奥多摩三山の一つだ!  奥多摩の花の山から富士山展望
 
 サス沢山標高:940b)・惣岳山標高:756b)・御前山標高:1405b)・クロノヲ山鞘口山標高:1142b)・鋸山標高:1109b)
桜、ツツジ、カタクリの咲く稜線、良く見える富士山展望

日程:2004410日 (土)晴れ


サス沢山の手前でミツバツツジが迎えてくれる

コース

 奥多摩へ今日は車です、電車ですとJR常磐線取手駅始発4:35に乗ってもJR青梅線奥多摩駅に8:21着である、8:30頃のバスに乗ると奥多摩湖バス停に8:50、今日の工程だと惣岳山に着いてしまう、これでは美しい富士山を見ることはできない!帰りが大変ですね。

御前山は奥多摩三山の一つだ、そして他の二つの大岳山、三頭山の間に位置している、御前山はカタクリの大群生地としても知られ、見頃は420日頃らしい、この頃は大勢のハイカーで賑わうというので、見頃から10日早いが登ってみた、どうかな?

つくば市から野田方面に走り、国道16号入間=(青梅入間線)=>八高線:金子駅=(青梅入間線)=>青梅線青梅駅=(青梅街道:国道411号)=町営駐車場5:30−(0:03)−>5:40奥多摩駅6:05=(西東京バス)=6:20奥多摩湖バス停−(小河内ダム堰堤 )−>6:30展望台−(0:01)−>6:35東岸園地:登山口入口−(0:02)−>6:40ダム展望台分岐(展望台を往復)6:45−(0:40)−>7:32サス沢山−(0:25)−>8:00「通行禁止」の登山道−(0:50)−>8:50惣岳山(そうがくやま)−0:25)−>9:15御前山−(0:10)−>9:25御前山避難小屋分岐(小屋を往復)9:30−(0:25)−>9:55クロノヲ山0:10)−>10:05鞘口山−(0:20)−>10:30避難小屋−(0:01)−>10:32大ダワ10:50−(0:05)−>10:55大岳山分岐−(0:05)−>11:00鋸山左肩稜線(鋸山)−(1:10)−>12:20林道終点:登計(とけ)峠、愛宕神社入口−(0:05)−>12:30愛宕神社12:40−(0:10)−>12:50町営駐車場
2014/3/9現在土日祝日鴨沢西行6:05が有りますね!奥多摩湖バス停着6:20

 

 


奥多摩湖 満開の桜

奥多摩駅から国道411号を横切って氷川大橋を渡って直ぐ、左に町営有料駐車場がある、一台一日700円。東日原へのバスは6:00発で奥多摩駅の出口から発進する、奥多摩湖へは行かない!から注意したい、鴨沢行きのバス6:05発で奥多摩湖を経由する、乗客は東日原行きには5人、鴨沢行きは私を含め2人、JR立川駅始発4:47に乗ってJR青梅駅5:19に乗り変えると6:00JR奥多摩駅に着く、新宿からでは間に合わない。

  バスは境橋(栃寄から御前山への登山口)、水根(六ツ石山、鷹ノ巣山登山口)を通過し、国道411号から離れ奥多摩湖バス停に立寄る、奥多摩湖バス停から、早朝の奥多摩湖は静寂に包まれ、散り始めたサクラは美しい、さっそく小河内ダム堰堤を渡る、快晴で、奥多摩湖周辺の山々が素晴らしい姿で見えている、六ッ石山(標高1479b)はそこから尾根を奥多摩湖へ延ばしている。

 10分ほどで東岸に渡るとサクラの美しい展望台があって寄ってみる、広場に戻って園地に登るとトイレが建って憩いの場になっている、登山道はトイレの裏側にあって苔に埋まった石段を登る、数分で小河内ダム展望台の分岐、この展望台は手前で立寄った以上に展望が良い、小河内ダムが一望でき素晴らしい展望台である、立寄って行きたい所です。

  分岐に戻って、尾根状の登山道になって、ミツバツツジ(アカヤシオ?)がポツポツ咲き右には奥多摩湖が輝く、やがて、尾根道はサス沢山の斜面に取付く、斜面は急坂で回りの木々に捕まって登ることになる、ここは今日歩くコースの中で一番急坂でした、根に腰を下ろし朝食中、一人の男性が快適に登ってくる、彼は早く、とても追いつけるスピードではない。川乗山も見えてくると杉林になって、平らなところもあるがすぐ急登に戻る、7:00 ピークになるがすぐ登り坂、奥多摩湖の向こう側の山々が益々大きく高く見えるようになる。


ミツバツツジが黒木の中に可憐!

  7:15またピークだ、大木と細めの木が並び樹林に囲まれ展望は無い、アセビが道の中央に生え、数十bは水平だが今度は左に植林帯、右が雑木林の登りになる、落葉が深く、足には優しいが小さなジグザグで、同じような道がだらだらと続く。

  7:32 TV中継用の建物のあるサス沢山に着く、山と言っても通過点でありハッキリしたピークは無い、奥多摩湖側が伐採され、奥多摩湖と石尾根の風景は素晴らしい。


眼下に広がる奥多摩湖&周辺の山々

  大きく左に曲がって深い杉林に入る、また左に植林帯があって、少し下り、川乗山(川苔山)・蕎麦粒山方面の長い稜線が綺麗だ。7:50 ピーク、ここは杉林の美しい広場です、続いてブナ林が広がって新緑・紅葉時期は美しいだろう、そろそろカタクリが現われるかと探しながら、緩やかに登ると、カタクリの葉が見つかって、数輪咲いている、極小さく花期には本当に沢山咲くのだろうか?花期には大勢のハイカーで賑わうとのこと、静かな登山道は小鳥のさえずりが大きく嬉しい。


カタクリ まだ時期が早いのか?それとも少ないのか?

