェイ)⇒12:30箱根園14:00=(バス)⇒元箱根港14:30=(箱根海賊船)⇒15:00桃源台港=(箱根ロープウェイ)⇒大涌谷=(箱根ロープウェイ)⇒早雲山駅=(箱根登山ケーブルカー)⇒強羅17:08=(箱根登山鉄道線)⇒箱根湯本駅18:18=(ロマンスカー)⇒19:45新宿駅⇒JR常磐線天王台駅へ

 

つくば市から箱根に行く場合、一番早い電車はJR取手駅発4:35発で駐車場の便利なJR天王台駅でこれを待つ、JR天王台駅は4:39、孫も張り切って早起き、早朝は綺麗な月である。

まだ真っ暗の空、箱根フリーパスを片手に握って、小田急新宿駅6:01発に乗る、発車時刻にはほぼ満席、登山者の姿もちらほら、秦野駅、渋沢駅で降りてゆく、山ガールの姿の人もある。

快晴の丹沢連峰は朝日に輝く、まだ1120日でもまだ雪化粧ではない。今日乗った小田急は新車両で、これまで丹沢方面に行くときに乗る「小田急は寒い電車」のイメージだった、このことを孫に話すと「乗ったことが無いから!!」だって、隙間風がとても寒く辛い小田急の思い出はこれでなくなるかな?

富士山が大きく見えてくる、小田原駅で乗客の多くはJRの駅へ向かう、降りた同じホームの進行方向に箱根登山鉄道、ここでキョロキョロの山ギャル三人「何処へ?」「登山鉄道!」「こちらよ!」と先に進む、出発直前の登山鉄道は乗り継ぎの客を待っている、彼女らも乗ってニッコリ挨拶、ガラガラの電車。15分で箱根湯本に着く。

箱根湯本から強羅行きの箱根登山鉄道に乗り換える、山ギャルは?乗ってこない、登山姿だからきっと、バスで金時山だろうか(箱根園から駒ヶ岳なら途中でまた出合っているはず)?

 

孫は電車が大好き、3回スイッチバックをする珍しい電車で大きな目を広げ、食い入るように覗き込む。

今年の紅葉について車掌さんに聞くと紅葉は見頃だという、トンネルを潜り抜ける都度目に飛び込む箱根裏街道は綺麗です。次々とトンネルを抜けてゆく、トンネルを抜ける都度、見える風景は素晴らしい。

 

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箱根登山鉄道から、眼下に裏箱根街道が続く

 

眼下には箱根裏街道がくねくねと並走して登ってくる、彫刻の森で高校生が大勢降りてゆく、帰りの登山電車で彼女らに再会することになる。

強羅駅からはケーブル、10人ほど、まだまだ空いている時刻です。

 

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ケーブルカー沿線は見事なモミジが綺麗です

 

早雲山駅、私達2人以外はロープウェイに向かう、こちらはここから歩きだし、箱根山「早雲山・冠ケ岳・神山・駒ケ岳」を歩き。駒ケ岳ロープウェイで芦ノ湖へ、海賊船で渡り、箱根ロープウェイでここ早雲山駅に戻って来る予定です。

駅でお手洗いをお借りスタート、登山道はロープウェイとは反対方向にあり駅構内を出て、車道を横切った所にいきなり急登の取付き点がある

 

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登山道 迷うような事は無いが、あまり歩かれていないようです、山道に土留めが多くある

 

紅葉の見頃は過ぎたようですが、大木の葉が落ち、ようやく日を得た小さな低木はまだまだ美しい。雑木林の向こうに雄大な雪化粧の富士山が見え、大きな富士山を見たい気持ちが足を速めるが登山道の傾斜はきつくなり簡単ではない(笑)。

 

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あと少し、あと少しと登り続ける

 

ようやく稜線に出る、右に雄大な富士山の姿を見つけた孫は大喜び「3時半に起きてやってきて良かったネ!」と笑顔、私の同感!

ロープウェイに乗った人達は簡単に大涌谷辺りを見ただろうが、一歩一歩登っての雄大な富士山を高い所から見ただけにその喜びは大きい!

 

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今日最後の雄姿でした

 

ハッキリしない早雲山の横道で、早雲山分岐にむかっている、何処が早雲山山頂(標高:1151b)かはこの横道のピークかな?

