枝折峠から小倉尾根を登って、駒ケ岳へ、下山はグシガハナ経由大倉へ、翌日は八海山を歩いてみたい!
越後駒ケ岳(標高2003b)グシガハナ(標高1811b)八海山入道岳:標高1778b)

日程2007106-8日(土-日)体育の日 晴れ

お願い、このページをご覧になった方は、夏の暑い日にはここを登らないでください、
特に同じコース、越後三山縦走は水場がなく、2008/7下旬に水不足、熱中症の人が続発しています。

 


グシガハナ
右が八海山、後ろは八海山から中ノ岳の縦走路

 

 越後駒ケ岳の紅葉は綺麗で知られている、小出から枝折峠へのバスは日曜祝日のみ運行で、この三連休の初日は土曜日で枝折峠タクシーを利用することになった。同行の友人に負担を掛けてしまった。

 駒ケ岳への登山コースは枝折峠「明神尾根コース」、駒ノ湯「小倉尾根コース」、銀山平「道行新道コース」、水無川渓谷「グシガハナコース」のコースがある、小倉尾根コースも歩いてみたいのだが、同行者のことも有って無理はできず、標高1065bから歩き出す明神尾根コースを選択した。

 現地の人に聞けば、小倉尾根コースを通過する場合は、枝折峠からのバスが使えないと言う状況のときだけ利用されているようです、八海山の千本桧小屋のご主人らによると「小倉尾根コースは下り・上りとも大変で、そのうえ駒ノ湯から小倉山まで展望も無い」とのことである、ただし、グシガバナコースの水無川渓谷を下ると思えばやさしいものだとのこと。

 下山はグシガハナコースを選択、六日町の友人から「このコースは刈込みがされておらず、大変厳しいコースであり、、」とご忠告のメールを頂いた。

 グシガハナコースを降りた後は荒金の民宿「丸善旅館」に泊めて頂く「夕食・朝食さらにお弁当のおにぎりは、魚沼コシヒカリで実に美味しい」、翌日は八海山ロープウェーの始発(8:00)に間に合うように、若奥様の愛車で送っていただくが、彼女の努力にも関わらず、こちらの都合で始発に乗ると言う気分を味わえなかった。

 八海山はロープウェーで標高1147bまで上がり大日岳の標高1720bで、標高差700bで楽そうにみえるが、そう簡単なコースではない。

コース

前夜:常磐線牛久駅21:07=(常磐線・山手線)⇒22:30新宿駅23:09=(ムーンライトえちご)⇒3:39長岡駅5:43=(上越線)⇒6:17小出駅

第一日目小出駅6:25=(タクシー)⇒7:05折橋峠7:10―(0:20)→明神峠7:30―(0:05)→銀山の道出合7:35―(0:00)→標高1236b7:35―(0:30)→沼地8:05―(0:05)→8:10展望の岩場8:15―(0:25)→道行山(みちゆきやま)登山口分岐8:40―(0:10)→湿地帯(ぬかるみ)8:50―(0:20)→小倉山手前のピーク9:10―(0:10)→小倉山(標高1378b)9:20―(0:55)→百草(ひゃくそう)ノ池10:15―(0:35)→前駒(滝ハナ沢源頭)10:50―(0:25)→11:15駒ノ小屋11:20―(0:10)→11:30主稜線(中ノ岳分岐)11:35―(0:05)→11:40越後駒ケ岳山頂(同行者待ち)12:40―(0:25)→中ノ岳・グシガハナ分岐13:05―(0:00)→九合目道標13:05―(0:15)→シャクナゲ群生(ここから藪尾根)13:20―(0:20)→グシガハナ(標高1811b)13:40―(0:40)→最初の大きな松14:20―(025)→松と岩場(展望)14:45―(0:20)→尾根を左から右に移る15:05―(0:10)→15:15力水(ブナ林)15:30―(0:05)→松林(展望)13:35―(1:50)→松の大木16:05―(0:20)→雪見ノ松 二合目道標16:25―(0:05)→展望の良い水平部16:30―(0:15)→16:45十二平(同行者待ち)18:45―(1:10)→19:55越後三山森林公園=(お迎えの車)⇒20:20丸善旅館