  気持ちの良い尾根歩きだ、岩場が出てくる、「通行止」の標識が出る、奥多摩湖の大ブナ尾根入口からのコースは通行止めと?右に見えるのは月夜見山(標高1477b)だろうか、その左上に真白な富士山の頭が現われてくる。


雄大な富士山が嬉しい

  ブナ林の美しい登り坂、富士山も大きく見えてくる、防火帯のため木々が切られ広い登り、大木の栗の木の根本にバイケイソウが現われ、左の雑木林の中に沢山生えている。

ここからまた急坂になって、大きな木の階段が作られているが根元とは流され浮いて役立たない。雨で流され深く掘られ歩き難い、キツイ坂を登り切るとようやく 8:50 惣岳山(そうがくやま 標高1341b)で展望は樹林に囲まれ、三頭山の左に、富士山も大きく見えているのだが木々の向こうである。

  惣岳山山頂から小河内峠・月夜見山をへて三頭山(標高1531b)へ向うコースが下っている、このコースは歩いてみたいところです。

惣岳山山頂から両脇を縄で囲まれた雑木林の道を下る、御前山0.4`―惣岳山0.2`地点には体験の森への登山道が分岐して、カタクリ群生地とあるがカタクリはまばらだ、岩が多くなって登り続けると御前山0.3`―惣岳山0.4`地点に着き、ベンチが置かれ展望が良い。


富士山が良く見える

  ここから水平の道になって、富士山を眺めるには最高の展望台に着く、三頭山の奥に優雅な姿で雄大で美しい、ベンチがあって、腰を下ろしてゆっくり展望を楽しむ。

9:15 御前山山頂(標高1405b)は50b先だ、山頂は広場になっているが展望は良くない、手前の富士山展望ポイントでゆっくりしておきたい。

雨で掘られた登山道を下ると御前山避難小屋分岐で、御前山避難小屋に立寄ってみた、水場は細いが飲めそうである、中も奇麗で一夜をここで過ごして見たいものです。
  小屋の前から境橋への登山道が下っている、登って来た人の話では栃寄ノ大滝は一見の価値!とのこと 9:30

彼らは、御前山に登ったあと、御前山避難小屋分岐から鋸山・大岳山分岐に向かって分岐から奥多摩駅へ下るという、御前山避難小屋分岐に戻ると「鋸山50分、大岳山2時間半」と示さる標識がある。


御前山から鋸山

  良く踏まれた登山道が続く、このコースは上下は多いがほとんどが尾根歩きで登山道は良く整備されとても気持ちの良いコースでした。


鋸山まで誰にも合いません!

  一度下って、山の右斜面を巻くなだらかな道になって、右が杉林の道を下って小さな上下を繰り返す、振り向くと御前山の左に富士山が木々の間に見えている。

9:55 小さなピークのクロノヲ山(標高1170b)に着く、下って登り返すと5,6分で鞘口山(標高1142b)、ベンチが置かれ一息入れるには良い所だ、細い道(道標には行き先が記されていない)が分岐している、10:05 大ダワ0.9`―御前山1.9`地点、大ダワに向う。

 登山道は明るく気持ちの良い尾根道が続く、右下に林道が見える、大ダワから秋川渓谷への林道だ。ピークを越え急坂を下る所で大ダワに車を停め登ってくる三人組みに合う、「御前山のカタクリはイノシイにやられたかな?」と言う、なるほどカタクリの少なくなった理由はイノシシだったか!

 またピークを越えると避難小屋の脇に着く、小屋には布団が積まれ、5,6人は泊れる、大ダワは直ぐ下である。

 10:50 大ダワは奥多摩町と秋川渓谷を結ぶ鋸山林道の峠で5,6台の車が停まっている。

  大ダワから大岳山・鋸山に向う登山道に取付く、杉林を数分登ると、大岳山・鋸山分岐で左折し急に細くなった登山道を登る、梯子場を通過するとすぐに鋸山の左の稜線に飛び出るので下の大岳山・鋸山分岐で右折し、大岳山への稜線に出て、鋸山へ戻るように左折すると、鋸山山頂(標高1109b)に難なく登れます。

  富士山が再び見えるが、この先はでは望めない。前方に見える大きな山は本仁田山だろうか、一回目の下りから登って行くと、左には惣岳山、御前山が見え、御前山からクロノヲ山、鞘口山の稜線が望め、11:35


御前山からクロノヲ山、鞘口山の稜線が望む

  二回目の下りは長い鎖場がある、鞍部に下って登り返し、幾つかの岩場を越えて行くと 12:05 三回目の下りは、杉林の中で、雑木林になって、送電線鉄塔が建ち、登計峠に下る。


愛宕神社へは岩場を越える 可憐なミツバツツジが咲く

  愛宕神社へ登って行く、愛宕神社周辺はミツバツツジが咲き誇る。


ミツバツツジの咲く岩場

  神社のすぐ下に石のベンチが幾つもある展望台で、奥多摩町が眼下に広がって国道411号が山間をくねくねと青梅へと下って行く様子が見える。愛宕神社から188段という石段を下って町営駐車場前に下る。

HP:わたしの天気予報