富士山が良く見え、マジかに見る大きな富士に孫の思いは笑顔で読み取れる、まずはここまで良く登ったものである。

 

早起きでお腹も空き、孫のご要求は温かいおしるこ、場所は狭く良くないがここは横道だから通行する人の少なく、問題は無いだろう、お湯を沸かし暖かい「おしるこ」で休憩、小さい白いもちは甘く美味しい「家で食べるより、ここで食べるのが美味しい!」と満足、富士山を眺めての休憩は最高です。

単独の女性が横目で挨拶し、快適に通過して行く、展望が良いのだが気を使ってくれこの横道には入ってこない。

 

山道に戻って、狭い尾根道を進むと直ぐに早雲山分岐右:神山経由駒ヶ岳、左:駒ヶ岳(お中道)、左の道は、大小に風穴があり、お中道と呼ばれ、右の道で神山を登って下った先の坊ヶ沢分岐(お中道分岐)に続いている。お中道は何時か歩いて見たいネ。

 

山登りが目的の我々は右へ、荒れた道をかなり下る、大きな岩が転がって大人でもやっかい、孫は冷たい岩に向かう、足元に雪の跡、どうやら昨夜この辺り雪だったようだ、トラバースになって直ぐ三叉路、大涌谷からのコースが右から登ってくる、踏み跡も有り早雲山駅からよりこちらが良く歩かれているのかも知れない?

 

イワカガミの群生地に残雪、ベニバナヒメイワカガミの群生地だから綺麗なイワカガミが咲くのだろう。このベニバナヒメイワカガミの花期は5月下旬だそうです。

歩き難い急坂の大きな岩の間を登る、今日のコースで一番の悪路、前方に神山の姿が見えると冠ヶ岳入口

 

細い道を、雑木林の中を登ると、神社の前に着き、山頂はさらに先、冠ヶ岳(標高:1409b)は富士山が良く見える所だが雲に富士山山頂が覆われてしまった、今にも転げ落ちそうな石柱に孫は驚きこの存在に不思議がる、確かに何処の山にも不思議なものが祭られている。

 

孫は雪遊びをしながらどんどん下って、神山の鞍部から急登する、先に駒ヶ岳を登った登山者が下ってくる。

箱根の最高峰は神山(標高:1438b)、小田原駅からバスで箱根園に入りロープウェイで駒ケ岳(標高:1327b)に登って神山に登ってくる人が多いようですが、友人の話ですと箱根海賊船に乗るには元箱根港から乗る方が桃源台港よりずっと空いているとのことで、早雲山を先に登ることにした、さてその結果はどうであろうか?

 

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思わぬ雪、さっそく雪遊びに夢中

 

冠ヶ岳との鞍部から神山間は早雲山から冠ヶ岳ほどの悪路は無い、灌木の中を登れば狭い神山山頂に着く、箱根火山の中央で最高峰だが展望は駒ヶ岳の方が遥かに良い。

神山山頂は駒ヶ岳方面から登って来た人々で賑わい、座る所もない、富士山も雲に隠れており展望場所を探さず、急降下、ヒメシャラ、アセビ、ブナの原生林が続き面白い、サラサドウダンの落葉がフカフカの所もあるが、道は荒れ急降下は続く。

 

 

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急降下が続く

 

まるでこのまま芦ノ湖に下ってしまうのではと思うほど下る、駒ケ岳が大きく見え、美しい、ようやく傾斜は緩み、直角にくねくねと曲がる、平坦な下り道になる。再び傾斜、短く下ると駒ヶ岳の鞍部は広場で、丸太が横たわりお弁当を広げるには気分の良い所だ。

 

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残雪も無く、丸太のベンチは乾き腰を降ろす

 

ここは不思議な広場で、険しい神山の雰囲気は無い、行き交う登山者が多く、私達も今日最後の登りに取付く、ちょっと登ると見晴の良い広場に飛び出る、ここの方が大勢でお弁当を開くには良さそうです。

 

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神山方向を振り返る

 

丸太の階段を登る、坊ヶ沢分岐(お中道分岐)、左から合流する道は早雲山分岐で別れた道、左は芦ノ湖に下る道で坊ヶ沢まで下る、途中でロープウェイの姥子駅・姥子温泉に分岐する。