丸善旅館 949-7235 南魚沼市荒金325 Tel.0257-79-3129  水無渓谷から下って右側道路沿い、国道291号手前、徒歩で行ける八海山麓スキー場

第二日目:荒金:丸善旅館=(若奥様の愛車)⇒8:00八海山ロープウェー山麓駅8:20=(ロープウェー)⇒山頂駅8:30―(0:02)→展望台の大きな非難小屋8:32―(0:08)→八海山展望8:40―(0:10)→四合目半・大倉口分岐8:50―(0:05)→漕池(こぎいけ)入口(漕池往復8:55―(0:25)→胎内くぐり岩9:20―(0:10)→池ノ峰(標高1296b)9:30―(0:05)→9:35女人堂9:40―(0:10)→祓川(はらいかわ)の水場9:50―(0:05)→草付き斜面の美しい祓川源頭部9:55―(0:25)→鎖場10:20―(0:05)→薬師岳(標高1654b)10:25―(0:05)→10:30千本桧小屋(阿寺山行きここで中断)11:15―(0:05)→祓川の水場12:00―(0:10)→12:10女人堂12:15―(0:10)→池ノ峰(上部の胎内くぐり岩入口)12:25―(0:05)→漕池12:30―(0:05)→五合目道標12:35―(0:15)→四合目半・大倉口分岐12:50―(0:10)→小さいピーク(この辺り越後駒ケ岳が美しい)13:00―(0:05)→八海山展望13:05―(0:05)→木道13:10―(0:00)→13:10展望台の大きな非難小屋13:17―(0:03)→ロープウェー山頂駅13:20―(作業道路)→14:50ロープウェー山麓駅15:25=(バス)⇒15:50六日町駅17:26=(上越線)⇒土樽駅18:12=(上越線)⇒土合駅18:22=(上越線)⇒18:33水上駅18:35=(上越線)⇒19:38高崎駅20:00=(上越線)⇒21:43上野駅21:55=(常磐線)⇒22:53牛久駅

 

 小出駅から枝折峠経由銀山平行きのバスは6/110/21の日曜・祝日7/208/31毎日運行(小出駅6:307:35枝折峠⇒8:00銀山平、銀山平17:4016:35枝折峠⇒17:40小出駅)となっており、関東地方から10/6,7,8(体育の日)の三連休を利用して越後駒ケ岳を登る人達にとって不都合である。車で枝折峠に着き、大勢の登山者は枝折峠から駒ケ岳を日帰りで往復しているのが現状で、このバスを頼る人は多いと思う。また、越後駒ケ岳から中ノ岳やグシガハナへ向かう人にとって特に貴重なバスですね。連休で土・日・月は入る時は土日の運転が欲しいものです(登山者の都合だろうか?)。

 越後三山縦走でバスを利用するなら、スタートを八海山にして、越後駒ケ岳の下山を日曜にして、バスを使う工程を組んだ方がよさそうです。今回は日曜に登るのも好いが土曜が無駄になる。

  新宿駅23:09のスタートし、高崎で30分ほど停まるけれど、3:39には長岡駅に着いてしまう、登山姿で降りた15人ほどの人々は全員地震後に作られたと言う冷暖房の待合室に入り、長岡駅5:43発越後中里行きを待つ。既に登山はここから始まっている。

  定刻5:43に長岡駅を発車、6:17小出駅着、予約していた小出タクシーの運転手さんが待っている、長岡から乗った登山姿の人々もそのままタクシーに乗り込むらしく、6台ほど待っている。小出タクシーTel025-792-0019

  越後三山の展望で良く知られている小出橋を渡る、今日は見えない、車で枝折峠(しおりとうげ)に入った人は既に道行山辺りまで登っている頃だろう、夜明けの明神峠から眺める銀山湖周囲の雲海は美しい(下山者に聞くと早朝雨だったそうです)。