右に小さい沢が流れる、ここは登山道が荒れ、いたる所にロープが張られ保護されている、沢沿いの道は面白そうだが入れない、特に橋が置かれている所は孫も残念そう、この橋を渡れる迂回路が出来たらと思う。

 

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丸太の階段

 

丸太の階段を登ると、T字路に着き、左折、笹の尾根道に飛び出る、素晴らしい展望は箱根一番である、駒ケ岳山頂は近い。

 

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富士山は見えないが、愛鷹連峰が美しい

 

孫の体が埋まるほどの笹道を登る、富士山は裾野だけが見え、ガスがどんどん流れ込む、山頂はどこか不明だ、ちょっとロープウェイ方向に下った所に「駒ケ岳山頂」の標識がある。ロープウェイ山頂駅まで降りると駿河湾が輝き、眼下に芦ノ湖が見える、ここに富士山の姿が加われば最高だが、箱根の美しい景気が広がって大満足の私達。

 

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駒ケ岳ロープウェイ山頂駅から

 

13時を回った!海賊船に乗るため、駒ケ岳ロープウェイ発車寸前に飛び乗る、ロープウェイは観光客で満員!

 

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瞬間、富士山が見える

 

駒ケ岳ロープウェイの途中で富士山が顔を一瞬見せる、満員の乗客は芦ノ湖に魅せられ富士山に気が付かない。私達は見る!

元箱根行のバスが出てゆく、次は14:00とのこと、箱根園を散策、芦ノ湖湖畔の芝生で休憩。

6人が乗ったバスは元箱根、元箱根港と停まる小田原駅行、元箱根港では海賊船の列ができている、14:30発、10分ほど並ぶ、着いた船からどっと大勢の人々が降りて来る、この人数に比べ、これから乗る私達の列の乗客は少ない、流石人気の海賊船、孫も船内看板をぐるぐる回る、登った駒ケ岳、左の外輪山の紅葉は綺麗です。

 

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元箱根港 海賊船が満席の乗客を乗せ入港

 

桃源台港、どっと乗客が乗ってくる、やはり元箱根港から乗ったのは大正解!

 

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桃源台港 人気の海賊船 乗客の人数は元箱根港に比べ想像以上に多い!

 

海賊船の乗客はそのまま、ロープウェイの列に並ぶ、人々の列、やっと乗れる、大涌谷駅まで一気に登る、太平洋も見え、素晴らしい展望はロープウェイのスピードに流される。

 

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太平洋&芦ノ湖の大展望

 

残念ながら富士山は雲の中に一瞬頭を見せただけ、シャッターを押すがここで掲載するには寂しい映像になった!この富士山は目線からかなり高い位置に姿を現すので山頂だけが見えた姿に気が付かない人が多い、見つけた孫には感謝である。

ロープウェイは大涌谷駅で乗換える、駅から出て、噴煙の元まで登って見る、駅からずっと列が続く!雲の間から見える神秘的な富士山が印象的でした。

 

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温泉たまごはここで作られる

 

早雲山山頂で匂った悪臭の原はこれ、でも、ここでのできた温泉たまご「黒たまご」5500円は安く美味い!

 

今度は強羅駅行きのロープウェイに乗る、ここでも長蛇の列、一気に強羅駅へ、夕日が落ち、ケーブルへ、朝はガラガラだったが満席、満席どころか朝の通勤ラッシュ並み、約10分周囲を楽しむうちに着いてしまう、強羅駅からの登山電車は箱根湯本駅まで40分、ここは次の電車を待つ、入線のときはガラガラでしたが、次のケーブルが着くとどっと乗り込み満席、ラッシュ並み、次の彫刻の森でも高校生の女性らが大勢乗ってくる。一台待って本当に良かった、孫も一眠り。

 

朝ロマンスカーを見て、乗って見たいねと思う私達、窓口に並ぶと意外と空いており、次に発車する、30分後の18:18発に乗る、小田原まで特急のスピードは出ない、小田原からスピードアップ、途中町田に止まって新宿19:45に着く、朝の新車両ならロマンスカーに乗らなくても良かったかな?でも小田原で見かけた帰りの急行は新車両では無かった(笑)。

箱根フリーキップはこれだけ乗れば、元は十分取り戻す、大人二日間5000円(来年小学校の孫はタダである)、駒ヶ岳ロープウェイは割引でした!

 

HP:わたしの天気予報