 


奥只見湖の雲海

 

  タクシーは前後に車も無く快適に湯之谷を走り、右に美しい越後駒ケ岳が見えてくると、駒ノ湯入口バス停、ここから山岳コースになって厳しいカーブが続くが、2000年に通過した頃に比べると驚くほど良くなっている。

 ぐんぐん高度を上げると、越後駒ケ岳は益々高くなって、遠望だが右に枝折峠が見えてくる辺りが一番美しい。

枝折峠に着いてまた驚く、駐車場が広くなってトイレも新設、タクシーの運転手さんも自慢するのが登山口の取付き点が広い道に整備されている。

  標高2003bの越後駒ケ岳へのスタート地点枝折峠の標高1065b、トイレの裏から、周囲の展望を楽しみながら最初のピークまで登る、ここまでは整備された広い道です。ピークに立つと、黒い姿の荒沢岳が飛込んでくる、そして奥只見湖から昇る雲海が荒沢岳から続く尾根を越える光景は見事です。

  登山道は尾根の左をトラバースして行く、紅葉はまだ始まったばかり、最初に出合う道は銀ノ道銀山平から明神峠を経て駒ノ湯へ下っている)、直ぐ上に明神堂が祭られている。10bほど登ると明神山(標高1236b)の小さなピークに飛出る、今日は駒ノ小屋泊まりのカップル、長岡の男性(63歳)の人に出遭う。

展望はなかなか良い明神尾根、ちょっと下ると二つほど沼(雨の降った後だけ?)が現れる。登り返すと大きな岩場、奥只見湖の雲海展望はここで終わる、荒沢岳が益々雄大になって、銀山平から前ーを経て荒沢岳に突き上げる厳しい尾根のルートが良く見える。8:15 標高1235b。

進行方向に越後駒ケ岳から中ノ岳へ続く稜線が見えてくる、潅木帯の坂道を登る、ピークから下ると道行山分岐 8:40、ここから道行山を登って、道行新道経由で銀山平へ下ることができる。

ここは越後駒ケ岳に向かってどんどん下る、下り切ると、ぬかるみのひどい登山道が続く、登りが始まり一個目のピーク、さらに登り小倉山かと思うが、さらに高いピークへ登ると、小倉尾根コースが合流する小倉山(山頂直下を巻いてしまう)に飛出る、9:20。展望は素晴らしい。山頂の方から下ってくる小倉尾根コースはあまり歩かれていない様子。

広く開けており休憩には良いところで距離的にも枝折峠と山頂の中間、この先標高1459bのピーク、さらに急登後小さいピークを越え、越後駒ケ岳の全容が見えてくると、百草ノ池、背伸びをして見ると笹薮の中に池が見える 10:15 。ここまで越後駒ケ岳の山頂以外は右の稜線に隠されていたが、ここから山頂から右に伸びる稜線、左に伸びる中ノ岳への稜線を従えた姿は素晴らしい。ここから本格的な越後駒ケ岳への登りが始まる。

 


前駒&越後駒ケ岳
百草ノ池手前から、だいぶ紅葉が進んでいる

 

ここから直ぐ上に見える前駒への急登が始まる、この辺りのナナカマドは赤い実を付け色付いている、その向こうに荒沢岳、10分ほど登れば眼下に百草ノ池が瞳の様に輝いている。

枝折峠から早朝登った人達が下ってくる、聞くと 3時半、4時、5時からと暗いうちにスタートした人々です。中ノ岳から兎岳に続く稜線の向こうに、尾瀬主峰、双耳の燧ケ岳が頭を見せ始める、登るに従って大きく展望は成長する。

左、北ノ又川の源頭、右、大チョウナ沢の源頭がせりあがる、岩稜帯を登る、苦しい登りがしばらく続く、前駒に手が届く位置、先行した若者が万歳をしている、若者6人のグループ(駒ノ小屋泊まり)が休んでいる。

前駒(標高1763b)に飛出る、疲れを忘れる美しい光景が飛込んでくる、ここから山頂まで見頃の紅葉、ここの大きな岩の斜面は休憩に良いが、しばらく歩き易い平坦な道で気持ちがとても良い所、越後駒ケ岳から続く中ノ岳への稜線の凄さを見ながら大きな斜面を登る、岩場には鎖もある、急な斜面です。

 


駒ノ小屋直下の岩場から

 

駒ノ小屋に着くと、庭先は大きなベンチ、展望は凄い、特に小屋の裏に回って見ると、越後駒ケ岳山頂へつきあげる大きな岩壁は見事、岩には紅葉の飾り物があって素晴らしい。 水場は小屋から5分ほど下るが急な坂ではない。

 


駒ノ小屋周辺も紅葉狩り真っ盛り

 

青空に浮かぶ越後駒ケ岳山頂へ向かう、草紅葉に飾られた斜面を登る、邪魔をする木々も無く大きく広がる展望を振り返りながら、登りつめた地点は中ノ岳に続くルートと山頂への分岐、真正面には八海山の全ピークが一目で望める好展望地点、中ノ岳に向かう稜線はため息の出るほど素晴らしい眺めです。

ナナカマドが真っ赤、2003bの山頂は紅葉真っ盛り、その中をやや下って、登り返すと360度大パノラマの越後駒ケ岳山頂に到着11:40 、長岡の男性、小屋泊まりの若いカップルも次々と到着、同行の友人も到着12:40

八海山の奥に金城山、左の大きい山容は巻機山、中ノ岳、平ヶ岳、至仏山、日光白根山、男体山、会津駒ケ岳、振向くと守門岳、浅草岳などの越後の山々が見えている。良く晴れている。

グシガハナを登って来た男性(茨城県守谷から)から情報をお聞きし、越後駒ケ岳山頂を後にする、グシガハナは中ノ岳に向かう稜線から右に外れ鋭い峰を見せている。

駒ノ小屋から登った分岐点まで戻って、しばらく中ノ岳に向かって稜線漫歩、美しく紅葉に飾られた稜線を下ると、グシガハナと中ノ岳分岐13:05 右に折れグシガハナコース(水無川渓谷コース)に入る、直ぐに九合目の道標、雲竜ノ峰と呼ばれるところ、実に見事な展望が広がって、気持ちの良い所で、快適な稜線漫歩が楽しめる。

右から越後駒ケ岳、左から中ノ岳、正面から八海山と越後三山に囲まれる好展望の稜線、下り切ると水平部が続く、越後駒ケ岳から中ノ岳への縦走コースが一望、そして中ノ岳から八海山に続く稜線も一望、越後三山に馬蹄形に囲まれた水無川渓谷の凄さにただただ驚くばかりです。

右の越後駒ケ岳から続く、郡界尾根から谷へ落ち込む急斜面恐ろしいほどの光景です。

小さな鞍部からシャクナゲが現れ、ここまで見えていた登山道が木々に隠れてしまう、木々の根、足元を確認しながら進む、谷川岳の桧の廊下、帝釈山の稜線等良く有る刈込みのできない尾根はあちこちにあり、驚くことは無いが、初体験の同行者はなにやらブツブツ言っている。

 


この姿はグシガハナからでないと
越後三山の最高峰中ノ岳

 

人の声がする、グシガハナ(標高1811b)のピークに飛出る、出遭った人々は十二平から想像した以上の登山道を経験したようで、ただただ驚いて、「下りは危険、登山道は不明よ!」と言っている、これでは、私達にとって何の助言にはならない(助言とはこの場合私達は下山を決めてきているのだから、せめて登山道の様子である!こちらからは、この先越後駒ケ岳までの様子を伝える、彼らは駒ノ小屋に泊まるのだそうです)。

グシガハナの大展望、一級品である、しっかり楽しんでから、ここは越後駒ケ岳山頂で出遭った茨城県守谷からの男性(すでに私達を抜いて下っていってしまった)の情報だけを頭に入れグシガハナからの急坂に取付く、いきなり急な斜面を下る、10bほど補助になる枝も無く前に転がる感じだ!

ツガ松の間をどんどん下る、ただ道はまったく迷うようなことは無い、しかも木々の間というか下をすり抜けるので足元は明瞭でし、少なくとも今日はここを5,6人(下った人は守谷の男性)が通過しており、足跡も残っている、太い根、笹に助けられ急降下、時々見事なツガ松が現れ、松の根元はちょっと休憩に良い、同行の友人も懸命に続いている、地図に人松、我忘峰とあるがここらしい所は有るがはっきりしない、14:20

ようやく、登山道がはっきりと現れる、今度は背の高さを越える笹薮、14:45 笹薮から抜け出し、今歩いている尾根筋が明確になってくる、周囲の展望を楽しめる余裕が出てくる、大きく崩れた岩場に出る、水無川渓谷の滝が幾つも見えるけれど暑い日の続いた夏の為かその滝を流れ水は枯れている。

15:00 岩場を離れると藪道、ただ、迷うようなことは無い、急坂は続く、この辺りが六合目だろうか。急に登山道が尾根の左を取っていたが、右に変わる、15:05 ブナ林が現れホットする、だが急坂は変わらない、右に変わって10分ほど下ると大木のブナの根元に「力水」(標高:1200b)15:15 が置かれている、ここは三合目です。

 


郡界尾根
凄いスラブは圧巻

 

力水、水場を探すが足跡は無く水場は特定できない、友人は水不足になっていたようだが、登山道から離れ水場を探す体力は使わず十二平まで頑張る、車道終点の十二平まで1時間半である

力水から数分下りと松林の展望地、八海山の峰々が手に届く位置に見える、右の群界尾根の凄さも目に入る15:35。また急坂、細い尾根状を下っている、この辺り本当に急坂です、日が落ちるまでに通過しておきたい危険遅滞(急な吊り尾根状で30bほど続く、木々が助けてくれる)。

シャクナゲの大群落、再び松の大木、16:05 八海山の稜線から流れ落ちる沢は幾つもの滝を重ね見事です。標高850bの二合目雪見ノ松の道標を見る、左右八海山と群界尾根の沢群が良く見る、急降下しほっとする水平部、十二平は近い、後20分である、その20分が急降下で凄い。

三山馬蹄形の間を流れる水無川が見えてくる、最後は長い芝のような湿っぽいところを通過、足元に水場が現れる、美味しい水である、これほど美味しく感じた水は久しぶりである

16:45 十二平に飛出る、まてども・まてども同行の友人が下ってこない、力水までは直ぐ後ろだったのに、17:30 薄暗くなってきた、大きな声で呼びながら、急いで雪見ノ松を目指し登る、20分ほど登ると同行の元気な声が聞こえ、同時に真っ暗になってきた、彼のヘッドランプが光る。

18:30 無事 友人も十二平に下山、500_を渡すと一気にその一本を飲み干す。登山には水が大切です!

谷から見上げると満点の星空、こんな夜は、月明かりは期待できない、ひたすら周囲の沢の音を聞きながら越後三山森林公園を目指す。10分ほど下ると、駐車場が有って二台停まっている、暗くて良くわからないがオツルミズ沢辺りだろう。

携帯電話が機能するのは越後三山森林公園に着く直前、宿泊先の丸善旅館に電話を入れると、「水無川がどちらに見えますか?」、「左です」、「直ぐ行きます」と言って数分で真っ暗の中を一台の車、同行の友人も私も限界、嬉しいお出迎えでした。

疲れた体には風呂は最高、夕食は魚野川を昇ってくるサケ料理、大きなロールキャベツ、煮物、、に魚沼コシヒカリ。

第二日目荒金:丸善旅館,朝食は7:00、若奥様の愛車で八海山ロープウェー山麓駅へ送っていただく、始発は8:008:20のロープウェーに乗って、山頂駅。

8:30山頂駅から、数分登ると展望台のある非難小屋、木道を踏んで、登ると八海山の八ッ峰が良く見える地点に着く、さらに登ってピークを過ぎると、越後駒ケ岳が姿を現す、少し下ると四合目半出合(大倉口分岐)8:50 さらに下って、歩き易い登山道を行くと、五合目の道標、薬師岳が雄大に見えてくる、凄い迫力である、その左に越後駒ケ岳が覗いている。

漕池入口、モリアオガエルの生育地とのこと、30bほど入ると神秘的な漕池がある、登山道に戻り、急坂を登ると巨岩「胎内めぐり」、踏み後有る。

胎内めぐりを巻いて登り、短い梯子を登れば、漕池が眼下に見え、さらに登ると池ノ峰飛出る、右に踏み後が有るが胎内めぐりコースになっている。峰は展望が良く、一度下る、この辺り紅葉の綺麗なところだろう。よじ登って女人堂の広場に飛出る 9:35

ちょっと下って、平坦な登山道、祓川の水場に着く、冷たく美味しい水、ここから薬師岳まで急登が続く、水場から5分ほど登ると草紅葉の綺麗な斜面が現れる、祓川の源頭部になっている。

やがて、女人堂が眼下に見え、深い溝の登山道になり、キツイ登りが続く、10:20 長い鎖場に挑戦、30b以上、登り切ると薬師岳 10:25 大展望が待っている。

昨日下ったグシガハナが良く見える、越後駒ケ岳から左には群界尾根が伸び、右に中ノ岳への稜線が中ノ岳に続き、グシガハナはその真ん中に位置し、八海山に向かって睨みをきかしている。

 


グシガハナ
左が越後駒ケ岳、中央がグシガハナ、奥の極小さい峰は荒沢岳
八海山から撮影

今回の予定は八海山と阿寺山の縦走(時間的に無理な工程)、この先の千本桧小屋まで行って下山を決意する。

千本桧小屋のご主人のご説明だと「紅葉時期は小屋の前が足の踏み場所も無いほどテントが貼られる」とのこと、ここから眺める八ッ峰の先頭の地蔵岳(標高1707b)素晴らしい。

11:15千本桧小屋から越後駒ケ岳と中ノ岳の大展望を充分楽しみ下山返し、屏風道は登り専用、大日岳経由の新開道も有るが、ロープウェーに引返すことにする、薬師岳から下る鎖場で渋滞したが、特に問題な女人堂12:10、池ノ峰(胎内めぐりを除くと中に梯子がある)12:25、四合目半出合12:50 ロープウェー山麓駅13:20

ロープウェー山頂駅の左側に作業道路があり、ここを下る、道路から眺める八海山は素晴らしい、金城山と巻機山がとても雄大に望める、ただ、急坂が多く簡単ではない、特にロープウェー下を通過して右側に出ると、凄い急斜面になる、二組の家族が楽しそうに下っていたのはとても好ましい姿でした、きっと今夜は家に着き思い出話で花が咲いたことだろう。

ロープウェー山麓駅14:50着 六日町行きのバスは15:25発、お土産店の人の話「阿寺山は6月のお花の咲く頃が一番ですよ!」ということです、5月の連休はまだまだ例年だと八海山稜線には雪が残っているとのことだ、次回は6月ですね!

中ノ岳の登山口である、十字峡の紅葉は二週間後かなとのこと、ただ中ノ岳は標高2085bで稜線は越後駒ケ岳と同じで、兎岳・丹後山縦走は紅葉は始まっている。

六日町発17:26の電車に乗り、水上・高崎駅の乗り継ぐと上野駅21:43着、谷川岳の登山口土樽駅18:12、土合駅18:22と最終電車になっている、谷川岳から下山の人達が乗り込んできて、同様に水上・高崎駅で乗換える、ちょっと居眠りをすると上野駅。

土日は良い天気に恵まれました、翌日丸旅館に、送り迎えのお礼の電話を入れると、今日は朝から冷たい雨だそうだ!

   HP:わたしの天気予報